羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

明治大学シェイクスピアプロジェクト2023年ワークショップ「上質なアイスブレイク」

2023年08月04日 15時20分40秒 | Weblog
今年もこの季節が巡ってきた。
本日は、明治大学シェイクスピア・プロジェクト野口体操ワークショップ一日目。
2023年度の稽古が始まってまだ三日目だ、と事前に制作部の学生からメール連絡をもらっていた。

そこで、学部も学年もまちまちのメンバーで、11月の本番までまったく知らない学生たちが一つの舞台を作り上げる。そのためにお互いの垣根を取り払うためのワークショップをしようと考えた。
思いついたのが、“如意棒遊び”である。


家に残していった如意棒と兵児帯一部

ただ、問題がある。
連日、猛暑。
無理は無理だ。
如意棒の重さは生半可ではない。
20本もの如意棒を持って、36度の暑さの中、電車を乗り継いで移動するのはキツすぎるー。
とはいえやるからには、出し惜しみはしたくない。
自分のからだにきいてみる。
「老体に鞭打つ覚悟はある?」
「ある!」
答えが返ってきた。

そこで知恵をふり絞った。
「そうだ学生を二手に分けて、10本の如意棒と10枚の兵児帯遊びを同時にしてもらったらどうかしら」
名案だ、と思った。
すぐさま心配になった。
性質の違う道具を一部屋で展開することができるのか。
性質が違うから、うまくいったら面白いことになるかも。
賭けに出た。

「はたして、結果は・・・・・」
若いって凄い。
遊びは、まさしく創造である!
交代してやってもらっているうちに、如意棒グループ、兵児帯グループ、共に予想を超えた動きが次々現れる。
“上質なアイスブレイク”どころ話でなくなった。

後半1時間の体操は、最近の私の気づきをしっかり織り込んだ。
学生に、野口体操を手渡せた手応えが得られた。

「羽鳥先生、ホントにホントにありがとうごいました!」
拍手が鳴り止まなかった。
こわいくらい。
上出来すぎるー。

次回まで、チャットGTPでは答えが出せない問題を学生に残して、校舎を出た。

真昼間の太陽はジリジリと肌を焼いてくるのだが、来た時とは打って変わって10年も20年も若くなっている自分を感じ愛おしさが沸沸と・・・・。
次回、どうする。
学生は、期待してくるよねー。あぁあぁぁ。
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