羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

柊と鰯

2007年01月27日 19時57分51秒 | Weblog
 今日のレッスンは、気合を入れた。
 細かいところまで、いい加減を見つけながら、野口体操の原点を探る第一日目となった。
 野口三千三先生の主張された「体液主体説」の扉をあけることにした。
 没後9年、封印をとくことに決めた。しかし、難しい。が、やってみたいと思っている。

 この5年、大学という場にかかわって、若い人たちに野口体操を伝えるあり方を模索してきた。その一つのまとめが今回の新刊本ジュニア新書である。
 ひとつまともな本を出すことができたから、そろそろ真髄に切り込みを入れてもいいだろうと、私自身のなかで、溶け出すものがあった。

 実際動きを丁寧に検討してみると「体液主体説」は、常に大切にする必要がある。
 さて、来週からは、卵が立つ・逆立ちをやってみたい。
 先日、スーパーマーケットに買い物にいったとき、柊と鰯が売られていのを見かけた。立春に向けて一足先に陳列したのだろう。
 玄関先、門の扉になぜ、柊と鰯なのか調べていないが、風習というものは理屈ではない。
 「立春の卵」の故事にならって、逆立ち練習を本格化したいとおもっている。
 液体的・流動体が、どのように逆立つのか? 改めて野口先生の理論を実践してみたい。それにはいい時節だ。
コメント
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