ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

ベラルーシ人が働きに行く外国トップ10(日本も入っています)

2021-03-31 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 ベラルーシ外務省のデータによる、ベラルーシ人が就労するために行く外国の行く先で人数の多い順にトップ10を紹介します。

 この数字は2019年と2020年のものです。2020年の数字による順位で並べます。2020年はコロナと大統領選の影響が見て取れますね。

1位 リトアニア (2019年は1260人で、2020年は1685人に増加。)

2位 ロシア(4173人で2019年はダントツトップの「ベラルーシ人が仕事したい外国」でしたが、2020年は1452人と大幅減。)

3位 ポーランド(1606人から1126人にやや減少。)

4位 チェコ(782人だったのが、コロナの影響か247人に減少。)

5位 韓国(46人だったのが51人に。それにしても4位と5位の差が開きすぎです。)

6位 フィンランド(100人だったのが38人に減少。)

7位 アメリカ(295人だったのが36人に大幅減少。)

8位 中国(69人だったのが21人に減少。)

9位 日本(36人だったのが17人に減少。)

10位 アラブ首長国連邦(29人だったのが15人に減少。)

 

 やはりコロナ禍の影響が大きいですね。増加している国もありますが、これは政治的理由でしょう。それにしてもベラルーシにとって友達の国、中国に仕事に行くベラルーシ人がたったのこれだけ?と思いました。逆にベラルーシへ仕事に来ている中国人は何万人といるのですが。中国にとってベラルーシはいい商売相手だけれど、ベラルーシ人にとって中国は憧れの国じゃないということでしょうか。

 外国人労働者受け入れに消極的な日本がトップ10に入っているのも驚きですが、韓国に負けていますね。(人材を取られていると言う意味で。)

 先ほど投稿した記事ではドイツにベラルーシ人の医師が1年で109人も医療機関に就職したことになっているのですが、これはドイツ側のデータです。ドイツが上記のトップ10に入っていないのが不思議です。医師だけで、4位と5位の間にドイツが入ってないとおかしいのですが。ウクライナが入っていないのも変ですね。

 どういう計算方法(期間をどのように区切って数えているのか・・・)なのか、それが異なるので、このようにデータが食い違っているように見えるのだと思います。

 

 次に、逆にベラルーシへ働くために入国した外国人の数でのトップ10発表です。

1位 ロシア(2019年は6741人で、2020年は5189人と減少。) 

2位 中国(4318人だったのが3206人と減少。)

3位 ウクライナ(3145人から2249人に減少。ベラルーシからウクライナへ働きに行こうとする人は極端に少ないのに、その逆は極端に多い国。)

4位 ウズベキスタン(1336人から1197人に減少。)

5位 カザフスタン(597人から432人に減少。カザフスタンとは経済同盟を結んでいるのでもっとたくさん来ていると思ったのですが。)

6位 トルコ(293人から359人に増加。)

7位 アルメニア(397人から285人に減少。)

8位 トルクメニスタン(195人から279人に増加。コロナウイルス感染者ゼロということになっている国です。)

9位 リトアニア(236人から195人に減少。ベラルーシからリトアニアに行く人は多いのにその逆は少ない国。)

10位 キルギス(126人から131人に微増。コロナなど全く影響なし、ということでしょうか。)

 

 この10カ国中、中国とトルコ以外、全部ベラルーシと同じ旧ソ連の構成国ですね。言葉の壁がないのが大きいですね。旧ソ連の他の国からすると、ベラルーシは経済的に働きに行きたい稼げる国ということでしょうか。ちなみにベラルーシでは外国人が就労するのは、大変です。ただ中国や旧ソ連の国の人に対しては規則もゆるくなっているようですね。日本人がベラルーシで就職するのは難しいです。

 


ベラルーシから外国へ医師の流出

2021-03-31 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 ベラルーシから人材の流出が続いています。ポーランドとドイツの政府機関がこのようなデータをベラルーシメディアに示しました。

