ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

日本文化情報センターの活動 剣道体験会 第4回 その7

2013-03-28 | 日本文化情報センター
 前回の剣道体験会のときにリタさんがギターで日本語の歌(アニメ「猫の恩返し」の歌「風になる」)を弾き語りしてくれ、今回もそれを楽しみにしていたのですが、リタさんが来られなくなってしまいました。
 リタさんといっしょに日本語の歌を歌いたい、と言って、歌詞までもらって練習していたうちの子は「リタさん来ないの?」とがっかり。
 しかし気を取り直し、1人でアニメに合わせて歌うことにしました。画像ではただ突っ立っているように見えますが、実際にはちゃんと歌っています。
 それにしてもベラルーシの子供はみんな日本のアニメ見てますねえ。
 日本語の歌を聞いて大喜びの子ども達でした。

 ミンスク剣道クラブのおかげで、今回もとても楽しく体験会を実施することができました。感謝です!
 また夏休みのときもお願いしたいです。
 ミンスク剣道クラブの協力のもと、このような形でベラルーシの子供たちに日本文化をこれからも紹介できたらと思います。
 
 

日本文化情報センターの活動 剣道体験会 第4回 その6

2013-03-28 | 日本文化情報センター
 剣道体験会は大盛況でした。ミンスク剣道クラブに入りたい、と言う子どもも続出しましたが、このクラブにはまだ子ども向けのグループがありません。しかしマーシャさんたちは、
「小さめの子ども用竹刀が売られているので、何本か買って、秋から子ども向けの練習も開設しようか。」
と話し合っていました。
 もしかするともうすぐミンスクで子ども剣士が誕生するかもしれません。 

日本文化情報センターの活動 剣道体験会 第4回 その5

2013-03-28 | 日本文化情報センター
 小さい子も果敢に挑戦です。
 後から気がついたんですが、アレクサンドルさんの写真、全部面をつけたときの撮影で顔が分からないです。すみません!
 アレクサンドルさんの娘さんもいっしょに剣道を始めたそうなので、いつか親子で体験会に参加してほしいです。
 

日本文化情報センターの活動 剣道体験会 第4回 その4

2013-03-28 | 日本文化情報センター
 そしていよいよ体験会の始まり。
 アレクサンドルさんは最近剣道を始めたばかりで、模範演技は今回はせず、子ども達に「竹刀で叩かれる役」をするためやってきました。(何だか申し訳ないような・・・)
 しかし大きいアレクサンドルさんの前でびっくりしちゃっている子どももいますね。
 

日本文化情報センターの活動 剣道体験会 第4回 その3

2013-03-28 | 日本文化情報センター
 竹刀を触らせてもらって大喜びの子ども達。
 子供たちからはたくさんの質問が出ていました。
「どうして裸足なんですか?」
「頭にかぶっている布は何のため?」
などなど。
 興味津々のようすでした。

日本文化情報センターの活動 剣道体験会 第4回 その2

2013-03-28 | 日本文化情報センター
 「面!」「胴!」という掛け声とともに、さまざまな型を披露してくれました。
 ちなみに剣道のデモンストレーションの前にはビデオ映像を流して、剣道の歴史などを紹介します。
 画像ではよく分かりませんが、剣道や武道に関する本の展示もしています。

日本文化情報センターの活動 剣道体験会 第4回 その1

2013-03-28 | 日本文化情報センター
 ベラルーシの学校の春休み、夏休み、秋休みの時期に合わせて行っているこの活動。4回目の実施となりました。
 子ども向けの剣道の紹介です。
 紹介してくれたのはミンスク市内にある剣道愛好家クラブの皆さん。
 このクラブ「ミンスク剣道クラブ」のサイトはこちらです。(ただしロシア語のみです。)

http://www.kendo.by/


 2012年3月に第1回剣道体験会を実施しました。詳しくはこちらをご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/0e49d35de8c74042ea4bfc7857660fed


2012年6月に第2回剣道体験会を実施しました。詳しくはこちらをご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/87d9d852b2c81f6d5876b91e6e950b4f


2012年11月に第3回剣道体験会を実施しました。詳しくはこちらをご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/b708aa6c6165a8f16d991c11eefbcef3
 

 今回はマーシャさん、リタさん、アレクサンドルさんの3人が登場です。
 いつも中心となっていたもう1人のリタさんは今回はお休み。いつも司会をしていたマーシャさんとリタさんの二人がかっこよく模範演技を見せてくれました。(うちの図書館内で撮影したとは思えないほどかっこいい!) 




