ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

東京・豊島区の公園で高い放射線量

2015-04-24 | 放射能関連情報
 4月23日の日本発のニュースですが・・・


池袋の公園地中から“円盤” 放射線原因か

日本テレビ系(NNN) 4月24日(金)18時4分配信
 東京・池袋の公園で非常に高い放射線量が測定された問題で、24日午後、土の中から円盤状の塊が見つかった。この塊が、高い放射線の原因だとみられている。

 この問題は、豊島区池袋本町にある公園のすべり台の下から1時間あたり480マイクロシーベルトという非常に高い放射線量が検出されたもの。24日、区が現場の土を掘ったところ、深さ10センチほどの場所から、土にまみれた円盤のような塊が見つかり、これを取り除いたところ、線量が下がったという。

 区では、この塊が高い放射線の原因だった可能性もあるとみて専門機関で詳しく調べると共に、25日以降、周りの土を取り除くなどして、通常通り遊べる環境に戻す方針。


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 現在多くの日本人が線量計を持っているようになりました。
 「福島イコール危険。それ以外の地域イコール安全」という固定観念は捨てて、自宅の周辺や子どもが遊ぶ場所など、線量計を持っている方はぜひ測定してみてください。

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 4月29日の追記です。
 ラジウム226が原因だったそうです。
 続報はこちら


池袋、公園の土から3ミリ金属容器にラジウム

産経新聞 4月29日(水)7時55分配信


 東京都豊島区立「池袋本町電車の見える公園」で高い放射線量が測定された問題で、豊島区は28日、公園から採取した土壌から、放射性物質ラジウム226が入った金属製のカプセルが発見されたと発表した。

 区によると、カプセルは密閉されており、大きさは直径3ミリ、高さ3ミリ。カプセルから放出されていたガンマ線を測定した結果、ラジウム226と特定した。

 高い放射線量は公園内の滑り台などが付いた複合遊具付近の地表の一部から検出された。区が23日に測定したところ、国の除染の基準値(毎時0・23マイクロシーベルト)を大きく上回る同480マイクロシーベルトの放射線量を検出。土の一部を掘り出したところ、放射線量が急激に下がったため、専門機関で原因を調べていた。

 区によると、公園は平成25年3月に開園し、以前は都の清掃車の車庫だったという。

半年間無職の国民に罰金

2015-04-18 | ベラルーシ生活
 ベラルーシ発のニュースです。

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半年間「無職」の国民に罰金、奉仕活動の強制 ベラルーシ

CNN.co.jp 4月18日(土)16時11分配信

 ロンドン(CNNMoney) 東欧ベラルーシのルカシェンコ大統領が18日までに、少なくとも半年間職に就かず、納税していない国民に罰金を科す新たな法令に署名したことがわかった。
罰金は少なくとも252米ドル(約3万円)で、支払わない場合は拘束され、地域社会での奉仕活動が命じられる。(後略)

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 このニュースは以前にも聞いていたのですが、そのときは「罰金」ではなく、「納税」でした。
 つまり無職で収入がなくても税金は払わないといけない、ということです。
「収入もないのに、納税するって、できるかなあ。」
「いや、これは国が税収を増やしたいのではなく、無職の人数を減らしたいからだろう。」
などと巷では話していたのですが、ここへきて「罰金」あるいは「奉仕活動」ですよ。

 どうなるのでしょうねえ。

 私が言いたいことは二つ。
 一つ目はベラルーシではアルコール中毒が社会的な問題第1位で、予備軍も含めると国民の10人に1人がアルコール中毒あるいは依存症です。
 国民の約10%がアル中のため、就労できないと想像してみてください。
 国にとっては大変な損失です。
 さらに患者を治すための専用の施設がありますが、それを運営する費用を税金から出していることも考えてみてください。
 ベラルーシで無職の人はどうして無職なのか。その理由は人それぞれですが、一番多い理由はアル中です。
 罰金あるいは奉仕活動でもさせたくなる国の考えはよく理解できますよ。

 それと罰金の代わりに奉仕活動、というと日本人はそこに個人の献身的な要望を感じ取れず、「国が強制労働をやらせている。」というイメージを抱きがちですが、ベラルーシでは奉仕活動はよくあることで、献身的な気持ちがあるとかないとかでするしないを決めるものではありません。

 例えばちょうど今日も「スボートニク」と呼ばれる4月の奉仕活動の日で、何をするかと言えば、「春の大掃除(ベラルーシでは年末の大掃除はしない習慣)」「職場あるいは地域社会の大掃除と植樹」をする日です。
 私も朝から職場で大掃除をしたし、近くの公園では中学生が枯れ枝を片付けていたし、自宅マンションの敷地内では近所の人が花壇の手入れをしていました。
 もちろんお金はもらえませんが、やらされている感はありません。

