ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

第11回 体調と対策メモ アセチルコリン

2018-04-04 |   体調と対策メモ
およそ1年ぶりの寄稿となりました。
「体調と対策メモ」第11回目の寄稿となりました。テーマはアセチルコリンです。
 聞きなれない言葉だと感じる方も多いでしょうが、この記事を読むと大変詳しいことが分かります。
 この寄稿の執筆者様、まだご体調が万全でない中、詳しく教えてくださり、本当にありがとうございます。
 いつものようにこのブログ上で公開しますので、このような症状があるかた、思い当たることがある方、ぜひご覧ください。

(第1回からの「体調と対策メモ」はこちらにまとめてあります。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

体調と対策メモ アセチルコリン

 お久しぶりです。
 体調と対策メモの者です。


 震災後から続く、原因不明の体調不良は、ずいぶん改善してきました。
 まだ、だるさなどの不調はありますが、うまくコントロールしていけば生活はできています。

 悩んでいた不調のひとつに「本が読めなくなった」と言うものがありましたが、かなり改善されています。

 さて、衰えていた記憶力や読書力が最近戻ってきたのですが、それについて効果があった対策をお伝えしたいと思います。


○アセチルコリンについて

 最近、本で読んだのですが、人には脳のタイプが外向型(アドレナリン型)と内向型(アセチルコリン型)の人がいて、アドレナリン型が75%、アセチルコリン型の人は25%くらいの比率なのだそうです。

 外向型の人は、大勢で遊ぶとか、ジェットコースターとか、脳でアドレナリンがたくさん使われる行為で癒されり元気になったりするタイプで、内向型は一人で穏やかに過ごしたり休息したりすることで癒され元気になるタイプなのだそうです。

 内向型の人は、考えることで疲れることもあれば、考えることで元気を取り戻すこともあるらしく、外向型の人より、日常的にはるかに多くのアセチルコリンを必要とするらしいのです。

 このアセチルコリンが司どっているのが記憶などの分野で、わたしはもしかしたら、わたしは何らかの原因で震災以降アセチルコリンが慢性的に不足しているのではないか」と考えました。

 アセチルコリンは、記憶力、集中力、睡眠などを司ります。
 また、ノルアドレナリンの分泌やリ心身のリラックスにもかかわっているようです。

 どうも、わたしの症状に合致するようです。


○アセチルコリンを増やすサプリを摂取してみる

 アセチルコリンを増やすと言われているサプリを摂取してみました。
 結論から言うとかなり効果がありましたので、わたしが試してみてよかったなと思ったものを以下に書きますので、よかったら参考にしてみてください。

・レシチン
 もともと飲んでいたのですが、すこし量を増やしてみました。
 身体の反応が極端ではなく、毎日飲んでいると体調を底上げしてくれる感じです。

・DMAE
 体内でアセチルコリンになるという、アセチルコリン前駆体です。食品ではサバやイワシなどに含まれるのですが、海産物は食べられないという人にはサプリがあります。
 ただ、わたしには、このサプリは、効果はあったのですが、すこしきつい感じがして、疲れてしまう気がしたので、ちょっと試しただけで、あまり飲んでいません。
 個人差があると思いますので、自己責任か、主治医と相談して使ってみてください。
 国内ではあまり売っていないと思います。

・ホスファジチルセリン
 アセチルコリンの分泌を促す成分です。国内でもサプリとして購入できます。
 とても効果があり、また、わたし個人はきつく感じることもありませんでした。これを飲んで本を読むとかなり集中できました。わたしが衰えていた短期記憶も少しずつ回復してきたような気がします。(ただし、用法は守って一日の使用量なども守ってください。たくさん飲んだらたくさん効くと言うものではないです)

 アセチルコリン対策を考えるようになってから、悩まさせていたことがだんだん解決していくような感覚があります。
 食品からのアプローチだと、レシチンが多く含まれている大豆や卵黄での摂取がおすすめです。(たとえば、卵入り納豆などが組み合わせてとしてよいと思います)
 自然に近いサプリですと、にんにく卵黄などです。

 アセチルコリンはビタミンBやビタミンCと一緒に摂取すると効率的に働くらしいので、これらのサプリと同時に飲むようにしています。

 アセチルコリン対策をするようになってから、読書能力はかなり回復し、眠った後にかなり疲れが取れるようになりました
 まだまだ、食べたものによって、または気圧の変動などで体調がおかしくなることはあるのですが、記憶力や集中力についてはかなり効果がありましたので、もし同じような症状で悩んでいる方がいたら、参考にされてください。

※何度も申し上げますが、わたしは自分の体調不良の原因が放射能だとは断言しませんし、この対策が放射能対策だとは申しません。自分の体調不良に対する対策を、「わたしはこうしている」と言うだけで、それが誰かの何かの参考になればいいと思って書いています。万人に当てはまる方法ではないかもしれませんので、ご自身で試す場合は、ぜひ慎重な方法でお試しになってください。

 今回のご報告は以上です。
 体調については、日々、低空飛行で一進一退ですが、震災直後を振り返るとずいぶんよくなった気がします。
 わたしの体験がどなたかのお役に立てれば幸いです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 はい、私は少数派の『内向型』の脳です。ということは私もアセチルコリンがたくさん必要な人間なのか・・・と大変参考になりました。
 サプリではなく食品で摂るとして、しかもベラルーシで手軽に手に入るものと言えば、卵黄とニンニクですかね・・・
 大変参考になりました。

 話は変わりますが、この冬私の周囲の人間(家族や職場の同僚など)が次々と風邪で倒れる中、マルチビタミンサプリ、ドライフルーツ、そして薬草酒で乗り切り、今のところ全く体調を崩しておりません。
(インフルエンザの予防接種も受けなかったのに。)
 私は3月なると、ビタミン切れのせいか、風邪を引くことが多かったのですが、もう4月。乗り切った感が大きいです。
 やっぱり、自分に当てはまるタイプを見極めて、それに合った対処方法を見つけるのが大事だと実感しました。