チロ基金の活動 「WBC集団測定・SOS子ども村 第1回」 (2)

2013-03-22 | 放射能関連情報
 2013年3月21日にSOS子ども村で実施されたWBC集団測定の結果です。

 合計59人(成人18人、子ども41人)を測定した結果、成人で体重1キロ当たり70ベクレル以上の人はいませんでした。
 子どもで体重1キロ当たり20ベクレル以上だったのは5名でした。ただし、19.94ベクレルだった女子と19.91ベクレルだった男子もほとんど20ベクレルだったので、ビタペクト3を渡しました。
 合計7人分、7個のビタペクト3を渡しました。

 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2007個となりました。また今回で通算159回目の配布となりました。

 ビタペクト3を渡した子ども7人は全員ボロブリャヌィ市にあるSOS子ども村で暮らしている孤児です。
 住んでいる家はほぼばらばらです。つまり育てているお母さんはばらばらですので、「このお母さんの元で育てられているこどもばかりに高い被爆が見られた」・・・というわけではありません。

 7人の子ども達の年齢、性別、被曝量はこのとおりです。

14歳 男子 20.82ベクレル
12歳 女子 21.49ベクレル
11歳 女子 22.03ベクレル
11歳 女子 19.94ベクレル
11歳 男子 19.91ベクレル
 9歳 女子 21.37ベクレル
 9歳 男子 20.27ベクレル

 この7名は4月末に予定している再測定を受けて、その結果を発表します。
 あとはビタペクト3を毎日ちゃんと飲んでもらうことを祈るばかりですが、監督役であるお母さんの意識に左右されるでしょうね。特に小さい子供はビタペクト3が何なのかよく分からず飲むので、忘れがちになってしまいます。お母さんにはしっかりしてもらわないと・・・。

 今回測定した結果、20ベクレル以下だった子どもや70ベクレル以下だった大人で、ビタペクトももらわなかった人は、「これで安心、もういいや。」
と思って再測定に来ないと予想されます。
 本当はビタペクトを飲んだグループと飲んでいないグループに分けて再測定して比較するのがいいのですが、やはり病院の検査と違って強制力がないので、次回の再測定に何人来るか分かりません。
 ただ今回希望していたのに来られなかった職員さん10名ほどがいるので、その人たちは4月の測定に参加すると思います。
 また今回半分の子どもが来なかった(その母親も来なかった)のですが、その子たちは優先して4月の測定に行くよう促すことになりました。

 このような状況で、4月の「再測定」が、「初測定」になる人も出てくると予想されます。
 そこで、5月に再々測定を実施することにしました。SOS子ども村では3回の測定を行うことになります。
 SOS子ども村の住人、職員がこのような状況なので、SOS子ども村以外の場所でも集団測定をするかどうか検討中です。

 ともかく4月末の再測定のご報告をお楽しみにお待ちください。
 今回の移動式WBC測定費用、ビタペクト3購入のため寄付を寄せてくださった日本の皆様に深く感謝しております。

 それから、この測定の日、SOS子ども村内で講演会「東日本大震災から2年・私が見た福島」も行いました。
 しかし、参加者約10名のうち、大人は2名、子供は8名・・・で、大人より子供のほうがよっぽど真面目でした。
 大人よ、もう少ししっかりして・・・。

(画像は福島原発事故の問題を話しているときのようすです。)
 

チロ基金の活動 「WBC集団測定・SOS子ども村 第1回」 (1)

2013-03-22 | チロ基金
 今年チロ基金はベルラド研究所の協力の元、集団のWBC測定を行い、成人体重1キロ当たりセシウム137が70ベクレル以上、子どもで20ベクレル以上だった被験者にビタペクト3を無料で配布し、1日2個の摂取を勧め、再測定をして内部被ばくの変化を調査することになりました。
 その第1回目の測定がSOS子ども村で行われることになり、3月21日に移動式WBCがベルラド研究所からSOS子ども村の中にあるホールに運び込まれ、測定が実施されました。

 今回73名の測定を行いましたが、このうち13名はSOS子ども村内の保養施設に短期間の保養に来ていた子どもなので、再測定ができません。この13名については集団測定の被験者としては数に入れません。
 この保養滞在グループについては、チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第146回」をご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/4d3a71f9c65dca57fdf1baf4cbfdec18


 また残り60名のうち1名は私です。
 今回の測定の結果は・・・0ベクレル(不検出)でした! 去年8月下旬に測定して以来だったので、どきどきしていましたが、前回に続き、0ベクレルだったので、とても嬉しいです。ちなみに最近はビタペクト3も全く飲んでいません。しかし、食生活によって、ペクチンサプリを飲むことなく、内部被ばくを抑えることに成功していることが分かりました。これからもこの調子でいこうと思っています。