 ベラルーシ人の医師がポーランドの医療機関で働こうと申請を出したのですが、この1年間で72人に上るそうです。それまでにすでに306人のベラルーシ人医師が許可を受けて、ポーランドの病院で働いています。このコロナ禍で、貴重な人材ですね。

 3月29日の投稿でも書きましたが、ワルシャワ市長の発言を裏付けますね。

 

 そしてドイツでは2020年にドイツ国内で694人のベラルーシ人医師が医療に従事しているデータがあります。この数は2019年度の時点より、109人増えました。つまり1年で109人のベラルーシ人医師がドイツの病院に就職したということです。3日に1人の割合でベラルーシ人医師がドイツに就職しに入国した計算になります。このコロナ禍においては、どこも医療機関は人手不足なので、ドイツは助かりましたね。

 (逆に言うとベラルーシは・・・。それどころか、国内にいる医師を政治思想が反政府的だと逮捕しているぐらいです。)


2021年3月31日。気温17度

2021-03-31 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 2021年3月31日、気温が急に上がって17度にまでなりました。

 7月に行われる音楽祭スラヴャンスキー・バザールで10年間司会をしてきた担当者が、今年は司会を断わり、また芸能ニュースになっています。

 

 野党リーダーのチハノフスカヤ氏は、第三者国際機関を介しての政府との話し合いを進めると発表し、その準備に入ったと詳しく言及しました。

 

 ロシア大統領、フランス大統領、ドイツ首相が会談し、ベラルーシ情勢についても議題に取り上げられましたが、ロシア大統領は、他の二か国首脳に対して、ベラルーシ問題に介入しないよう発言しました。

 

 コンゴ共和国で身柄拘束されたベラルーシ人ビジネスマンが、解放されたとベラルーシ外務省は発表しました。

 

 スイス政府は新たにベラルーシの29人の官僚、7の企業に対して制裁を発動させました。スイスはEU加盟国ではないので、独自の対ベラルーシ制裁を発しています。スイス国籍の女性がベラルーシで2年間の有罪判決を受けているので、両国の関係は悪化しています。大統領はスイス製の腕時計をしているのですが。

 

 ミンスクでは地下鉄第3線が開通しましたが、さらに伸びて新しい駅もできる予定です。つまり地下鉄工事がまだまだ続いています。ところが、今年1月と2月の給料が地下鉄工事作業員にまだ支払われていないことが判明しました。作業員側からメディアに情報提供があったようです。

 

 ミンスクにある国営の第1乳製品工場で、従業員の雇用契約の更新がうまくいっておらず、退職している人が増えているそうです。一時的に大人数の退職者が出ると、商品も生産できなくなってしまいますね。工場側は、大した問題ではないとメディアの取材に応じていますが、内部は果たしてどうなっているのか・・・。

 ベラルーシでこれから肉類、牛乳、穀物類、卵の価格が高騰する恐れがあるとベラルーシ政府側が発表しました。政府指定の生活必需品が価格統制を受けて、固定価格になっており、それが夏まで続く予定ですが、どうなるのか怪しくなってきました。

 衣料品のバーゲンシーズンに入りましたが、驚くほど安い値段のものがあります。ブラウス1着100円レベルです。今日からバーゲンしますよと告知した店舗の前には開店前から行列ができています。

 ベラルーシでデフォルトが起きたら、もっと衣料品の値段が下がるので、今のうちにとにかく売り切ってしまおうという考えなのかもしれません。

 


ベラルーシのコロナウイルス感染者32万1807人。死者数2247人

2021-03-31 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 2021年3月31日の書き込みです。

 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は321807人になりました。1日の新規感染者数は1213人です。

 死者数は2247人です。

 312320人が回復しました。

 

