羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

野口体操のおかげです!

2018年07月12日 09時07分47秒 | Weblog
 昨日の八王子の最高気温は、35度という発表があった。
 その最中の八王子で、午後からの授業を行った。
 体育館の廊下を歩き始めた途端に、鳩尾の奥がグッとしめらつけられるような違和感を感じた。
 風がないぶん暑く重い空気がまとわりついてきた。

 さて、春学期の授業は4週目まである。
 梅雨明けが早かった今年の暑さには、学生も先生方もいささか辟易している。
 が、体育の先生は、さすがに体力があって元気である。
 学生は若いとはいえ、学期末に近づいて、疲れがピークに達するこの時期である。

 授業を行っている空手教場は広く、床はヒノキである。
 素足で授業を受ける規則になっているが、冷房はない。
 暑さは半端ない。

 そのような条件の部屋で運動をするために心がけたこと。
 それはダラダラと汗をかき過ぎない授業の進め方の試みであった。
 汗をかき過ぎて、疲労感を残すことのない方法を模索しながら進めた。
 
 授業を終えて帰路についた時、学生のためを考えたことだったが、実は、自分自身のためでもあったと気づいた。
 どんなに暑い日でもからだを動かすことは大切だが、どのような汗のかきかたをするのが良いかには工夫が必要だとつくずく思った。
 そんな時、野口体操のというか、三千三先生が残した言葉が大変に役立つ。
 また、最近の研究から、「分子シャペロン(ストレスタンパク・エラー修復タンパク)」「マイオカイン(若返りホルモン)」を活性化させるためには、うっすらと汗をかく程度の運動で十分という考えも参考になる。

 齢70、程よい動きと程よい汗をかく授業をすることは、老化防止と認知症予防になるかも!
 これは野口体操あっての役得である。
 8月中旬から9月中旬まで、今年も明治大学シェイクスピアプロジェクトのレッスンもあるのだから。
 今年の夏は、私自身にこのテーマを課した野口体操と向かい合ってみたい。
 そう思っただけで、新鮮な気分になっている。

 今朝は疲れも残らず、爽快な目覚めだった。
 本当に、おかげさまです。

 私の水分補給は、水筒に入れて持ち歩く白湯です。
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