ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

チロ基金の活動「ビタペクト2(セルロース)&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第134回」

2012-05-28 |   ビタペクト配布活動
 5月28日にビタペクトTと「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第134回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。

 今回も子どもたちにビタペクトTを渡すことができませんでした。代わりにペクチン配合セルロースを配布しました。
 以前のこの活動でもセルロースをビタペクトTの代わりに子どもたちに渡したことがあります。
 詳しくはこちらの記事をご覧ください。

 133回目に当たるチロ基金の活動「ビタペクト2無料配布」について。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c5c13bdc865c7071c69c29024464ff6d


 チロ基金の活動「ビタペクト2(セルロース)『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第123回」

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/b70d590afa565bd909875ae3aae13527


 ペクチン配合セルロースについてはこちらです。
ペクチン配合セルロースについて (1)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a


ペクチン配合セルロースについて (2)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5d48a74eef693b9246d188dfa277d076


ペクチン配合セルロースについて (3)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/33089b7659d42b742cf36a33deba21ad



 ビタペクトTを製造しているベルラド研究所側の事情により、現在ビタペクトTの製造が休止しています。さらに現在のところ在庫もありません。
 しかしチロ基金としては子どもたちに何もあげないよりは、ペクチン配合セルロースを渡すほうがいいと考え、今回はビタペクトTの代わりに「ペクチン入りセルロース・ツルコケモモ」(250グラム入り)6個をSOS子ども村にて保養滞在している家族に渡しましたのでご報告いたします。
 これでチロ基金が今までに子どもたちに渡したペクチン入りセルロースは合計26個になりました。
 ペクチン入りセルロースは250グラム入りで、ビタペクトTは152グラム入りです。そのためペクチン入りセルロースを子どもたちにあげるときには1個で2人分として渡しています。

 また「放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。これで今までに配布した「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1730部となりました。
  
 今回で通算144回目の配布となりました。延べ人数ですが、1730家族分の「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト2配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html


(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。) 

http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html


(WBCによる測定、ビタペクトTを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


 
 今回は2家族がブレスト州ピンスク(チェルノブイリ原発から約280キロ)、ならびにその周辺地域から保養に来ていました。


 (家族A)
 この家族は2007年にも保養滞在していたことがあります。そのときのようすはこちらをご覧ください。
 チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第67回」(家族A)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/27b099d7ae72e54b70e05eba41b999c7


 ブレスト州ピンスク地区にあるブリカ・ゴロジシェンスカヤから来た家族。お母さんが3人の養子や知人の子ども3人をつれて来ていました。それぞれの体内放射能値はこのとおりでした。○印の子どもにセルロースを配布しました。

母親(チェルノブイリ原発事故発生時22歳)10ベクレル → 20ベクレル ○
男子(13歳)29ベクレル ○
男子(12歳)29ベクレル ○ → 28ベクレル ○
男子(10歳)10ベクレル → 21ベクレル ○
男子(17歳)17ベクレル ○
男子(14歳)30ベクレル ○
女子(12歳)35ベクレル ○

 このうち17歳男子、14歳男子、12歳女子は兄弟です。ピンスク市から6キロのガレボという町で暮らしています。
 12歳男子と10歳男子も兄弟で、養子となっていますが、2007年にも保養滞在していたので、前回の測定結果も載せました。 
  
 子どもたちは特に持病などはない、というお話でした。13歳の男子は斜視でしたが、治ってきたそうです。
 養子の子どもたちは引き取られてきた当初は情緒不安定だったり、免疫力が低下していたのか、弱々しい感じだったのですが、しばらく養親の元で過ごしていると、落ち着いてきてだんだん元気になってくるそうです。


(家族B)

 この家族は10年前にSOS子ども村に保養に来ていましたが、当時はまだチロ基金がSOS子ども村とこの活動を始めていませんでしたので、データなどはありません。
 お母さんが子ども6人を連れてきていました。それぞれの体内放射能値はこのとおりでした。○印の子どもにセルロースを配布しました。

母親(チェルノブイリ原発事故発生時27歳) 9ベクレル
男子 (8歳)25ベクレル ○
女子(12歳)37ベクレル ○
男子 (8歳)26ベクレル ○
男子(11歳)23ベクレル ○
女子 (7歳)29ベクレル ○
女子(11歳)19ベクレル ○ → 0ベクレル

 このうち12歳女子、8歳男子は兄弟です。この2人と11歳男子はピンスク市から25キロのところにあるボキニチから来ていました。
 7歳の女の子はミンスク(チェルノブイリ原発から約350キロ)から来ていました。どうしてかと言うと、本当はピンスクから男の子が1人保養に行く予定だったのですが、事情があってその子どもは行けないことになりました。しかし1人分の穴が開いてしまうのはもったいないので、このお母さんの知り合いの子ども(多子家庭の子ども)であるこの7歳の女の子が代わりに行くことになったのです。
 測定してみたら、高い値だったので、今回保養に行けてよかった、と思いました。

 また11歳の女子は他の引率のお母さんと2010年に保養に来ています。そのときのようすはこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第105回」(家族A 当時は9歳)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/7437295375f3748d57670e7dad042869


 この女の子だけ、今回0ベクレルだったので、本人も「今回はペクチンを飲まなくていい。」と喜んでいました。

 子どもたちは持病などなく健康ということです。ボキニチから来ていた8歳の男の子は、斜視がひどくなってきたので1年前手術を受け、よくなったということでした。
 養子の8歳の男の子は口の周囲にアレルギーと思われる吹き出物ができたのですが、医者に連れて行っても何が原因なのか分からないままになっています。
 
 今回も子どもたちにプレゼントを、と思っていたのですが、うっかりしてまとめて入れていた袋を忘れてしまいました。
 でも子どもたちはまだ保養滞在を続けていますので、帰宅する前にまたSOS子ども村に届けに行こうと思っています。
(ドン臭くてすみません。) 

 画像は記念撮影のようすです。恥ずかしがって逃げてしまった男の子が、写っていません。
 (日本でもそうですが、男の子って写真に撮られるの恥ずかしがる子、特に思春期の年齢でいますよねえ。どうしてなんだろう?)