 今回の寄稿も執筆者様が書いているとおり、万人や万病に効くとは思いませんが、読んでくださったどなたかのお役に立てれば幸いです。


第10回 体調と対策メモ 読書

2017-03-27 |   体調と対策メモ
 お久しぶりです。「体調と対策メモ」第10回目の寄稿となりました。
 この投稿記事をお寄せくださっている方から読書がうまくできなくなった、と言う症状についての対策について、詳しく教えていただきました。
 いつものようにこのブログ上で公開しますので、このような症状があるかた、思い当たることがある方、ぜひご覧ください。

(第1回からの「体調と対策メモ」はこちらにまとめてあります。)
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 こんにちは。
 お久しぶりです。
 体調と対策メモの者です。

 体調不良対策を続けて、現在の体調は、不調ながら安定しています。
 午前中や気温の低い日の体調はよくないですが、よくないながらデトックスや、体温保持を心がけていると、なんとかすごせているというところです。

 本日は、ある特殊な不調の症状について、対策を書こうかと思います。同じような症状の方の参考になればと思います。

 2011年の夏ごろから、わたしには体調不良とともに、原因不明のある症状がありました。 それは、「テレビドラマを見ても、すんなりと筋立てがわからない」というものでした。
 年が明けて、2012年の2月頃になって、これに加えて深刻な症状が出ました。

 本が読めないのです。

 短い文章や、町の看板のようなものは読めます。
 チャットも出来ますし、文章もかけますし、言葉も話せます。

 しかし、長い文章が、目が滑ってしまってまったく読めないのです。
 ふつうに会話はできますし、長い文章も書けるので、「長い文章を読む」ことだけができないのは、驚きでしたし、不便でした。

 当時、同時に発現していた身体症状としては、持続するリウマチのような神経の痛みと、毎日続く激しい疲労感、忘れっぽい、左手のしびれです。

 もちろん、精密検査も受けました。
 結果として「異常なし」と言われていたため、どうしたものだろうと長い期間悩んでいました。

たとえば、脳梗塞などで右脳に異常が出ますと、左手がしびれて動かなくなったり、言葉を操る能力のにどこかに異常が出ることがあるそうです。

 わたしは、精密検査では異常がないと言われましたけれども、脳梗塞などの重い病気ではなく検査ではわからないくらいの、もっと軽微な異常が右脳のどこかにあったのかもしれないと思いました。

 長い文章が読めないのは、生活していく上で本当に不便なので、わたしは自分なりに出来る限りの対策をいたしました。
 以下にそれを列挙します。


○亜鉛サプリを摂取する。

 長い文章を読むためには、脳の海馬と言うところに読んだ文章を一時的に記憶しておか
ないといけないようです。そうすることで、長い文章の前後関係を理解しながら読んでいくことができるそうです。
 この海馬が必要とするミネラルは亜鉛です。
 亜鉛は、体内に重金属が吸収されたときなどに、免疫力を上げたり有害物質を排出するために大量に使用されるそうなので、亜鉛不足ではないかと思い、亜鉛サプリを飲むようにしました。
亜鉛は、過剰に飲むと身体に害が出ますので、気をつけて一日の摂取量を守ってください。また、鉄は亜鉛の吸収を阻害し、亜鉛は鉄の吸収を阻害するので、亜鉛と鉄のサプリは同時に飲まないようし、朝は亜鉛、夜は鉄と言うふうに時間を離して飲むようにしました。
 サプリで過剰症になるのが不安な方には、食品での摂取をおすすめします。
 亜鉛を安全に摂取できる食品は、ココアとビール酵母です。


○カルシウムをたくさん摂取する。

 脳が必要とする栄養素として大切なのがカルシウムです。
 食品からのカルシウムは、ストロンチウムが含まれている心配があるためなるべく避け、サプリメントで飲むように心がけました。
 食品で摂取したい方には、高野豆腐や切り干し大根など乾物にたくさん含まれています。

○パズルなど、頭を使う遊びをする。

 短期記憶が衰えており、頭を使うさまざまな能力が落ちてきていますので、リハビリのためにパズルや神経衰弱などのソリティアをしました。
 最初は、頭を使うとめまいがしたり頭痛がしたり、神経の痛みを感じたりしましたが、だんだん解けるようになっていき、楽しくなりました。
 後述しますが、わたしが絵本などを読んでいたころ、同時にパズルをしていたのが回復を早めたと思っています。


○編み物をする。

 右脳を刺激するために、左手で細かい作業をしてみようと思いました。また、当時はよく左手がしびれたり、指がつったりしていたので、このまま左手が動かなくなったら怖いな、という不安がありました。
 それで、両手を使う細かい作業は何かなと考えたとき、「編み物をしてみよう」と思い立ちました。
 編み物のいいところは、失敗したらほどいてやり直せるところです。
 身体はだるいし、思い通りにならないことが多い時期でしたが、編み物をしていると落ち着きましたし、何かしら形になるものが出来上がるのは続けるモチベーションになりました。
 他の手芸とちがって、太い毛糸と太い針を使えば、そんなに目にも負担にならないのがいいところです。出来上がったものは、ちょっとしたギフトにもなりますし、体調不良の方にはおすすめの趣味だなと思いました。


