僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

短命首相と長命耳鳴り

2011年09月01日 | 心と体と健康と

毎年、首相が変わる。
首相が変わるたびにブログに必ず書いていることがある。

それが、耳鳴り。
これは、もはや僕の中で恒例になってしまった。

今回も野田新首相が誕生したので、これを書かなければならない。

僕の耳鳴りは4年前、2007年の9月に発症した。

忘れもしない9月26日の夜。
ちょうど福田新首相が誕生した日だった。

その後の首相の変わりようは、次のとおりである。

91代 福田康夫  2007年9月26日 
92代 麻生太郎  2008年9月24日  
93代 鳩山由紀夫 2009年9月16日
94代 菅直人   2010年6月8日
95代 野田佳彦  2011年このたび

耳鳴りが発症したのが福田首相の就任と同じ日だったので、
退任するときも一緒に耳鳴りが消えてくれぇと念じていた。

そして1年後に、福田首相は退任した。
しかし、耳鳴りはそのままだった。

ねぇ、福田さん。
僕の耳鳴りを残して自分だけ消えるなんてひどいじゃ
ないですか。
そう思いませんか…?

で、後任は麻生太郎で、僕の耳鳴りはこのおじさんに引き継がれた。

その麻生首相も、1年後に民主党の政権交代の波に呑まれて退任した。
ここでも、麻生首相は去ったのに、僕の耳鳴りは残った。

期待された民主党も、フタを開けてみれば全く頼りにならず、
鳩山首相も、福田・麻生と同じように、1年で退任した。
だが、ここでもやっぱり耳鳴りは退任してくれなかった。

そして、福田から数えて年替わり4人目の菅直人が首相の座についた。
しかしこれもまた「政権しがみつき」の甲斐なく、このたび退陣した。
耳鳴りの方は、僕にしがみついたまま、退陣する気配すら見せない。
何度も何度も退陣要求を突きつけるのだが、耳鳴りは知らぬ顔だ。

首相は何度も変わったのに、耳鳴りは残った。

山本周五郎の不朽の名作「樅の木は残った」ならいいけれど、
「耳鳴りは残った」ではシャレにもならぬ。
このまま「不朽の耳鳴り」になるのではあるまいな。

耳鳴りは5人目の首相の誕生時にも、まだ存在し続けるのである。

首相が連れてきた僕の耳鳴りなんだからね。
人が違うも党が違うもヘチマもない。
首相に持ち帰ってもらわなければ…

野田さん、野田さん。
あなたはかつて小泉首相に、国会の質問の中で、彼の世襲を批判して、
「小泉さんは四世でしょう。ルパンでも三世までですよ」
と、イキなことをおっしゃってましたよね。その顔で。

またアテネ五輪の室伏選手の金メダルにひっかけて、
「室伏選手はハンマー投げですが、小泉さんは丸投げの金メダリストです」
と、味のあることをおっしゃてましたよね。その顔で。

僕の耳鳴りに対しても、その顔で、何かひと言、
こいつをヘコますようなセリフを投げつけてくれませんか?

そして退陣される際には、この耳鳴りも一緒に連れて消えてください。

僕が、新首相に期待することといえば、そのことだけです。

 

 

 

 

コメント (2)
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