 罰金の代わりに奉仕活動をするのは、「奴隷的」「強制労働」ではないです。
 それが不服なら、就職すればいいだけの話です。
 ・・・と書くと「就職したくても就職先がないから無職なんだよー。」と反論する人もいます。

 それで、私が言いたいことの二つ目です。
 日本人でもそういう人はいますが、ベラルーシ人の場合
「少ない給料もらうぐらいだったら、無職のほうがいい。」
という考えの人がいっぱいいるのです。

 もう何年も無職でずっと職を探しているけど見つからない、という人がいました。
 その人に資格も学歴も問わない仕事を紹介しましたが、給料が少ないからと断られました。
 ベラルーシ人の多くが「働く時間は少しだけ、でも給料はがっぽりもらえる」仕事に就きたいと希望しています。
 またそういう仕事に就いているのが憧れであり、頭がいい人だと思っています。
 同じだけ稼いでいても、汗水たらして長時間働くのは、要領が悪いと思われ、尊敬されません。

 確かに誰でも楽して儲けたいと思っているでしょうが、実際にはそんな甘い商売はほとんどないです。
 そのため、必死で職探しをする人、つまり「何でもいいからやらせてください!」と懇願するタイプの人がベラルーシにはいません。
 だから無職者が多く誕生してしまいます。
 そして生活保護の申請をします。国からしたら大きな経済的損失です。
 罰金ぐらい取りたくなりますよ。これぐらい厳しくしないと、就職活動をしないんだから。

 さらに大学生。大学は出たけれど安い給料のところには馬鹿馬鹿しいから就職したくない。
 安い給料でも就職してしまえば、それで社会人の仲間入りもできて、親も喜ぶのに、高い給料のことろでなければ仕事する意味がないと、無職になるほうを選択する。
 そして親のすねかじりとなります。

 同じヨーロッパ人でもイギリスなどでは、18歳過ぎると自立しろと実家から追い出されるらしいですが、ベラルーシにはそんな習慣がないので、無職の子どもが増え続けます。

 せっかく就職しても一攫千金の夢を追い求め、後先考えずに退職する人が多いです。
 今でこそ減りましたが終身雇用が基本の日本と比べると、転職する人も多いです。そのため専門家を職場で育てるということも難しくなっているケースもあります。
(職種によっては転職がスキルアップ、ステータスアップになるものもあるので、一概には言えませんが。)

 今回のベラルーシの政策、半年間も無職の人は罰金を払えというのは、国の経済的損失を減らすのも目的ですが、「給料が少ないなら働かないほうがまし」という考えを捨てて「給料が少なくても職についているほうがいい」という考えに転換しろと、国民を教育しているのだと思います。

 いろいろ書きましたが、もちろんベラルーシにも子どもがたくさん生まれて、本職のほか、副業やバイトを掛け持ちして必死で働いているまじめな親もいることを追記しておきます。


学校へ手榴弾を持って来た小学4年生

2015-04-17 | ベラルーシ生活
 うちの子がいつもより1時間も早く帰宅した。理由を尋ねると、男子生徒が弾丸を学校へ持ってきたので、生徒は校庭に避難。そしてそのまま帰宅するよう言われたそうだ。

 危ないなあ! 全くもー!

 ニュースにもなって報道されたのですが、詳細はこうでした。

 小学4年生の男子(9歳)が10発の弾丸と手榴弾1個を持って登校。
 かばんに入れていたが、12時ごろ教室で友達に見せて、その後教師にも見つかる。
 学校側は校内に残っていた生徒全員に避難を指示し、さらに非常事態省付属対テロリスト部隊に通報。爆発物を取り扱う専門家が学校へ飛んできて、手榴弾が爆発しないよう処置したそうです。

 この手榴弾は第二次世界大戦中に製造されたもので、男子生徒の話によると、
「畑で見つけた。」
そうですが、どこの畑なんでしょ。
 他にもまだ埋まってない? 危なくて畑の上を歩けないよ。

 弾丸10発については、この男子がどこから手に入れたのか報道がない・・・。
 親は監督不行き届きで厳重注意、あるいは法的に罰せられる可能性があります。
 畑から手榴弾を直接学校へ持って行ったとは思えず、家の中で保管していた可能性が高いので・・・。危ない・・・。

 しかし戦後70年も経過して、こんな事件が身近で起きるとはねえ。
 日本でもときどきありますよね。

 うちの子はその後、もう爆発物は処理されて学校は安全になったから、と再び登校し、残りの授業を受けていました。
 校長先生を初め、教職員の皆さんはストレスだったろうなあ。(同情。)
 
 
 
 
 

