ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2023年1月17日。ウクライナ侵攻から329日目

2023-01-17 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年1月17日。
 今日は雨が降っています。

 2026年から2032年までの期間でオリンピックがロシアとベラルーシでは放送されないことが決まりました。
 国際オリンピック委員会の決定によります。どちらにせよ、ロシアとベラルーシの選手はオリンピックに出場できないのですから、放映もしなくて当然という考えです。

 オーストラリアテニス協会は今日、同国駐在のウクライナ大使からの要請を受け全豪オープンテニスにおけるロシアとベラルーシの国旗掲出を禁止しました。旗は禁止ですが、ロシアとベラルーシの選手が中立選手として、同試合に出場しているため、16日に行われた試合ではウクライナとロシアの選手が対戦。その観客席にいた一部のファンがロシア国旗を掲げ、それをきっかけに、ウクライナのファンたちが警備員や警察を呼ぶよう求める事態になったそうです。
 選手自身もやりづらいでしょうね・・・。それとも、政治は政治、スポーツはスポーツと割り切れるものなのでしょうか。

 アルゼンチン駐在の元ベラルーシ大使が横領の罪などで起訴され、裁判が始まりましたが、もちろん当人は欠席しています。
 野党リーダー、チハノフスカヤ氏などの裁判もベラルーシで始まっていますが、欠席裁判です。裁判所はチハノフスカヤ氏に対して、裁判に来るよう求めていますが、もちろん帰国そのものをしません。

 ブリンケン米国務長官は今日、チハノフスカヤ氏らに対する公判が本人不在のまま同国で始まったことについて、ベラルーシ現政権による民主主義の抑圧だと非難する声明を発表しました。対抗措置として、同国議員を含む25人に対しビザ発給を制限するそうです。


 ロシア大統領がウクライナ戦争の総司令官に新たに任命されたゲラシモフ参謀総長に対し、3月までにドンバスを完全に占領するよう命じました。

 ロシアのショイグ国防相は、ロシア軍の兵士の数を150万人に増やすことを大統領から命じられたことを受け、ゲラシモフ参謀総長らと会議を行い、2026年までに兵士の数を現在の115万人から150万人に増やすことを発表しました。