日本文化情報センターのHP、ロシア語版がようやく完成しました。
リンク先はこちらです。
これで11月に日本文化情報センターのロシア語版gooブログが消滅しても大丈夫です。
(次はこの日本語版ベラルーシの部屋ブログを何とか保存しなくては・・・)
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今年第1回(7月)の日本能力試験がミンスク会場にて無事実施されました。
今回は例年と異なり、ベラルーシ大学国際関係学部ではなく、ミンスクコンサートホールで行われました。コンサート会場で試験?!と思われるでしょうが、コンサート会場内に会議室が複数あって、それを組み合わせて日本語能力試験を実施したようです。(私は実行委員会の人間ではないので、理由は知りません。)
今回大学の教室を使えなかったので、場所の確保のために受験料が2-3倍になったのかなと思いました。いろいろと不便な点があり、来年はまた試験会場をベラルーシ大学に戻してほしいところです。受験料も安くなったらいいなと思いますが、インフレで来年は、どんな受験料になるのか見当もつきません。
特にN1とN2の教室が隣で、聴解問題のときに他のレベルの聴解問題の音声がまる聞こえで、聞き取りの邪魔のしあいになり、試験の途中でN2の教室を変更するという、とんでもないことがあったそうです。途中まで聞いていた試験問題をまた最初から聞き直したりして、受験生にとってラッキーなのかアンラッキーなのか・・・
初めて使う試験会場なので、こういうことが起きないように事前に教室の割り振りをしたり、リハーサルをすれば良かったと思いますが・・・
さて、弊センター日本語教室の生徒29名はN1(1名)、N2(2名)、N3(9名)、N4(16名)、N5(1名)に分かれて受験しましたが、感想もそれぞれで「難しかった」「簡単だった」「聴解ができなかった」「漢字が意外とできた」などなど聞きました。
ネットでの合否発表は8月末です。今から結果が楽しみです。合格者には受験料補助金がチロ基金から支給されますので、できるだけ多くの生徒が獲得してほしいです。
試験の結果はまた改めてご報告いたします。お楽しみに。(ただその頃は、このgooブログを使っていない可能性がありますね・・・)
今日から展覧会「戦後80
開催初日の状況は、軽井沢高原文庫の館長さんが、ブログと Xに記しています。ぜひご覧ください。(徹夜の作業、本当に他愛編だったと思います。ベラルーシの図書館員はこんなに仕事、しませんよ・・・足元にも及ばないです。)
(ブログ) https://ameblo.jp/kogenbunko/e
(X) https://x.com/kogenbunkokogen/
弊教室の生徒たちが翻訳したロシア語訳壺井栄作品集「二十四の瞳」は第一展示室の展示ケースに納められているそうです。
会場の睡鳩荘については以下のリンク先をご覧ください。
*睡鳩荘の概要
https://www2.panasonic.biz/jp/
会期は8月31日までです。機会がありましたら、皆様ぜひ足をお運びください。
こんな美しい場所でベラルーシ人が訳した「二十四の瞳」が他の言語の翻訳本とともに展示されているなんて名誉なことです。会場を訪れた人々が壺井栄が作品に書き残したメッセージに触れ、戦争と平和について考えてくださったらと願っています。
今、ベラルーシとロシアが戦争当事者になっており、また戦中は日本に住んでいたロシア人が軽井沢に集められていたことを考えると、戦後80年の今年軽井沢でベラルーシ人の翻訳によるロシア語訳「二十四の瞳」が展示されていることに深い縁を感じています。
2025年6月21日、チロ基金提供の模試「私たちのテスト」N4レベルを実施しました。
結果は受験者12名で、4名が合格。合格率が30%で世界平均とほぼ同じでした。模試の問題の難易度が実際の試験の難易度と同じぐらいだったと言ってよいでしょう。
1週間後の授業のときに合格者に、チロ基金から合格証を授与し記念撮影もしました。今回合格した4名は本試験が不合格であっても、今年の9月からN3クラスに進級できます。でも模試で合格だった人は、本試験でも合格する可能性が高いので、期待しています。
本試験はいよいよ1週間後。模試が不合格だった生徒も自分の弱点が見えてきたと思うので、今のうちにしっかり復習して、試験に臨んでほしいところです。
2025年6月21日、ベラルーシで拘束されていた日本人2名が、ベラルーシ大統領の恩赦により釈放されました。
恩赦はアメリカ大統領からの要請に応じたものだとベラルーシの大統領報道官が、ミンスクで行われたベラルーシ大統領がアメリカのケロッグ特使との会談の後、決定したと報じています。他にも12人が恩赦を受けて釈放されたそうです。
