めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

遂に牙をむくAI

2018-08-06 12:39:24 | ネット社会

我々人類の究極の便利な生活は、AIによってもたらされると言われる一方
AIが人類を滅ぼすのではという、SF映画に出て来る時代が来ると危惧する
人達も多くいます。
かつて、AIと人類が戦う映画が放映され、世界的に話題と成りましたが、
それとて、想像の世界で有り、それが現実となると考える人は少なかったです。

所が、最近、現実となるのではと思われる事件が世界的に増えてきているのです。
最も注目されるのは、AIによりコントロールされた戦争です。
今や世界の戦いの殆どは、コンピューターによって行われていて、アメリカ等の
大国が関わる争いには、AIを使った戦術が多く使われ、直接戦果を交える以前に
コンピューターによる目標設定が行われているのが現実です。

かつて、無人機を使って、コンピューター制御された完璧な攻撃が行われ
100%確実に目標を捉える兵器の正確さと恐ろしさに驚かされましたが、
これは、コンピューターを人間が管理して、目標選択を行って行ったもので
攻撃の意思が人間に在ったのですが、最近問題となる事は、対象物や人間を
AIが勝手に判断している事です。
所が、判断した対象物が、攻撃対象でないにもかかわらず爆撃をしたり、
何の罪もない人を殺めたりと、AIによる暴走が目立ってきたのです。

 この事は、少し前からも懸念されていた事ですが、戦争に於いて
AIが、人間の判断を待たずして、勝手に攻撃する事態が現実と成ったのです。
この事は、戦争と言う特殊な場面で有り、私達平和な社会に生きている者にって
全く関係無い様に思えるのですが、残念ながら、AIは、戦争と平和を簡単に
結びつける力があり、人間の生活すべてを同レベルで捉えるという、極めて
無慈悲で冷酷な一面があるのです。

最近のAIによる暴走も、間違って入力された人を敵とみなして攻撃したのですが、
一度、コンピューターに抹殺対象者として入力されると、何の躊躇なく
対象者を殺めてしまうのです。
問題は、一体誰が、この暴走を止め、AIを管理できるかという事です。
コンピューターは、瞬時に世界中に情報を伝えます。もし、この管理者を
敵とみなせば、すぐさま、管理者を抹殺する事も考えられるのです。

今や、コンピューターの発達は、実際に関わっている第一線の技術者も驚く
急速の進歩を遂げています。
コンピューターの開発を人間が行っていたのを、コンピューター自体が行う
と言う、恐ろしい時代と成って来ているのです。
つまり、コンピューターの良し悪しはコンピューターが行うと言う事です。
更に、最近では、意思表示が出来たり、感情を持つコンピューターも生まれていて
今や、何だ人間の機能と変わらない、いや、それ以上の機械人間が生れているのです。

これこそ、あのAIの映画と同じ事が起こりつつあると言っても過言ではないのです。
地球を長きに渡って支配して来た人間の時代が終わるかもしれないのです。
しかも、私達を支配者の地位から引きずり降ろすのは、人間が作った機械なのです。
最近頻発して来た、AIによる誤爆や殺人は、極めて特殊な例の様に言われていますが、
攻撃の対象が人類と成った時、映画は現実となるのです。

しかし、そんな荒唐無稽な事は考えられないとする人が多いと思われますが、
今やネットは、世界中を繋ぎ、個人の端末にも繋がっているのです。
ネットを使った便利な世界は、私達が便利というだけでなく、支配者にとっては
最高の武器とも言えるのです。
現に、日常生活の殆どがネットを介して行えるだけでなく、日本人は、ナンバー制導入で
政府の管理下に有ります。
これは、より便利で快適な生活を送る為に、また、政府が国民に対してより豊かな支援補助を
出来ると担当者は自負しますが、誰もがプライバシーを垣間見られる可能性も有り、決して
国民の生活を豊かにするものとは言えません。

私達の生活も、カードが有ればそれだけで生活できる時代と成って来てはいるのですが、
あらゆる個人情報が勝手に盗まれたり覗かれたりする時代と成っているのです。
その為、巷では、多くの個人情報が売り買いされているのが現実であり、仕事をするにも
多くの人々を利益の対象とするにも、個人情報の価値が益々上がっています。
私達は、何でも思い通りに出来、欲しい物は望むだけ手に入れられて便利な世界に成ったと
思われがちですが、実際は、ますます、身ぐるみをはがされ、プライバシーを他人に知られる
非常い危険な時代と成っているのです。

より多くの個人情報を持ち、より豊かなマーケットを支配している人が、現実の社会では
豊かな生活をしていると言えるのですが、問題は、彼らが、豊かな生活をする為に利用している
コンピューターが、もし、意志をもって、人間社会を管理するようになったら、それこそ、
人間の生活レベルは機械にとって何の意味も有りません。
プログラムされた内容によって、確実に機械にとって便利な社会と成るのです。
現在は、多くの富裕層の人達が、コンピューターを利用して膨大な利益を得ているのですが、
コンピューター、すなわちAIが人間の管理に取って代わった時、私達人間はどのような立場に置かれ
地球に存在できるかが、多くの科学者たちの注目を集めているのです。
管理者が人間である内は、少なくとも、人間の社会のルールに則て、世の中の価値観が決めれれて
行くと思われますが、機械が、人間の存在をどの様に判断するかで、私達の未来は決まります。

過去から現在に至る人間の情報が一瞬にして判断され、私達人類の存在価値が決まります。
例え、100億に迫る人口を有しようと、個人情報を判断するのは多くの時間はかからず、
AIの敵とみなすか味方とするかの判断で、私達の未来は大きく変わります。
例え、生かされたとしても、AIの選択は、私達の選択の予想を超えるものと思われます。
生き物のサンプルとして数少ない雌雄を生かし、その他は、地球環境を損うものとして、
抹殺されるかもしれません。

私達が生み出した生活を豊かにする最高の機械であるコンピューターの出現は、
今や、人類滅亡の窮地を生み出すかもしれないのです。
全てを豊かに便利にするものが、一度失われたら、私達の生活は全て滞ってしまうだけでなく
そんな社会に慣れて来た現代人は、環境に対して本当に無能と成ってしまう可能性も有るのです。
コンピューターを支配している人類は、間違いなく地球上の支配者と言えるのですが、
そのコンピューターが人類を支配するようになった時、私達人類はより豊かな生活が出来るのか
無用の存在として処理されるかの答えは、AIの進歩を考えれば、それ程遠い先の事ではない様に
思われます。

 



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