ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第234回」

2018-11-23 |   ビタペクト配布活動
 11月23日にビタペクトと「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第234回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。

 今回はビタペクトを7個と、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー1部を渡しました。  
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2656個、セルロースの合計は150個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2197部となりました。
 今回で通算250回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2656人の子どもにビタペクトを、約143人の子どもにセルロースを、2197家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)


http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

 今回は2家族がゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)SOS子ども村に保養滞在していました。それぞれの家族にお話を伺いました。


(家族A)

 お母さんが7人の子どもを引率していました。この家族には2個のビタペクト3を渡しました。
 この家族は2016年12月にも保養滞在したことがあります。
 詳細はこちらをご覧ください。

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第203回」(家族B)

 このとき同行していた家族Aの子どものうち、2人だけが今回再保養に来ていました。
 それぞれの前回と今回の内部被爆の測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。

母親(チェルノブイリ原発事故発生時5歳) 8ベクレル → 10ベクレル
長男(16歳) 14ベクレル → 11ベクレル
長女(14歳) 20ベクレル ○ → 16ベクレル
次男 (8歳) 21ベクレル ○ → 19ベクレル
三男 (5歳)  7ベクレル → 11ベクレル
次女 (3歳)(今回初測定)23ベクレル ○
男子(12歳) 19ベクレル ○ → 18ベクレル 
次男(10歳)  6ベクレル → 25ベクレル
  
 お母さんに子どもたちの健康状態についてお聞きしました。
 2年前に来たときと同じく、長男はSOS子ども村に来てから、中耳炎になっていました。入院はしていませんでしたが、最近頭の中にのう胞ができていることが、分かり投薬治療を始めたそうです。半年様子を見て、もしのう胞の大きさが小さくならなかったら、切除手術を受けるよう医者に勧められている、けれど外科手術は受けたくない、進学はどうするのか、などお母さんも本人もとても心配していました。
 三男は慢性気管支炎だそうです。

   
(家族B) 

 お母さんが7人の子どもを引率していました。この家族には5個のビタペクト3を渡しました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時5歳) 8ベクレル
長女(10歳) 21ベクレル ○
長男 (8歳) 21ベクレル ○
次男 (6歳) 24ベクレル ○
次女 (2歳) 24ベクレル ○
姪 (13歳) 21ベクレル ○
甥  (8歳) 16ベクレル
姪  (2歳) 19ベクレル

 次男は生まれつき心臓の壁に穴が開いているそうですが、大きさは小さく、成長とともにふさがるだろう、とお母さんは楽観視していました。
 他の子どもたちも比較的健康だそうです。

 
 今回も子どもたちに折り紙、折り鶴、日本のシール、日本語で子どもの名前を書いたカードなどをプレゼントしました。
 日本のアニメや韓流ドラマに興味があるという子がいて、質問攻めに合いました。
 その中の一番の珍問は、これです。
「学校の地理の授業のとき、先生が『日本列島は全て人工島』って言っていたけど、本当ですか?」
 ベラルーシの学校でこんなことを教えているのが事実なら、問題ですね・・・。
 これを質問した子が、先生が言っていることを勘違いしただけだと思います。
 
 画像は記念撮影した様子です。昼寝で寝ていたなどの理由により写っていない子どももいます。 
 
 最後になりましたが、ビタペクトの購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。



新美南吉ロシア語訳童話集「ごんぎつね」寄贈先一覧 (ベラルーシ国内 旧ソ連)

2018-11-08 |   新美南吉
 2016年から続けていました新美南吉ロシア語訳童話集「ごんぎつね」をベラルーシ国内、そして旧ソ連各地の図書館や学校に寄贈する活動について最終報告です。
 
 2018年に新美南吉ベラルーシ語訳童話集「手袋を買いに」をベラルーシ各地の図書館に寄贈するプロジェクトが開始したのに伴い、ロシア語訳童話集「ごんぎつね」を寄贈する活動はこれで完了となります。
(将来的に再版する可能性もありますが、現時点では寄贈を終了したということで、ご報告します。)

 寄贈するため必要な郵送費は全てチロ基金が負担しています。
 本書を出版するため、また郵送するために寄付金をお寄せくださった皆様、本当にありがとうございました。深く感謝申し上げます。

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新美南吉ロシア語訳童話集「ごんぎつね」寄贈先一覧 


「ベラルーシ国内」

<ミンスク>
日本文化情報センター
ミンスク市立児童図書館全館。(全18館)
ベラルーシ国立図書館
ベラルーシ国立学術技術図書館
ミンスク市立第190番学校
ミンスク市立第134番学校
ミンスク市立第19番ギムナジア
在ベラルーシ日本大使館閲覧室