 最後になりましたが、ペクチン配合セルロースの購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や手作りのアクリルたわし、カレンダー(1年の約半分が過ぎてしまって申し訳ないです。)などプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
 多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。

・・・・・・・

 追記です。1週間後、SOS子ども村へ再び行きまして、折り紙用の紙や、アクリルたわし、折鶴などを子どもたちに渡してきました。翌日帰宅予定だったので、遅くなりましたが、プレゼントを渡すのが間に合ってよかったです。やれやれ。
 

映画「真実はどこに?―WHOとIAEA 放射能汚染を巡って」ネット公開のお知らせ

2012-05-25 | 放射能関連情報
 映画「真実はどこに?―WHOとIAEA 放射能汚染を巡って」がネット上で公開されています。
 WHO世界保健機関と IAEA国際原子力機関が共同で開催した、2001年キエフ国際会議の模様を捉えたこのドキュメンタリーです。日本語に訳されましたので、ぜひ日本人の皆さんもご覧ください。

http://ringono.com/2012/05/24/nuclearcontroversiesvideo/


 日本語訳、字幕を作成してくださった「りんご野」スタッフの皆様、ありがとうございます。
 このようにして日本に広くこのような作品、情報を伝えることができ、大変有意義なことだと思います。
 はネステレンコさん(前ベルラド研究所所長)が画面にたびたび登場していて、またお会いできたような気がしました。(個人的にはこれがうれしかったです。)
 作品中のベラルーシの子どもたちですが、インタビューを聞いていて、ベラルーシの現状をこの子どもたちが体現している、と思いました。

 それにしてもタイトルの「真実はどこに?」ですが、これを見ていて放射能の問題は真実が見えにくい、そして見えにくくなり勝ち、さらには見えないようにしている人たちも大勢いる、と思いました。
 これはチェルノブイリ原発事故がテーマですが、チェルノブイリだから真実が見えなくなっている、と思わないでくださいね。
 放射能にまつわる問題は、国や地域に関係なく、見えにくくなってしまうものなのです。
 そして「真実がどこにあるのか分からないから、気にしない、考えないようにする」・・・というふうにはこのブログを見ている人には思ってほしくないです。
 真実が分からないから、難しいけれど探求し続ける姿勢が専門家には必要ですし、一般人も現実から目をそらさず、自分が現時点でできることはしてほしいです。
 
 

マクシム・バフダノヴィチ記念館 (2)

2012-05-23 | ベラルーシ文化

 短歌だけではなく、そのほかの催しものもありました。
 Y子はベラルーシの伝統楽器ツィンバロムを演奏しながら、日本語で「さくらさくら」を歌いました。(画像をご覧ください。)

 また、みんなでできる日本の遊びを教えてほしいと頼まれていたのですが、なかなか難しかったです。
(「だるまさんがころんだ」とか「はないちもんめ」などが候補に上がったのですが、日本語できないと遊べないですよね。)
 結局ハンカチ落としをすることになったのですが、これは日本の伝統的な遊びではないですよね・・・。
 でも今回はそれ以上思いつきませんでした。(次回どこかで同じ依頼を受けたときの宿題です。)

 日本が終わった後はバフダノヴィチとも日本とも全く関係のない(でもベラルーシ語の)ロックコンサートが始まり、博物館の夜は更けていきました・・・。
 何だか圧倒されましたけどね。でもY子がロックを聞きながら「眠たい。」と言い出したので、帰宅しました。

 さて、話は戻りますが、バフダノヴィチが書いた日本風の詩(短歌)についてオリジナルとその翻訳(とそれにまつわる苦労話)についてはまとめて「みつばちマーサのベラルーシ音楽ブログ」で公開しましたので、関心のある方はご覧ください。
 リンク先はこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/mitsubachimasa/e/58bb3696735450cb5cce5440d4d9dde4


マクシム・バフダノヴィチ記念館 (1)

2012-05-22 | ベラルーシ文化

 博物館の夜というイベントをご存知ですか?
 これはヨーロッパで5月に行われている夜間特別開館日のことです。
 1997年にドイツで最初に行われ、1999年にフランスで正式に始まりました。その後ヨーロッパ各地の博物館や美術館が同じ日(夜)同時に特別開館するイベントです。
 ベラルーシの博物館も現在はほとんど参加しており、入場が無料になったり、格安料金になったり、コンサートや仮装大会、ワークショップなどさまざまな催し物が開催されます。
 日本でもそのうち行われるようになるかもしれませんね。

 さて、今年は5月18日にマクシム・バフダノヴィチ記念館へ行って来ました。
 マクシム・バフダノヴィチというのはベラルーシを代表する詩人です。
 1891年ミンスクで生まれ、ロシアで教育を受けましたが、成人してベラルーシに戻ってからはベラルーシ語で詩を書きました。しかし結核にかかり、療養先のヤルタ(今のウクライナ)で1917年、25歳の若さで没しています。
 ウィキぺディアではこちらです。

 ロシア語表記だと「ボグダノビッチ」になるのですが、ベラルーシ語だと「バフダノヴィチ」になるので、このブログではベラルーシ語表記のほうで統一します。

 どうしてバフダノヴィチ記念館へ行ってきたかというと、およそ100年前、バフダノヴィチはベラルーシ語で「日本風の詩」を4編書いており、今年の博物館の夜のテーマが日本になったからです。
 バフダノヴィチ記念館のサイトはこちらです。(ベラルーシ語と英語です。) 

http://bagdanovich.by/by/home


(こちらはその後バフダノヴィチ記念館のサイトで更新されたものです。)

http://bagdanovich.by/by/night2012


 日本風の詩とは何かと言うと、短歌だということでした。日本語の短歌が外国語に翻訳されるとき、五行詩に訳されます。文字数を五七五七七にできないからです。
 俳句のばあいは三行詩になります。
 つまりバフダノヴィチはおよそ100年前に五行詩を4編書いて、詩集に収めていた、ということです。ほかにも「ペルシア風の詩」「スカンジナビア風の詩」なども残しています。
 さらに5行詩(短歌)ではありませんが日本をテーマにした作品も1編残しています。
 100年も前にベラルーシで生きていた詩人が日本にこんなに関心を寄せていたとは思ってもいませんでした。

 私などバフダノヴィチが短歌を書いていたなんて全く知りませんでした。
(頭の中のイメージは「国立バレエ・オペラ劇場の近くに銅像が立っている」「若くして死んでしまったので、肖像画や写真の姿が若くて、他のベラルーシ文学者の中で一番目立って見える」・・・ぐらいでした。)(^^;)

 テーマが日本なので、バフダノヴィチ作の短歌を日本語に訳して博物館の夜に二ヶ国語で朗読しよう、ということになり、日本語に関する作業の担当をすることになりました。

 まず翻訳作業ですが、5行詩が4編しかないので(合計20行)素訳するのは簡単にできました。しかしせっかくなのでちゃんと短歌に訳すことにしました。これが難しかったです。
 なかなか五七五七七におさまらないんですよね。
 指を折って数えては
「あ、字余り。だめだ。」
と何回くりかえしたことか。
 しかし博物館の夜当日までには何とか完成し、バフダノヴィチの詩がちゃんと日本語の短歌になりました。(^^)

 せっかくなので筆で清書して(ちなみに私の字は・・・きれいなものではありません。)バフダノヴィチ記念館に寄贈することにしました。
 
 そして当日オリジナルのベラルーシ語は記念館の職員さん2人に読んでもらい、それに続けて日本語訳を私が読みました。
 職員さん2人は、はりきって日本風の服を探して着た、と言ってましたが、左の人は明らかにチャイナドレスですね。(^^;)
 真ん中の人は本物の日本の浴衣を着ていましたが、(知り合いに借りたそうです。)着方が左前になっていたので、あわてて人のいないところで直しました。(^^;)
 日本人の私が着物を着ていなくて申し訳ないです。

