ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2023年1月14日。ウクライナ侵攻から326日目

2023-01-14 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年1月14日。
 今日は正教のお正月です。

 今日の朝、キーウなどのウクライナの都市が、ミサイル攻撃を受けました。ハルキウなどの重要なインフラ施設がロシア軍のミサイル攻撃を受けたということです。また、ドニプロ市では集合住宅がミサイルで破壊され、5人が死亡、27人がけがをしているということです。
 ミサイルはイスカンデル型で、軍事基地のあるベラルーシのバラノヴィチ付近から飛来したと言われています。発射したのはロシア軍である可能性が高く、ロシアがイスカンデルを供与しているからです。


 ロシア外務省報道官は、英国のジェームズ・クレバリー外相がロシアの制裁リストに追加されたと述べました。

 イギリス首相官邸は今日、首相がウクライナ大統領との電話会談で、イギリスの主力戦車「チャレンジャー2」の提供を含め、ウクライナ支援を強化する意向を伝えたと明らかにしました。


 ロシア大統領府は2024年3月の大統領選に向け、プーチン大統領の陣営が5選の準備を始めたと報じました。
 再選に反対の国民の多くは国外に出国し、不在者投票にも行けるかどうか分からないので、国内の投票者だけに絞ると、プーチン支持の票は全体の多数を占めるのではないでしょうか。

 ロシアのビャチェスラフ・ウォロジン下院議長は昨日、国外に脱出してウクライナ侵攻を非難している国民の財産を接収すべきだと訴えました。
 ベラルーシでは、国公立の医療機関での医療費が一部を除いて無料なのですが、政府に反対したなどの理由で国外へ出国したベラルーシ人が、外国での高い治療費を避けるために、病気のときだけ帰国して無料の治療を受けているとして、政府が批判。外国に住んでいてもベラルーシの税金を支払うよう求めています。
 実際に反政府派で、しかもデモなどに参加し、その後逮捕されたというようなベラルーシ人は、外国へ出国した後、ちょっと病気になったからといってベラルーシへ帰国する人はとても少ないと思います。
 別に反政府派でもないけど、務めていた職場が外国へ移転したから、外国へ引っ越しせざるをえなかったという人が多いと思います。
 そういう人たちが引越し先の医療費が高いからと言っていちいち一時帰国するでしょうか。収入はいいほうだと思います。
 おそらく税収が減ったので、解決するためのいろんな方法を考えているような気がします。


 ロシア前大統領メドベージェフ氏は今日、自身のSNSで「核兵器を使用した唯一の国がアメリカであり、唯一の被爆国が日本である。岸田氏は大統領に謝罪させるべきだった」とし、「広島と長崎の被爆者を裏切った」と主張しました。そのうえで、岸田氏について「アメリカの使用人でそのような勇気はない」として、恥をそそぐには「閣議で切腹するしかない」と述べました。