ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

チロ基金の活動「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第7回 その3

2011-11-30 | チロ基金
 ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会の公式サイトです。(ロシア語のみです。)

http://mozur-diabet.narod.ru/


 できたばかりでまだ内容が少ないですが、子どもたちの画像など見ることができます。
 会長さんからはその後お便りが来ました。
「この時期にこのような大きな支援をいただけて、会員の保護者は大変喜んでいました。血糖値検査紙を買う予定だったお金で、子どもたちに冬物のコートやブーツ、クリスマスプレゼントを買うことができました。今回の支援が受けられなかったら、給料は検査紙代に使わなければならず、子どもにコートを買うことはできなかったことでしょう。支援してくださった日本人の皆さん、ありがとうございました。いつでもモズィリに遊びに来てください。」
・・・とのことでした。

 文章から糖尿病の子どもを抱えていると、この不況のさなか、どうしても医薬品を優先して購入しないといけないので、服や靴を買うのは後回しになってしまうのか・・・と思いました。
 ベラルーシ国内の景気がよくなってほしいです。経済状態が悪いと、こういう弱者にしわ寄せがきてしまうのが、悲しいです。
 
 

チロ基金の活動「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第7回 その2

2011-11-29 | チロ基金
 こちらの画像は今回寄贈した血糖値検査試験紙です。
 黄色の箱の中に100本の試験紙が入っています。それが茶色の箱に20箱ずつ入っています。この茶色の箱を5箱手渡しました。合計1万本です。
 会長さんのお話によると、現在会員数は30名。1人300本は試験紙を受け取れることになります。
 しかし普通1日に5回血糖値を測ることになっていますので、一人当たり約60日分になる計算になります。
 少なくとも2ヶ月は糖尿病児童の家庭でこの試験紙を購入しなくてもいい、ということになります。

 現在ベラルーシは経済危機の真っ只中にあり、大変混乱しています。平均的一般家庭でも、収入や貯金がが目減りしていて苦労しています。
 そんななか、糖尿病児童を抱える家庭の経済的負担、精神的負担は非常に大きいものがあります。
 会長さんは本当に喜んでいて、
「特に今の時期にこのような支援を受けることができ、大変助かります。日本人の皆さんに直接御礼が言いたいぐらいです。」
と話していました。
 BIONIMEベラルーシ社からも電話がかかってきたそうで
「モズィリの子どもたちはチロ基金と出会えてよかったですね。運命ですね。」
と会長さんに話をされたそうです。

 ここ2年間この協会に支援活動ができませんでしたが、今回のこの時期に多くの試験紙を子どもたちに渡せたことは、やはりそういう運命だったのだな、と私自身も思っています。
 実際の購入は少々気苦労もあったのですが、(少しでもレートのよいところで両替しようと探し回ったり、わずかばかり予算が足りず、BIONIMEベラルーシ社と相談しあって、何度も個数や割引価格を計算したり・・・。)そのような苦労も今は消えました。
 
 多くの方々のおかげで、多くの支援をベラルーシの糖尿病児童に手渡すことができました。
 本当にありがとうございました。協力者の皆様、関係者の皆様に厚くお礼申し上げます。
 

チロ基金の活動「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第7回 その1

2011-11-29 | チロ基金
 チロ基金は2005年からゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会へ支援活動を続けています。その第7回目の支援活動を2011年11月28日に実施いたしました。

 モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動第1回についてはチロ基金の活動「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」をご覧ください。

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/mozyl/index.html


「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第2回については2005年11月過去ログをご覧ください。

http://belapakoi.s1.xrea.com/logs/2005/011.html


「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第3回については2006年6月過去ログをご覧ください。

http://belapakoi.s1.xrea.com/logs/2006/006.html


「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第4回については2006年11月過去ログをご覧ください。

http://belapakoi.s1.xrea.com/logs/2006/011.html


「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第5回についてはこのブログ内過去ログをご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/f415615145caf7b7d8c0690c79bf3248


