羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

雨上がりの早朝

2007年10月28日 08時35分45秒 | Weblog
 朝の5時は、まだ暗い。
 今朝は、床の中で30分ほどもたもたと時間を過ごしてから起き上がった。
 いつものようにまず新聞を取りに行く。
 玄関ドアを開くと、湿気を含んだ空気が、からだに絡まってくる。
 立ち止まって鼻呼吸をする。
 いい匂いだ。
 思わず両手をあげての伸びをする。正面から左右に振り分けて、数回繰り返した。
 ご近所の玄関灯が、そこここにボーッと所在なげに周りを照らしている。

 昨日は、ものすごく降った。
 町の汚れが一気に洗い流されたような気配が匂いから感じられる。
 東京の下町、まだ、眠っている町は静かだ。
 カラスもスズメも猫も、太陽が昇るのを今か今かと待ち構えている見えない動きを感じようとしている自分が玄関先に立っている。

 とぼとぼと歩いてポストから新聞を取り出す。
 我が家に接近して建てられている隣家のアパートは、こちら側に出入り口があって、各部屋の扉にはともし火がある上に、通路には一晩中つけっぱなしの灯りあるために、我が家の東側はとても明るい。
 その光でぼんやりだが新聞の文字が読めるくらいだ。

 日曜日は、お昼近くにくらいにならないと町は本格的に動き出さない。
 ただ、日が昇りはじめると、犬の散歩の人がわずかに通りかかるくらいだ。

 朝食をすませ、一しきり掃除をしてから、一昨日からの洗濯物や、昨日外出した際にびしょびしょに濡れたリュックから中身をぬいて干す。そのほかにズボン・レインコート・傘、加えて寝具などを干して、今、こうしてブログを書いている。

 なんとなくしっとりと落着いた日曜日の朝である。
 さぁ、これから原稿の推敲をはじめるとしよう。
コメント
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