ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

第9回 体調と対策メモ  睡眠について

2015-08-24 |   体調と対策メモ
 「体調と対策メモ」第9回です!
 今回は睡眠についてです。この投稿記事をお寄せくださっている方から不眠について、効果の高い対策方法を教えていただきました。
 このブログ上で公開して、同じような悩みをお持ちの方にぜひ読んでいただきたく思います。

(第1回からの「体調と対策メモ」はこちらにまとめてあります。)
 
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 体調と対策メモ 睡眠について

 こんにちは。
 いつも、体調と対策メモを寄稿させていただいている者です。

 今回は、睡眠について報告します。


 体調不良になってから、身体の痛みによる睡眠の浅さに悩んでいました。
 いままで自分でとっていた対策は身体を温めることや、漢方薬、お灸をすること、塩と重曹を入れたデトックスバスに長時間入ること等でしたが、なかなか寝付けない日がありました。
しかし、睡眠導入薬や抗不安薬などに頼りたくはなかったので、自分なりの方法を模索してきました。

 あるとき、大手食品メーカーがアミノ酸を主成分とした睡眠導入サプリメントを売り出し、好評を博しているという話を聞きました。

 このアミノ酸が、「グリシン」です。

 グリシンは、人間が摂取する基本的なアミノ酸なので、自然界にごく普通に存在しているもので、ペクチンと同様、副作用が少ないのです。
 「これだ!」と思い、即、購入を検討することに。

 そこで、調べてみたのですが、この食品会社が販売しているサプリメントはちょっと価格的に高いので、(それだけを飲むならいいのですが、わたしはほかにもペクチンなど、色々と飲んでいるので毎月の予算をオーバーしてしまうのです)詳しく成分を調べてみると、メインの成分はグリシンとクエン酸だということがわかりました。

 どうやら、グリシンとクエン酸を同時に寝る前に飲むと、ぐっすり眠れるだけでなく、すっきりと目覚められるというのです。
(どうしてそうなるかはまだ不明なんだそうですが、この組み合わせが不眠に効くことをこの食品メーカーが発見したそうです)

 それで、わたしは食品添加物の会社から、グリシンとクエン酸の粉末を購入し、(どちらも食品添加物として販売しています)寝る前にジュース等に混ぜて飲むことにしました。


 おすすめはオレンジジュースですが、ジュース工場で使われている水が心配な方は、ミネラルウォーターに溶かしてレモネードふうにするのもいいかもしれません。
 グリシンは甘いので、紅茶にいれてもおいしいです。クエン酸を加えるとレモンティー風の飲み物になります。


 さて、効果のほどですが、結論として、確かに、睡眠の質がとてもよくなり、疲れが取れるようになっただけでなく、目覚めがすっきりとするようになりました。
 身体の緊張感も緩和されますし、神経の痛みもかなりよくなったのがうれしいです。
 いまでも身体は痛いですが、グリシンを飲み始める前と比べると、格段の差があります。

 ここで注意事項ですが、睡眠に効果を出すために必要なグリシンの量は、最低でも3gらしいです。しかし、飲みすぎるとお腹がゆるくなったりこともあるようです。
 どんなものでもそうですが、あまりにも過剰に飲みすぎると、体に良いものでも悪影響が出るので、気をつけてください。

 また、これはわたしの体感なので、ほかの方はどうかわからないのですが、グリシンを毎日飲み始めてしばらくして、食道が急に狭くなってサプリメントが飲み込みにくなったことがありました。

 それで、もしやと思って鉄サプリを多めに飲んだら、のどの腫れがひいて楽になったのです。原因や理由はよくわかりませんが、このことから、わたしはグリシンを飲むときは、鉄分を多く摂るようにしています。
 グリシンが体内で作用するときに、もしかしたら鉄分が必要なのかもしれません。
(根拠はありません。わたしの体感だけです。申し訳ありません)


 グリシンを飲み始めて二ヶ月くらいになりますが、眠りの質はよくなりましたし、身体の痛みもかなり緩和されました。また、精神的にも落ち着き、リラックスできる時間が増え、痛みが減ったこととあいまって、一日のうちに出来ることがかなり増えて、喜んでいます。

 今、わたしのように体の痛みやだるさ、疲れやすさで悩んでいる方がほかにもいらっしゃると思います。
 病院で、きつい精神安定剤をもらって飲むよりも、グリシンとクエン酸を飲むほうが、ずっとリーズナブルだし、安全だし、味もおいしいので、一人でも多くの方にお知らせしたいと思い、寄稿させていただきました。
 飲み続けて一ヶ月くらいすると、心身ともにぐんと楽になってきます。

 安くて簡単で、ほんとうに効果があるので、ぜひ、試してみてください。


 ここまで書いて、「ベラルーシの部屋」の環境不適応症候群についての過去記事を読んだら、グリシンが有効、と書いてあるのを発見しました。
 やはり、グリシンは効果があるのですね!