「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第6回についてはこのブログ内過去ログをご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/376de4f9bd9e54a5a9784e40834bbcfe



 残念なことに2009年と2010年はこの支援活動ができませんでした。
 しかし、今年は多くの方からの寄付金が集まり、血糖値測定に使用する簡易検査試験紙を1万枚寄贈することができました。 チロ基金から購入し、ちょうどSOS子ども村に保養滞在していたモズィリ市糖尿病児童協会会長さんに手渡しました。
 会長さんは大変感謝しておりました。保養滞在はあと3週間ほど続きますが、今週中にモズィリから患者児童の保護者がSOS子ども村まで取りに来るそうです。
 少しでも早く受け取りたいようです。(手元の簡易検査試験紙がなくなりかかっているのだと思います。)

 合計1977$分の寄付金を今回の支援のために使いました。ご協力くださった皆様方、関係者の方々に厚く御礼申し上げます。
 今回は京都府のT様、埼玉県のT様、三重県のW様、大阪市のN様より寄付をいただきました。
 そして、日本ユーラシア協会大阪府連バザール売り上げの一部も購入に充てました。
また、今年9月に世界文化社より発行された「自分と子どもを放射能から守るには」を翻訳していただいた著作権料の一部もチロ基金に寄付しましたので、今回の支援物資購入の一部に充てました。
 「自分と子どもを放射能から守るには」について詳しくはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/52b72e750cbddc8b1110e0870b9c53d8


 支払った金額はベラルーシルーブルで1740万ルーブルだったのですが、現在はベラルーシルーブルが暴落して、物価がすごいことになっています。
 (両替をして、支払いをした結果、4800ルーブル(44円)が残ったのですが、これは搬送代(ガソリン代)の一部に充てました。)

 一度に1740万ルーブルというお金を払ったのですが、こんな買い物はしたことが今までないので、目が回りそうでした。
 しかし、今回の簡易検査試験紙を販売してくれたBIONIME社のベラルーシ支社ですが、ずいぶん割引の料金で販売してくださったのです。
 おかげで3回分ぐらいの支援活動がまとめてできた感じがしています。
 
 BIONIMEベラルーシ社のHPはこちらです。
 このHPでは購入したときに撮影した私の画像も公開されています。

http://www.bionime.ch/index.php?lang=by

 この画像に写っている右側の棚の一番上、左端に黄色い箱が写っていますが、これが今回購入した血糖値測定のための簡易検査試験紙です。
 
 画像は支援物資を渡した直後のモズィリ市糖尿病児童協会会長のオクサナさんです。

 

チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第126回」

2011-11-29 |   ビタペクト配布活動
 11月28日にビタペクトTと「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第126回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
 今回はビタペクトTを3個、そして「放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2とビタペクトTは合計1876個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1650部となりました。
  
 今回で通算136回目のビタペクトT(ビタペクト2)と「チェルノブイリ:放射能と栄養」の配布となりました。
 延べ人数ですが、1876人の子どもにビタペクトT(ビタペクト2)を、1650家族分の「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト2配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html


(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。) 

http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html


(ビタペクトTを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


今回も2家族がSOS子ども村に保養滞在していましたが、そのうちの1家族はゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会の会長さんが引率してきた子どもたちで、もう1家族はゴメリ市から来た家庭タイプ孤児院の家族でした。
 このゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)の家族(母親1人と4人の養子)は体内放射能値が少なく、ビタペクトTを渡していません。
 母親(チェルノブイリ原発事故当時14歳)が4ベクレル、7歳の女の子が14ベクレルで、あとの子どもは0ベクレル(不検出)でした。
 しかし10歳の女子は第1度(軽度)の甲状腺肥大で、ヨウ素剤を飲んでいます。4歳の女子は生まれつき心臓に異常があり、また腕の関節も異常があって、腕を曲げる(手のひらを上にする)ことができません。
 7歳の女子も第1度の甲状腺肥大が見られます。5歳の女の子1人だけが健康、ということでした。
 お母さん自身は高血圧が悩みだそうです。

