めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

テロは他山の石ではない!

2015-11-25 16:18:02 | 戦争

世界の争いが、大国間の戦争から、テロと言う、新たな脅威が加わり、
紛争国のみならず、世界中の国々が不安に包まれる時代と成りました。
平和主義を貫いている国家であれば、紛争に巻き込まれたりする事無く、
被害を受ける事から免れると言う時代は過去のものになりました。

いつ何時何処で起こるかもわからないテロの脅威は、日本に於いても
けっして他人事ではなく、かつての地下鉄サリン事件の様に、突然
身に降りかかっても不思議ではないのです。

かつて、アメリカのは、その強大な軍事力を持って、世界のポリスと
言われてきましたが、近年、何処の紛争地に於いてもその力は影を潜め
結果的には、より問題を複雑にし、多くのテロ支援国家を作ることにも成りました。

軍事介入によって、その国の経済のイニシアチブを握り、国力をより高めていた
アメリカの海外派兵は、すでに泥沼の中で多くの兵士を失い、自分たちの力を
誇示するどころか、アメリカ自体の国力を弱体化させる原因ともなっています。

そんな中、我が国の対外政策は、法律を変えてまで大きくその内容を変え
あえて嵐の波風が逆巻く太洋に舳先を向ける事と成りました。
当然、この新しい方針に賛同した人々は、リスクよりも経済的、国際的な
メリットを多く掲げているのですが、日本が、世界の紛争に巻き込まれたり
テロの標的となる事は無いと否定的です。

しかし、そんな想定が簡単に崩れるのが世界の現状でも有るのです。
想像もしない最悪の事態が発生する可能性は、十分に有るのです。
そんな時、当然、国を守るために、多くの自衛隊員が戦地や紛争地におもむき
日本の新たなる方針により、様々な支援をする事になります。

でも、この日本の行動を、善意を持って感じるのは日本人だけであって、
世界の人々や、テロリストは、明らかに参戦とみなすのが普通です。
当然、戦いですから、多くの死傷者が出るのは明らかです。

自衛隊員は、使命ですから、当然、そういった事態を想定していますが、
日本に残された家族や友人、知り合いの人々は、どれ程の悲しみを抱くでしょう。
更には、日本中の人々が幾度となく深い悲しみと憤りに打ちひしがれ
国全体の大きな怒りとなって新たなる行動を起こす可能性もあります。

第一次世界大戦から近年の多くの戦いに兵士を送り込んできたアメリカが、
今や、世界の紛争から手を引くことも出来ず、多くの犠牲を強いられている事を
私達はどの様に受け取ったら良いのでしょう。

政治は、その時その時の情勢に応じて、方針を決めて行けばいいのかも知れませんが、
目先の利益を得る事を優先して、将来の事を考えなくなってしまったら、
国益も国民の幸せも、全て奪ってしまう事にもなりかねません。
何年か勤め上げ、その後は、後進に問題を先送りしてしまう様な、自分達の事しか
考えられない政治は、いずれ国民を不幸にし、また、多くの悲しみを生むのです。

饒舌な政治家は、口先ではもっともらしい事を言っても、現実の世界では
想定外で逃げるのがオチです。
日本の未来に責任を取れる政治家は、もういないのでしょうか。
芸能界の二世タレントの様な、温室育ちの様な政治家が何と多い事か、、
日本の将来は混沌たる状態と言えます。






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