羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

5月2日「らんまん」の言葉

2023年05月02日 08時16分33秒 | Weblog
本日の「らんまん」おばあちゃん最後の言葉。
『何かを選ぶことは、何かを捨てることじゃ』
ジーンときました。
野口三千三も同じ言葉を残している。
その言葉は、さらに続く。
『捨てたことの中にも貴重なことはたくさんある。それを忘れないように……』

私は、この一年で、素晴らしい出会いと後味の悪い別離を経験した。
原因は飲酒かも知れず。

断腸の思いとはよく言った!

酒で心が救われ・酒で足を掬われる人がいる。
如何せん、悲しい存在である。

野口は続けてこうも言った。
『断つことは、始まることである』

  羽鳥の菩提寺にある「酒呑地蔵」
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追悼・坂本龍一さん 1952−2023

2023年05月01日 16時14分15秒 | Weblog
久しぶりに何も予定がない月曜日。
先週末から腰の痛みと腸の不調を抱えていたこともあって、鍼灸院に出かけた。
その帰り、ぼーっとしながらも本屋に立ち寄った。

昨日、朝カルの日曜講座が始まる前に、講座を受講されている方から、『音楽は自由にする』坂本龍一 新潮文庫 見せてもらった本を探しに・・・・。
「坂本さんにとって藝大で野口先生に出会ったことはインパクトが強かったんでうね。ほらここに『人の体は水の入った袋なんだ』これですよね!」

その本は、書店の奥、文庫本コーナーに新刊本として平積みになっていた。



駅前の書店で、立ち読みして120ページであることを確かめ、そのままレジへ。

帰宅して読み耽った。
一気に読んでしまった。

書かれている新宿・銀座・上野、高円寺・阿佐ヶ谷・西荻窪・国立・・・・中央線沿線といった場。
書かれている共通している音楽体験が、無性に懐かしく思えた。

『野口体操 マッサージから始める』ちくま文庫


この文庫本のために坂本さんに電話で話を伺うことができたのは2012年のこと。
野口三千三の思い出を語っていただいた後、「揺らぎとデジタル」作曲について話を向けた。
坂本さんは話はじめると止まらなくなった。
当初15分という約束が、45分間に及んだ。
音楽について、丁寧に語ってくださったのだ。

今となっては、この対談が実現したことは「幸運」としか言いようがない。
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