ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

将棋指導 高田尚平七段来館されました 2

2018-07-24 | 日本文化情報センター
 直筆の色紙もいただきました。
 弊センター将棋クラブにとって光栄なことです。
 お忙しい中、ご来館の時間を見つけていただき、また貴重なご指導をくださって、高田七段には大変感謝しております。
 ありがとうございました。

将棋指導 高田尚平七段来館されました 1

2018-07-24 | 日本文化情報センター
 7月23日日本文化情報センターにてベラルーシに来られた高田尚平七段が、将棋クラブのメンバーに将棋の指導をしてくださいました。
 もうすぐドイツで行われるヨーロッパ将棋大会を観戦する前にベラルーシへお寄りただいたのがきっかけです。
 プロ棋士に直接ご指導がいただけて、一同感謝、感動です。

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第228回」

2018-07-18 |   ビタペクト配布活動
 7月18日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第228回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。

 今回はビタペクト6個と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを1部渡しました。  
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2620個、セルロースの合計は150個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2192部となりました。
 今回で通算244回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2620人の子どもにビタペクトを、約143人の子どもにセルロースを、2192家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)


http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

(家族A)
 ピンスク市(チェルノブイリ原発から約280キロ)から来た家族。
 お母さんが6人の子どもを引率していました。この家族には1個のビタペクト3を渡しました。

 この家族は2009年5月、2010年7月、2011年4月、2015年6月にも保養滞在していたことがあります。そのときの様子はこちらをご覧ください。

「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第90回」(家族A)

「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第105回」(家族A)


「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第116回」(家族A)


「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第179回」(家族A)

 2009年、2010年、2011年そして2015年の測定結果については以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時14歳)  0ベクレル → 9ベクレル → 17ベクレル → 17ベクレル → 6ベクレル
女子 (15歳)26ベクレル ○ → 33ベクレル ○ → 23ベクレル ○ → 45ベクレル ○ → 11ベクレル
男子 (15歳)18ベクレル ○(2011年初測定) → 23ベクレル ○
 → 34ベクレル ○
女子 (14歳)22ベクレル ○ → 32ベクレル ○ → 19ベクレル ○ → 25ベクレル ○
 → 12ベクレル
女子 (11歳)(2009年は測定なし)30ベクレル ○ → 17ベクレル → 7ベクレル → 13ベクレル
男子 (6歳) 5ベクレル(2015年初測定) → 19ベクレル
女子 (4歳)(2018年初測定)10ベクレル’ 


 この一家は10人子どもがいますが、そのうち6人の子どもを連れてきています。
 車椅子の男の子は15歳になってすっかり大きくなりましたね。
 子どもたちの健康状態ですが、6歳の男の子は斜視で、両足が曲がっており、2度手術を受けて、だいぶ上手に歩けるようになっていました。
 このように運動障害を抱える子どもはなかなか一般のサナトリウム施設で保養滞在できず、行くことができないそうですが、SOS子ども村は受け入れてくれるので、助かります、とお母さんは話していました。
 今回は子どもたちの内部被曝量も大幅に減りました。
 お母さんは被爆の原因は近所の森で摘まれたビルベリーではないかと以前疑っていましたが、最近ビルベリーは食べないようにしているそうです。
 前回保養に来たとき、ビルベリーなど測定したほうがいいですよ、とアドバイスしましたが、今回尋ねたら、食品の測定はしていない、と話していました。(まあ、そんなものですね。子どもが大勢いると、育児に追われて、目に見えない放射能のことは後回しになってしまうのでしょう。)


(家族B)

 ジトコビチ市(チェルノブイリ原発から約190キロ)から来た家族。家庭タイプ孤児院の家庭でした。
 お母さんが10人の養子を引率していました。この家族には5個のビタペクト3を渡しました。
 測定結果は以下のとおりです。丸印の子どもにビタペクトを1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時18歳)6ベクレル
男子(16歳) 18ベクレル 
女子(16歳) 16ベクレル  
女子(15歳) 15ベクレル 
女子(15歳) 17ベクレル  
女子(14歳) 18ベクレル 
男子(12歳) 23ベクレル ○
女子(12歳) 23ベクレル ○ 
男子(11歳) 29ベクレル ○
女子 (7歳) 34ベクレル ○ 
男子 (7歳) 23ベクレル ○

お母さんに子どもたちの健康状態について尋ねました。16歳の男子と11歳の男子は2人とも心雑音が聞こえるそうです。16歳の男子は今はよくなっているそうです。
 子どもたちの多くが背骨が曲がっており、カルシウム不足を指摘されていますが、お母さんから言わせると、この家庭に引き取られる前、生みの親から育児放棄されていた子どもが多く、そのために栄養不足になっている、ということでした。