 モズィリ市糖尿病児童協会の会長さんは自分の子ども3人のほか、5人の子どもを引率していました。(モズィリ市はチェルノブイリ原発事故から約90キロです。)
 初めてSOS子ども村に滞在した子どもや複数回の滞在になる子どももいました。
 過去の保養滞在についてはこちらの過去ログをご覧ください。またモズィリ市糖尿病児童協会について詳しくはこの記事の次に投稿した記事をご覧ください。

 2005年の滞在の様子はこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第34回」

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/2005/no34.html


 2006年の滞在の様子はこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第41回」

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/2006/no46.html


 2007年の滞在の様子はこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第64回」

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/94523300e63c7fed625923c400212e2b


 2009年の滞在の様子はこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第94回」

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/f32f99a8ce11959f989f288e46884e41


 2010年の滞在の様子はこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第106回」

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/b3a4233d283718f1244bcf1b4c77a043


 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクトT(以前はビタペクト2)を渡しました。
 
会長(事故発生時16歳)15ベクレル(2007年)→ 8ベクレル(2009年)○ → 8ベクレル(2010年)→ 8ベクレル
長女 (9歳)22ベクレル(今回が初測定)○
三男 (3歳)27ベクレル(2009年)→ 18ベクレル(2010年)○ → 0ベクレル
姪 (14歳)20ベクレル(2007年)→ 0ベクレル
男子(14歳)21ベクレル(今回が初測定)○
男子(13歳)21ベクレル(2007年) ○ → 33ベクレル ○(2009年) → 10ベクレル → 0ベクレル
男子(10歳)22ベクレル(今回が初測定)○
女子 (9歳)11ベクレル(2010年) → 0ベクレル
男子 (7歳) 0ベクレル(今回が初測定)

 13歳の男子と7歳の男子は兄弟です。
 子どもたちの健康状態について尋ねました。今回滞在している子どもの中に糖尿病児童は1人しかいませんが、その兄弟が選ばれて滞在していました。
 どうしてかというと、糖尿病の子どもがいる家庭では、血糖値検査試験紙の購入などでもともと家計の負担が大きいところへ、今年ベラルーシで深刻な経済危機が起こり、要するに生活が苦しくなった家庭が増えました。
 もし子どもの1人でもSOS子ども村へ保養滞在すれば、その分の食費などが浮き、浮いたお金で糖尿病の子どものための血糖値検査試験紙の購入をすることになったのです。

 画像は記念撮影したようすですが、この中に1人糖尿病児童がいます。しかし測定の日にこの子は休めない学校の授業があって測定には行っていません。
 また測定はしたけれど、私がSOS子ども村へ行ったときに昼寝中だった子どももいて、画像に写っていない子供が3人います。

 会長さんの長女は心臓の弁に異常があります。三男はアレルギー体質ですが比較的健康。
 姪御さんは慢性胃炎を、心臓の弁の異常、さらに左の甲状腺の中にこぶ状のものができているそうです。しかし根本的治療は受けておらず、ときどき短期の入院をして検査をしてすぐ退院・・・。
「全くよくなっていない。医者は何もしようとしていない。」
とお母さん(会長さん)は話していました。

 14歳の男子も胃炎と心臓病があり、病気の子どもが療養しながら学べる特殊学校に通学しているそうです。
 10歳の男子は脳の中に嚢胞(液体が入った袋状の組織)があるそうです。
 13歳の男子は生まれつき口蓋が欠如しています。また腸の一部がふくらみ、袋状になったものがくっついていたため、手術して切除したそうです。虫垂も2回目の手術で切除したそうです。
 その弟の7歳の男子はアレルギー体質で、風邪薬へのアレルギーがあるそうです。

