羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

『至虚への道』出版記念

2010年02月01日 18時47分39秒 | Weblog
 去る1月30日土曜日のこと、新宿朝日カルチャーセンターで楊進氏の出版記念講座を拝聴した。
 担当の緑川さんから前日に知らせを受けてのことだった。
 伺ったのは本の内容である‘太極拳経解釈’についての座学1時間である。
 本に書かなかった話に、現代脳科学や認知科学等々の知見も交えて、わかりやすく解読された。ついつい笑ってしまうエピソードも挿入されての話術はお見事だった。
 最初に御自身の著書ではなく私の『マッサージから始める野口体操』から話されて、思わず居住まいを正してしまった。さらに話が佳境に入ってからも、野口体操の「上体のぶらさげ」なども例に出された。本をお持ちになっていたことに驚きつつ感激!
 
 この日は、隣接する教室で野口体操の講座があって、その場を早く退出しなければならなかったことが非常に残念、始まる前にその旨をお伝えしていたものの申し訳ないことだった。
 講座はその後も2時間続けられたようだったが、とにかくも伺うことが出来たことなにより。「太極拳経」を読むだけでは理解できない意味の深さを胸に刻んだ1時間だった。
 伝統を守りつつ、新しい解釈を加えて、次の時代の人々に伝承する技をも教えられたように思う。
 ありがとうございます。

 注:楊進氏は、楊名太極拳始祖・楊名時師家の後継者である。
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