 ベラルーシ保健省は、ミンスク市内のスーパーなど商店で働く店員がマスク着用義務があるにも関わらず、していない人が増えていると指摘しました。これからは、全員きちんとマスクをするよう徹底するとしており、また、地下鉄に乗る乗客に対しても、「マスクしてください。持っていない? じゃあ、マスクあげます。」と直接支給してマスクをするよう促すキャンペーンを今日行いました。

 罰金とか取るわけでもないので大きな効果はないでしょう。

 第3波が来るというので、とりあえずのアクションのように思えます。学校では教師も児童もマスクなどまるでしていないのはよく分かりました・・・。


2021年3月30日。やや風が強い天気

2021-03-30 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 2021年3月30日、ベラルーシも気温が上がりましたが、風がやや強いですね。

 ベラルーシでは逮捕された反政府派活動家や野党メンバーの弁護をしていた弁護士の資格停止処分が増えており、それに反対する弁護士たちが、処分取り消しを求めるデモ活動を行っています。

 3月25日の自由の日に逮捕、起訴されて留置所にいる人への差し入れは受け付けられていません。

 留置所、刑務所の中に入れられている人、一人に対して一ヶ月25メートル分のトイレットペーパー、女性には10個の生理用ナプキンが支給されることになりました。

 

 またハンストを始める人も出てきました。

 

 国内外のアーティストが、7月にベラルーシで行われるスラビャンスキー・バザールへの出演を次々と断っています。

 

 フードデリバリーサービスのバイトをしていた大学生が、反政府デモ活動をしていたとして、逮捕された件について裁判が行われました。弁護士は、大学生がまちがいなく、デリバリー中であったことを示す注文書などを提示しましたが、裁判長はそれはデモ活動に参加していなかったことの証拠にならないとして、1740ルーブルの罰金刑を課しました。この人、バイト代をどれぐらいもらっていたかどうかも分かりませんが・・・これはベラルーシ人の平均月給より多い額です。

 とにかく道を歩けなくて、運が悪いと逮捕されてしまいます。禁固刑になるよりましかもしれませんが・・・外出できませんね。

 

 野党メンバーのラトゥシュコ氏は、ベラルーシの経済が崩壊一歩手前であると発言しました。

 


ベラルーシのコロナウイルス感染者32万594人。死者数2237人

2021-03-30 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 2021年3月30日の書き込みです。

 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は320594人になりました。とうとう32万人台です。

   1日の新規感染者数は995人です。1日の新規検査数が8683件と少ない割には新規感染者数は多いですね。

 死者数は2237人です。

 310983人が回復しました。

 535万件近い検査数となりました。

 

 ベラルーシの学校は春休みが始まり、いわゆる校外学習として児童図書館にたくさん小学生の団体が来ています。昨日も今日も小学生が先生に引率されて来館しましたが、誰もマスクをしていません。先生もです。たぶん学校でもマスクしていないですね。厳しい学校と厳しくない学校があるようですが、図書館内はマスク着用義務があるのに、誰もせずにどうどうと入館。図書館員も誰も注意していません。来館時に手の消毒液があっても、誰も見向きもしません。

 さすがにせきをしているような子どもはいませんでしたが・・・。もちろん図書館へ車でのバスの中でもマスクしていないでしょう・・・。

 一応保健所から、ソーシャルディスタンスを守れと図書館に指示が来ているのですが、小学生の子どもたちは理解できず・・・引率の先生も何も言わないです。

 大人が諦めきっているのか・・・。

 このようにベラルーシで第三波が始まると言われてもみんな諦めているような雰囲気です。

 


2021年3月29日。今日は晴天

2021-03-29 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 2021年3月29日、昨日は一日中雨で薄暗かったのですが、今日は明るい春の日になりました。

 7月に国家事業として行われるスラヴャンスキー・バザール音楽祭ですが、国内外のアーティストに今出演の打診がきているそうで、次々と自分のインスタグラムで「断った」と声明発表するミュージシャンが出てきています。

 