 いつものように子どもたちに折り紙や、折鶴、消しゴム(果物の形をしていてしかも本物そっくり)などをプレゼントしました。富士山の絵葉書の裏に子どもたちの名前を筆ペンで書いてあげたらとても喜んでいました。
「日本語勉強したい。」
と言い出す子どももいました。(ぜひ挑戦を!)
 そして羅臼昆布のプレゼントです。去年ももらった会長さんは大喜び! 
「いろいろな料理の作り方マスターしましたよ!」
 ゴメリ市から来たお母さんも子どもたちの甲状腺肥大に心を痛めているようすだったので、大きな昆布を見て
「これでヨウ素を摂ることができますね。」
ととても感謝していました。

 最後になりましたが、ビタペクトTの購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や絵葉書、文房具など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また寄付や日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
 多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。

日本文化情報センターの活動 書道体験会 第5回 その2

2011-11-28 | 日本文化情報センター
 会場では日本人の書家のビデオ映像を常時放映しました。順番待ちのときにこれを見て、書道のイメージをつかんでもらいます。
 いつもは日本の小学校から寄贈されたお習字の作品を展示するのですが、今年は会場で、ミンスク市とラゴイスク市の身体障害者の方々が手作りした作品展(画像の右側に一部写っています。)も同時開催されていたため、書道作品を展示するスペースがあまりありませんでした。
 しかしH様によるパッチワークの作品に紫式部と紀友則の和歌を直接手書きされたすばらしい作品を展示しました。画像の奥のほうに写っています。
「こういうふうにすらすらと筆で書ければなあ・・・。」
と話していました。
 
 このようにさまざまな形でご協力してくださって
 
 協力者の皆様、ありがとうございました。また来年につなげていきたいです。  

日本文化情報センターの活動 書道体験会 第5回 その1

2011-11-28 | 日本文化情報センター
 2011年11月27日に「第5回 書道体験会」を行いました。
 2007年の第1回書道体験会についてはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/31e927509d06142fecc1ec906d8a0c11


 2008年の第2回書道体験会についてはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c118e6963703e7e7d64a03945dd4987b


 2009年の第3回書道体験会についてはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/9e62081a975c955eac0cb232886bb092


 2010年の第4回書道体験会についてはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/ab8605d0e6e83710ce6b822ac1e1327e


 毎年1回、日本文化情報センターがあるミンスク市立第5児童図書館内で行われているベラルーシ人向けの書道体験会。今年も多くの日本人の方のご協力により、実施することができました。
 今回は29名の参加者。しかし幸い書道道具の寄贈が増え、無事開催することができました。
 それでも時間帯によっては一つの硯を2人で使うほどの大盛況でした。
 書道道具セットだけではなく、墨汁や大きな書道用の紙も寄贈してくださったO様、本当にありがとうございました。とても役に立ちました。
 また以前、書道セットを寄贈してくださった方々にも改めて感謝申し上げます。
 今回は中国製ですが、たくさんの書道用の筆をベラルーシ射撃クラブ「スポーティング・クラブ」からも寄贈していただきました。
 スポーティング・クラブについて詳しくはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/8bb62e023a5761ccaa2fb95c950a586c

 
 ベラルーシ人参加者のほとんどは、書道は生まれて初めてという人でしたが、貴重な体験になったとみんなとても喜んでいました。
 参加者はレベルの差はかなりありますが全員日本語学習者です。好きな言葉をたくさん用意してくる人や、俳句を書く人もいました。
 「何を書いたらいいのか分からない。」
と言う初心者向けには会場に用意した「ベラルーシ人に人気のある漢字の見本」(画像の奥のほうに小さいですが写っています。)を見ながら書いてもらいました。
 それをデジカメで撮影する人もいました。(「家でも書道を続ける。」と話していました。)

(その2 に続きます。)

セシウム測定ミスでNHKあさイチが謝罪

2011-11-25 | 放射能関連情報
セシウム測定ミスでNHKあさイチが謝罪(時事通信) - goo ニュース

セシウム測定ミスでNHKあさイチが謝罪
2011年11月24日(木)13:03
 NHKは24日、朝の情報番組「あさイチ」で10月17日に放送した「放射線大丈夫?日本列島・食卓まるごと調査」で、協力家庭の食事サンプルから検出したと報じた放射性物質セシウム134の値が誤りだったとして、番組内で訂正し、謝罪した。