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第176回」

2015-04-13 |   ビタペクト配布活動
 4月13日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第176回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。

 今回はビタペクト3を9個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを2部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2331個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2091部となりました。
 今回で通算191目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2331人の子どもにビタペクトを、2091家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a



(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html


(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42

(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 今回は2家族がSOS子ども村に保養滞在していました。


(家族A)

 ミンスク(チェルノブイリ原発から約350キロ)から来た家族。お母さんが6人の子どもを引率していました。
 この家族には3個のビタペクト3を渡しました。この家族は2009年7月と2013年9月にも保養滞在していたことがあります。そのときの様子はこちらをご覧ください。

チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第93回」(家族B)

 チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第152回」(家族A)

 それぞれの体内放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を渡しました。

母親(事故発生当時14歳)18ベクレル(2013年)→ 16ベクレル
次男(14歳)28ベクレル ○ → 46ベクレル ○ → 18ベクレル
三男(11歳)47ベクレル ○ → 33ベクレル ○ → 29ベクレル ○
次女 (8歳)28ベクレル ○(2013年) → 17ベクレル
四男 (6歳)22ベクレル ○(2013年) → 21ベクレル ○
五男 (4歳)38ベクレル(2013年) → 18ベクレル
三女 (3歳)(今回初測定)26ベクレル ○ 

 前回も前々回も測定した子どもは全員ビタペクトを飲んでいたのですが、今回初めて飲まなくてもいい子どもが現れ、お母さんは大変喜んでいました。
 子どもたちの健康状態もよくなり、お母さんは今のところ健康問題の悩みはないと話しており、笑顔が多かったです。

 食品について質問しましたが、ミンスクから120キロ離れた森の中できのこを拾って食べているそうです。ミンスクから見てどっちの方向なのか、お母さんは把握しておらず、だいじょうぶかなあと思いましたが、安全とされている場所だそうです。


(家族B)

 ゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)から4キロのところにあるゴロビンツィ村から来た家族。お母さんが実子3人と養子3人、そしてゴメリ市に住んでいる知人の子ども1人を引率していました。この家族には6個のビタペクト3を渡しました。

 それぞれの体内放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を渡しました。

母親(事故発生当時10歳)11ベクレル
長男(8歳) 43ベクレル ○
次男(7歳) 21ベクレル ○
三男(4歳) 18ベクレル
養子(4歳) 27ベクレル ○
養女(3歳) 29ベクレル ○
養女(3歳) 37ベクレル ○
女子(6歳) 39ベクレル ○

 子どもたちはよく風邪をひくということでした。4歳の養子は4歳の平均からすると知能の発達に遅れが見られるそうです。生みの母は精神障害で、入院しており育児も不可能であったため、幼いときに施設に預けられ、その後この一家に引き取られたそうです。その時点で発達に遅れがあったそうですが、育てているお母さんは
「そのうち追いつくのでは。」
と考えているそうで、悲観的な様子ではありませんでした。

 37ベクレルだった3歳の養女は食物アレルギーですが、原因になる食べ物がまだ特定されておらず、近いうちに検査に行きたいとお母さんは話していました。
  
 画像は記念撮影したものです。やっとベラルーシは暖かくなったので、外で撮影をしました。
 今回も子どもたちに折り紙、折り鶴、折り鶴の作り方(千羽鶴プロジェクト)、日本語で子どもの名前を書いた絵葉書、着物から作った巾着袋などをプレゼントしました。
小さい子どもが多くて、日本のことはよく分からない子どももいましたが、好奇心いっぱいで日本を紹介する話を聞いてくれてうれしかったです。 

 最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や絵葉書など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
 ベラルーシの子どもたちもお母さん方もSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。



第8回 体調と対策メモ  アルギン酸ナトリウム

2015-04-10 |   体調と対策メモ
 「体調と対策メモ」第8回です!
 背骨の痛みや手の痺れといった症状に悩んでいる方、ぜひご覧ください。
 寄稿してくださった方はこの方法で劇的に改善した、と書かれています。
 同じような症状が出ているからといって原因や対策方法が全く同じとは限りませんが、この「体調と対策メモ」を読んで損はないと思います。
 私も拝読し、
「体調不良を感じたとき、ストレスのせい、鬱やノイローゼと自分で決め付けて、先にメンタルクリニックに行ってしまうと、かえって重大な病気の発見が遅れることがあるので要注意」という言葉には納得しました。
 