 ベラルーシ人の年金額は1.9%減りました。ベラルーシのインフレ率は8.7%です。

 年金額がどれほど目減りしたか計算してください。

 

 独立系メディア、ベルサトの調査によると、この4か月間、43678人のベラルーシ人が解雇あるいは退職しました。就職したのは42686人です。

 

 3月27日、料理の宅配サービスのバイトをしていた学生が、マクドナルドの商品を注文した人の家まで届けに行く途中、反政府デモに参加していたとして、逮捕されました。今日、裁判です。

 

 ミンスク近郊の村に住んでいる5人の子どもの母親が「政権転覆を図った罪」により逮捕されました。このお母さんは、去年の大統領選挙のとき投票所の立会人をしていました。そのとき何か見たようですね。その後、選挙結果に反対する人たちがデモを始め、逮捕されると収容されたオクレスチナ収容センターへこのお母さんは行って、その前でボランティア活動を始めたそうです。

 その他、反政府デモ活動もしていたそうで、ある日娘の一人を音楽のお稽古事に連れて行く途中、身柄拘束されてしまいました。

 他にも自宅の窓に白赤白の旗を貼り付けたという罪で夫も逮捕されました。5人の子どもの面倒を見る人がいなくなって、祖母が一時的に引き取ったそうです。すでに夫は釈放されましたが、このお母さんのほうが政権転覆を図った罪により、起訴されました。

 

 ロシア国籍の男性がベラルーシでベラルーシの反政府デモに参加し、身柄拘束されました。その後3年間、ベラルーシ入国が禁止されました。ところがこの男性はまたベラルーシにポーランド国境を超えて入国したので、また身柄拘束されました。

 

 EPAMシステムズで働くプログラマーの男性が、妻と道を歩いていたところ、白黒のジャケットに赤いマフラーを巻いていたからという理由で、逮捕されました。妻は赤のコートに白いマフラーだったそうです。(こちらのほうが「政治的な色の組み合わせ」に近いような気がしますが。)

 さらに警察ではこの男性が持っていたリュックサックの中に2本のミネラルウオーター、クッキー、タバコを入れていたことも逮捕の理由の一つにしたようです。

 今日判決が出て15日間の有罪判決です。

 何を着て、外へ出たらいいのでしょうか。

 

 

 


ベラルーシのコロナウイルス感染者31万9599人。死者数2227人

2021-03-29 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 2021年3月29日の書き込みです。

 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は319599人になりました。1日の新規感染者数は918人です。何だか減ったような気がしますが、1日の新規検査数が10782件と昨日の約半分なので、それに比べると、新規感染者数は半減していません。逆に感染が広がったと言って良いと思います。

 死者数は2227人です。

 310189人が回復しました。

 534万件を超える検査数となりました。

 

 コロナウイルスに感染し、入院していたワルシャワ市長が退院した際に、ポーランドで働いているベラルーシ人とウクライナ人の医師に感謝の言葉を述べました。

 ベラルーシ人とウクライナ人の医師がポーランドの医療現場で働いていなかったら、ポーランドの医療現場はとっくに崩壊していただろうとも述べました。

 それだけ多くのベラルーシ人医師がポーランドに出国しているということで、逆に言うと、ベラルーシの医師不足がこれから問題にならないか心配です。医師として素晴らしくても、政治思想が反政府的だと、逮捕、投獄されてしまいますから。


2021年3月28日。一日中、雨

2021-03-28 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 2021年3月28日、ほとんど一日中雨が降っていました。

 今日もずっと反政府デモ活動と政府派のデモ活動がありました。ミンスクの一部の道路は封鎖されました。

 ベラルーシだけではなく、世界各地でもベラルーシ政府への抗議活動が続いています。特にペテルブルグでは連日止まることなく主に現地在住のベラルーシ人により、デモが行われていますが、ロシアの警察により、デモ参加者が逮捕されました。