 画像は3人で発表しているところです。会場には大きな拍手が起こっていました。
 バフダノヴィチという詩人の歴史に足跡を残す、という偉大なことはできませんが、少しでもバフダノヴィチと日本を結ぶ縁が太くなったかな、と思います。
 


ベラルーシの郵便事情 また続き

2012-05-21 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 すでに何度もお知らせしていますが、ベラルーシの郵便事情は悪いです。
 ベラルーシに郵便物を送る予定の方は、注意してください。
 と言っても送らないといけないときは送らないといけないわけですよね。もしトラブルが起きたときはあきらめたりせずに、きちんと苦情を言うようにしましょう。
 しかしトラブルの元は日本郵便ではなく、ベラルーシ郵便側であることが100%ですよ。
 言葉が分からないので、ベラルーシ郵便に文句言いたくても言えない、と思う日本人の方がほとんどです。しかも受取人側がベラルーシ人でベラルーシに住んでいる場合、その人に頼んでベラルーシ郵便に苦情を言うのが簡単だと思いますよね?
 でも実際にそういうことをすると
「料金を払っていない受取人側に苦情を言う権利はない。苦情が言えるのはお金を払った日本人側だ。」
と突っぱねられます。
 
 どっちにせよ、いくら苦情を言ってもベラルーシ郵便は聞く態度を持っていませんので、日本郵便に苦情(問い合わせや意見)を伝え、さらに日本郵便がベラルーシ郵便に苦情を伝えるよう頼んでください。
 このような利用者側の意見を集めないと、ベラルーシの郵便事情はいつまでたっても改善しません。

 先日、日本からEMS小包を発送してもらいました。その後なかなか届かないので個別番号でネット検索する(http://tracking.post.japanpost.jp/service/numberSearch.do?locale=ja&searchKind=S004)
と「19日 ご不在のため持ち戻り」になっていました。
 しかしその日は1日中在宅しており、また郵便受けにも不在だった場合は持ち帰ったことを通知する書類が入っていないといけないのに、入っていません。

 いつもは配達前に電話がかかってくるのですが、それも全くありません。
 おそらくベラルーシ郵便の誰かさんが上司に叱られないように、ネット検索上では不在のため持ち帰ったことにしているのだと思います。
 ベラルーシでは受取人不在の場合、受取人側の責任、ということでこちらから中央郵便局まで取りに行かないといけません。
 宛先住所まで届けてくれることを前提に日本側は料金を払っているのに、これではおかしいと思います。ましてや、こちらは在宅していたのですから・・・。

 こちらからベラルーシEMSに電話しましたが、文字通りたらい回しで、電話に誰かが出るたびに個別番号を告げましたが、担当が違う、と別の番号を言われてかけなおす、の繰り返しでした。
 話の途中で電話を切られたり、対応もひどいです。
 お国柄がちがうので、このようなベラルーシ人の対応には私は慣れていますが、何と言っても実際には配達してないのに、不在扱いにして、配達していないのは受取人のせいに、ネット検索上で操作しているその態度がおかしいです。(うそつくなー!)

 料金を払っているのは日本側ですから、日本郵便からベラルーシEMSに苦情を伝えるよう(私がいくらベラルーシEMSに電話しても聞く耳全く持ってくれない)日本郵便には伝えておきました。

 ・・・その後EMSから電話があり、「明日配達します。」ということでしたが、
「19日午前11時に電話したけど出なかったら、配達しなかった。」
と言い訳を始めました。(私は1日中家にいましたけど。)
 だったら「ご不在のため持ち戻り」にしないでほしいです。
「もう一度電話したらいいだけの話でしょう。」
と言うと
「郵便物は多い、人手は少ない。」
だから電話を何回もかけられない・・・と言い訳。
 
 とにかくうそばかり言うので困ります。
 そもそも検索すると、19日午前11時時点では「通関検査中」になっており、郵便局は電話できたわけがありません。
 さらにもし、19日(土)午前の時点で小包が郵便局に届いていたら、21日(月)の朝に連絡してくればいいではありませんか。ベラルーシ郵便は午前8時から業務開始しています。だったら朝8時や9時に連絡すればいいのに、11時半に電話してきて
「今日の午後は家にいますか? いない? だったら明日配達します。」
という対応でした。
 検索すると19日にベラルーシ国内に小包が届いたことになっていますが、本当はこれはうそです。
 実際には21日の午前11時に税関から郵便局に届いたのです。それから電話を始めて、11時半に電話がかかってきた、というのが真相でしょう。

 どうしてこんなことをしたかと言うと、EMSを発送してから10日経過すると、送った側が調査願いを出せる、というきまりがあるからです。
 19日はちょうど発送してから10日目に当たるため、これより遅れるとやばい、叱られる、と思った誰かが、ネット上では19日にはすでに税関通過、配達したけど、留守だったから持ち戻り(ベラルーシ郵便が悪いのではなく、留守だった受取人が悪いんだよ、と言いたい。)にこっそり入力しただけの話なのです。

 だいたい、19日に「不在のため持ち戻り」にしていたらとしたら、「留守でも1回は配達したのだから、今度は自分で取りに来い。」になるのに、どうして21日に電話してきて
「明日配達します。」
になるのでしょうか? おかしいでしょ? つまり19日には配達そのものしていないのです。
 でもネット検索すると、事実と違う結果が出てきます。

「日本郵便のほうにそちらの対応については連絡しておきましたから。」
とこちらが言うと
「あっそ。ふーん。」
という反応でした。
 
 以前にもベラルーシの郵便事情について投稿していますので参考にしてください。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/cd9167e72836cf2ba5886716f8dc1c7e


http://belapakoi.s1.xrea.com/stay/post/menu.html


http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no1/please.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/283aeecb4855b07cad9ae9f45b9092f1


 とにかく郵便に限らず、ベラルーシではあちこちに
「私のせいじゃない。」
と言う人がいます。
「私の責任ではない。」「私のせいじゃない。」・・・言い訳ばかりです。
 なので多くの職場や組織内で、何事もうまく機能していません。

 自分の非を認めたくない心理は分かりますが、何の落ち度もない相手のせいにもします。(今回のケースでは「留守だったあんたが悪い。」) 
 そこのところが不愉快ですよ。
 特に外国人に対しては言葉ができないから、文句言えないにちがいない、と思っているベラルーシ人もたくさんいます。
 でも「日本人(ベラルーシ人にとっては外人)だから、仕方がない。」「ベラルーシはこういう社会だから・・・。」
とあきらめたり、うやむやにしていてはいけないと思うんですよね。