○本を読んでみる。

 まず、字の大きな絵本から読み始めました。
 最初は絵本でも、読むだけで疲れてしまったので悲しかったです。でも絵本からはじめたことで、「まだ自分にも読みきれる本がある」と思えたのはモチベーションになりました。
次に、児童書を読みました。
 児童書は字が大きく、わかりやすいのがありがたいです。以前なら30分もかからないで読めたような本でしたが、最初は一冊読むのに一週間かかりました。
 ページを開いて左下まで読むうちに右上のほうの内容を忘れてしまい読み戻る、ということを何度も続けましたが、読みきれたとき、「やった!」と思いました。


 児童書が読めるようになったら、ことわざや格言のような本、ビジネス書のようなノウハウ本を読むことにしました。
 こういう本は、役に立つことも書いてあるのがありがたいです。
 また、ビジネス書は、見出しが大きく書いてあり、そこにポイントをおさえて、いくつかの段落にハウツーが書いてある、という内容が一般的なので、長い文章の前後関係を理解しなくても読めるので、ありがたかったです。
 同時に、読みながらポイントをノートに書き写すようにしました。記憶力を回復させるためでした。これは役に立ったように思います。

 最後に、字の細かい小説です。
 最近、ようやく、字の細かい文庫本が読みきれるようになってきました。
 まだまだ時間がかかり、普通の人が3時間くらいで読める文庫本を読むのに、まる二日くらいかかってしまいます。
 また、じっと読んでいると、めまいがしたり、頭痛がしたり、眠くなったりしてきますが、そんな時は、いったん字の小さな本の読書はやめて、児童書にもどり、ハウツー本を読み、編み物をしたりして目を休めてから、小説にもどるというローテーションで読書しています。

 リハビリの経過を申し上げると、まず、絵本からはじめて児童書を読みきるまでは一年かかりました。その後は緩やかに回復しており、今は字の小さな文庫本を読みきるのに二日、というペースまで回復しました。
 ただ、倒れる前は、文庫本を一冊三時間くらいで読んでいたわけですから、ぜんぜんまったく遅いのですが、それでも小説を読めるようになったのはうれしいことです。
 目標は一日一冊です。

 今回のメモは以上です。
 最近、ネットなどを見ても、字が読めなくなった、文章がわからなくなったなどの症状をちらほらと見かけます。長い文章がダメ、漢字がダメ、むしろひらがながダメなど様々な症状の方がいらっしゃることを知りました。

 読めないけど書ける、しゃべれる、言葉を知っている、等とちぐはぐなところがある症状のため、他人に説明することが難しいですけど、打てる手はどこかにあると思います。必ずなおるとは断言できませんが、わたしの例が誰かのお役に立つことがあればいいなと思っています。

 また、最後になりますが、わたしは自分の症状を被爆のせい、放射能のせいとは断言いたしませんし、脳に異常があったとも申しません。(精密検査では「異常なし」でした)
 ただ、とても不思議な不調で不自由をしたことがありますので、この体験がどなたかの
お役に立てればという思いで書きました。参考程度にしていただければと思います。

 もし、実際に「文章が読めない」「左手がしびれる」という症状がある方は、絶対にまずは精密検査をお受けになってください。脳の異常は、検査をして早めに対処が必須です。
 そのうえで、どこも異常がないという結果になりましたら、ダメもとくらいで、わたしの方法を試していただけたらと思います。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 テーマが「読書」長い文章が読めないという問題なのですが、その対策がパズルや編み物なんて! と感動しました。
 亜鉛やカルシウムといったサプリの話ですが、食材も挙げてくださってありがとうございます。
 この寄稿が誰かのために役立つように・・・!とベラルーシから祈っています。


第9回 体調と対策メモ  睡眠について

2015-08-24 |   体調と対策メモ
 「体調と対策メモ」第9回です!
 今回は睡眠についてです。この投稿記事をお寄せくださっている方から不眠について、効果の高い対策方法を教えていただきました。
 このブログ上で公開して、同じような悩みをお持ちの方にぜひ読んでいただきたく思います。

(第1回からの「体調と対策メモ」はこちらにまとめてあります。)
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 体調と対策メモ 睡眠について

 こんにちは。
 いつも、体調と対策メモを寄稿させていただいている者です。

 今回は、睡眠について報告します。


 体調不良になってから、身体の痛みによる睡眠の浅さに悩んでいました。
 いままで自分でとっていた対策は身体を温めることや、漢方薬、お灸をすること、塩と重曹を入れたデトックスバスに長時間入ること等でしたが、なかなか寝付けない日がありました。
しかし、睡眠導入薬や抗不安薬などに頼りたくはなかったので、自分なりの方法を模索してきました。

 あるとき、大手食品メーカーがアミノ酸を主成分とした睡眠導入サプリメントを売り出し、好評を博しているという話を聞きました。

 このアミノ酸が、「グリシン」です。

 グリシンは、人間が摂取する基本的なアミノ酸なので、自然界にごく普通に存在しているもので、ペクチンと同様、副作用が少ないのです。
 「これだ!」と思い、即、購入を検討することに。

 そこで、調べてみたのですが、この食品会社が販売しているサプリメントはちょっと価格的に高いので、(それだけを飲むならいいのですが、わたしはほかにもペクチンなど、色々と飲んでいるので毎月の予算をオーバーしてしまうのです)詳しく成分を調べてみると、メインの成分はグリシンとクエン酸だということがわかりました。

 どうやら、グリシンとクエン酸を同時に寝る前に飲むと、ぐっすり眠れるだけでなく、すっきりと目覚められるというのです。
(どうしてそうなるかはまだ不明なんだそうですが、この組み合わせが不眠に効くことをこの食品メーカーが発見したそうです)

 それで、わたしは食品添加物の会社から、グリシンとクエン酸の粉末を購入し、(どちらも食品添加物として販売しています)寝る前にジュース等に混ぜて飲むことにしました。


 おすすめはオレンジジュースですが、ジュース工場で使われている水が心配な方は、ミネラルウォーターに溶かしてレモネードふうにするのもいいかもしれません。
 グリシンは甘いので、紅茶にいれてもおいしいです。クエン酸を加えるとレモンティー風の飲み物になります。