6月22日には二人とも隣国リトアニアに出国し、健康状態に問題はないようです。おそらく二人とも日本へ帰国するでしょう。釈放を受け、日本大使館は「アメリカ政府に深い謝意を表明したい」としています。
この二人のうち一人は、2020年8月にベラルーシでアナーキスト活動をしていて、革命を起こそうとテロを計画、爆発物の製造を行っていた当時20歳の男性です。テロリスト認定を受け、懲役15年9ヶ月と約8800ドル(当時のレート)の罰金刑という判決を受けていましたが、5年で出所できてよかったですね。こちらでは実名報道されています。
もう一人の日本人は昨年12月にゴメリ州で駅の高架橋を写真撮影していた男性です。この方は実名報道されていません。(この人は政治犯とかそんな重犯罪を犯していたわけではなく、ただ、撮影禁止の場所で写真を撮っていただけの人だと思います。)
昨年7月にベラルーシ当局にスパイ容疑で拘束され、7年の実刑判決が出た50代日本人男性は今回恩赦の対象にはなりませんでした。
特筆すべきは反政権ブロガーで、2020年の大統領選挙で立候補しようとしていたものの、拘束されていたセルゲイ・チハノフスキー氏(18年の実刑判決。その後、懲役1年6月が追加)も恩赦により釈放されたことです。
妻のスベトラーナ・チハノフスカヤ氏が夫の代わりに大統領選挙に立候補し、大きな話題となりました。選挙後、国外へ出国させられましたが、ようやくリトアニアで再会できました。「パパは出張に行っている。」と言い聞かされていた二人のお子さんもやっとお父さんに会えましたね。
家族はチハノフスキー氏の健康状態は良好だとしていますが、支援者の一人は同氏が著しくやせたため、18年の服役中死亡すると政権側に都合が悪くなるので、生きているうちに釈放してしまおうという考えに傾いたからではないかと分析していました。
チハノフスキー氏などベラルーシの政治犯支援者団体は、同日恩赦を受けた14人全員がすぐにリトアニアに出国できるように手配をしてくれたそうで、日本人男性二人も同行することに同意したと思われます。
14人中5人がベラルーシ人、1人がスウェーデン人、1人がエストニア人、2人が日本人、2人がラトビア人、3人がポーランド人だとリトアニア当局は発表しています。アメリカ人1人も含まれるという情報もありますが、このうち一人がアメリカ国籍を持っている人のようです。
14人は釈放されたことを知らされないまま、リトアニアに向かう車両に乗せられたそうで、最初はみんな俯いていたのが、恩赦が出たことが知らされると大喜びしていたそうです。
ポーランド外相はチハノフスキー氏の釈放を歓迎する声明を発表し、他のすべての政治犯の釈放を求めていくと約束しました。その他、ドイツなどの国が同氏釈放を歓迎する声明を発表しています。チハノフスキー氏釈放により、これからベラルーシ国外で野党の動きが活性化するかもしれません。
チロ基金支援者の皆様へ。
6月15日までに、支援者の皆様に新アドレスについてメールで私から直接ご連絡さしあげました。
しかし、旧アドレスの中のアドレス帳が全く見られなくなってしまいましたので、支援者の皆様のメールアドレスのうち数名の方のアドレスが分からなくなってしまいました。
また私が皆様のアドレスを一文字一文字、手作業で打ち込んだので、間違って打ち込んだ可能性もあります。(アドレス帳を丸ごとインポートさせてくれる余地すらヤフーは与えてくれませんでした。)
もし6月15日までにベラルーシのTからメールが届いておらず、尚且つこのブログのこの投稿をご覧になった方、申し訳ありませんが、nbjc19990909☆gmail.com(☆マークを@に変更してご利用ください。)にその旨、メールにてご連絡いただけないでしょうか。
このブログ上で呼びかけるという方法しか残っていない状態です。どうかよろしくお願いいたします。
また6月10日以降、私にメールを旧アドレスに送信したという方、全くログインできなくなりましたので、お手数をおかけして申し訳ないのですが、上記のメールアドレスに再送信してください。よろしくお願いいたします。
新しいお問い合わせ用メールアドレスを作成しました。
nbjc19990909☆gmail.com
☆マークを@に変更してご利用ください。
旧メールアドレス(ヤフーメール)は6月10日から全く利用できなくなりました。
6月10日あるいは11日そして今日「ベラルーシのTさんにメールを送ったのに返事がない。おかしいな。」と思った方、お手数をおかけし、申し訳ありませんが新アドレスのほうへ転送していただけませんか?