 今までの体調と対策メモはこちらにまとめてあります。ご参考までに・・・。

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 こんにちは。
 体調と対策メモの者です。

 本日は、背骨の痛み、手の痺れと、精神状態についての報告です。

 手の痺れ、背骨の痛みを感じると同時に、ひどい落ち込みや鬱に似た症状を呈している方はいませんでしょうか。

 わたしは、最近上記のような症状になりましたが、ある方法で劇的に改善しました。
 それは、「アルギン酸ナトリウム」です。

 アルギン酸ナトリウムは、ストロンチウム対策として、ときどき摂取していました。
 水に溶かすととろみが出る粉末食物繊維なので、シチューやカレー等に入れて使っていましたが、切らしてしまい、補充を忘れてしばらくしていたら、手の痺れや背骨の痛みを感じるようになりました。
 もっとやっかいだったのは、精神的に不安定になったり、悩みやすくなったりしたことです。この原因はわかりませんでしたが、身体のためになにかしなければと言う想いから、切らしていたアルギン酸ナトリウムを購入し、大き目のカプセルに入れて一日三回飲み始めたところ、精神的問題もふくめて5日ほどで劇的に改善しました。

 ストロンチウムはカルシウムに似ているそうです。カルシウムは、骨だけでなく、脳にも作用しますので、心にも何か悪影響があったかもしれません。

 アルギン酸ナトリウムは、食品添加物を扱う会社で手に入ります。いくつか会社がありますが、原料が海藻なのと、工場の場所などから、使用に不安を感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、過去複数社のものを試して、どれもわたしには効果がありました。

 自分の経験で言うと、サプリメントや食品添加物などに関しては、不安だといわれる地域に工場があっても、体調が悪くなることはなく、効果を感じることのほうが多かったです。
 わたしは敏感体質なので、食品の場合は、たまに食べられないものや、食べた後体調を悪くするものがありますが、サプリメントなどは管理状態がいいからなのか、あまり問題がないように思います。


 さて、本日は、この「心の問題」について、もう少し書かせてください。
 最近、自分の周囲でも、ストレスや気持ちの落ち込み等で医師に相談する人が増えた気がします。
 これについて、主治医と話した時、重要なアドバイスをもらいました。

「まず身体の検査を徹底的にして、全ての疑いをつぶしてから、メンタルクリニックにかかってほしい」と。

「体調不良を感じたとき、ストレスのせい、鬱やノイローゼと自分で決め付けて、先にメンタルクリニックに行ってしまうと、かえって重大な病気の発見が遅れることがあるので要注意」なのだそうです。

 というのも、鬱とよく似た症状を呈する身体の不調と言うのは案外多く、身体からのアプローチで改善することが多いらしいのです。
 よく間違えるのは甲状腺機能低下など甲状腺の病気で、甲状腺の検査は一般の精密検査ではやらないのでストレスや欝だと間違えやすく、つい心療内科に行ってしまい、いつまでも改善しなくて悩むというケースも少なくないそうです。

 わたし自身、落ち込みや悩みを感じたときも、前述のようにアルギン酸ナトリウムや、ペクチンなどのデトックス、クエン酸や重曹などの抗酸化、そして、身体を温めるなどの冷え対策で、改善することが多く、まずは身体からだという実感があります。
 身体が原因のだるさや、精神的な落ち込みだと、精神安定剤でもよくならず、「おかしい、おかしい」とかえって苦しむことになりかねないので、もし、そのような症状がある場合は、ぜひ、まずデトックスを試してみてほしいと思います。

 精神の問題も含め、小さな身体の不調は、大きな病気の徴候である場合もあります。
 逆に、そのような徴候を察知し、病を芽のうちに潰しておけば、大事にならないで済みます。
 デトックスや抗酸化は、放射能うんぬん関係なく、そういう意味でもとても有効だと思います。

 いつも申し上げていますが、わたしは自分の症状が被爆のせい、放射性物質のせいと断言するものではありませんし、確実なところは結局わかりません。
 ただ、食物繊維は放射性物質だけでなく、体内の毒素などを排出する効果がありますし、なんらか、良い作用があったのだと思っています。
 すべての方に効果があるかどうかはわかりませんが、似たような体調の方が改善することがあるかもと思いました。

 アルギン酸ナトリウムやペクチンなどの食物繊維は、もともと身体にとって悪いものではないし、さまざまな環境汚染が疑われるこのご時勢ですから定期的にデトックスはしたほうがいいと思います。やって損になることはあまりないように思います。
 (身体に必要な栄養素も排出してしまうかも、という心配については、マルチビタミン・マルチミネラルのサプリを同時に飲めば問題ありません)

 いまだかつて、人類が体験したことがないようなことが起きたので、自分の体調にどんなことが起きても、はっきりとしたことはわからず、不安に感じている方は多いと思いますが、ただ不安に思って手をこまねいているより、できることをしたほうが安心するという方もいると思います。
 長期戦と思って、じっくり取り組む構えで、普段の生活に取り入れて続けていければと思っています。

 これからもがんばります。