 さて、効果のほどですが、結論として、確かに、睡眠の質がとてもよくなり、疲れが取れるようになっただけでなく、目覚めがすっきりとするようになりました。
 身体の緊張感も緩和されますし、神経の痛みもかなりよくなったのがうれしいです。
 いまでも身体は痛いですが、グリシンを飲み始める前と比べると、格段の差があります。

 ここで注意事項ですが、睡眠に効果を出すために必要なグリシンの量は、最低でも3gらしいです。しかし、飲みすぎるとお腹がゆるくなったりこともあるようです。
 どんなものでもそうですが、あまりにも過剰に飲みすぎると、体に良いものでも悪影響が出るので、気をつけてください。

 また、これはわたしの体感なので、ほかの方はどうかわからないのですが、グリシンを毎日飲み始めてしばらくして、食道が急に狭くなってサプリメントが飲み込みにくなったことがありました。

 それで、もしやと思って鉄サプリを多めに飲んだら、のどの腫れがひいて楽になったのです。原因や理由はよくわかりませんが、このことから、わたしはグリシンを飲むときは、鉄分を多く摂るようにしています。
 グリシンが体内で作用するときに、もしかしたら鉄分が必要なのかもしれません。
(根拠はありません。わたしの体感だけです。申し訳ありません)


 グリシンを飲み始めて二ヶ月くらいになりますが、眠りの質はよくなりましたし、身体の痛みもかなり緩和されました。また、精神的にも落ち着き、リラックスできる時間が増え、痛みが減ったこととあいまって、一日のうちに出来ることがかなり増えて、喜んでいます。

 今、わたしのように体の痛みやだるさ、疲れやすさで悩んでいる方がほかにもいらっしゃると思います。
 病院で、きつい精神安定剤をもらって飲むよりも、グリシンとクエン酸を飲むほうが、ずっとリーズナブルだし、安全だし、味もおいしいので、一人でも多くの方にお知らせしたいと思い、寄稿させていただきました。
 飲み続けて一ヶ月くらいすると、心身ともにぐんと楽になってきます。

 安くて簡単で、ほんとうに効果があるので、ぜひ、試してみてください。


 ここまで書いて、「ベラルーシの部屋」の環境不適応症候群についての過去記事を読んだら、グリシンが有効、と書いてあるのを発見しました。
 やはり、グリシンは効果があるのですね!

 こうやって、ひとつひとつ、自分で確認していくのは、達成感があるし、続けていこうという意欲にもなります。
 体調不良とのお付き合いは長く続くので、これからも、過剰に頑張りすぎず、前向きに取り組んで行きたいと思います。

 これからも、よろしくおねがいします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 グリシンを飲む量や、あくまでご自分の体感、と書かれていますが、鉄分摂取との関係など詳しく書いてくださり、感謝しています。
 日本の製薬会社や食品メーカーも知らない内容かもしれません。

 同じような問題を抱えている方、あきらめずにいろいろな対策方法を試してみてください。
 この方の方法が万人に有効とは思いませんが、この方だけに有効な方法とは思えません。
 体調が不調でも落ち込まず、希望を持って取り組みましょう!
  

第8回 体調と対策メモ  アルギン酸ナトリウム

2015-04-10 |   体調と対策メモ
 「体調と対策メモ」第8回です!
 背骨の痛みや手の痺れといった症状に悩んでいる方、ぜひご覧ください。
 寄稿してくださった方はこの方法で劇的に改善した、と書かれています。
 同じような症状が出ているからといって原因や対策方法が全く同じとは限りませんが、この「体調と対策メモ」を読んで損はないと思います。
 私も拝読し、
「体調不良を感じたとき、ストレスのせい、鬱やノイローゼと自分で決め付けて、先にメンタルクリニックに行ってしまうと、かえって重大な病気の発見が遅れることがあるので要注意」という言葉には納得しました。
 
 今までの体調と対策メモはこちらにまとめてあります。ご参考までに・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 




 こんにちは。
 体調と対策メモの者です。

 本日は、背骨の痛み、手の痺れと、精神状態についての報告です。

 手の痺れ、背骨の痛みを感じると同時に、ひどい落ち込みや鬱に似た症状を呈している方はいませんでしょうか。

 わたしは、最近上記のような症状になりましたが、ある方法で劇的に改善しました。
 それは、「アルギン酸ナトリウム」です。

 アルギン酸ナトリウムは、ストロンチウム対策として、ときどき摂取していました。
 水に溶かすととろみが出る粉末食物繊維なので、シチューやカレー等に入れて使っていましたが、切らしてしまい、補充を忘れてしばらくしていたら、手の痺れや背骨の痛みを感じるようになりました。
 もっとやっかいだったのは、精神的に不安定になったり、悩みやすくなったりしたことです。この原因はわかりませんでしたが、身体のためになにかしなければと言う想いから、切らしていたアルギン酸ナトリウムを購入し、大き目のカプセルに入れて一日三回飲み始めたところ、精神的問題もふくめて5日ほどで劇的に改善しました。

 ストロンチウムはカルシウムに似ているそうです。カルシウムは、骨だけでなく、脳にも作用しますので、心にも何か悪影響があったかもしれません。

 アルギン酸ナトリウムは、食品添加物を扱う会社で手に入ります。いくつか会社がありますが、原料が海藻なのと、工場の場所などから、使用に不安を感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、過去複数社のものを試して、どれもわたしには効果がありました。

