12月17日にNHKが放送した番組サイエンスZEROの「シリーズ原発事故④ 内部被ばくの実態を探る」
http://www.dailymotion.com/video/xn1c1c
これを見ると放射能被ばくによって発病することを解明するのは大変難しいと、つくづく思いました。
被ばくと甲状腺癌の関係はチェルノブイリの場合、20年経ってからようやく科学的に因果関係がある、と認定されました。
私は白血病は広島と長崎の原爆のときの事例で因果関係が証明されていると思い込んでいたんですが、違うんですね。
そのほかの病気については全く認定されていないどころか
「まだよく分かりません。」
の段階です。
何十年後の認定まで待ちましょう、と言っても、普通の人なら「そんなの遅い。」と感じるでしょう。
とにかく被ばくが与える健康への影響を科学的に解明するのは非常に時間がかかる(もしかするといつまで経っても解明されない可能性がある)ことは、この番組を見てよく分かりました。
やはりチェルノブイリの事例を参考にして、今から被ばくしないように対策を取っておくほうが、絶対いいと思います。
取り越し苦労になる、とか科学的に解明されていないのだから大丈夫! と思う人もいると思いますが、対策を早め早めにしている人たちのことは、そっとしておいてあげてください。
それから番組中、チェルノブイリ事故後生まれた人に甲状腺癌を発症した人はいない、とデータが出てきますが、癌でなくても甲状腺肥大などの異常はベラルーシでは年齢に関係なく今でもとても多いです。
また甲状腺にヨウ素だけではなく、セシウムも蓄積している、という研究発表もベラルーシにはありますので、
「福島第一原発事故後に生まれたから安心! 放射能のせいで病気にはならない。」
と思い込むのも危ないです。
番組ではあくまで甲状腺癌に注目して、話を進めていました。
チェルノブイリ後では他にもいろいろな病気が増えていますし、甲状腺癌はたった一つの例です。
また比較的生存率が高い、と言われている病気ですが、一生ホルモン剤を飲み続けないといけないし、手術が成功しても完全に健康体に戻れるわけではありません。
ベラルーシは風土病で慢性的に甲状腺のヨウ素が不足しているので、特にこの甲状腺関係の病気が増えました。
日本にはこんな風土病はないのですから、ベラルーシのように甲状腺癌患者が増えるとは思いません。
それより、他の病気にかかる可能性を考えて、今から被ばく対策をしてください。
http://www.dailymotion.com/video/xn1c1c
これを見ると放射能被ばくによって発病することを解明するのは大変難しいと、つくづく思いました。
被ばくと甲状腺癌の関係はチェルノブイリの場合、20年経ってからようやく科学的に因果関係がある、と認定されました。
私は白血病は広島と長崎の原爆のときの事例で因果関係が証明されていると思い込んでいたんですが、違うんですね。
そのほかの病気については全く認定されていないどころか
「まだよく分かりません。」
の段階です。
何十年後の認定まで待ちましょう、と言っても、普通の人なら「そんなの遅い。」と感じるでしょう。
とにかく被ばくが与える健康への影響を科学的に解明するのは非常に時間がかかる(もしかするといつまで経っても解明されない可能性がある)ことは、この番組を見てよく分かりました。
やはりチェルノブイリの事例を参考にして、今から被ばくしないように対策を取っておくほうが、絶対いいと思います。
取り越し苦労になる、とか科学的に解明されていないのだから大丈夫! と思う人もいると思いますが、対策を早め早めにしている人たちのことは、そっとしておいてあげてください。
それから番組中、チェルノブイリ事故後生まれた人に甲状腺癌を発症した人はいない、とデータが出てきますが、癌でなくても甲状腺肥大などの異常はベラルーシでは年齢に関係なく今でもとても多いです。
また甲状腺にヨウ素だけではなく、セシウムも蓄積している、という研究発表もベラルーシにはありますので、
「福島第一原発事故後に生まれたから安心! 放射能のせいで病気にはならない。」
と思い込むのも危ないです。
番組ではあくまで甲状腺癌に注目して、話を進めていました。
チェルノブイリ後では他にもいろいろな病気が増えていますし、甲状腺癌はたった一つの例です。
また比較的生存率が高い、と言われている病気ですが、一生ホルモン剤を飲み続けないといけないし、手術が成功しても完全に健康体に戻れるわけではありません。
ベラルーシは風土病で慢性的に甲状腺のヨウ素が不足しているので、特にこの甲状腺関係の病気が増えました。
日本にはこんな風土病はないのですから、ベラルーシのように甲状腺癌患者が増えるとは思いません。
それより、他の病気にかかる可能性を考えて、今から被ばく対策をしてください。