 こうやって、ひとつひとつ、自分で確認していくのは、達成感があるし、続けていこうという意欲にもなります。
 体調不良とのお付き合いは長く続くので、これからも、過剰に頑張りすぎず、前向きに取り組んで行きたいと思います。

 これからも、よろしくおねがいします。

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 グリシンを飲む量や、あくまでご自分の体感、と書かれていますが、鉄分摂取との関係など詳しく書いてくださり、感謝しています。
 日本の製薬会社や食品メーカーも知らない内容かもしれません。

 同じような問題を抱えている方、あきらめずにいろいろな対策方法を試してみてください。
 この方の方法が万人に有効とは思いませんが、この方だけに有効な方法とは思えません。
 体調が不調でも落ち込まず、希望を持って取り組みましょう!
  

茶の湯の紹介 第13回 (6)

2015-08-22 | 日本文化情報センター
 出席されていたオシミャヌィ市役所の方から記念品を贈呈されました。
 ありがたいことです。
 また図書館長さんはオシミャヌィとその近郊にある名所まで観光に連れて行ってくれました。
 茶の湯の紹介は終わりましたが、今後もオシミャヌィの図書館とはまた日本を紹介するイベントを企画したいですね。
 
 こちらからも図書館ににほんのことを紹介する雑誌やアンティークこけしなどを寄贈しました。
 茶の湯が見られなかった人もこの図書館に来れば、日本のことを知ることができる場所になればと思います。

 今回の茶の湯も多くの方々のご協力のおかげで、滞りなく実施することができました。
 この場を借りてお礼申し上げます。
 また来年につなげていきたいです。(実は6年先まで予定が入っています。(^^;)できるかぎりこの活動を続けたいです。)

茶の湯の紹介 第13回 (5)

2015-08-22 | 日本文化情報センター
 正座ができないからお茶が飲めない・・・とあきらめていた方々にも各席で試していただきました。
 (お箸の使い方に苦労があったようですが・・・)

 来場者の方々からはさまざまな質問が飛び交いました。
 内容は茶道に限らず、花見や武士道、富士山についてまで。
 一番おもしろかった質問は、お太鼓に結んだの帯を見て
「それはカバンですか?」
「いいえ、何も入れられません。」
・・・でした。(^^;)

茶の湯の紹介 第13回 (4)

2015-08-22 | 日本文化情報センター
 デモンストレーションの後は希望者の方にお茶を点てます。
 しかしお茶は飲みたし、正座はつらし、というベラルーシ人が多いのですが、若い人は果敢に挑戦していました。

茶の湯の紹介 第13回 (3)

2015-08-22 | 日本文化情報センター
 いよいよ茶の湯のデモンストレーションが始まります。
 ロシア語の解説付きなのですが、どこまで通じるかなあ・・・といつも心配です。
 
 会場はしーんと静まり返っていました。でも写真をとる人やビデオをかまえている人はたくさんいる・・・。年々こういう人が増えているので、緊張しますね。

 (画像は後ほど公開します。自分で自分を写せないので。(^^;)  ・・・と思っていたのですが、後日、オシミャヌィ図書館から、動画が送られてきました。
 ロシア語ですが、ご覧になりたい方はどうぞこちらをクリックしてください。
 

茶の湯の紹介 第13回 (2)

2015-08-22 | 日本文化情報センター
 茶の湯の前座(^^;)としてうちの娘が扇子を使った踊りを披露しました。
 日本舞踊を本格的に学んだわけではないので、見様見まねなのですが、拍手をいただけてうれしかったです。

茶の湯の紹介 第13回 (1)

2015-08-22 | 日本文化情報センター
 13回目となりました日本文化情報センター実施の茶の湯の紹介。今年はリトアニア国境に近い町オシミャヌィ市立図書館が会場でした。

 この図書館では2013年12月に出張講演を行い、新美南吉の紹介を行っています。

 今年オシミャヌィで茶の湯の紹介ができてよかったです。これもご縁ですね。(^^)
 オシミャヌィ市立図書館の皆様には館長さんはじめ、多大なるご協力をいただき大変お世話になりました。

 開催されたのは8月21日。今回は私の母が主人の役担当、私が主客担当、私の娘が次客の役担当、父が三客の担当でした。

 会場にはおよそ50人が来場してくれました。 
 また地元の新聞社からの取材も受けました。この新聞記事については記事掲載後、改めてご報告します。


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 過去に茶の湯を開催した会場とご報告はこちらです。

2002年 日本文化情報センター創立3周年記念

2003年 グロドノ市立中央児童図書館

2004年 日本文化情報センター創立5周年記念

2005年 ポーロツク市立第7児童図書館

2006年 スベトロゴルスク市立中央児童図書館

2008年 SOS子ども村

2009年 日本文化情報センター創立10周年記念

2010年 オシポビッチ青少年創作センター.