 自分の経験で言うと、サプリメントや食品添加物などに関しては、不安だといわれる地域に工場があっても、体調が悪くなることはなく、効果を感じることのほうが多かったです。
 わたしは敏感体質なので、食品の場合は、たまに食べられないものや、食べた後体調を悪くするものがありますが、サプリメントなどは管理状態がいいからなのか、あまり問題がないように思います。


 さて、本日は、この「心の問題」について、もう少し書かせてください。
 最近、自分の周囲でも、ストレスや気持ちの落ち込み等で医師に相談する人が増えた気がします。
 これについて、主治医と話した時、重要なアドバイスをもらいました。

「まず身体の検査を徹底的にして、全ての疑いをつぶしてから、メンタルクリニックにかかってほしい」と。

「体調不良を感じたとき、ストレスのせい、鬱やノイローゼと自分で決め付けて、先にメンタルクリニックに行ってしまうと、かえって重大な病気の発見が遅れることがあるので要注意」なのだそうです。

 というのも、鬱とよく似た症状を呈する身体の不調と言うのは案外多く、身体からのアプローチで改善することが多いらしいのです。
 よく間違えるのは甲状腺機能低下など甲状腺の病気で、甲状腺の検査は一般の精密検査ではやらないのでストレスや欝だと間違えやすく、つい心療内科に行ってしまい、いつまでも改善しなくて悩むというケースも少なくないそうです。

 わたし自身、落ち込みや悩みを感じたときも、前述のようにアルギン酸ナトリウムや、ペクチンなどのデトックス、クエン酸や重曹などの抗酸化、そして、身体を温めるなどの冷え対策で、改善することが多く、まずは身体からだという実感があります。
 身体が原因のだるさや、精神的な落ち込みだと、精神安定剤でもよくならず、「おかしい、おかしい」とかえって苦しむことになりかねないので、もし、そのような症状がある場合は、ぜひ、まずデトックスを試してみてほしいと思います。

 精神の問題も含め、小さな身体の不調は、大きな病気の徴候である場合もあります。
 逆に、そのような徴候を察知し、病を芽のうちに潰しておけば、大事にならないで済みます。
 デトックスや抗酸化は、放射能うんぬん関係なく、そういう意味でもとても有効だと思います。

 いつも申し上げていますが、わたしは自分の症状が被爆のせい、放射性物質のせいと断言するものではありませんし、確実なところは結局わかりません。
 ただ、食物繊維は放射性物質だけでなく、体内の毒素などを排出する効果がありますし、なんらか、良い作用があったのだと思っています。
 すべての方に効果があるかどうかはわかりませんが、似たような体調の方が改善することがあるかもと思いました。

 アルギン酸ナトリウムやペクチンなどの食物繊維は、もともと身体にとって悪いものではないし、さまざまな環境汚染が疑われるこのご時勢ですから定期的にデトックスはしたほうがいいと思います。やって損になることはあまりないように思います。
 (身体に必要な栄養素も排出してしまうかも、という心配については、マルチビタミン・マルチミネラルのサプリを同時に飲めば問題ありません)

 いまだかつて、人類が体験したことがないようなことが起きたので、自分の体調にどんなことが起きても、はっきりとしたことはわからず、不安に感じている方は多いと思いますが、ただ不安に思って手をこまねいているより、できることをしたほうが安心するという方もいると思います。
 長期戦と思って、じっくり取り組む構えで、普段の生活に取り入れて続けていければと思っています。

 これからもがんばります。

第7回 体調と対策メモ  記憶

2014-11-11 |   体調と対策メモ
 体調と対策メモの続報が届きました!
 長い期間をかけて、対策方法を講じている方からの貴重な情報です。
 ぜひご覧ください。
 この方がただ体にいいと思われることを片端から試しているのではなく、とても論理的に考えたうえで対策をしていることに注目していただきたいです。

 今までの体調と対策メモはこちらにまとめてあります。 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 こんにちは、以前、「体調と対策メモ」をお送りしたものです。
 その後、試した健康対策をご報告します。


○記憶力の減退について

 震災後、しばらくして、わたしは一時期、突然、本が読めなくなりました。
 本を読んでも、字や文章がまったく頭に入ってこなくなったのです。
 これは、本当にあわてました。

 何が原因かわからないまま、まずは絵本のような字の大きい本から、「本を読む練習」を始めました。
 詩集、エッセイ、ビジネス書と、だんだん字の小さい本が読めるようになり、半年で以前よりゆっくりな速度ですが、なんとか本が読めるようになりました。
 しかし、それでも小説を読むとなかなか読めません。これは、どうしてだろう、どうしたものかと思っていました。

 やがて、わたしは、自分の能力のなかで何が衰えたのか、理解しました。
 短期記憶です。
 短期記憶が衰えているので、小説を読み進めながら2ページ前、3ページ前に何が書いてあったかを忘れてしまうから頭の中で文章を繋げることができなくて、何度も何度もページを戻らないと読めなくなってしまっているのだと気が付きました。

 それで、短期記憶をつかさどっているものは何かと調べたところ、脳内の海馬という部分があり、そこで重要な役目を担っているミネラルは亜鉛だと知りました。
 そこで、亜鉛を含んだ食品を積極的に摂取することにしました。

 亜鉛を含んだ安全な食品は、ココアとビール酵母です。
 ココアは、亜鉛に加えて、鉄分やペクチンも含まれています。
 ビール酵母もさまざまなミネラル、ビタミンを含んでおり、さまざまな効能があります。食品で摂取するならこのふたつがおすすめです。

 わたしは、亜鉛のサプリメントも摂取するようにしました。
 しかし、亜鉛は過剰症がありますから、摂りすぎは禁物です。一日の摂取量は守らないといけません。
 また、能率的な摂取も必要です。亜鉛は、鉄と体内で拮抗するため、サプリメントとして同時に亜鉛と鉄を摂取するとじゅうぶんな効果が得られないと知りました。
 それで、亜鉛サプリは朝、鉄サプリは夜、というふうにサプリメントの摂取時間を変更しました。