 他の国に住むベラルーシ人がデモ活動をしても、逮捕などされないのに、ロシアだと逮捕されるようです。

  

 今日は高層マンションの近くで白煙が上がりました。放火? テロ? とまた大騒ぎです。結局消防車がすぐに消火して、「焚き火だった。」と原因を発表しました。

 このように、ちょっと何か異常があると、騒ぎになってしまいます。みんな神経過敏になっっていますね。

 

 今日は帰宅途中、大通りを一本横に入った通りで、三人の警察がパトロールしているに出くわし、私は何も悪いことをしているわけでもないのに、ああ、別の道を通って帰ろうかなあ、と思ってしまいました。

 場所としては、団地デモを取り締まるためのパトロールをしているように見えました。

 このようにベラルーシは三人組になって、徒歩でパトロールしている治安部隊が今あちこちにいます。

 結局、そのまま追い越しましたが、3人組はふつうに世間話をしながらのんびり歩いているだけのようでした。覆面さえしていなければ、ふつうの若者三人組という感じです。

 ただ、この三人組の警察官は数年前から、ミンスク市内をパトロールしていました。以前は覆面をしていなかったというちがいはありますが。

 

 


ベラルーシのコロナウイルス感染者31万8681人。死者数2219人

2021-03-28 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 2021年3月28日の書き込みです。

 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は318681人になりました。1日の新規感染者数は1050人です。1日の新規検査数は19652件なので、新規感染者数は減ったと言えますね。

 死者数は2219人です。

 309535人が回復しました。

 533万件を超える検査数となりました。

 

 


2021年3月27日。春の陽気

2021-03-27 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 2021年3月27日。今日も反政府デモ活動が午後2時から予定されているせいか、朝からヘリコプターの音が聞こえてきます。

 またミンスク市内の各地に軍用車などが配置され始めました。

 今日はネット接続が遮断されるのではないかと心配する声が上がっています。

 そして今日もあきらめもせず、あちこちで白赤白の旗が掲げられました。まるで気にせず、大きな旗を持って、道を練り歩いている人たちもいます。

 再び身柄拘束が始まりました。街中での身柄拘束のほか、取材中のジャーナリスト、野党メンバーも拘束されています。

 一部、道路が封鎖されている箇所もあります。

 土曜日の昼間から閉店した飲食店も出てきました。日本のようにコロナで時短営業はありませんが、反政府デモ活動のために臨時休業する店が出てきてしまいます。

 

 ミンスク市内の勝利広場にはソ連国旗をかかげた人たちも集まりました。しかしこの人たちは拘束されません。

 

 26日の投稿にも書きましたが、ベラルーシ外務省のアメリカに対する提案に対して、外務大臣ウラジーミル・マケイ氏の長男ビタリー・マケイ氏が、「最近のベラルーシ外務省の公式発表の内容を読んで悲しくなる。以前、外務省で働いていたとき、自分にも同僚にも誇りを持っていた。」と自分の意見をネット上で述べました。

 ビタリー・マケイ氏は自分の父親が外務大臣で、それで入省したのだと思いますが、昨年9月に外務省を退職しました。その理由など詳しいことははっきりしていません。そして今になって、このような外務省批判(元職場そして自分の父親への批判)をしたわけです。異例の発言ですね。ちなみにビタリー・マケイ氏は現在、IBMに就職し、コンサルタントをしているそうです。

 

 今日もおよそ240人が身柄拘束されました。すぐに解放されたジャーナリストもいるようです。

 

 ミンスク市内の国立国営タバコ専門キオスクから煙が出ています。無人だったようすで、放火でしょうか?