 さて、今回のSOS子ども村での測定ですが、いろいろ考えさせられることが多かったです。
 まず59人の内訳ですが、SOS子ども村で生活しているいわゆる孤児が35人、SOS子ども村で働いている大人が16人、療養グループの子ども2人、その母親2人、近所の学校の生徒4人でした。
 療養グループの子供は腫瘍などの病気治療のため、SOS子ども村内の宿泊施設に滞在して専門的な通院治療を受けている子供たちです。
 
 SOS子ども村内には68人の子ども(孤児)が母親役の女性のもと、複数の家に分散して暮らしています。各家にはお手伝い役の女性8人も1人ずつついています。
 しかしそのうち35人しか測定に来ませんでした。半分しか来なかったということです。さらにお母さん役のうち測定に来たのはわずかでした。
 これでは被験者が少なすぎるので、SOS子ども村から、近所にある学校に電話をして、「無料で測定しているので、よかったら来てください。」とお知らせしたのですが、4人しか来ませんでした。

 がっかりしたのは、SOS子ども村の職員のうち10名ほどの研修にこの日が当たっていて、希望していた職員さんが10名不在だったことです。この日を設定したSOS子ども村側担当者は「研修のことを知らなかった。」と言っているのですが、要領が悪い感じがしました。
 さらに研修には行っていない職員さんに声をかけると、
「いえ、けっこうです。測定したくないんです。」
と頑なに拒否する人がけっこういたことです。しかも全員20代の女性。
 職員さんで逆に積極的に「測定してくれ。」とやってきたのは40代、50代の男性ばかりだったので驚きました。

 この年代の人はチェルノブイリ事故当時の記憶があるので、真剣なのだろうか、と思いましたが、50代ぐらいの女性(お手伝いさん)は、ベルラド研究所の測定員さんの目の前で
「私は測定しません。理由は(測定器を)信じていないからです。」
と発言しました。
 測定員さんに「こういう人はどうしたらいいのですか?」と質問すると
「(今でも)こういう考えの人はいることはいる。」
とあきらめ顔でした。

 拒否した20代の女性たちは「どんな結果が出るのか怖いから知りたくない。」「知らぬが仏って言うでしょ。」「私は健康体だから測定しなくていいんです。」といった理由を口にしていました。
 測定の結果「被曝してました。」ということが分かったとしても、ビタペクト3を飲めばいいだけの話なのですが・・・
 しかも測定費用もビタペクト代も全てチロ基金が負担しているので、無料なのです。

 SOS子ども村の孤児や職員を対象とした測定は、毎年1年に1回SOS子ども村の予算から出して行っています。しかし再測定はしていないし、ビタペクトの配布は予算がないので、行ったことがありません。
 今回はチロ基金から予算が出て、2回の測定もビタペクト代もSOS子ども村側は出さなくていいのですが、このようなチャンスを拒否する人が予想以上にいて、がっかりしました。
 お母さん役もお手伝いさん役も子どもも1人も顔を見せない一家も5家族ありました。WBC測定に全く関心がないのでしょうか? お母さんが測定に行きなさい、と言わないから、この一家の子供は誰一人来なかったのは当然です。
 あるお母さんなどは「今まで一度も測定したことはないし、今回も測定しないだろうし、将来も測定しないだろうと思われる」人なんだそうです。嫌がっているのか、信用していないのかよく分かりません。もちろんこのお母さんに引き取られた子どもも測定を一度もしていません。
 お母さん役の人は子どもを大勢引き取るようなものですから、毎日の食事の世話だけで頭がいっぱいで、放射能のことなど考える余裕がないのかもしれません。

 あくまで私の意見ですが、こういうお母さんの元に引き取られた子どもは運が悪いと思います。
 被曝に関心を持ち、積極的に測定をして、健康のこと、放射能のことを話し合える家庭で育つ子どものほうが被曝による発病リスクが減るのは当然です。

 SOS子ども村側は
「毎年SOS子ども村側の予算で測定しているが、毎回『被曝量は少しでした。大丈夫です。』と言われ続けていると、感覚が慣れてしまって、『今年も大丈夫だろうから、無料であっても測定なんか行かなくてもいいや。』と思うようになってくる。」
と説明していました。
 そうなのかもしれません。
 