どうかよろしくお願いいたします。
またアドレス帳に弊センターのメールアドレスを保存している方、お手数ですが新アドレスに変更してください。申し訳ございません。もう二度とYahoo!は利用しません。
チロ基金支援者の皆様には今月15日までにご連絡差し上げます。もうしばらくお待ちください。
10年以上使っていたYahoo!のメールアドレス(nbjc19990909☆yahoo.co.jp)が昨日、突然使えなくなりました。
前日まで普通にログインできていたのに、6月10日、突然
「第三者による不正アクセスの可能性が確認されたため、このIDはログインを制限されています。詳しくはヘルプをご確認ください。(エラー番号:F002)」と表示されました。
詳しくは「エラー番号:F002
第三者による不正アクセスの可能性が確認されたため、このIDはログインを制限されています。
上記のメッセージが表示されるIDは、第三者による不正アクセスの可能性が確認されたため、被害の拡大防止を目的としてログインを制限しています。」だそうです。
そしてYahoo!ウオレットなど(つまりネットショッピング用の財布)が第三者に悪用されていないか調べるようアドバイスがこのヘルプページに書かれているのですが、私はそもそもメールしか利用していないのです。(あとはYahoo!ニュースを見ているだけ)
私がメールのユーザーであるにも関わらず、いきなりメールが使えなくなるのはとても不便なので、本人確認してもらい、再びメールアドレスを使えるようにしてもらおうと思ったのですが・・・
問い合わせメールを予備のメールアドレスからYahoo!に送ると
「第三者による不正アクセスの標的となったY!IDは、今後も狙われる可能性があります。
そのため、該当のメッセージが表示されるY!IDにつきましては、ログインが必要なYahoo! JAPANサービスをご利用いただくことができません。」
ということで、ユーザー本人すらブロックするんだそうです。そして新しくIDを作成して、つまり新しいメールアドレスを作りなさい、今度はセキュリティー対策を自分でちゃんとしておいてと勧めてくるのですが、私はずっと前から、Yahoo!のワンタイムパスワード設定をして毎回ログインしていたし、シークレットIDも使っていました。普段と違う環境からアクセスがあった場合、注意喚起するメールも送られるよう設定していました。
再度、問い合わせをすると、このような回答がきました。(「←」の後に私の意見を書いています。)
「弊社では、不正アクセスの可能性が確認されたYahoo! JAPAN ID(※以下、Y!IDと表記)に対して、お客様の情報をお守りすることや被害の拡大防止を目的としてログイン制限の措置を行っております。
※具体的な経緯については、セキュリティ対策の観点から非公開としております。」(←メールアドレス凍結に至った理由の説明はないんですね。)
「※時間の経過や、ログイン方法の再設定などによってログインができるようになるわけではございません。」(←待っても無駄と言われているみたい。)
「一度第三者の不正アクセスの対象として狙われたY!IDは、継続して標的となるケースが散見されており、引き続きご利用をいただく場合は安全とは言い難い状況です。」(←何も期待しないでくれと言われているみたい。絶望認定された感じです。)
「また、Y!IDに関してはお客様ご自身での不正対策をお願いしております。」(←2段階認証とかシークレットIDとか対策していたつもりだったんですが。これだけしてても不正アクセスは阻止できないということが今回よくわかりました。)
「以上から、お客様におかれましてはご納得いただけない点もあるかとは存じますが、安全性の観点から新しいY!IDを取得するまたは、ほかにY!IDをお持ちの場合はそちらのY!IDにて第三者不正アクセス対策を講じたうえでご利用いただけますと幸いです。」
いやあ、不正対策もしていたのに、詳しい説明もなくいきなりユーザー本人なのにログインもさせてもらえず、本人確認もしてもらえず、永久に何もできなくなってしまって、今さらまたヤフーメールの新アドレスを取得せよと言われても、また同じことが起きるんじゃないかと思うと、恐怖ですよ。
