新聞を読んでいたら、広告欄に、
さぁ、「ことば」を育もう!
という見出しで、「語彙・読解力検定」の案内広告が載っていた。
はァ? 「語彙・読解力検定」って何…?
そういうものがあるということを、僕は知らなかった。
広告によると、朝日新聞社とベネッセという会社が共同して主催し、
次は11月13日に第2回目の検定試験が行われるということであった。
気になったので、詳しいことをパソコンで調べてみた。
ここに検定の説明があるので、そのまま引用すると…
『語彙・読解力検定』では、日常生活で身近に接する新聞や国語辞典を素材として問題を開発しています。その問題を通して、単なる「語彙の知識」だけではなく、「語彙の運用力」や「読解基礎力」を合わせて測定します。みなさまが生涯学習の中で、自ら社会を読み解き、たくましく生きる力を培うことを『語彙・読解力検定』を通して支援していきます。すべての学びは「語彙力・読解力」から始まります。
ということである。
なんだか、面白そうだ。
11月の検定が第2回だから、まだ出来たばかりである。
級は英検などと同じように、1級から5級まであり、
1級の下に準1級があり、2級の下に準2級がある。
全部で7つの級があるわけだが、今のところ実施しているのは、
準1級と2級と準2級の3つで、あとは「開発中」とのことだ。
試しにネットに出ている3つの級の出題例にチャレンジしてみた。
検定は、一般的な言葉の意味を問う「辞書語彙」、
社会の出来事やニュースの言葉の意味を問う「新聞語彙」、
そして新聞の社説などの記事をどれだけ読み解けるかの「読解」。
この3つの領域から出題される。
出題例にチャレンジした結果は…
「辞書語彙」と「読解」はまぁまぁというところだったが、
「新聞語彙」はかなりむずかしかった。
社会、科学技術、文化、医療・生活の4分野があり、
これらの知識がなければ、まるでわからない。
幅広い分野での知識が求められる。
受検会場は全国7ヵ所だけど、大阪は北と南の2会場がある。
よし、この検定を受けてみよう。
さっそくネットで準1級の受検を申し込んだ。
実施日は、前述したように11月13日である。
公式テキスト「合格力養成BOOK」というのがあるので、
ネットで申し込もうとしたら、送料だけで500円もかかるという。
1,260円のテキストに500円は高すぎるじゃないか。
そんな出費はアホくさいので、書店へ探しに行った。
書店を2軒回ったが、「資格試験」コーナーにあるのは、
英検や漢検のテキストばかりで、このテキストはなかった。
帰宅してもう一度ネットを見たら、
「朝日新聞販売所からもお買い求めいただけます」とあった。
うちは朝日新聞なので、さっそく販売所へ電話してみた。
「語彙・読解力検定のテキストってありますか…?」
と訊いてみたら「取り寄せになりますが」とのことだった。
「送料とかは、いりませんよね」と僕はいちおう念を押す。
「はい、いりません。取り寄せたらお宅へお届けしますけど」
そう言ってくれたので、よろしく~とお願いした。
そんなことで、2ヵ月後の検定に向けて、少し勉強することになる。
実はここのところ、英検準2級を受けるつもりで英語を勉強してきた。
10月の検定をめざして、試験問題集などをやってきたが、
どうもリスニングと長文が難しくて、壁にぶつかっている。
さらに、面接試験も、まだまだ自信がない。
短期間で集中的に勉強を、と考えていたが、もう少し長期戦略が必要だ。
やはり英語の聴き取りや長文の読解は、
じっくりと時間をかけなければ身につかない。
…ということで、英語の勉強は続けているが、計画の立て直し中である。
「語彙・読解力検定」は、その気分転換になればいいなと思っている。
二兎を追う者なんとやら…になるかも知れないけれど。