 このタバコ専門キオスクですが、日本は自動販売機があちこちにあるので、こんな専門の有人キオスク(人件費がかかる)はいらないのですが、ミンスク市内に突然あちこちに作られました。国民に体に悪い喫煙を推奨しているようで、(政府としては税金狙いなのでしょうが)嫌だなあと思っていたのですが、大統領選挙の後、反政府派グループが、このタバコ専門キオスクの運営責任者は大統領の側近で、つまりその人の儲けにつながっていることを暴露しました。

 開いているタバコキオスクもあまり多くないですし、買い物をしている人も私は見かけたことがありません。場所にもよるのでしょうが。野党はタバコキオスクでのタバコの子王乳をしないよう呼びかけています。つまり不買運動です。

 大統領選挙前後からこの無人であることの多いタバコキオスクに、スプレーで落書き(もちろん大統領を批判する言葉)をすることが増えました。書いてもすぐ消されます。落書きを消すための予算が国から出ているからです。そして今日、タバコキオスクから煙が出ていることが目撃されました。放火なのかどうか詳細はまだわかりません。


ベラルーシのコロナウイルス感染者31万7631人。死者数2211人

2021-03-27 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 2021年3月27日の書き込みです。

 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は31万7631人です。1日の新規感染者数は1213人です。1日の新規検査数は19129件なので、新規感染者数は減ったと言っていいでしょう。

 死者数は2211人です。

 308216人が回復しました。

 530万件を超える検査数となりました。

 

 地方出身者でミンスクで仕事をしている人の話です。たまに故郷の町に帰っても、地元の友達は、ミンスクからコロナウイルスを持ってきているかもしれない、と警戒して会ってくれないそうです。

 ベラルーシではミンスクで大流行していて、地方都市の人はミンスクから来る人に警戒する雰囲気になっているということです。


2021年3月26日。気温が上がる

2021-03-26 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 2021年3月26日、自由の日の翌日です。また明日も反政府デモ活動が予定されています。その間に挟まった日ですね。

 今日も一日中ヘリコプターの音が聞こえていました。

 

 昨日、ベラルーシ医大のメインキャンパスでも白赤白の旗が窓からぶら下げられ、今後学生に対する学則が厳しくなるそうです。

 

 クラクションを鳴らしただけで、自動車免許が取り上げられる規則が昨日からできたようです。

 

 ミンスク市内と地方都市でテロを起こそうとしていた男性を逮捕したと報道がありました。しかし、ミンスクでのテロは、団地の子供の遊び場の近くにあるゴミコンテナの中に爆発物をしかけていたそうです。・・・テロなので、もっと人出の多いところを狙うのが普通だと思うのですが・・・この男性がテロリストかどうかと言われると疑問です。

 

 在ベラルーシポーランド人協会会長が逮捕された事件の続報です。今日裁判があり、15日間の禁固刑、そして無期のポーランドへの出国禁止となりました。ベラルーシにはもともと日本人協会はないですが、もしこんなことになって、日本人協会の会長が一生に日本に入国することをベラルーシ政府が禁止したら、世論はどうなるでしょう?

 

 結局、ベラルーシ代表は今年のユーロヴィジョンに参加しないことになりました。代わりの楽曲をようししたのですが、ユーロヴィジョンの規定にまた合わないと言われたからです。時間的にももう無理ですね。このグループの新曲を国営BTテレビ局はしつこく流していますが、とにかく参加しないことに決定だそうです。

 ベラルーシはオリンピックも出られないし、このままだと2022年の冬季オリンピック(会場は友達の国、中国ですが。)にも出られないでしょう。

 

 ベラルーシ外務省が公式インスタグラムで、昨日の自由の日に在ベラルーシアメリカ大使が自由の日の祝賀メッセージを発信したことに対して

「アメリカ大使にベラルーシ国籍をプレゼントする。そしてアラスカ州をベラルーシ政府といっしょに管理しましょう。」

という提案を示しました。その後、炎上騒ぎになりました。


ベラルーシのコロナウイルス感染者31万6418人。死者数2202人

2021-03-26 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 2021年3月26日の書き込みです。

 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は316418人になりました。新規感染者数は1425人です。新規検査数が19048件と多いのですが、昨日より増加率が増えましたね・・・。

