昨日は、恒例?の行事として恵方巻きを食べました。
我が家は、この手の習慣はあまり気にしないのですが、
どちらかと言うと古くからの行いに敏感な妻は、進んで取り入れようとします。
何年か前から仕事から帰ると、テーブルの上には太巻きが置かれています。
買って来るのではなく、妻自らが作ります。
妻の料理はそこそこ上手だと思うのですが、恵方巻きに関しては、少し閉口します。
口に入りきれない程の大きさの巻物を、言葉も発せずその年の方向に向かって食べます。
太巻きを一気に口に入れるのですから、中々呑み込めず、出来たら輪切りにして
美味しく食べたいのに、食べ終わるまで妻の厳しい目が見つめています。
さすがに、今年は止めようとなって、仕事に出かけたのですが、昼ご飯に出てきたのは
やっぱり太巻きでした。今年は自分で作らずにお店で買ってきたのですが、それでも
サイズ的には少しずつ食べた方が良さそうなのに、やはり、妻は一気食いを求めます。
でも、よく考えてみると、我が家で一番の大口は私です。妻は典型的なおちょぼ口。
普段ご飯を食べている時も、私が一口で食べられる食材も二口三口です。
とは言うものの、自分が一気に食べる事を言っている手前、食べないわけにはいきません。
しかしながら、その姿はとても見られたものでは有りません。
小さな口に無理やり押し込むその姿は、美味しい物を食べているより、拷問とも言えます。
でも、当の本人は恵方巻きに関しては一歩も譲らず、顔を変形させながら食べ終えると、
どうだとばかりに振り返ります。
本当は、妻の為にも出来るだけ細い恵方巻きにするか辞めるかにしたいのですが、
之ばかりは一歩も譲らない態度に呆れてしまいます。
テレビの大食い番組を見ていると、あんな大口、私は絶対出来ない!と言いますが、
その小さな口に大食い選手の様に恵方巻きを押し込む姿は本当に驚きです。
恵方巻きもしっかり食べて、今日もまた元気に仕事に出かけました。
ところが、出勤している途中で妻が一言、しまった! 豆を撒くのを忘れてた!!
毎度この調子ですが、今年も退屈しない毎日が続きそうです。
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