羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

群馬の旅……C’est la vie!

2015年12月08日 08時30分07秒 | Weblog
 急に群馬への親近感が増し、今度は渋川・赤城の農民歌舞伎を見に行きたくなった。
 というのも野口先生の祖父にあたる方が、江戸時代から続く農民歌舞伎の立役者で、近隣の村々を回って指導までなさっていたという。
 先生のお父さんが明治生まれとして、その上の方だから江戸か幕末か遅くも明治の初めか、といったころにご誕生か。

 野口先生が生まれた大正3年を過ぎると、海外の生糸相場が暴落して手痛い状況に追い込まれていったが、しかし、明治期の養蚕業は目を見張る発展をしていた。日本からの全輸出額の半分は生糸が担い、そのうちの三分一は群馬県産だったというから、養蚕農家にも相当な現金収入があった。当然、好事家としては農民歌舞伎にとことん入れ込んでも不思議はない。
 現在では数えるほどでしかないが、大人であったり子供であったりして村歌舞伎が行われていることは、何となく知ってはいたが、群馬に一歩足を踏み入れて、この地での上演を見たいという思いに駆られた私は、そそくさとWeb検索してみた。
 渋川・赤城では、年に一回ずつ上演されていることがわかった。
「さぁー、行ってみよう」
 はやる心を押えて、スクロールしながら日程を調べた。
 ガックリである。
「それもそうだろうなぁ~」
 11月の下旬に上演されることが判明した。
 秋の養蚕も終わって、農閑期に入るこの時期だわな。
「一年、お預け!」
 
 来年のことを言うと、きっと赤城の鬼が笑うだろう。
 ほぼ一年間待つのは、なんとも長いー。5月3日に行うところもあるようだが、それはそれ。
 やっぱ、群馬の農民歌舞伎を見に行きたい、というのが人情というもの。

 C’est la vie! でござんす。


 
コメント
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