 亜鉛サプリを毎日飲み、本を読む練習を続けていると、本を読む速度もかなり上がってきました。
 まだ、細かい字の本は読めませんが、かなり回復してきたことを喜んでいます。

 亜鉛は、人間の免疫力などにも重要な役割があるようです。
 また、味覚を正常に保つ効果があり、味覚が感じられなくなっている時は、亜鉛が不足しているサインであることが多いようです。
 その他にも、成長促進効果、抜け毛予防、ホルモンの調整や血糖値を下げる効果、生殖機能維持、血圧降下、アルコール分解作用などがあるようです。

参考 http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/zinc-zn/


○シナモンについて

 初期の報告でも、シナモンの効果についてご報告しましたが、はやり、手がしびれたり、神経の痛みにはとても効果があります。
 ココアなどにたっぷりシナモンをいれて飲むと、軽い神経の痛みやしびれには、すぐに効果が感じられます。
 また、血糖値を下げたり、毛細血管を修復して心筋梗塞などの予防にもなるようです。クエン酸に蜂蜜を加え、レモネード風ドリンクをつくるときに、シナモンを加えてもおいしいです。
(シナモンはチャイナシナモンよりセイロンシナモンのほうが、肝臓に負担がかからないようです。たくさん摂取したい方は、ぜひセイロンシナモンをさがしてください)


 今回の報告は以上です。
 体調との付き合いは、いつも一進一退と言う感じですが、体調対策を生活のなかに取り入れつつ、毎日こつこつとがんばっています。おなじような症状で悩んでいるのお役にたてれば、嬉しく思います。これからもがんばります。

第6回 体調と対策メモ  クエン酸について

2014-05-26 |   体調と対策メモ
 すでに5回にわたり「体調と対策メモ」を寄稿してくださった方から、再び貴重な対策方法が届きました。
 このブログ上で公開します。今回のテーマは疲労です。
 似たような症状が出ている方、ぜひご覧ください。疲労感に困っている方のお役に立てれば幸いです。
 今までの寄稿についてはこちらにまとめましたので、ご参考ください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 こんにちは。こちらのブログに「体調と対策メモ」を寄稿させていただだいた者です。

 その後の生活で、効果があったと思われるものがありましたので、報告させてください。

※いつものように前提として申し上げますが、わたしは自分の症状を「被爆」と断定していません。311以降、それまでと違う体調不良を体験されている方の参考になればという想いです。
 あくまで「311以降の体調対策」とさせてください。


 震災以降、原因不明の慢性的な疲労感に悩まされている方も多いではないでしょうか。
 わたしもそうなのですが、一度「疲労」の原点に立ち戻ろうと考えました。

 身体が疲労している時、体内には乳酸が蓄積しています。
 この乳酸を分解してくれるのが「クエン酸」です。
 今回、疲労感からの脱却のためにクエン酸を飲んでみました。


○クエン酸摂取のすすめ

 クエン酸は、ドラッグストアで安価で手に入ります。梅干しやレモンなどにも含まれていますが、疲労感がひどい場合は、クエン酸そのものを飲んだほうが効果があります。
 クエン酸にはさまざまな効能があり、
・疲労回復
・カルシウムの吸収促進
・白血球の活性化
・血流改善
・悪玉コレステロールの防止
・ミネラルの吸収促進
・痛風の予防
・ストレスへの抵抗性アップ
などです。

 また、以前から重曹水を飲んでいたのですが、これがまずくて飲みにくく、クエン酸を入れれば、ソーダ水となり、とても飲みやすくなることに気がつきました。(ソーダ水にしても効果は落ちません)
 生姜シロップを入れれば手作りジンジャーエールになります。

※自家製ソーダ水の作り方

・クエン酸小さじ1/2(約1g)
・重曹(炭酸水素ナトリウム)小さじ1/2
・水250cc
 クエン酸と重曹を水筒またはペットボトルに入れ、冷たい水を静かに注ぎ入れる。
 好みでオリゴ糖や黒砂糖、フルーツのシロップなどで甘みをつける。このままでも。

 これを、水筒にいれて持ち歩き、日中ちびちび飲むことで疲労感がかなり軽減しました。
 クエン酸の効果は二時間らしいので、こまめに飲む方がいいようです。

 濃いクエン酸水を飲むと歯が溶けるなどの説がありますが、ストローを使ったり、カプセルに入れて飲んだりすれば問題ないと思います。
 非常にリーズナブルで効果が高いので、ぜひ試してみてください。

第5回 体調と対策メモ

2013-08-22 |   体調と対策メモ
 今までに「体調と対策メモ」を継続的に送ってくれている方がいます。
 今回は第5回目となる体調と対策メモを送っていただきました。
 理由の分からない不快症状に悩んでいる方はぜひお読みください。

 いままでの記事の内容についても参考にしてください。
 2012年3月2日に「第1回 体調と対策メモです」という記事をご紹介しました。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/7c3b6b189f0299a89958d4ab94d88e5a


 2012年5月11日「第2回 体調と対策メモ」

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/ad35361e4bb057209f45ea6e495feee7


 2012年10月11日「第3回 体調と対策メモ」

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/90b9c65bc7e19a8f61a58f3ae64cbab8
 

 2013年3月14日 「第4回 体調と対策メモ」

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/45cab2afa5f92736e03f2c81cfae7869
 


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 こんにちは。
 体調と対策メモを送っている者です。
 去年二月以降の体調記録を、遅ればせながらお送りいたします。