メールでつながっていた人たちのメールアドレスもアドレス帳が見られなくなってしまって、新しいアドレスを作っても連絡のしようがないし・・・
チロ基金支援者の皆様へ。幸い皆様のアドレスの大部分は、手元に控え(紙)があるので、大丈夫です。近日中にGメールで新しいアドレスを作って、ご連絡差し上げます。
「Tさんのnbjc19990909☆yahoo.co.jpのアドレスに最近(6月10日以降)メールを送ったけど、Tさんから返事が来ないなあ。おかしいなあ。」と思われた方へ。申し訳ありません。全くメールチェックできなくなってしまいました。新しいメールアドレス(Gメールを予定)ができたら、ご連絡いたします。
「Tさんらしき人から、いつもと違うアドレスでメールが届いたけど?」と驚かないでください。お願いします。
怖いのでもうヤフーメールは絶対に利用しません。新規アドレス(ID)をわざわざ作っても、セキュリティー対策はユーザー任せで、Yahoo!がする対策は、ただとにかく凍結するだけ。また誰かが不正アクセスしたら同じことの繰り返しになります。
それに「凍結されたらまた新規ID作ればいいや。」と思っていても、一つのIDに一つの携帯番号で登録しないといけなくて、しかもメールアドレスに不正アクセスがあったとやらで凍結されたら、その電話番号もブラックリストに載るらしく、同じ番号を新規ID作成のときの電話番号として登録できないのだそうです。
ということは、新規IDを作るたびに先に新しく別の電話番号を作らないといけないのです。そんなに携帯電話の番号をいくつもいくつも持てませんよ・・・
このメールアドレスを、ヤフオクとかショッピングとか電子図書購入に使っていたら、もっと悲惨なことになっていただろうなと思いました。私の被害はまだましなほうなのでしょう。
ただチロ基金支援者の一人だった故Aさんや今は亡き母が生前、私に送ってくれたメールは、受信ボックスの中で永久保存していたつもりでしたが、Yahoo!Japanからログイン永久拒否されたので、もう一切読み返せなくなりました。(涙)
私もYahoo!を永久に拒否します。もうヤフーニュースも読みません。(とYahoo!に抗議しても、「自分でセキュリティ対策をちゃんとしてなかったから、ユーザー本人が悪い」と言われるだけなんですよね。Yahoo!を信用していた私が馬鹿でした。ヤフーメールをいろんなところに紐付けしている人は、ご注意ください。このブログでYahoo!について悪意ある宣伝をしているつもりはありません。このブログのフォロアーさんたちへのただの注意喚起です。)
6月28日から8月31日にかけて軽井沢高原文庫にて展覧会「戦後80年 壺井栄『二十四の瞳』〜図書館情報学の世界から〜」が行われます。
その中の「海外で翻訳出版された図書」のコーナーにて、日本文化情報センター日本語教室の生徒が翻訳した壺井栄ロシア語訳作品集「二十四の瞳」も展示されることになりました。
軽井沢高原文庫のHPのリンク先はこちらです。イベント・展覧会のご案内
また軽井沢高原文庫館長の大藤敏行さんがブログでロシア語版「二十四の瞳」についてご紹介してくださいました。リンク先はこちらです。
*「6/28∼旧朝吹山荘で「戦後80年 壺井栄『二十四の瞳』∼図書館情報学の
世界から∼」を開催します」
英語など他のメジャーな言語に翻訳された「二十四の瞳」のそばにロシア語版も展示されることになるのは、ベラルーシ人翻訳者にとって大変光栄なことです。
今年は終戦80年目の年でもあり、反戦文学者として名高い壺井栄が選ばれたと思うのですが、それに加えて、今現在、ロシアとウクライナの戦争が続いているこの状況で、ロシア語版が展示会に加わっていることに、感慨を覚えますし、有意義なことであるとも思え、また運命を感じます。
本書はすでに軽井沢高原文庫に寄贈され、展示会終了後も蔵書の一つとして保存されます。
壺井栄というと小豆島のイメージがとても強いですが、軽井沢にも壺井栄は山荘を持っており、避暑を兼ねて1年の半分をそこで過ごしながら、執筆活動をしていたそうです。
このように軽井沢で別荘や書斎を構えていた文学者は多く、ゆかりのある文学者の作品は軽井沢文学というジャンルにまで成長しているのだそうです。小豆島に意識が向きすぎていて壺井栄が軽井沢文学の作家でもあるということを私は全く知りませんでした。