 NHKによると、北海道、福島県、東京都などの家庭の測定値は別の放射性物質のもので、再検証の結果、セシウム134は検出限界以下だったという。

 NHKは検証番組を12月15日に放送する。 

[時事通信社]

・・・・・・・・・・・・・・

 番組内ではバベンコさんにわざわざ測定結果を見せて意見を求めたのにねえ・・・。
 このご家族の方々も後になって
「実は間違いでした。」
と言われたら、混乱しちゃいますよね。
 原因は何でも分析した装置の調整不備だったらしいですけど、こういうことが起こるたび
「何を信じたらいいのか分からない・・・。」
と日本人がますます不安になってしまうんですよ。マスコミはもっとしっかりしてほしいです。
 とにかく12月15日の検証番組を見ることにしましょう。

 こちらがあさイチ!のHPです。
http://www.nhk.or.jp/asaichi/

 このHPから放射能報道への意見を送信できます。 

「自分と子どもを放射能から守るには」のメッセージビデオ

2011-11-19 | 放射能関連情報
 世界文化社が発行した「自分と子どもを放射能から守るには」をアマゾンで取り扱っていることをお知らせしていますが、このたび、メッセージビデオが作られました。アマゾンのサイトから見ることができますのでぜひご覧ください。

http://www.amazon.co.jp/dp/4418113185/


 筆者のバベンコさんから日本の皆様へのメッセージ、ぜひお聞きください。
 私も登場してスケールの大きいことを話しています。(^^;)
 今でも思うんですけど、やはり放射能汚染の問題は、病気になるならない、という問題だけではなく、これからの社会をどうしていくのか私たち人類が問われている・・・と思います。
 また一人一人の私たちの生き方もこれからどうするのか、問いかけてくる・・・これが原発と放射能が与えた質問だと思います。

 それから画面の左上に出てくる別画面ですが、これはベルラド研究所作成の教育ビデオ作品「自分を放射能の影響から守るには」(←本のタイトルとほとんど同じ・・・。)(^^;)からいくつかのシーンが選ばれて挿入されたものです。
 WBCで体内放射能の測定を受けているのはミンスク州に住む子どもたちです。

 このメッセージビデオにはベラルーシ音楽が使われています。
 ベラルーシ語の歌なので、日本ではあまり聞くことがないと思いますのでぜひアクセスしてみてください。
 楽曲のタイトルは「お休み、私の小さな花」です。
 歌詞の日本語訳などこの曲についての詳しーい解説はこちらのブログをご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/mitsubachimasa


 
 


朝日新聞記事より

2011-11-19 | 放射能関連情報
 朝日新聞11月19日付記事
チェルノブイリ、内部被曝なお ロシアの小児科医報告

http://www.asahi.com/national/update/1119/TKY201111180717.html


 ロシアの小児科医の報告、となっていますが、調査されたのはベラルーシの子どもです。
(ベラルーシがロシアの中にある町だとか地域だとかと勘違いなさらぬようお願いします。ベラルーシは国名です。)


 11月7日付記事「子の健康管理の参考に」 チェルノブイリ調査団が帰国

http://www.asahi.com/special/10005/TKY201111070483.html


 日本でも早く手軽に食品の放射能の測定ができるようになればいいですね。

NHK『食の安全 ベラルーシから学ぶこと』

2011-11-14 | 放射能関連情報
 NHK『食の安全 ベラルーシから学ぶこと』がYouTubeで視聴できます。

http://www.youtube.com/watch?v=zmVK_dCy90k


 そうです、ベラルーシは放射能と向き合わざるを得ません。
 日本もスピード重視で、ベラルーシの経験を応用して、近道してください。
 

今年の流行語大賞

2011-11-12 | 放射能関連情報
 すでに今年の流行語大賞にどんな言葉が選ばれるか、話題となっていますね。いろいろ候補が出ていますが、私の中ではとうに決定しています。
 それは「ただちに健康被害が出るものではない。」です。
 日本の新しい歴史の1ページが始まった2011年。この年の流行語を栞代わりにして、未来の日本から今年を振り返りたいです。
(それにしても今ごろになってこんなこと↓言い出すなんて、ずるいや、と言うより、「やっぱり、口がうまいなあ。」と思いました。言葉って使いかた次第ですね。)

http://diamond.jp/articles/-/14805


 