 非がなければ外国人であっても毅然とした態度で、ベラルーシ人の嘘を指摘するべきです。
 
 ちなみに日本郵便からはその後丁寧な回答がありました。(以下抜粋です。)

 「各国の郵便事業体は、それぞれが独立した主権の基に事業を運営しており、大変おそれ入りますが、 一国の郵便事業体が他国の郵便事業体の主権を無視して、相手国の郵便局に直接、業務上の依頼を行なうことや、業務内容について干渉する事はいたしかねますことを、何卒ご理解とご了承の程お願い申し上げます。
  しかしながら、弊社といたしましても、 EMS全体の品質向上に取り組んでおりますので、今般のお申し出内容につきましては、ご利用者様からのお声として、当センターより関係部署に申し伝えさせていただく所存でございます。」

 別に干渉なんかしなくていいのですが・・・。
 でも絶対にベラルーシ郵便のことを日本郵便に伝えたのは無駄ではないですよ。
 
 そもそも個別番号検索して出てくる結果が事実と合っていないのが問題です。
 送った日本人は日本郵政のサイトの検索結果を見て、信用してしまうのですから・・・。
 日本郵便のサイトですが、ベラルーシへ送った小包の検索結果の場合、これが事実だと信じないでくださいね。

マリーシャさん近況報告 続き

2012-05-12 | チロ基金
 今年20歳になるマリーシャさんですが、全然化粧をしていない・・・。
「あまり化粧は好きではない」・・・そうです。
 何だか堂々としているように見えました。
 私がマリーシャさんだったら、顔にいろいろ塗りたくる(^^;)と思うのですが・・・。
 人間、中身がしっかりしていたら、コンプレックスなんか感じなくなるのでしょうね。

 これからの支援について、もう本人が大人なので、
「自分で何をどうしたいのか決めたらいいと思うけど・・・。お父さんは人口の耳を作りたいと言ってたけど、どう思いますか?」
と話したら、
「耳は髪の毛に隠れるから分からないし、手のほうも気にしない。先生(担当医)はまだまだしないといけないことがある、と話していたけれど・・・。」
と話していました。
 私も本人の希望、そしてお医者さんの意見も大事にしたいので、ゆっくり考えてもらうことにしました。

 それにしてもやはり手術直後に比べると、ずいぶん顔の表面の状態がよくなっていて、うれしくなりました。
 画像は「自分撮り」モードで撮影した、マリーシャさんと私の目玉です。(^^;)

 以前マリーシャさんに支援してくださった方々にマリーシャさんが元気にしていることをご報告いたします。
 

マリーシャさん近況報告

2012-05-12 | チロ基金
 2010年と2011年にチロ基金の活動として「マリーシャさん支援プロジェクト(熱傷痕への美容整形手術支援)」を行いました。詳しくはこちらの過去ログをご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/37c281b9db5d458a388adedb19ce68bb


 先日ミンスク市内を歩いていたら、ばったりマリーシャさんに会いました!
 ちゃんと受験に合格し、現在ミンスクで勉強しているマリーシャさん。
 すっかり大人っぽくなっていました。
 
 「もうすぐ後期試験が始まるから、勉強がんばっています。」
ということでした。
 地元に住んでいたころは周りの人はみんな事情を知っていたと思いますが、ミンスクに来てからは外見のことで何か言われていないかと心配しましたが、全然そんなこと(からかわれたり、いじめられたり)されていないそうです。よかった! 周囲の人たちにも恵まれているようですね。

 首都での学生生活を楽しんでいるようすで、安心しました。
 そしてしっかりした学生さんになっていて、感動しました。

 

第2回 体調と対策メモの続報です

2012-05-11 |   体調と対策メモ
 3月2日に「第1回 体調と対策メモです」という記事をご紹介しました。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/7c3b6b189f0299a89958d4ab94d88e5a


 先日続報を送っていただきました。貴重な記録をありがとうございました。
 貴重な情報ですので、このブログ上で広くお知らせしたいと思います。
 同じような症状で体調を崩されている方、同じように効果が出るかもしれませんので、ぜひこれらの対策方法を試してください。
 絶対にあきらめないでください。
 この対策メモを送ってくださった方のように知恵を使って、自分に合った対策方法をどうか見つけてください。
  

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

体調と対策メモ 続報

 お久しぶりです。
 Tさんに、「続報をお送りします」と約束しながら、かなりの日数が経ってしまったのは、一時、ひどく体調を悪化させてしまっていたからでした。
 年明けに、セシウムの放出量が増えたなどの噂がありました。本当かどうかはわかりませんが、1月、2月のわたしの体調は最悪でした。

 そのときの対策が、もしかしたら、他の人に有効かもしれないと思ったので、まとめてみました。また、前回のメモで結果待ちだった対策の結果もご報告いたします。

 1月末から2月にかけて、咽喉、胃、胸部をはじめとして、体中が痛くなりました。神経痛のような痛みですが、いままで生きてきて、こんな痛みは経験したことがないという痛みでした。骨の中が痛くなるようなかんじです。
 寝ていても起きていても、立っていても座っていても、なにをしていても痛いので、怖かったです。
 しかし、顔色などは問題ないらしく、他人からは元気そうに見えるので(これが問題)なかなかたいへんでした。
(目の奥が痛いという友人も、同じように顔色はよく、外からは元気そうに見えるのだと言っていました)

 また、一時的に夏より体調が改善されていた矢先に悪化したことで、心が折れかけてしまったこともあります。
「こんなにがんばってもダメなのか」という想いで、一時は体調とともに精神的にもへこんでしまっていました。

 このころは、Tさんにも励ましていただき、ほんとうに感謝しています。

 さて、かかりつけの医師とも相談しつつ、なにが原因なのかを探っていたのですが、もしやと思い、ふだんから自主的に摂取していたビタミン剤の分量を思い切って増やしてみました。
 結果的に、これが「当たり」ました。


対策13 ビタミンB1誘導体の摂取

 人間の身体が外敵と戦っていると、ビタミンやミネラルを消費します。また、わたしは定期的にぺクチンを摂取しているので、ビタミンも一緒に排出している可能性があります。身体の慢性的な疲労、身体の凝り、などが、かならずしも放射性物質だけが原因ではにないかもしれないと考え、もしかしたら、放射能と戦い続けているわたしの身体が必要としているビタミンの量は、ビタミン剤の瓶に書いてある「一日の必要摂取量」より多めに必要なのでは、と考えました。
 それで、ビタミンBや、ビタミンCなど、水溶性で、過剰摂取の危険のないものを、通常より過剰めに摂取することにしたのです。
 また、ビタミンBは、通常のビタミン剤ではなく、身体に吸収しやすい形での「ビタミンB1誘導体」として摂取することにしました。これは、すでにふつうのビタミン剤は毎日摂取していたのに、吸収できてないとしたら、身体の、ビタミンを吸収する能力が弱っているかもしれないと考えたためです。

 実は、これは激的な効果がありました。

 身体中の痛みが、だんだん消えていきました。痛みがすべてなくなるまでには時間はかかりましたが、飲んだ一日目の激的な効果は、忘れられません。命拾いをしたという気持ちでした。

 かかりつけの医師にこのことを報告すると、
「身体が通常より多くのビタミンを必要としているとき、ペクチンなどで排出を促していたから、もしかしたら脚気のような症状が出ていたかもしれない」
とのことでした。脚気はたしかに神経痛のような身体の痛みを呈するとのことです。必要量のビタミンは気をつけて摂取していましたから、わたしの体質が特殊だったかもしれません。しかし、震災以降、自然環境も激変していますし、人の体質はそれぞれですから、もし、同じような症状で悩んでいる方がいたら、ビタミンB1誘導体の摂取をおすすめします。

 ビタミンB1誘導体に関しては、大手メーカーをはじめとして、ジェネリックや、さまざまなものがありますから、お好きなもの、身体にあったものを、ご自身で選ばれるといいと思います。いろいろと試してみるのもいいかもしれません。わたしは、経済的な事情もあって、ジェネリックのものを摂取しました。
 検索して、ご自身で「これだ」と思うものを探されてください。
 体質との相性もあるので、いろいろ試してみるのもよいかもしれません。
 水溶性ビタミンなので、副作用もなく、安心だと思います。わたしは毎日飲んでいます。

対策14 ビタミンCの大量摂取

 内部被ばく対策として、ビタミンCが有効という情報を聞き、アスコルビン酸の粉末を購入して、水に入れて飲み始めました。ふだんから気をつけてキウイフルーツ、グレープフルーツなどは食べていたのですが、食品からだけでは足りない気がしたからです。
 疲れているときは、とてもらくになります。これは、ビタミンBほど、劇的には感じられませんでしたが、日々、すこしずつ、体力が持ち上がっていく気がしています。

 体質は人それぞれと思いますが、わたしの場合は、食品からの栄養摂取だけでは、どうにも持たない感じでした。サプリメントなどからのビタミン、ミネラルの摂取は、命をつないでくれたというかんじです。

 ビタミンB1の摂取にともない、この効果をアップさせて、身体の抵抗力を上げるためにさらに有効な手段をご紹介いたします。


対策15 にんにくを食べる

 にんにくは、抗酸化作用があり、内部被ばく対策に有効だとの話もあります。また、自然界の食品には、山菜など、ごくまれにビタミンB1分解酵素をもつ食品があるのですが、にんにくは、この酵素を分解してくれるのです。つまり、ビタミンB1を吸収しやすくしてくれるという効果もあるのです。
 これらの相乗効果を期待して、にんにくをたくさん摂ることにしました。寒い時期でもあったので、身体をあたためる効果もあり、とても助かりました。
 カレーににんにくとしょうがをいれると、身体もあたたまるし、デトックス効果も増すので、とてもおすすめです。
 
 体調は激しく低空飛行で、毎日目が覚めると「ああ生きていた、よかった」と思えるくらいだったのですが、いちばん寒い季節を乗り切り、なんとか3月になりました。
 この辛い辛い2月を乗り切ったのは、わたしにとっては、奇跡のようでした。
 
 3月半ばに、再度、体調をひどく悪化させました。
 これには、こんな経過がありました。

 わたしは、毎日、ビール酵母製剤を飲んでいるのですが、ある日、ビール酵母を切らしてしまいました。薬局に買いに行ったところ、薬剤師さんに「整腸剤ならこちらがいいですよ」と別のものをすすめられたのです。ところが、それから3日後くらいに、がくっと、体力が落ち、立ち上がれないくらいに体調を崩してしまいました。
 もしやと思って、あわててビール酵母を買いに行き、思い切って大量に飲んだら、二日ほどでなんとか復調しました。
 わたしは、乳酸菌だけでなく、納豆、ケフィアなど、さまざまな菌をサプリメントや食品で摂っています。薬剤師さんがすすめてくれた整腸剤も、成分をみるかぎり悪いものではありませんでした。(基本成分は乳酸菌でした)
 しかし、この事件から、さまざまな有用菌を摂取しつつ、酵母ははずしてはいけないんだと痛感しました。(わたしの体質的なものかもしれませんが)
 ビール酵母サプリメントには、酵母だけでなく、さまざまなビタミンやミネラルが濃縮して含まれているので、不足栄養素の問題かもしれません。


対策16 ビール酵母の積極的な摂取

 上記の体験から、ビール酵母の摂取量を増やしてみました。でも、サプリメントでビール酵母をたくさん摂るのは、わりとたいへんなのです。一日30錠とか飲んでいると、気が滅入ってきます。(一日30錠はビール酵母製剤の箱に書いてある一日の摂取量です)
 わたしは、ビール酵母食品を利用してみることにしました。

 そこで、わたしが購入したのは「ベジマイト」です。

 これは、オーストラリアの発酵食品で、濃縮ビール酵母なのです。
 オーストラリアでは、パンに「うすく」塗ってチーズをのせて食べるそうです。(パンにたくさん塗ると、ビール酵母の味が濃すぎてにがくてまずいです)
 しかし、わたしは今回は、健康対策として利用したいので、おいしくなくても、なるべくたくさん摂取したい。
 そこで、わたしは、ベジマイトをお味噌汁にいれたり、納豆に入れたりして食べることにしました。実は、お味噌汁にいれてしまうと、ベジマイトの苦味はあまり気になりません。赤だし味噌に似たかんじになります。
 それに多少苦くても、漢方薬の薬湯みたいなものだと思うと飲めます。(わたしだけかもしれませんが)
 わたしの体質に合っていたのかもしれませんが、とても効果があり、ベジマイト味噌汁を飲みはじめてから、体調がぐっとよくなりました。
 万人向けの味ではないかもしれませんが、味に抵抗なければおすすめだと思います。


対策17 L型発酵乳酸カルシウムの摂取

 ストロンチウム対策には、カルシウム、というのは、「ベラルーシの部屋ブログ」の愛読者の方はご存知だと思うのですが、良質のカルシウムを探して苦慮されているのではないかと思います。
 海産物や牛乳などに不安がありますし、良質のサプリメントはないだろうかと探していたところ「L型発酵乳酸カルシウム」と出会いました。
 これは、1度発酵したカルシウムで、とても吸収力が高く、過剰に摂取しても副作用がほとんどないというものだそうです。
カルシウムは、人間の抵抗力をアップさせてくれますし、ストレスを軽減させてくれます。人間の身体のさまざまな機能に関わる栄養素です。
 放射能と戦う身体には、つねに栄養素が不足気味で、ビタミン同様、過剰気味に摂取する必要があると考え、「L型発酵乳酸カルシウム」を、毎日ビタミンCとともに飲料水に混ぜて、飲むことにしました。これはとても効果がありました。

 一番、効果を感じたのは、目です。
 震災以降、目がしょぼしょぼして、見えにくくなっていたのですが、このカルシウムを飲み始めてから、視界がはっきりしてくるようになりました。
 視神経とカルシウムがどんな関係にあるのか、よくわからないのですが、何か関係があるのかもしれません。


※レシチン摂取結果
 さて、ここで前回の「体調と対策メモ」で結果待ちだった大豆レシチンの効果について、ご報告します。

 効果がありました。

 レシチンを飲み続けて約2カ月後、昨年の夏ごろから慢性的に悩んでいた、「頭がぼーっとする」という症状がなくなりました。いまだに、忘れっぽくてケアレスミスは多いのですが(笑)、頭に霧がかかったような症状や、考えるのがつらい、というような症状はかなり消えました。このまま飲み続けていこうと思います。

 以上が今回の体調と対策メモですが、今回のキモというか、ポイントは、実は「摂取量」にあります。
 今回のレポートで取り上げたもの「ビタミンB1誘導体」「ビタミンC」「ニンニク」「ビール酵母」「L型発酵乳酸カルシウム」は、とくに過剰に摂取しても大きな副作用はありません。(ビール酵母が多少、プリン体の関係で気をつけないといけないですが)ビタミンBとC、乳酸カルシウムは、水溶性で過剰に摂取しても体外に流れていきます。
 今回、これらを、他人に話したら「えっ」と言われるくらい、飲みました。
(通常の摂取量の3倍~4倍くらい)

 それによって、だんだんと体調が持ち上がってきたのです。
 今、原因不明の体調不良で苦しんでいる方は、ぜひ、試してみてください。
 おそらく、乳酸菌整腸剤やビタミン剤、カルシウムなどは、気をつけて飲んでいらっしゃる方も多いと思うのです。
 それでもなかなか改善されない場合、思い切って、これらの量をうんと増やしてみてはいかがでしょうか。(もちろん、お医者さんと相談して、危険のない範囲で)

 ポイントは、(危険のない範囲で)「おもいっきり」です。
 とくにわたしは寝る前に、うんとたくさん飲みました。
 夜中に身体が痛くて目が醒めるのが辛かったからなのですが、これがよかったみたいで、寝ている間にビタミンやカルシウムが、いっしょうけんめい身体の中で働いてくれたようなのです。

 毎日、朝になると、ほんのすこしずつですが、体調がよくなっているような気がするのが、励みになりました。
 同時に、ペクチンとアルギン酸ナトリウムも飲んでいたので、毎晩寝る前に、ペクチンがセシウムを、アルギン酸がストロンチウムを、鉄がウランを吸着し、ビタミンやカルシウムが身体を作り直してくれているんだ、とイメージして寝ました。
イ メージングがどの程度身体に効果があるかわからないけど、長期にわたる体調不良と持久戦で戦うためには、役立ってくれるかと思います。

 同じような症状の友人もそうなのですが、何をしてもなかなかよくならない時は、焦ってしまったり落ち込んだりしてしまいます。そういうときは、あえて「早くよくなろう」とは思わず、なんでもいいから「自分はほんのちょっとでも昨日よりよくなっているんだ」と根拠なく思うことで、日々乗り切れることがあります。
 わたしの2月3月4月は、その「根拠のない確信」でがんばりました。

 いまも、体調は全快していませんし、痛みはあります。
 しかし、自分の体調との付き合いは長期戦と割り切りました。食べ物や水に気をつけたり、サプリメントや健康食品を飲む日々は、めんどうではありますが、習慣になってしまえば、苦にはなりません。

 きっとまた、ときには悪化してしまうこともあると思うのですが、そういうときもへこまずに(へこむとは思いますが)「以前も乗り切れたんだから、今回も大丈夫」と思って、がんばろうと思います。

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 続き(第3回体調と対策メモ)はこちらです。

毎日新聞 「子どもを守る食事作りの知恵」

2012-05-10 | 放射能関連情報
 2012年5月10日付毎日新聞の記事です。ぜひお読みください!
 読んでいてチェルノブイリ原発事故後の状況が繰り返されているような気がしています。
 それにしても、日本ではペクチンが放射能(セシウム)排出作用があるとは認められていないことになっていて、ベラルーシで子どもたちに(しかも日本人からの寄付金で)ペクチンサプリを配っている私は複雑な思いをすることが多いのですが、この毎日新聞でははっきりと「セシウムを排出するペクチン」と書かれていて、日本も変わってきている・・・と感じました。

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http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/20120510ddm013100011000c.html?fr=rk



<放射性セシウム>子どもを守る食事作りの知恵 野菜、果物多めを習慣に
2012年5月10日(木)13:00

 ◇酢水、塩水で下処理 続けることで免疫力アップ

 食品に含まれる放射性セシウムに、一般食品で1キロあたり100ベクレルの新基準値が適用されて1カ月余り。規制が従来の5倍の厳しさになったため、基準値を超える食品が相次いで見つかり、消費者も不安を募らせている。放射能の子どもへの影響を減らすために、食事作りで何を注意すればよいのか。専門家に聞いた。【小川節子、小島正美】

 生活評論家で薬剤師の境野米子さん(64)は、福島市で築160年の古民家を修復し、自然を生かした暮らしや料理を提案してきたが、山間のくぼ地には今もホットスポットが点在する。「フキやタケノコなどの山菜採りも、畑作りもあきらめました」と境野さん。せめて福島の子どもたちにより安全なものを食べさせたいと、このほど「子どもを放射能から守るレシピ77」(コモンズ)を出版した。

 食べ物の放射性物質を少しでも減らす方法として、境野さんは(1)調理の工夫(2)メニュー(3)免疫力を高める食べ方――を挙げる。

 基準値を超えた主な食材は、牛肉▽山菜、キノコ、木の実▽魚▽海藻▽米のぬかや胚芽――など。検査基準を参考に食材を選べば安心だ。

 調理の注意点は、野菜はよく洗い、皮をしっかりむく。2%の酢水に1時間漬け、水を2、3回取り換える。魚や肉は塩水に漬けたり塩漬けで保存し、塩抜きしオーブンで焼く。ゆでるのも効果的だ。

 果物にはセシウムを排出するペクチンやカリウムが豊富に含まれる。リンゴ、イチゴ、レモン、オレンジなどは特にお勧め。消化しやすいジュースで飲むと効果的だ。

 カリウム、ビタミン、ミネラル、アミノ酸が多く含まれる野菜も良い。お勧めのメニューは、五目おこわやラタトゥイユ、温野菜の盛り合わせや切り干しダイコン炒めなどだ。

 境野さんは「基本はいかに免疫力をアップさせるか。脂肪や塩分、砂糖は控えめに。野菜、果物、海藻類、ナッツ類をバランスよく食べてほしい」とアドバイスする。

   *

 「低線量の放射線被ばくでは、傷ついた遺伝子の修復活動や、細胞の掃除(アポトーシス)が行われるので、神経質になる必要はない。むしろ、放射能と闘う食習慣を実践し、がんや生活習慣病の予防をしてほしい」

