羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

電子書籍体験~図書館新時代への模索

2010年12月02日 07時40分21秒 | Weblog
 地下鉄広尾駅から地上に出ると、そこは日本であることが不思議に思える。外国人のなかに日本人が混ざっている町なのだ。この界隈には、大使館が数多くある。
 ちょうど昼時。ランチを食べに人々が繰り出していた。
 昨日、東京の気温は17度もあって、町ゆく人々は薄手のコートすら手に持っていたり、シャツ一枚の人ともすれ違った。
 
 お目当ての東京都立中央図書館は、有栖川宮公園の中にある。
 池には水鳥が泳ぎ、縁に座り込んで釣り糸を垂れる人も見かけた。
 紅葉の木々を見ながら、池を回りこむように坂道を登っていく。
 サクサク、サク、サクサク……、散り落ちた枯葉の軽い渇いた音が、冬の季節につながる晩秋の音楽を聞かせてくれる。とはいえ、かなりの勾配をのぼるうちに、首に巻いているマフラーを邪魔に感じる。
 慌てることはない、とばかりにスローテンポでのぼりつき、母親に付き添われて遊びに来ている幼稚園児が喚声を上げる広場に到着。
 そこから図書館に入館したときには、1時近くになっていた。
 エレベーターで4階へ。
 そこの一室で「電子書籍を体験しよう!~新しい図書館のカタチ~」が催されている。

 ① 電子書籍体験コーナー
 ②リアル&デジタル資料比較体験コーナー
 ③電子書籍端末体験コーナー
 ④「江戸を歩く」関連パネルとiPadのコーナー
 ⑤「電子書籍・本・図書館について考える」コーナー
 ⑥写真から本への扉を開く連想検索

 以上、6種類の体験が出来る。

 12月10日には新しい電子書籍、端末が2種類ほど発売される記事が出た日に、同じ新聞だったと思うが、この催しを知った。
 とりあえずは、これまでに発売されている製品に触れてみたい気持ちにフィットした企画ではないか。
 ③のコーナーでは、iPad Kindle(大型+小型) ソニーのリーダーを自由にためすことが出来る。
 なんと言っても使いやすさはiPhoneで慣れているiPadだった。しかし、どれも一長一短で、やはりもう少し買うのは待つ、というのが賢明。そう答えを得ることができた。予想は的中!

 そこでは司書の方の親切な操作指導を受けながら一通り体験してみる。結果、図書館自体の模索方向が見えてくる。IT、デジタル化によって、図書館の在り方が大きく変わる。利用者の意識や動向探る目的があったらしい。最後にアンケート用紙に記入し投稿する。地味な展示だが、なかなかよい体験ができた。
 広尾界隈と有栖川宮公園散策を兼ねて、お出かけになるのも一興かと。
 12月22日まで。

 場所:東京都立中央図書館 4階 電子書籍を体験しよう!12月22日(水)まで。
    http://www.library.metro.tokyo.jp/15/15a12.html
 住所:港区南麻布5-7-13 地下鉄日比谷線「広尾駅」下車1番出口 8分
 電話:03(3442)8451(代)
 休館日:12月2日(本日)、17日。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする