めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

不安だらけの日本人

2015-11-26 17:23:25 | 日本人

街中を歩くと、早くも、ジングルベルの調べが流れてきて、商店や街角に
煌びやかに飾られたクリスマスのオブジェやディスプレイが心を踊らせます。
年間を通して、様々な祭りが催される我が国においても、海外から渡って来た
行事が、毎年人々の気持ちをかき立てるのは、世界の誰もが、御互いの幸せと笑顔を
願っているからなのかも知れません。

しかしながら、この思いも空しく、世界の情勢は、次第にキナ臭くなり、いつ何時

大きな戦いに発展するかもしれない不穏な状況にに有ります。
更には、頻繁に起こるテロの惨状は、世界中に恐怖と不安を生んでいます。
戦後半世紀以上平和な日本が続いてきたとはいえ、近年は、様々な事件が起こり、
内外ともに、私たちの生活が決して安心できない、むしろ、身の危険を感じながら
生活する時代に変わってきた様にも思えます。

それにしても、人間は、これ程にも、争いをしたがるのでしょう。

御互いの思いが優先し、他を認められない欲望の延長が悲しい事態を
引き起こしています。

誰もが、わざわざ苦しみや悲しみを得ようとしている訳ではないのですが、
例え、良かれと思ってした事でさえ、相手にとっては、苦痛であったり、苦しみであったり
思いもしない様に受け取られることは、単に人間同士の間で起こる事だけでなく
国と国、地域と地域、宗教と宗教と言う間で、常に生じている大きな問題です。

自分の事は簡単に主張できても、他人の事を認める事はなかかな出来ないのが

欲に駆られた人間の状況でもあります。
個人的な小さな争いから、国同士の戦いまで、自分たちの主張を貫こうと争います。
しかし、強大な力を持ってして、自分たちの思いを遂げたとしても、その後の世界は
様々な苦しみや悲しみ、怒り、憤りを生むものです。

戦いに勝ったとしても、必ずや多くの人々が長く苦しむのが戦争の不幸です。

そんな繰り返しが人類の歴史であるならば、いかに人類は愚かで下種な生物でしょう。
平和は、次の争いの息抜きの様に、世界中で繰り返される争いは、多くの人々を傷つけ
沢山の幸せを奪ってしまいます。
こんなにも明確な愚行を、何故、私達は繰り返すのでしょう。
また、その可能性のあることに、頭を突っ込むのでしょう。

君子危うくに近づかず、と言いますが、君子は、危うい事に国民を近づけない筈です。

争いがそれぞれの欲望で生まれる様に、政治も欲望で作られていく様では、
日本の平和も期待できないのは明らかです。
バブルの後、日本経済は低迷し、人々の暮らしは汲汲となりました。
しかし、今や、それ以上に、人々の心には悲しみと諦めが広まり、
心からの笑顔が見られない事に、どれだけの政治家が気づいているでしょう。

多くの人々が、彼らに期待しないだけでなく、自分たちの未来に夢を持たなく
なっています。

それ程までに日本国民の心を苦しめている今の日本の現状を、
沢山の支持を得て当選した永田町のお偉方は解っているのでしょうか。

日本丸の船長や船員たちは、日本国民をどこに連れて行きたいのでしょうか。

嵐が渦巻く海域、多くの浅瀬が有る直ぐにでも座礁してしまいそうな海域をわざわざ選び
もし、難破したら誰が助けてくれるのでしょう。

すぐさま大型船が救助してくれると思っている様だったら、本当に甘~い考えです。

自分たちも嵐の中で翻弄されているのに、小さな日本丸を助ける術は無いのです。
何時になったら、日本の誇りを持って、国民すべてが心から支持する国家を
作ろうとするのでしょう。

私達日本人は、本当に私達日本人を生かす事を考えられるリーダーが欲しいのです。



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