 二月に、一度体調を悪化させました。
そ のとき、とある線量の高い場所に出かけたのですが、いろいろと気をつけてはいたのですが、そこで入ったコーヒーショップでのコーヒー、あとで知ったら地元の湧水を使っていたのです。
 わたしは、体質が敏感なので、あまり外で飲んだり食べたりしないようにしているのですが、そのときは、少し口にしてしまいました。
 飲んで、すぐ、喉がひりひりし、翌日から体中が神経痛のように痛くなりました。もちろん、個人差もありますし、「絶対に被爆だ」との言うわけではありませんが、自然の湧水は、局所的には汚染の濃い部分もあると思いますし、注意したほうがいいと思います。

 その後、炭パウダーなどさまざま試したりしてみましたが、そのなかでこれはいいんじゃないかなというものを以下にお知らせしていきます。

 わたしの症状で、しつこく残るのは胸部中央と背骨などを主とした神経の痛みです。精神的な鬱様症状は、デトックスによってかなり収まりました。身体の痛みは、夜中や、早朝に酷くなることが多いのです。
 そういうときは、なるべく身体をあたため、ココアなどの鉄分の多い、デトックス作用のある者を飲む事にしています。ココアでないときはスギナ茶を飲んでいます。

 のどが腫れて嚥下困難があるときは、鉄不足であることが多く、鉄サプリか、ノンシュガーの豆乳ココアが効果があります。(ココアは鉄分が多く、ペクチンがたくさん含まれています)豆乳は、安全なものを選んでください。自作もいいと思います。
 友人でも、喉が腫れて飲み込むのが痛いとき、鉄サプリを飲んだら劇的に治ったと言う人が多いです。鉄分は、ぜひ、多めに摂取してください。
 鉄分は、ウランやプルトニウムが体内に入ってくるのを防ぐ効果もあるので、大切だと思います。


18 ビタミンDの摂取

 自分の体調対策において、あまりにも重要だったので、何度も報告しています。高濃度ビタミンDサプリメントについてです。
 これは腰痛などの神経の痛みにとても効果があります。
 わたしの神経の痛みが、どことなくイタイイタイ病に似ているのでは?と感じた家族が、「イタイイタイ病の治療に高濃度ビタミンDが使われ、効果があった」という記録を見つけ、すすめてくれました。
 カドミウムは重金属です。放射性物質も重金属ですし、同様の対策が効果があるだろうという推測です。

 これはほんとうに効果があったので、神経の痛みや、腰痛になやまされてる人がいましたら、おすすめいたします。
 高濃度ビタミンDは、海外のサプリメントショップなら購入できます。海外では、日本よりずっと高濃度のものを飲んでも大丈夫とされているようです。ご心配なら、すこしずつ増やしてみてください。
 わたしは、(自己責任ですが)一日20000IUくらいまでは飲んでいますが、だいじょうぶでした。5000IUのカプセルを一錠飲んだだけで、その日のうちに劇的に背骨の痛みが軽減しました。また、イタイイタイ病では、体内のカルシウムが普通の人より不足しがちになるということもききましたので、カルシウムも多めに錠剤でのんでいます。
 カルシウムの服用は、ストロンチウムが体内に入ることを防止しますし、とても大切だと思います。
 食品からですと、高野豆腐や、切干大根、ドライフルーツなどにカルシウムは多いです。また、甘いもの、白砂糖が多く含まれている食品を食べるとカルシウムの体内からの流出が増えるので気を付けてください。


 ビタミンDが効果があったことや、水道水に対する過敏な反応などを主治医の先生と話し合い、わたしの症状は、なんらかの「金属アレルギー」的な症状ではないか、と推測しました。アレルギーならば、ふつうの人は不調にならないような微量でも過敏な反応が出てしまうことがあるからです。(放射性物質は重金属です)
 花粉症など、例年になく大量に花粉が飛んだ年からいきなり発症してしまう人がいます。わたしは、震災当時、放射性物質が大量に効果した時をきっかけにして、なんらかの成分(核種?)をアレルゲンとして反応してしまう体質になったのではないかと言う、推測です。

 ここで、わたしの体調対策の方向性が決まりました。
 「被爆」という、正体不明なものにやみくもに立ち向かうのではなく、「重金属デトックス」「金属アレルギー対策」に的を絞るということです。
 目標をさだめることは、わたしにとって、精神的にかなり楽になりました。


 ここで、髪と爪についてすこし書こうと思います。震災以降、髪ががさがさになって抜けやすくなったり爪が割れやすくなったりする人はいませんか。
 当時、友人は、爪にひび割れがたくさんできてとても困っていました。
 それで、デトックス効果が高く、ケイ素を含んでいると言うスギナのお茶を試してみたのです。


19 スギナ茶を飲む

 スギナ茶は、アレルギーに効くといわれているお茶です。一般的にアレルギーや花粉症にいいと言われているものは、免疫力を高める効果があります。また、スギナはケイ素を多く含み、爪や髪、骨を強くします。
 ケイ素を摂取すると、カルシウムが効率よく骨になるのを補助します。
ス ギナ茶は身体がだるいとき、元気になるのでおすすめです。友人は、スギナ茶でぼろぼろだった爪が、一カ月でとても丈夫になりましたし、骨密度も高くなり、お医者さんに誉められるくらいになりました。
 連続して飲み続けると身体によくないという説もありますが、わたしも友人も家族も、ここ二年飲み続けていますが、副作用などはありません。
 スギナは海外サイトなどでは、サプリメントもあります。リーズナブルなのでおすすめです。


 春先から、さまざまなデトックスを試す中で、玄米食にすると体調が良くなる事に気が付きました。ただ、汚染物質は玄米のぬかの部分にたまるので、安全な玄米を取り寄せる必要はあります。安全なぬかを、農家の方にわけてもらって、食べるのも、デトックス効果が高いと思います。