<バラノビッチ>
バラノビッチ市立の全ての図書館

<べリョーザ>
べリョーザ市立第3番学校

<ボロブリャヌィ>
SOS子ども村母子ソーシャルセンター図書貸し出しコーナー

<ビテプスク>
ビテプスク市立外国文学図書館
ビテプスク市立中央図書館
ビテプスク市立図書館 全8館
ビテプスク市立児童図書館 全6館

<ゴメリ>
ゴメリ市立第4学校図書室

<グロドノ>
グロドノ市立中央児童図書館
グロドノ市立図書館 全7館

<カリンコビッチ>
カリンコビッチ市立第3番学校

<モロジェチノ>
モロジェチノ市立中央図書館
モロジェチノ市立図書館 全2館
モロジェチノ市立図書館「ベラソーク」
モロジェチノ市療養所学校

<モロジェチノ地区>
チスチ村立図書館
ラドシコビチ村立図書館

<オルシャ>
オルシャ市立中央図書館

<オストロベツ>
オストロベツ市立図書館
マリ町図書館
オストロベツ地区図書館(全14館)
オストロベツ市立第1ギムナジア図書室
マリ村立小学校図書室

<オシミャヌィ>
オシミャヌィ市立児童図書館
オシミャヌィ市立図書館 全2館

<オシミャヌィ地区>
パリャヌィ村立伝統文化部図書室
オシミャヌィ地区内の図書館計15館

<ポーロツク>
ポーロツク市立第3図書館
ポーロツク市役所教育・スポーツ・ツーリズム部内図書室
国立第1番ギムナジア、国立第2番ギムナジア
国立軍人養成学校図書室
ポーロツク市立学校図書室 (全14校)

<ポーロツク地区>
ポーロツク地区内の学校図書室 (全12校)

<プルジャヌィ>
プルジャヌィ市立児童図書館
プルジャヌィ市立第5図書館
ルジャンヌィ市立児童図書館
シェレシェフスキー市立図書館
クレパチスカヤ村立図書館
リノフスカヤ村立図書館
ノボザシモビチスカヤ村立図書館

<スベトロゴルスク>
スベトロゴルスク市立中央児童図書館
スベトロゴルスク市立第4児童図書館
スベトロゴルスク市立第6児童図書館
スベトロゴルスク市立中央図書館

<スルーツク>
スルーツク市立児童図書館

<ストルブツィ>
ストルブツィ市立児童図書館


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 「旧ソ連国内」

<アゼルバイジャン>
バクー市第225番学校

<カザフスタン>
カザフスタン日本人材開発センター(アルマトィ市)

<キルギス>
キルギス共和国日本人材開発センター(ビシュケク市)

<ラトビア>
リガ文化学校

<リトアニア>
アトギミモ小中学校(ドルスキニンカイ市)

<ロシア>
ペルミ市第3ギムナジア
ウラジオストク日本センター
沿海州児童図書館(ウラジオストク市)
ユジノ・サハリンスク第1ギムナジア
ニジニー・ノブゴロド日本センター
ニジニー・ノブゴロド言語学大学内日本センター
シベリア北海道文化センター (ノボシビルスク市)
モスクワ外国文学図書館「国際交流基金」文化事業部付属図書館
モスクワ大学付属アジア・アフリカ諸国大学図書館
モスクワ日本センター
ロシア国立児童図書館(モスクワ市)
モスクワ市立第1257学校図書室
モスクワ州立児童図書館(プーシキノ市)
ビードノエ市立中央児童図書館
フリャジノ市中央図書館
シチョルコヴォ児童図書館
サンクト・ペテルブルグ日本センター
サンクト・ペテルブルグ外国児童文学図書館(サンクト・ペテルブルグ市立第3児童図書館)
サンクト・ペテルブルグ市立第83番学校図書室
サンクト・ペテルブルグ市立第583番学校図書室
ハバロフスク日本センター
ヤロスラフ市立中央児童図書館
情報文化センター「日本」(エカテリンブルグ市)

<タジキスタン>
タジキスタン-ロシア・ギムナジウム『Hotam and P.V.』学校(ドゥシャンベ市)

<ウズベキスタン>
日本センターNORIKO学級(リシタン市)

<エストニア>
ラスナマエ・ギムナジア(タリン市)

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 寄贈先図書館施設のロシア語版、また詳細については、日本文化情報センターのべラルーシ人向けロシア語サイトをご参照ください。
 (こちらです。)

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第233回」

2018-11-07 |   ビタペクト配布活動
 11月7日にビタペクトと「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第233回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。