今回の展示会を企画され、ロシア語版「二十四の瞳」を展示できるように尽力してくださったのは筑波大学の図書館情報メディア系の大庭一郎先生です。壺井栄ロシア語訳作品集「二十四の瞳」は筑波大学の研究室にも2冊(2021年仙台市で製本された仙台版と2022年にミンスクで出版されたミンスク版1冊ずつ)が寄贈されました。
ベラルーシ人日本語学習者の手による本書が日本国内で保存、研究対象になり、翻訳者一同、大変喜んでおります。
また本書出版費用を支援してくださったチロ基金支援者の皆様にも厚くお礼申し上げます。
日本の皆様、ぜひ軽井沢高原文庫にご来場ください。
・・・・・
軽井沢高原文庫の展示会の詳細は上記リンク先をご参照ください。
2025年6月28日(土)~同年8月31日(日) ※会期中無休
日本文化情報センターの天井から雨漏りが発生しました・・・。
日本文化情報センターはミンスク市立児童図書館の一つの施設なのですが、その図書館が入っている建物がソ連時代に建設されたもので、老朽化が進んでいます。
そして今年、ベラルーシは異常気象で平均気温が10度ぐらいで非常に寒く、そしてほぼ毎日雨が降っています。そのせいで、図書館の屋根にヒビが入り、そこから雨水が建物内部に流れ込んできました。
今のところ2箇所から雨漏りしているのですが、そのうちの1箇所が日本文化情報センターの真上・・・
運が悪い・・・しかも夜間に雨が降り、館内に誰もいなかったので、バケツを置くといった対象法もできず、今朝出勤したら、弊センター所蔵の展示品の一部が濡れてしまっていました・・・
何とか乾かしてほとんど元通りに直せた展示品もありますが、直せないほど水でぶよぶよになってしまった展示品もあります・・・。
悲しいです・・・。展示品を寄贈してくださった方に申し訳なく、心が痛みます。
天気予報では異常気象は続き、ほぼ毎日雨の予報が出ています。早く屋根を修繕してほしいのですが、予算がなくしかも役所での手続きも難しくて、すぐには修理してくれないでしょう。
この図書館では以前、外国語文学閲覧室の窓ガラスに大きなヒビが入り、ガラスを早く交換してほしいと申請を出しているのに、結局新しいものに入れ替えたのは半年後で春になっていました。こんな調子なので、屋根の大掛かりな修理が完成するのは1年後ではないでしょうか。
それまでにも雨が降るのに・・・。建物全体が老朽化しているので、ヒビがある2箇所だけ修理しても、次はまた別の箇所にヒビが入る可能性が高く、そのたびにバケツを持って走り回らないといけません。
弊センターは念の為、雨漏り箇所の真下には何も置かないように展示品や書籍を離れた箇所に移動させました。
今回の雨漏り事故で蔵書が濡れてだめになったという事態にはなりませんでしたが、もしそんなことになったら、心が痛むどころかショックで心臓が止まります・・・。
添付画像は日本文化情報センターの天井の雨漏り箇所を下から見上げて撮影したものです。
チロ基金の支援者の一人で、ロシア語訳とベラルーシ語訳新美南吉童話集の出版に多大なご協力をいただいたこがらさん(Aさん)のブログが、gooブログからはてなブログに引っ越しました。
リンク先はこちらです。続こがら通信
このような形でこがらさんの文章をしばらくの間は保存したいと考えています。
(でもこのお知らせ自体も今年11月で見られなくなってしまうんですよね・・・。)
毎年11月30日が締め切りの岬文壇エッセー大賞コンクールに弊センター日本語教室の生徒6名が参加しました。
毎年参加してますが、今年は人数も増えました。
このコンクールについては壺井栄ゆかりの小豆島で行われているエッセーのコンクールだと説明するほうがイメージしやすいでしょうか。
詳しくは公式サイトをご覧ください。
やはりベラルーシ人生徒にとっては日本語は母国語ではないので、エッセー(というより作文のレベル)を書くのはとても難しいことです。申し込む前から、まあ受賞しないだろうと思うのですが、日本語の勉強だと思って生徒に毎年案内しています。もちろんやる気のある人しか参加しません。こういうやる気のある人はいつか必ず日本語能力が伸びていくと信じています。
