~ 市村サンや加藤チャンに比べたら ~
孫であり、養女でもあるモミィは、来月に6歳の誕生日を迎える。
これだけ年の離れた「娘」を持つ身になると、いろんな不安が胸をよぎる。
モミィが成人に達するまで、あと14年の歳月を待たなければならない。
そのとき、僕は76歳である。「後期高齢者」と呼ばれる年齢だ。
彼女がせめて成人式を迎えるまでは、元気でいてやりたい。
そう思い、最近は、マジメに自分の健康を気遣うようになった。
好きなお酒も、これまでみたいな飲み過ぎはいけないと思い、
今後は節酒を心がけるためにと、2ヵ月間の禁酒もしてみた。
なんとか健康を維持し、元気に生きて行かなければならない。
それでも1949年生まれと2005年生まれでは56歳の年齢差がある。
長生きすると言っても、限度がありますしねぇ。
モミィが成人する前に僕も妻も亡くなれば、困るだろうな。
若くして親がいないということは、社会的にも不利益が生じる。
たとえば、就職や結婚にも影響するのではないか…
などと、この先の憂うべき事態を想像してしまうのだ。
これまで若い頃に戻りたい…な~んて考えたこともなかったのに、
モミィを引き取ってからは、あと10年若かったらなぁ、と思う。
そんなとき、お昼のワイドショーを見ていたら、
女優の篠原涼子さんが第2子を妊娠…という話題が出た。
彼女は38歳だけど、夫の市村正親さんは僕と同い年の62歳である。
ふ~む。よくやりますよね~。
まあ、母親が30代だから、
子どもが若い時に両親を失うという心配はないけれども、
父親にとってみれば、62歳も年の差がある子どもである。
生まれてきた赤ちゃんが成人となるのが、82歳のとき…。
やっぱり市村さんは、それまで絶対元気でいようと思っているだろうなぁ。
そして、それに輪をかけたようなヒトが、加藤チャンだ。
ご存知のように、このたび、45歳年下の女性と結ばれた。
加藤チャンは68歳で、お相手の女性は23歳である。
その加藤チャンのインタビューを今日、テレビで見た。
加藤チャンは「100歳まで元気で頑張るぜ~」と気炎をあげ、
子どもは2人は欲しいし、その子たちを海外の大学へ行かせたい。
それを自分の目で見届けるのだ、と大いに張り切っていた。
子どもをつくれるのかどうか…多少気になるけれど(笑)、
めでたく授かったとすれば、約70歳年下の子どもである。
子どもが成人に達する時、父親の年齢は90歳ということになる。
そ~か。
…と、ワイドショーを見ながら、何となく気分が安らいだ。
モミィが20歳になったとき、僕は“まだ”76歳なのである。
わか~い…ですよね。