 今回はビタペクトを3個と、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー2部を渡しました。  
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2649個、セルロースの合計は150個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2196部となりました。
 今回で通算249回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2649人の子どもにビタペクトを、約143人の子どもにセルロースを、2196家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)


http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

 今回は2家族がゴメリ(チェルノブイリ原発から約140キロ)から保養滞在していました。

(家族A)

お母さんが10人の子どもを引率していました。この家族には2個のビタペクトを渡しました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクトを1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時13歳)8ベクレル
女子(14歳)17ベクレル  
女子(14歳)12ベクレル  
男子(13歳)19ベクレル
男子(13歳)18ベクレル 
男子(10歳)13ベクレル 
男子(10歳)16ベクレル 
男子 (6歳)24ベクレル ○
女子 (3歳)20ベクレル ○ 
男子 (4歳)16ベクレル  


 この家族は家庭タイプ孤児院といわれるもので、子ども全員が里子です。
 お母さんに子どもたちの健康状態を尋ねました。
 18ベクレルだった13歳の男の子は、偏頭痛持ちで、乗り物酔いもよく起こすそうです。
 子ども達は全員ではありませんが、毎年のようにイタリアに保養に行っているそうです。
 ほとんどの子どもたちが比較的健康だそうですが、6歳の男の子が一番問題があるそうです。

 アルコール中毒の両親の元で生まれ、ほとんど育児放棄されていたらしく、2才8ヶ月で保護されたときは、垢まみれ、父親から頭を殴られるなどの虐待も受けていたそうです。
 その後、今の養親に引き取られましたが、言葉の発達が遅く、暗記力もなく、6歳になっても、丸や三角の形の区別がつかない、色の名前も覚えられない、自分でくつをはいたり、上着のボタンを留められない、人の顔や名前もすぐ忘れてしまう、などの症状が出ているそうです。
 また頭痛をよく訴えるそうです。
 医者からは1年に1回、入院して投薬治療を受けるように言われ、そうしているのですが、薬の効き目はないそうです。
 病院で何を治療しているのか、お母さんのお話を聞いていてもよく分かりませんでした。
 学習障害なのか記憶障害なのかもよく分かりませんでした。
 以前、SOS子ども村で学習障害の女の子で、自分の名前のスペルすら書けないのに、絵画には飛びぬけた才能を持っている子がいましたが、今回の男の子は、一つ飛びぬけた才能があるわけでもなさそうで、お母さんは心配していました。
 生みの親から受けた暴力の記憶が残っていて、記憶障害を起こしている、とお母さんは話しており、それは一生消えることがないのでは、とも考えているようでした。
 父親から叩かれて、脳そのものに機能障害が残っているから、頭痛持ちなのでは? と私は思ったのですが、そのような検査は病院でしているだろうし、どんな薬を飲んでいるのかよく分かりません。 

 ともかく、ベラルーシはアルコール中毒が1番の社会問題なので、このような両親の元に生まれてきたばかりに似たような症状の子どもがたくさんいるんだろうと思うと、知らないだけでその数と社会的損失は計り知れないのでは、と思いました。
 そのような子どもたちの心身のケアを政府は里親に丸投げしている感じがしないでもないですが、でも優しい里親の元で暮らせて、今はこの男の子も幸せだと思います。
 

(家族B)

お母さんが4人の子どもを引率していました。この家族には1個のビタペクトを渡しました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクトを1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時5歳)8ベクレル
長男(14歳) 11ベクレル 
長女(10歳) 21ベクレル ○
次女 (8歳) 15ベクレル 
三女 (6歳)  7ベクレル

 子ども達は比較的健康ということでした。長男は子どものとき髄膜炎にかかったのですが、早めに気づいて治療を始めたところ、完治したそうです。
 長女は病弱で、頭痛持ち、耳の痛みを訴えるなどの症状があったのですが、最近は落ち着いてきたとのこと。しかし、私がSOS子ども村へ行った日の前日、室内プールへみんなで泳ぎに行って、この子だけ体調不良になり寝ていました。プールの水を飲んでしまったからと、お母さんは話していましたが、他にも飲んだ子どもがいるのに、と思いました。

 今回も子どもたちに折り紙、折り鶴、着物から作った巾着袋、マグネット、日本語で子どもの名前を書いたカードなどをプレゼントしました。
 子ども達は、さっそく折り鶴を作っていましたが、すぐにたくさん折っていたので、びっくりしました。

 画像は記念撮影した様子です。病気で寝ていたなどの理由により写っていない子どももいます。 
 
 最後になりましたが、ビタペクトの購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。