SOS子ども村からある家族の話です

2011-11-11 | チロ基金
 来週SOS子ども村へ再びチロ基金の活動としてビタペクトTを子どもたちに渡す予定でした。しかし今回は行かなくてもいいことになりました。
 SOS子ども村の担当職員の方が子どもたちの体内放射能値の測定結果を電話で知らせてくれたのですが、ほんとんどの子どもが0ベクレル(不検出)だったのです。
 これは珍しい、と話を詳しくききました。

 今回保養に来ているのはモギリョフ州にあるキーロフスク市(チェルノブイリ原発から約160キロ)とその郊外にあるムィシコビッチ村から来た2家族。合計13人の子どもが保養に来ています。
 このうち一つの家族のうち一人が体重1キロ当たり16ベクレル、もう一つの家族のうち一人が10ベクレルだっただけで、あとは母親2人も0ベクレルでした。
 一人のお母さんはチェルノブイリ事故当時11歳。もう一人のお母さんは27歳でした。
 年上のお母さんは14年間たくさんの養子を引き取って育てています。(家庭タイプ孤児院、とベラルーシでは呼んでいます。)
 このお母さんの子どものうち一人が16ベクレルだったのですが、引き取ったのが3ヶ月前だそうです。
 
 お母さんは2人ともモギリョフ州の別の町の出身でしたが、事故の後移住することになり、キーロフスク市へ引越ししたそうです。
 お母さんたちはこのような体験があり
「放射能は危険。」
という強い認識があり、放射能のことをいろいろ知っている、と話しているそうです。
 例えば2家族とも自分の子どもにいっさい牛乳を飲ませていないそうです。代わりにヤギを飼っていて、そのヤギの乳だけ子どもに飲ませています。野菜なども全て自分たちが自分の畑で作ったものです。
 また「このベリーは汚染されやすい。こっちのベリーは汚染されにくい。」などいろいろなことを知っているそうです。
 
 きっとこの家族の畑がある地区は放射能汚染されておらず、その草を食べるヤギの乳も安全なのでしょう。
「店で牛乳を買ったことがない。」とも話していました。
 確かに牛乳は検査をして1リットルあたり100ベクレル以下なら出荷されてしまいます。出荷されている、販売されている、イコール放射能ゼロという保障はありません。
 
 いやあ、すばらしい! この調子で生活を続けてください、とSOS子ども村の担当職員の方に伝えておきました。
 悲惨な事故が起きて、移住させられながらも、移住先でちゃんと体内被曝のない子供を育てている立派なお母さんたちもいるんですね。
 今回はチロ基金の活動ができなくて、うれしかったです。  
 

エントリーナンバー (13) 「くま侍」 (斜め右)

2011-11-10 | 日本文化情報センター
エントリーナンバー (13)
作品名「くま侍」
(確かに刀のようなものを持っていますね、くま侍。)

 参加作品は以上です。
 日本からもぜひ投票をお願いします!
 締め切りは12月8日です。

・・・・・・・・・・・・・・・

 以下は12月9日の追加書き込みです。
 投票は締め切らせていただきました。
 投票してくださった皆様、貴重な日本からの1票、ありがとうございました。
 12月10日の結果発表を楽しみにお待ちください。(^^)

エントリーナンバー (13) 「くま侍」 (正面)

2011-11-10 | 日本文化情報センター
エントリーナンバー (13)
作品名「くま侍」
高さは16センチです。 

エントリーナンバー (12) 「ベラルーシ風招き猫」 (斜め右)

2011-11-10 | 日本文化情報センター
エントリーナンバー (12)
作品名「ベラルーシ風招き猫」