・・・・・
2025年5月の追記です。
壺井栄文学館のHPで入賞者が発表されました。残念ながら今年もベラルーシからの入賞者はいませんでした。母国語ではないので、なかなか入賞できなくて当然ですが、その母国語ではない言語で、作文を書いたというのが大切な経験だと思います。
また来年も挑戦する生徒が出てきてほしいです。優秀賞をとった3名の方の作品を上記の壺井栄文学館HPで閲覧することができます。私は感動して、涙が出そうになりました。やはりこれぐらい感動する話でないと入賞できないですね。生徒にも読ませて、来年のコンクールのための参考にしてもらいたいと思いました。
せっかくなので、チロ基金提供の模試「私たちのテスト」の問題用紙と解答用紙も画像でご紹介します。
日本語能力試験の公式問題集の見本を参考に、私が毎回パソコンとプリンターとホッチキスで手作りしています。
できるだけ本物の用紙に似せるようがんばっていますが、実際の解答用紙は厚紙に束になって印刷されていて、試験の前に一枚ずつ切り取る形式なので、さすがにそこまでそっくりには私は作れません。
チロ基金提供なので受験者(日本文化情報センター日本語教室の生徒)は受験料無料、つまりチロ基金支援者の方々のおかげです。
支援は主にコピー用紙やプリンターの購入などですが、はっきり言って、問題用紙を綴じるホッチキスの針だって値段は安いものですが、お金が全くないと購入できないので、日本からの支援に大変助けられています。
支援者の皆様、本当にありがとうございます!
6月には「私たちのテストN4」を実施予定です。日本の皆様からのご支援を有効活用させていただきます。
近日中に今回のN1とN3に合格した2名に合格証を授与し、日本語能力試験受験料の補助金をチロ基金から支給します。
2025年3月23日付の投稿記事「2025年日本語能力試験ミンスク会場実施決定しましたが」でご説明したように、急激な受験料値上げに対する救済措置として、受験料の約半額を補助金として支給することにしましたが、インフレが進んでいるので、模試「私たちのテスト」に合格者には補助金のおよそ半額を早めに支給することにしました。日本語能力試験受験料の4分の1が試験前に返ってくるということです。
また改めてご報告いたします。チロ基金支援者の皆様、お楽しみにお待ちください。
予定通り2025年4月27日、チロ基金提供つまり受験者の受験料無料の模試「私たちのテスト」N1レベルとN3レベルを実施しました。
結果はN1は受験者2名で、1名が合格。
N3は12名受験で、1名が合格でした。N3はもう少し合格者が多ければよかったというのが私の本音ですが、本試験である日本語能力試験は7月6日に行われるので、それまであと2ヶ月強、模試の不合格者も受験勉強に追い込みをかけてほしいところです。
やはり、模試をしてよかったですよ。教える側からすると、「この生徒は読解が苦手だな。」とか「聴解が苦手だな。」とか優先して改善しないといけない点が明確になりました。
N1合格者ですが、ぎりぎりの合格だったので、本試験もぎりぎり不合格になってしまう可能性があるため、模試で合格だったからと手を抜かず、しっかり漢字の復習をしないといけないなと考えています。
添付した画像は「私たちのテスト」実施中の会場の貴重な写真です。場所はミンスク市立中央児童図書館のホール(日本語で歌おうコンサートをしていたところですね。)
撮影した時は試験開始直前の氏名の記入をしているときなので、生徒の邪魔はしていません。
机の上に仕切り板が立ててありますが、これはコロナ感染症対策ではなく、カンニング対策で す。12名受験者がいるところへ、机が9台しかないので、いくつかの机に二人掛けしないといけないのですが、そうすると近すぎて隣の人の答えが丸見えになってしまうため、このような仕切り板を立てています。
仕切り板は画材屋でチロ基金の寄付金で購入したもので、木製の台座に立てているのですが、この台座はS夫が手作りしてくれたものです。このようにいろいろ工夫しながら、模試を実施しています。
公立図書館で、日本語教室の生徒はミンスク市在住の場合、全員この図書館の来館者カードを持っているので、模試の場所代は無料。これも助かっています。