 今回も子どもたちに折り紙、折り鶴、日本語で子どもの名前を書いたカード、5円玉お守りなどをプレゼントしました。
 子どもたちはお母さんと日本に行きたいと話していました。育ててもらった子どもたちが育てのお母さんに日本旅行をプレゼントする日が来たらいいですね。  
 画像は記念撮影した様子です。

 最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第227回」

2018-07-07 |   ビタペクト配布活動
 7月7日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第227回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。

 今回はセルロースを6個と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを3部渡しました。  
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2614個、セルロースの合計は150個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2191部となりました。
 今回で通算243回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2614人の子どもにビタペクトを、約143人の子どもにセルロースを、2191家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)


http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

 今回もビタペクトではなくセルロースを渡しました。

(家族A)

 ブレスト市(チェルノブイリ原発から約440キロ)から来た家族。
 お母さんが3人の実子を引率していました。この家族には3個のセルロースを渡しました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにセルロースを1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時2歳)14ベクレル
長女 (11歳) 22ベクレル ○
次女  (8歳) 23ベクレル ○
長男  (2歳) 27ベクレル ○

 お母さんに子どもたちの健康状態について尋ねましたが、よく風邪を引き、しかも長引くことが多いそうです。
 長女は1年前心雑音が聞こえて、今は経過観察中と話していました。

 お母さん自身は長女を妊娠中に、肝臓にのう胞ができていると言われ、どうしたらいいのかと医者にききましたが、出産には関係がないということで、そのまま長女を出産。
 次女妊娠中にはのう胞が二つに増えた、と言われましたが、その治療は受けないまま出産。
 長男妊娠中にはのう胞が一つ減っていて、そのままもう一つも放置しているとのことでした。このままもう一つも消えてほしい、とお母さんは話していました。
 他にも次男に予防接種を足にしたら、丸く腫れてしまったので、医者に見せると、外科手術をして切除しましょう、と言われてお母さんはびっくり。
 ハーブの煎じたものやキャベツの葉で湿布をしたら、半年後にほとんど治ったそうです。
 またこのお母さんは子宮筋腫があったのですが、コリアンダー・シードを煎じたものや、ビートのジュースをずっと飲んでいたら、きれいに消えたと話していました。
 このような自然なものを使った療法は全て、おばあちゃんから教えてもらたもの、と話していました。
 効果が科学的に証明されているとはかぎりませんが、ベラルーシの民間療法ということで、ご紹介しておきます。


(家族B)

 ブレスト市(チェルノブイリ原発から約440キロ)から来た家族。
 お母さんが1人の実子、ブレスト多子家庭協会の子ども4人を引率していました。この家族には2個のセルロースを渡しました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにセルロースを1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時20歳) 10ベクレル
男子(11歳) 15ベクレル 
男子(15歳) 15ベクレル
女子(12歳) 32ベクレル ○
男子(11歳) 13ベクレル 
男子(9歳)  23ベクレル ○

 お母さんの話によると11歳の息子はアレルギーが出て、腕の皮膚がいつも荒れているそうですが、医者に診てもらっても、アレルゲンが何なのか分からずじまいだそうです。
 

(家族C)

 ブレスト市から約20キロ離れたルィシチツィ村(チェルノブイリ原発から約460キロ)から来た家族。
 お母さんが2人の実子、姪1人を引率していました。この家族には2個のセルロースを渡しました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにセルロースを1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時0歳)17ベクレル
長男(11歳) 17ベクレル 
長女 (9歳) 26ベクレル ○
姪  (4歳) 14ベクレル 

 子ども達は風邪をよく引くほかは比較的健康だそうです。ただお母さんは7年前甲状腺がんになり、甲状腺を全部摘出したそうです。
 今はホルモン剤を飲み続けており、他にもカリウムサプリを摂っているそうです。障害者認定を受けていますが、カリウムサプリは全額自己負担。月に日本円にして8000円の障碍者年金を受け取って、それでホルモン剤やカリウムサプリを購入しているそうです。
 このお母さんのカリウム量ですが、目安の半分しかなく、明らかにカリウム不足。サプリを飲んでいるのに足りていません。
 また転移がん予防として、手術後放射性ヨードを一回飲んだとも話していましたが、素人判断で、「それって大丈夫なの? 新たな被曝にならないの?」と思いました。しかし、甲状腺を全て摘出後なので、大丈夫なのだそうです。手術して7年経ちましたが転移はないそうです。
 ただお母さんはやせていて顔色も悪く、首元には手術の跡(いわゆるチェルノブイリのネックレス)があって、痛々しかったです。

 画像は記念撮影したものです。子どもたちには折り紙や折り鶴、和風美人画モチーフのカード、子どもたちの名前を書いた色紙などをプレゼントしました。
 子ども達からは「日本語で何かしゃべってー!」とねだられ、大変でした。でも日本語に興味がある子どもが増えてきてうれしいです。
   
 今回のセルロースの購入費には、CD「月と日」の売り上げを使いました。
 最後になりましたが、折り紙など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
 べラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。