 今月末に第三波が始まるという予想は当たるかもしれません。周りを見渡せば、マスクをしていない人もたくさんいるし、あきらめているのか、それともワクチン打ったのか、あるいは最近かかって、治った人なのか・・・と思います。

 死者数は2202人です。

 30万7004人が回復しました。

 529万件を超える検査数となりました。

 

 


2021年3月25日。自由の日

2021-03-25 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報

 2021年3月25日。自由の日です。

 昨日24日の夜からベラルーシ各地で、自由の日を祝う花火が打ち上げられました。動画がネット上でシェアされています。もちろんこれは、個人的に花火を買ってきて、空き地で上げているものです。打ち上げていた人、身元がわかったら逮捕されるでしょう。

 

 昨日24日にリャボンが新曲「祖国の英雄」を発表。

 今日25日はトーダルが新曲「3月25日」を発表。作詞はウラジーミル・ネクリャエフです。

 2曲ともYouTubeで視聴できます。

 

 アメリカとカナダがベラルーシの自由の日を祝うメッセージを贈りました。チハノフスカヤ氏もお祝いのスピーチを発表しました。リトアニア大統領もお祝いをチハノフスカヤ氏に述べました。

 

 バルト三国は再びベラルーシへの制裁を強めることを決定しました。制裁対象者に治安部隊の氏名が追加されています。

 

 私は職場の図書館が今日はほぼ1日停電ということで、仕事にならないため出勤せず自宅にいます。

 調べたら、3月24日から4月1日までミンスク市内のあちこちで、工事のため、この日はここは電気が通りませので注意喚起のお知らせがありました。

 今日はネット接続環境が悪くなる可能性があります。できるかぎりこのブログの更新を続けます。

 

 複数の学校に「爆弾を仕掛けた」という爆破予告があり、念のため生徒は避難して調べていますが、どこにも爆弾などは見つかっていません。おそらく今日、学校に行きたくない人(その学校の生徒)のいたずらのようです。

 ジョージノ市は合計12箇所の学校で爆破予告がありました。授業なんてできませんね。

 小学生は文化会館に集められ、そこへ保護者が引き取りに行っています。

 

 政府があれだけ禁止、罰則強化と言っていたのに、どこ吹く風というふうに、ベラルーシ各地で白赤白の旗が掲げられ、ぶら下がり、シールになって貼られ、ペンキで描かれています。白と赤の風船がたくさん飛ばされました。

 そしてそれがまたネット上で拡散しています。

 

 東京にあるベラルーシ大使館前でも、今日デモです。白赤白の旗や日本語で書かれたプラカードを手に、在日ベラルーシ人が集まっています。ベラルーシ大使は、デモ参加者の話し合いの呼びかけに応じず、大使館から出てこない、以前の日本国内におけるデモに対しても、大使が対話しようとしたことは一度もないと、ベラルーシメディアの取材に応じて、参加者は答えました。

 日本のどこかの神社に、ベラルーシ語の絵馬が飾られています。日本に住んでいて、ベラルーシのことを心配しているベラルーシ人は、日本の神社で祖国のことを神頼みしてますよ・・・。

 

 午前10時半ごろ国道M1号線にそって軍用者の車列がミンスク方面に進んでいることをブレスト近郊で目撃した人が独立系メディアに情報提供しました。昼の1時ごろにはミンスクに到着しそうですね。 

 

 国立ベラルーシ教育大学は独立広場に面しています。大学の窓から何も(国旗も)ぶら下げられないように、窓のハンドル(鍵)部分が取り外されました。大学の教室の窓を開けることはもうできません。

 

 今日も朝から身柄拘束、逮捕、取り調べが続いています。ベラルーシ大学の学生が寮で逮捕されました。昨日、大学の窓から白赤白の旗をぶら下げたからでしょうか? 取り調べ中で詳しい報道はありません。このような情報は、同じ寮の学生が目撃したことを独立系メディアに情報提供するからニュースになる・・・という状況です。