 福島県郡山市で婦人科・心療内科「ロマリンダクリニック」を開業する富永国比古医師は「穀菜果食」を勧める。精白していない穀類を主食とし、野菜や果物を多く取る食生活のこと。基本は(1)減塩(2)油脂・動物性たんぱく質は控えめに(3)大豆など植物性たんぱく質を多く(4)穀類は玄米や全粒粉(5)新鮮な生野菜、果物(6)酒、カフェイン、たばこ、砂糖は控える――などだ。

 また、富永さんは心療内科医の立場から「福島県民が直面している深刻な問題は、原発事故によってもたらされた心の傷であり、分断された『人間の絆』です。母子が県外に避難して家族が離ればなれになったり、放射能のリスクに対する考え方の違いから家庭内の争いが増えたり。離婚した人も少なくありません」と話す。

 患者の中には、原発事故の影響で将来が見えず、無力感、喪失感を訴える人が増えているという。がれきの受け入れ反対や、福島の農産物の拒否などが、追い打ちをかけているのではないかと指摘する。

 「福島の人たちを忘れてほしくない。今こそ、傷ついている人を見捨てない文化が必要とされています」

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 ◇食品中の放射性セシウムの新基準値

 食品中の放射性セシウムの新基準値は4月から適用された。暫定規制値が適用されていた3月末までは、全国で検査された13万6975件のうち、1204件(約0・9%)が規制値を超えていたが、新基準値適用後の1カ月間をみると、検査された1万3867件のうち350件(約2・5%)が基準値を超えた。約4割は福島産で、次いで宮城、茨城、栃木が目立つ。基準値超えの品目は、ヒラメ、ウグイなどの魚と山菜、キノコに集中している。


チロ基金の活動「ビタペクト2(セルロース)&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第133回」

2012-05-08 |   ビタペクト配布活動
 5月7日にビタペクトTと「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第133回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。

 まだ製造が再開されず、今回も子どもたちにビタペクトTを渡すことができませんでした。代わりにペクチン配合セルロースを配布しました。
 以前のこの活動でもセルロースをビタペクトTの代わりに子どもたちに渡したことがあります。
 詳しくはこちらの記事をご覧ください。

133回目に当たるチロ基金の活動「ビタペクト2無料配布」について。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c5c13bdc865c7071c69c29024464ff6d


チロ基金の活動「ビタペクト2(セルロース)『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第123回」

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/b70d590afa565bd909875ae3aae13527


 ペクチン配合セルロースについてはこちらです。
ペクチン配合セルロースについて (1)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a


ペクチン配合セルロースについて (2)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5d48a74eef693b9246d188dfa277d076


ペクチン配合セルロースについて (3)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/33089b7659d42b742cf36a33deba21ad



 ビタペクトTを製造しているベルラド研究所側の事情により、現在ビタペクトTの製造が休止しています。さらに現在のところ在庫もありません。
 しかしチロ基金としては子どもたちに何もあげないよりは、ペクチン配合セルロースを渡すほうがいいと考え、今回はビタペクトTの代わりに「ペクチン入りセルロース・ツルコケモモ」(250グラム入り)7個をSOS子ども村にて保養滞在している家族に渡しましたのでご報告いたします。
 これでチロ基金が今までに子どもたちに渡したペクチン入りセルロースは合計20個になりました。
 ペクチン入りセルロースは250グラム入りで、ビタペクトTは152グラム入りです。そのためペクチン入りセルロースを子どもたちにあげるときには1個で2人分として渡しています。

 また「放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。これで今までに配布した「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1720部となりました。
  
 今回で通算143回目の配布となりました。延べ人数ですが、1720家族分の「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト2配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html


(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。) 

http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html


(WBCによる測定、ビタペクトTを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a



 今回は2家族がゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)から来ていました。


(家族A)
 
 この家族は家庭タイプ孤児院の家族で、2011年11月にも保養滞在していたのですが、体内放射能値が少なく、ビタペクトTを渡していません。
 そのときのようすはこちらの過去ログをご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/2f1ea254e73fafdbe29c79bb6b9fca45


 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。2回目の滞在になった子どもの場合、2011年の結果と2012年の結果の両方を示しています。○印の子どもにはセルロースを渡しました。
 
母親(事故発生時14歳)4ベクレル → 6ベクレル
女子(14歳) 28ベクレル ○
男子(14歳) 16ベクレル
男子(14歳)261ベクレル ○
女子(13歳) 24ベクレル ○
女子(11歳) 23ベクレル ○
女子 (9歳) 27ベクレル ○ 
女子 (8歳) 14ベクレル → 23ベクレル ○
女子 (6歳) 0ベクレル → 22ベクレル ○
女子 (5歳) 0ベクレル → 34ベクレル ○

 このうち6歳と5歳の女の子が現在この家族の養女になっており、他の子どもは地元の教会関係の信者さんたちの子どもを引率して来たものです。
 13歳と9歳の女の子は姉妹、16ベクレルだった14歳の男の子と11歳の女の子も兄妹です。
 それから少し複雑なのですが、8歳の女の子の測定結果をこの家族Aのほうに載せましたが、現在この女の子は家族Bの養女となっています。

 今回の測定結果ですが、チロ基金がこの活動を始めてから初めて3桁の数値が出ました。ショックです。
 今までの最高記録になってしまいました。

 お母さんにお話を伺いました。
 8歳の女子は第1度(軽度)の甲状腺肥大が見られます。
 5歳の女の子は生まれつき心臓に異常があり、また腕の関節も異常があって、腕を曲げる(手のひらを上にする)ことができません。風邪もよくひくそうです。
 14歳の261ベクレルの男の子ですが、どうして1人だけこんなに被曝しているのか、本人にきいても(当然ですが)分かりませんでした。
 測定結果を知って、引率してきたお母さんはびっくりして、この男の子のお母さんにすぐ電話したそうです。
 お母さんもショックで、どうしてこんなことになったのか分からないが、食べ物のせいだとしたら、家族全員同じぐらい被曝しているかもしれないので、自分も測定をしたい、と話していたそうです。

 この男の子は慢性胃炎を抱えており、いつも元気がなく、疲れやすいということでした。
 お母さんは「この子はおとなしい性格なんです。」と引率したお母さんに話していましたが、そうではなくて被曝のせいだとこれではっきりした、と引率したお母さんは言っていました。
 男の子の話によると、去年の夏にスイスへ保養に行っていたので、こんな結果が出ると思っていなかった、ということでした。
 兄弟が2人いるそうですが、こちらも被曝量が気になるところです。
 ゴメリ市内にも測定できるところがあるので、家族全員で測定に行くほうがいい、というSOS子ども村側のアドバイスでした。