 SOS子ども村で働いている人すらこのように意識が低い(被曝のことを心配していない、向き合おうとしていない)ということは、一般のベラルーシ人ではなおさら意識が低くなっていると予想されます。
 やはり事故発生から27年という月日がそうさせているのでしょうか。
 どちらにせよ、測定しない、と言っている人の首に縄をくくりつけて、連れてくるわけにはいきません。

 この現状を見て、がっかりしました。ベルラド研究所の測定員さんと
「ペクチンサプリよりも心理カウンセラーのほうが、ああいう人たちには必要なのではないか。」
と話し合いました。
 しかしよくよく考えると、これが25年後の日本人の姿になるのかもしれません。
 ある意味SOS子ども村は小さな社会の縮図です。その中にいる人たちの間で「WBC測定したくない。」と言う人の割合が増えていること、無関心な母親もいるということを考えると、日本もこうなるのかもしれません。

 もっとも今回の測定に費用を出してくださった日本人の方々のことを思い、また現在の日本では希望者も多いのにWBCの内部被ばくの測定が思うように進んでおらず、また高額な費用がかかるケースもあることを考えると、今回の測定を拒否するベラルーシ人の姿に大きく落胆しました。

 日本人の皆さん、機会があればWBCで内部被ばくの測定を行ってください。無料であればなおさらです。
 汚染地域に居住している人は1年に4回(季節ごと)の測定が望ましいです。
 
 放射性物質の半減期について考えてください。
 27年経過しても、測定、つまり自分の内部被ばくの実情を知ることは必要です。
 事故の後生まれた子どもでも同じです。家族そろってWBC測定を受けましょう。
 現在のベラルーシ人のように、25年後の日本人がなってしまってはいけないのです。

(画像は測定中の子供たちのようす。手に持っている紙は千羽鶴プロジェクトの紙です。)
 

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第146回」

2013-03-22 |   ビタペクト配布活動
3月21日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第146回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。

 今回はビタペクト3を2個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2000個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1850部となりました。
 今回で通算158回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2000人の子どもにビタペクトを、1850家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a



(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html


(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。) 

http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80



 今回は2家族がSOS子ども村に保養滞在していました。それぞれの家族にお話を伺いました。

(家族A)

 ゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)から来たこの家族。6人の子どもと1人の甥を引率していました。この家族は以前にもSOS子ども村で保養滞在したことがあります。今回は3回目の滞在です。
 1回目2005年の滞在の様子はHP「ベラルーシの部屋」チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第30回」(家族C)(当時はゴメリ州ペトリコフ地区コノビッチ村に住んでいました。)をご覧ください。

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/2005/no30.html


 2回目の2009年の様子はチロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第89回」(家族A)をご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/d685285fd3677c0e2b3341ab16767f45


 この家族には2個のビタペクト3を渡しました。2005年、2009年と今回(2013年)の体内放射能値の測定結果の推移はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を渡しました。

母親(事故発生時5歳)13ベクレル → 15ベクレル → 0ベクレル
男子16歳(病欠)    → 20ベクレル ○ → 16ベクレル
女子13歳 13ベクレル → 15ベクレル   →  8ベクレル
女子10歳 24ベクレル → 24ベクレル ○ → 21ベクレル ○ 
男子 9歳 32ベクレル → 19ベクレル ○ → 11ベクレル
男子 6歳          44ベクレル   →  0ベクレル
女子 2歳(今回初測定)17ベクレル
甥  3歳(今回初測定)24ベクレル ○

 新しく女の子が生まれていてまた家族が増えていました。
 子どもたちの健康状態ですが、6歳の男の子は、胆嚢の位置がずれて、胆管がねじれている、肝臓肥大が見られる、心臓の壁に小さいが穴が見つかった、食物アレルギーで呼吸困難に陥る・・・など大変な状態でしたが、今は少し体が強くなったということでした。でもやはり痩せていました。
 子ども達は全員よく風邪をひく、とお母さんは話していました。
 でも以前と比べ、放射能の量が減っていたので、子どもたちはみんな喜んでいました。
   

(家族B)
 グロドノ市(チェルノブイリ原発から約400キロ)からお母さん5人の子どもがと保養に来ていました。この家族にはビタペクトは渡していません。この家族は2010年にも保養滞在したことがあります。
 そのときの様子はチロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第112回」(家族B)をご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/2296e0dacca9a2290827af6d3b2cc13c