2011年 アガレビッチ村立学校.

2012年 カリンコビッチ市立第3学校

2013年 モロジェチノ中央図書館.

2014年 日本文化情報センター創立15周年記念.


チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第181回」

2015-08-17 |   ビタペクト配布活動
 8月17日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第181回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。

 今回はセルロースを6個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを4部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2365個、セルロースの合計は34個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2104部となりました。
 今回で通算196目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2365人の子どもにビタペクトを、約17人の子どもにセルロースを、2104家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。


(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html


(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42

(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 現在ビタペクト3の在庫がなくなり、セルロース(1個で2人分)で補うことになりました。

 チロ基金は以前にもビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a


 今回は4家族がブレスト(チェルノブイリ原発から約440キロ)からSOS子ども村に保養滞在していました。

(家族A) 

 祖母が2人の孫を引率していました。1個のセルロースを渡しました。 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。△印の子どもにセルロースを渡しました。

祖母(事故発生時32歳)27ベクレル
孫 (8歳)45ベクレル △
孫 (5歳)26べクレル △

 子どもたちの健康状態ですが、8歳の孫(男子)は慢性気管支炎にかかっており、食べ物の好き嫌いが激しく、野菜と果物はほとんど食べないので、肥満が悩みだそうです。(体重が50キロです。)
 5歳の孫は食品アレルギーが多く、よく下痢を起こすそうです。ココアも飲めないと話していました。
 おばあさまは孫2人の食事作りに困っているらしくいろいろな質問を受けました。
 おばあさま自身は甲状腺の肥大が見つかり、長年ヨウ素剤を飲んでおり、毎年エコー検査も受けていますが、最近ようやくヨウ素剤は飲まなくてよくなったそうです。
 孫たちの両親は健康だそうです。 


(家族B)

 祖母が4人の孫を引率していました。 この家族には2個のセルロースを渡しました。それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。△印の子どもにセルロースを渡しました。

祖母(事故発生時32歳)15ベクレル
孫 (13歳)37ベクレル △
孫 (11歳)46ベクレル △
孫 (11歳)37ベクレル △
孫  (6歳)29ベクレル △
13歳の孫は食物アレルギーを持っています。母親がこの子を妊娠中に柿を食べ過ぎたからこうなった、とおばあさまは主張しているのですが、たぶん無関係だと思います。
 その子以外の子どもたちは比較的健康で、冬場風邪をよくひき、それが長引くことが多いということでした。
 

(家族C)

 お母さんが3人の子どもを引率していました。 この家族には2個(3人分)のセルロースを渡しました。それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。△印の子どもにセルロースを渡しました。

母親(事故発生時10歳)25ベクレル
長女(15歳) 31ベクレル △
長男(13歳) 27ベクレル △
次女 (4歳) 30ベクレル △

 この家族には3人に2個のセルロースを渡しましたが、3人で分けるかお母さんもいっしょに飲むよう勧めました。
 子どもたちは比較的健康だそうです。長女がよく風邪を引いていたそうですが、最近はあまりひかなくなってきたと話していました。


(家族D) 

 お母さんが3人の子どもを引率していました。 この家族には1個(2人分)のセルロースを渡しました。それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。△印の子どもにセルロースを渡しました。

母親(事故発生時8歳) 26ベクレル
長男(15歳) 20ベクレル △
長女 (8歳) 32ベクレル △
次女 (6歳) 7ベクレル

 子どもたちは3人とも元気だそうです。ただやはり冬場風邪をよくひき、長引くことが多いということでした。

 今回も子どもたちに折り紙、折り鶴、折り鶴の作り方(千羽鶴プロジェクト)、日本語で子どもの名前を書いた絵葉書、着物から作った巾着袋をプレゼントしました。
画像は記念撮影した様子です。(保養とは関係ない人も1名写っていますが・・・)
 
 最後になりましたが、セルロースの購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や絵葉書、巾着袋など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。