 セルロースは1個が250グラムで2人分なのですが、この男の子には1個全部飲むように渡し、さらに他の子どもが1日小さじ1杯ずつ飲むよう指導したのに対し、この男の子には1日大さじ1杯ずつ飲むように指導しました。


(家族B) 

 お母さんと2人の実子、1人の養女(家族Aの8歳の女の子)、さらに引率してきた子ども3人の家族です。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにはセルロースを渡しました。
 
母親(事故発生時18歳)17ベクレル 
長男(13歳)32ベクレル ○
長女(12歳)31ベクレル ○
男子 (9歳)32ベクレル ○
男子 (8歳)26ベクレル ○
女子 (9歳)38ベクレル ○

 家族Aの結果が3桁だった男の子ばかり目がいってしまいますが、他の子どもたちも高い値ばかりです。(11月に0ベクレルだった子どもが翌年5月に20ベクレル代や30ベクレル代だとがっかりします。)

 この家族の子どもたちは比較的健康だそうですが、長男と長女が急に視力が落ちたとお母さんは心配していました。
 とにかくセルロースをきちんと飲むこと、そしてゴメリに帰宅後は引率してきた子どもの両親にセルロースが何なのか説明し、最後まで飲み切ること、また「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーも渡して読むようにすることを伝えました。
 お母さんたちは
「対策方法の情報がないので、とてもありがたい。」
と話していました。
 家族Aのお母さんは、前回「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーをもらったときに帰宅後、病院の知り合いの医師にも渡したそうです。
 少しずつでもこのように情報が一般市民の間に行き渡ってほしいです。

 画像は記念撮影の様子です。家族Aの6歳と5歳の女の子はお昼寝中で写っていません。
 セルロースの蓋の色がいろいろありますが、全てツルコケモモ入りです。
(製造している工場で同じ色の蓋の在庫がなくなったので、別の色の蓋で代用したようす・・・。こういうのが日本ではないことで、ベラルーシではあることです。)

 子どもたちには折り紙用の紙、折鶴、折り紙の作り方の、定規(これはベラルーシの出版社からの寄贈品)をプレゼントしました。お母さんにはアクリルたわしです。
 
 最後になりましたが、ペクチン配合セルロースの購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や手作りのアクリルたわしなどプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
 多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。


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 追加情報です。
 保養を終えて帰宅した後、261ベクレルだった男の子のお母さんは、自分たち家族全員の測定を希望し、地元の検査機関に尋ねて行ったそうです。
 するとすぐにお母さんを測定してくれたのですが、その結果は400ベクレル台だったそうです。ショックで家に帰ったお母さんは家族Aの引率お母さんに連絡し、それがSOS子ども村へ連絡がきました。(だから私も知っているのですが・・・。)
 SOS子ども村側は「家族全員測定して、早めに対処すること。セルロースを飲んだほうがいい。261ベクレルだった男の子も再測定するほうがいい。」とアドバイスしたそうです。
 この家族、大変気になります。何か分かりましたら再びご報告します。 

 

スクリーン初投影しました

2012-05-04 | チロ基金
 チロ基金創立15周年を記念して、プロジェクター投影用のスクリーンを購入しました。
 5月3日に日本文化情報センターがある児童図書館内閲覧室にて日本文化紹介のレクチャーを行いました。
 そのときにスクリーンを初めて使用しました。
 テーマは日本庭園です。(ベラルーシの人は本当に庭や植物が好きなんですね。)
 聴きに来て下さったのはベラルーシのユネスコ内にある女性のためのクラブの皆さん。ユネスコが行っている活動に関係した仕事をしていた女性の中で選ばれた人が入会できるクラブがあるのだそうです。
 クラブの名称は日本語に訳すと「黄金世代」(^^;)
 現役引退した人もいますが、フリージャーナリストの方や人権問題に取り組んでいる人、ベラルーシ国内のロシア人コミュニティーの団体を創立した方もいました。
 クラブの部長さんは元SOS子ども村の「お母さん」で、孤児を長年に渡り養育してきた人です。
 子どもたちも全員「卒業」し、現在ユネスコの女性クラブ黄金世代の部長さんをしています。
 そのようなご縁で、日本文化情報センターまで来ていただきました。

 プロジェクターはあったのですが、よいスクリーンがなくて上映が不便なこともあったのですが、今回初投影が成功し、ほっとしました。
 スクリーン購入のために寄付をしてくださった方にお礼申し上げます。
 今後も長く活用していきます。(次回は15日予定です。)

 今回は日本庭園の画像を交えてお話したのですが、いろいろ見た中で兼六園の雪吊りに
「一番驚いた。」
「日本人はこんなに木を大事にしているんですね。」
「感動的な光景です。」
という感想をいただき、それをバックに記念撮影をしました。(^^)

 
 

イアン・ゴッダード分析: 「福島放射線 NOT SAFE」 日本語版

2012-05-04 | 放射能関連情報
低線量被曝についてのイアン・ゴッダード氏による低線量被曝の研究の紹介・分析ビデオが日本語に翻訳され、ピースフィロソフィーセンターのサイトで公開されています。
 ぜひ皆様ご覧ください。英語から翻訳してくださってありがとうございます。翻訳者様のご意見と同様に日本でも広く考えないといけないテーマだと思います。

http://peacephilosophy.blogspot.ca/


 このリンク先はトップページです。右側のアーカイブから2012年5月
イアン・ゴッダード(Ian Goddard) 「福島放射線 NOT SAFE!」(~過小評価される乳幼児発ガンの危険性~)

 ・・・をクリックしてください。
 オリジナルの動画も見ることができます。

チロ基金15周年

2012-05-01 | チロ基金
 5月1日、チロ基金が創立15周年を迎えました!
 振り返ってみれば、あっと言う間の15年であり、またさまざまな活動ができた15年でした。
 チロ基金は小さな基金なのですが、少しずつゆっくりでも進んでいくことによって、予想以上にたくさんの足跡を残すことができました。
 これも全て支えてきてくださった方々のおかげです。心から感謝申し上げます。
 今後も歩みはゆっくりですが、少しずつでも前に進んで積み重ねて行こうと思っています。

 5年前の創立10周年のときは盛大に(^^;)記念式典を行ったのですが、今回はそのようなことはしませんでした。わずかでもどうしても経費というものがかかってしまい、それに善意の寄付金を使うのが申し訳ないからです。今回はその寄付金で、15周年の記念になって残る物を購入し、長い間使うほうがいいと考え、プロジェクター投影用のスクリーンを購入しました。
 日本文化情報センターのある図書館の閲覧室の壁にかけてあります。明後日にはさっそくパソコンと接続して、画像を投影して講演に使用します。
 また改めてご報告しますね。