野田新首相の評判が、思いのほか、いいみたいだ。
あのウルウルした目はダチョウ倶楽部の上島にそっくりだなぁ、と、
ひと目見た時から思っていたが、今やネットでそのことが満載だ。
ま、誰の思いも同じ、というところか。
野田さんは麻生・鳩山・菅各首相らにないものを持っている、
…というか、人間の雰囲気自体が、それらの人たちと全然違う。
見た目はイマイチだけど(失礼。アイム総理~)、
余計なパフォーマンスをしない、という感じはする。
仕事をするふりだけ達者、という首相には飽き飽きだから。
野田さんには「愚直な」という形容詞がつくこともある。
この言葉は、馬鹿正直とか気が利かないという意味なので、
まさか本当に愚直なら、一国の総理など務まらないだろう。
要するに、そう見えるのが、日本人好みなのだと思う。
「愚直」な外見のわりに、口を開くと、話が上手で中身が濃い。
その言葉は、何気ないようでとても周到、かつ深みを感じさせる。
普段は、ぼぉ~っと見えているが、話す言葉は味わい深い…
というのは、映画「ロッキー」の主人公を思い出させるなぁ。
そんなことで最近のテレビ報道等では、野田さんを知る人は、
口をそろえて、「いい人です」と言ってほめている。
やはり「地味」というのが、みんなを安心させるのかも知れない。
野田さんの奥さんも、人前に出ることはニガ手だという。
元宝塚ガールだった鳩山さんの奥さんや、
夫顔負けの論客だった菅さんの奥さんのように、
目立ちたがり屋の奥さんでは全然なさそうである。
そんなことも野田さんを引き立てる一因となっているのかも知れない。
ともあれ、野田さんの評価は、上がる一方だ。
世論調査による支持率も、大きく上がった。
まさに、人気はウナギのぼりである。
ウナギのぼり…?
は~て。
野田さんは、ウナギではなく、ドジョウではなかったのか…?
本人はしきりに自分のことをドジョウ・ドジョウと言っているが、
いつのまに、ウナギになっちゃったわけ…?