 2010年と今回(2013年)の測定結果はこのとおりです。お母さんはSOS子ども村に来てから風邪をひいて寝込んでしまい、測定をしていません。

母親(事故発生時8歳) 14ベクレル →(測定せず)
長女(14歳)21ベクレル ○ → 13ベクレル
長男(13歳)40ベクレル ○ → 13ベクレル
次男(11歳)34ベクレル ○ → 17ベクレル
三男 (6歳)28ベクレル ○ →  0ベクレル
次女 (5歳)54ベクレル ○ → 19ベクレル

 ほとんど20ベクレルなので、5歳の次女にもビタペクト3をあげようかという話も出たのですが、現在投薬治療中ということで、ビタペクト3を飲ませないほうがいいということになりました。
 今回はお母さんと話ができなかったので、子ども達の健康状態など聞くことができませんでした。

 画像は記念撮影のようすです。子どもたちに折り鶴や折鶴の作り方を説明した紙(千羽鶴プロジェクト)、折り紙用の紙をプレゼントしました。
 お母さんにはエコバッグをプレゼントしました。
 いつもとは違う場所での撮影となっていますが、そのわけは・・・今回SOS子ども村内でWBCの検査をしたからです。
 詳しくは次の記事をご覧ください。
 
 最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や絵葉書、エコバッグなどのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。 
 

宇都宮大学シンポジウム報告書が完成しました(郵送料に訂正があります)

2013-03-18 | 放射能関連情報
 昨年12月に宇都宮大学で開催された宇都宮大学生国際連携シンポジウム第3弾『ベラルーシから学ぶ私たちの未来――チェルノブイリ原発事故と福島原発事故を振り返る』の報告書が刊行されました。
 私の講演録のほか、学生実行委員会のメンバーの方々とパネルトークも収録されています。
 シンポジウムに参加された方もされなかった方も入手できますので、ぜひご覧ください。報告書そのものは無料です。

■入手方法■
 まずは、電話(℡ 028‐649‐5228)でお問い合わせください。なくなり次第、終了となりますのでご了承ください。
 次に、郵便切手(注)を貼り、ご自分の郵便番号・住所・氏名を書いた返信用封筒(角3以上)を同封のうえ、「『ベラルーシから学ぶ私たちの未来』希望」と明記し、以下に送付してください。

(注)
1部希望の場合、210円 
2部希望の場合、290円
3〜5部希望の場合、340円

 
〒321-8505 宇都宮市峰町350
宇都宮大学国際学部附属多文化公共圏センター宛

 宇都宮大学国際学部附属多文化公共圏センターのサイトはこちらです。

http://cmps.utsunomiya-u.ac.jp/news/news1.html


 1人でも多くの方に読んでいただければ幸いです。
 講演のときはうまく話せなかったなあとか、後からもうちょっとこのように話したらよかったなどと後悔したことも多かったのですが、宇都宮大学の方々が文字起こしをしてくださっ、上手に分かりやすく報告書にまとめていただけて感謝しています。
 講演会の内容が末永く残ることになり、本当にうれしく思っています。

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 宇都宮大学のHPからシンポジウム「ベラルーシから学ぶ私たちの未来」が講演会冊子のPDFファイルとして更新されました。
 手に取って見られるわけではありませんが、こちらもぜひご覧ください。

http://www.kokusai.utsunomiya-u.ac.jp/fis/research/index.html


 内容が広く宇都宮から日本の多くの方へ伝わってほしいです。


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 3月18日、宇都宮大学より郵送料の訂正の連絡をいただきました。
 上記の郵送料が正しいものですので、ご注意ください。

つれづれ写真 大雪です 4

2013-03-18 | つれづれ写真
 この車の持ち主はどう思うのだろうか・・・。
 

つれづれ写真 大雪です 3

2013-03-18 | つれづれ写真
 日本文化情報センターの階段のところ。通ることができないほどの積雪。
 幸い雪かき作業をしてくれる人が我が図書館にいますので、図書館員自らスコップをふるう、ということはしなくてよかったのですが、15日以降ベラルーシで除雪作業に従事した人全員に同情します。(私はとても無理・・・。)

つれづれ写真 大雪です 2

2013-03-18 | つれづれ写真
 子どもの遊び場の遊具もこんな感じ。全く動きません。

つれづれ写真 大雪です 1

2013-03-18 | つれづれ写真
 2013年3月15日ベラルーシの憲法記念日に降った記録的大雪。
 自宅マンション下のベンチです。埋もれています。

 今回の大雪の写真は全て二日後の3月17日に撮影したものです。
 当日も翌日もすごい降雪で、撮影どころではありませんでした。しかし日曜日は台風一過のごとく、よいお天気でした。