めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

正しい情報を知りたい!

2015-03-20 16:44:17 | ネット社会

福島沖で採取された魚から検出され放射線量が、先月初めて
基準値を下回りました。
地上の農作物と共に、漁獲された魚介類の放射線量は、
福島県の農林水産業に関わる人々にとって、未来を決める
重要な値です。

これまで、基準値を上回る放射線量により、せっかく漁獲しても

出荷することも出来ず、多くの漁業従事者を苦しめてきました。
この放射線セシウムを主とした数値は、単なる数字の問題よりも
それに伴う社会的反応に、被災地の人々は苦しめられて来ました。

震災による被害もさることながら、放射能汚染による風評は

福島全域に大きな影響を及ぼし、地震と津波、更には放射能汚染に
苦しんでいる人々に更なる重い心労となっているのです。

日本の多くの国民は、少なくともこの惨禍に心から同情し

出来る限りの援助を行なって来ました。
しかしながら、その反面、被災した地域や汚染された地域を
特殊な目で見ている方々も多いのです。

その大きな原因は、これまで報道された様々なニュースに有ります。

報道の特性として、出来るだけニュースソースの有るもの、そして
人々にインパクトがある情報を提供しようとします。
その為、被災地の惨状を知らせると共に、その地が特異な地であるような
印象を与えかねないのです。

しかも、多くの情報や正しい記録を常に使用しているとは言えず

その場限りの目先のニュースを報道しがちです。
今回の放射能汚染に関しても、その危険度は多岐に渡り報道されて
私達の心に恐ろしさを植え付けましたが、放射能の除染に関してや
放射能の影響が無くなったいる地域に対しての安全であることの
情報は殆ど入って来ません。

その為、除染をされたと言う情報が入っても、どの程度進んでいるのか

人畜に対する影響やその地で生産されている農作物の除染度等
中々情報が入って来ません。
私達は危険情報はもちろん、安全な情報も欲しいのです。
風評がいかに多いかという事は、危険な情報のみが独り歩きして
福島以外の人々の心から、不安情報が消えていない事に在ります。

これから莫大なる資本が投入され、大震災で破壊された街が再建されます。

震災前よりもはるかに近代的な街並みが出来る事は明らかです。
しかしながら、見た目は復興しても、人々の心が晴れる日はまだ遠いのです。
インターネットの発達により、世界の情報が居ながらにして手に入ります。
世界中で起こる様々な事件も、一瞬にして知ることが出来る世の中です。
でも、この情報が間違っていたり、誰かに改ざんされていたら
本当の悲劇が人々を襲う事も有るのです。



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