羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

江戸の色・江戸の華

2015年12月24日 08時19分56秒 | Weblog
 昨日、12月23日から31日まで日本橋三越本店・5階で「福島保江戸独楽作家 展示即売+実演』が始まりました。
 毎年、押し迫った大晦日にお目にかかることが多かったのですが、今年は一気呵成で初日に出かけて行きました。
 さすがに初日! 独楽もいろいろ揃っていて、腹に力を入れて大枚をはたき、ビックな独楽をゲットしました。
 丁度、拙著『野口体操 感覚こそ力』のな中にある「神事としての独楽遊び」62頁を読んでくださった、という日曜クラスの加藤室香さんを福島さんに紹介かたがた出向いた、というわけです。

 どうしても独楽つくりを見たいとおねがいしたら、「芥子独楽」をつくってくださいました。
 一つはどうにかつむことが出来る程度の大きさ、さらにやっとつかめる大きさ。二つをさらりとつくりあげ、あまりに小ささくて、親木から離されポトリと落ち生まれる瞬間を見逃しそうだ、という言葉に三つ目には少し大き目の独楽をつくってくださった。すごいサービスでありました!
「渦巻はこうして色づけするんです」
 あっというまに、渦が描かれていく。

 祝日の午後とあって、様々な方が通りがかります。
 独楽回しに興ずる室香嬢が発する驚きの声に、足を止める見ず知らずの方々と、独楽談義も楽しく。
 特に目を輝かせる少年との交流は、やっぱりいいねー、ということで、あっという間の二時間が過ぎました。

 帰宅して、今までに持っていなかった仕掛けの「石川五右衛門独楽」を箱から取り出し、毎年集めている「干支独楽」来年の申年の独楽を並べて、一時、独楽回しに興じました。さすが「こま」とは「ひとり・たのしむ=独楽」なんですわ。
 上手く回ってくれたときの嬉しさは、格別。
 
 丁度、手にはいった『日本 地芝居 写真紀行』山口清文 『歌舞伎名作撰 伽羅先代萩』六世 中村歌右衛門のDVD が醸し出す日本の色と独楽の色合いと艶やかさに共通点を見いだし、ひとりニンマリするわたしでした!

 年末に、潤いのある、華やぎのある時を、楽しませてもらった昨日のこと。
 さて、本日から大つごもりにむかって、いよいよダッシュ!であります。
コメント (2)
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