 

 従業員がデモ集会を起こしそうな工場の周囲を警察犬を連れた警官が警ら中です。 

 

 複数の大学で、通学してきた学生に突然「午後からリモート学習です。」と言って、帰宅するよう促しています。

 

 ベラルーシ経済大学の複数のキャンパスで、窓から白赤白の旗がほぼ同時にぶら下げられました。

 大学の中には、学生が集まってデモ活動を起こさないように治安部隊がすでに配置されているところもあります。

 

 ミンスク市内中心部で、すでに放水車が配置されました。

 また通行止めになっている道路もあります。

 ミンスク市内のミャス二コワ広場近くで、放水車2台、20−30台の護送車、大量のマイクロバス(護送車)そして軍人を乗せた大型バスが5台止まっているそうです。これはミンスク中央駅に近いところです。

 

 午後3時10分すぎ。私の自宅の上空をヘリコプターが飛んで行きました。このヘリコプターはビデオカメラを搭載しており、上空から地上の様子を撮影できるようになっていたそうです。

 

 午後3時半ごろ。ミンスク地下鉄のレーニン広場駅が閉鎖されました。

 

 東京以外でも世界の各地で、ベラルーシの自由の日をお祝いしています。ビリニュスでは300メートルの長さの白赤白の旗が作られ、それを大勢の人が持って練り歩いています。そこへチハノフスカヤ氏も参加しました。

 

 ゴメリでは、ベラルーシの巨大国旗を市庁舎の窓から垂らしています。

 

 午後5時半ごろ、ミンスク地下鉄ヤクプ・コーラス駅が閉鎖されました。

 

 ベラルーシ各都市で身柄拘束されている人が多数出ているようです。人権擁護センターの発表によります。

 夕方、すでに白赤白の旗を持ってデモ行進を始めた人たちがいます。野党側は大きな一つの行列を作らないようにと呼びかけていたので、去年の8月のように何十万人も集まるデモ行進にはならないでしょう。 

 ミンスク市中心部十月広場の近くで、白赤白の旗を持った、あのニーナさんが現れました。二人の男性がニーナさんに近づくと、すぐに身柄拘束。しかし護送車に載せられる前に解放されたそうです。 

 そのニーナさんがメディアの取材を受けながら、つまり動画撮影されながら、メインストリートを歩いていると、その斜め後ろを一人歩いていた女性が、あっという間に治安部隊に背後から捕獲され、連行されるようすが画面の中に入り込んでいました。犯罪が起きたその様子を見てしまったような気分になりました。その女性は白と赤の服を着ているわけでもないし、ニーナさんとは離れて歩いていたのに。ただ、大きいカメラを持っていたのがよくなかったのかもしれません。またこの動画撮影が始まる前にこの女性が何か治安部隊に見咎められるような行動を取っていたのかもしれません。

 一方で目撃者によると、この女性は護送車の前で解放されたそうです。

 

 デモ隊を応援する意味での車のクラクションを鳴らすと罰金刑です。しかし、今日は軍用車の列にクラクションを鳴らしている車がたくさんありました。これは応援する意味なのか、非難している意味なのか・・・。

 

 政権側と野党が第三者の国際機関を介して話し合う場を設ける提案に対するネット投票ですが、締め切りの今日、75万近い賛成票が集まりました。 

 

 今日だけで少なくとも200人が身柄拘束されたそうです。ミンスク市内ではロシアのマスコミやイズベスチヤのカメラマン、つまりロシア人二人が身柄拘束されました。

 

 夜またお祝いの花火が打ち上げられました。昨日より今日のほうが大掛かりです。団地の窓からスマホの光を外に向けたり、団地の電気をつけたり消したりして自由の日を祝っています。

 

 27日もまた反政府デモ活動が呼びかけられていますが、どうなるでしょうか。