19 玄米を食べる

 玄米は、デトックス効果が高い食べ物なので、安全な玄米を選ぶなら、おすすめです。ただし玄米加工品は避けています。産地偽装などが心配な場合も避けたほうがいいとおもいます。安心できるルートから直接購入できるなら、玄米はおすすめです。
 同時に、ぬかもいいとおもいます。わたしは、震災前から、ぬかを健康食として食べていました。ぬかを煎って冷凍しておくと、かなり持ちます。
 信用できる農家から直接購入するといいのではと思います。
煎りぬかはとても香ばしく、ホットケーキやカップケーキ、クッキーなどにいれてもおいしいです。豆乳を自作しますと、おからができますので、おからとぬかを入れたパウンドケーキやクッキーはとてもデトックス効果が高く、ダイエットにもなって一石二鳥です。
 これに、カリウム、カルシウム価の高いドライフルーツやナッツをいれれば、鬼に金棒だと思います。

 さて、この玄米には、「フィチン酸」という成分があります。
 これについて、自分なりに調べてみましたので報告いたします。


20 IP6サプリメントを摂取してみる

 これは、イノシトール6リン酸というもので、サプリメントとして海外サイトから購入できます。デトックスサプリです。
別名、フィチン酸といって、これが米ぬかの成分です。
 玄米にはデトックス作用がありますが、玄米のフィチン酸のキレート作用で毒素を排出しているのです。
フィチン酸は、ペクチン同様「身体に必要な栄養素も排出してしまうので危険」という噂がかねてよりあり、これが本当かどうかも確かめたかったので、自分の身体で試してみました。
 また、同時に、複数の食品添加物の会社に問い合わせ、フィチン酸の資料を取り寄せ、フィチン酸の作用についても問い合わせました。同時に関連書籍も読みました。
(フィチン酸は、食品添加物として、コンビニのチーズケーキの酸化防止などのために使われているようです)
いただいた御答えや自分の体調から総合しますと、結論として、フィチン酸の抗酸化力は強く、またデトックス作用も強力で一定の効果があるようです。
 また、三か月以上継続して連続服用した結果、ペクチン同様、マルチビタミンなどを同時に飲んでいれば、血液、尿検査などは問題無く栄養失調になる危険はありませんでした。
 IP6を飲み始めてから、身体が軽く感じられかなりらくになりましたので、飲み続けています。ほんとうは玄米を食べるのがいいのでしょうけれども、玄米の産地や品質に不安のあるときや、玄米を消化できないひとにはサプリは良い方法と思います。(金額的にはそんなに高額ではありません)
 家族の一人は、IP6を飲み始めてすぐ、咳が出始め、一ヶ月くらい痰が止まりませんでした。ただ、痰が出なくなったときはかなり体調がよくなったようです。痰がでなくなったら咳もおさまりました。(原因はわかりません)

 また、イノシトールという甘味料にもなっている米の成分があるのですが、これがIP6とあわせて飲むとさらに身体によく、かつ、このふたつがレシチンを合成するというので、IP6とイノシトールを合わせて飲むことにし、レシチンを飲むのをやめることにしました。

 おそらく、自然派のかたにとっては、玄米を食べていれば必要ないものだとは思います。
 が、ペクチンが身体にあわない人、安全な玄米が手に入らない人、玄米が消化できない人(腸の消化能力によって、まれに玄米が消化できない人がいます)などにはお勧めなデトックスサプリだと思いました。

 参考までに。ネットではこのような記述もあるようです。(この方はわたしの主治医ではありません。ここに掲載されているサプリでなくても、安いものはネットで探して入手可能です。わたしはそうしました)
http://www.1ginzaclinic.com/inocel/inocel.html


 この後、夏、秋と、去年は二度ほど西日本に保養に行きました。
 保養は、気分転換にもなり、とてもよいと思います。日本海側でしたら魚も食べられますし、ふだん気を付けている方々はリラックスできると思います。精神的な部分もとても大きいですから、ときどきの旅行は、大切だと思います。

 線量の高い地域のかたは、何にも考えずに、芝生に寝そべったり、オープンカフェでお茶をしたりするだけで、かなりほっとするのではないでしょうか。
 わたしは、水道水がダメなので、カフェでお茶をするだけでも、ぜいたくな気分になれます。ささいなことでありがたみを感じるのは、もしかしたらいいことかもしれないですね。


21 免疫ミルク

 これは、知人から教わりました。
 伝聞の伝聞なので、確かな話では無く恐縮なのですが、広島の方から、被爆をした方で、頭がぼーっとしてふらふらする、という症状が出た時、「免疫ミルク」というものを飲んで治ったらしい、という話を聞いたのです。
 それで、自分なりに調べましたところ、たしかにそういう商品があり、免疫力を高めるらしいのです。
 これは、商品によって価格に差があり、高額なものから、安価なものまでありますので、リーズナブルなものを捜すといいかもしれません。
 わたしは、体調不良との闘いは長期戦というポリシーなので、高額な健康食品やサプリメントを一種類に絞る方法では無く、比較的リーズナブルなものを多種類組み合わせる方法をとっています。(この方法だと、たまに一種類か二種類切らしても大丈夫なんです)なので、自分が決めた上限価格を超えたものは買わない事にしています。(家族や周囲の人に理解してもらうコツでもあります)
 特定の高額健康食品に頼ってしまいますと、家族の誰かがそれと相性がよくなかったり効果が薄い時に無駄になってしまいますし、依存しているように思われると反対されがちです。安価なものを組み合わせる方法はリスク分散にもなります。

 わたしは、比較的安価なタイプの「免疫ミルク」を買い置きしておいて体調が悪い時にときどき飲むようにしています。たしかに効果があり、風邪をひいたときなど、薬を飲まなくても、これを飲んだら治ることがよくあります。これは、基本的な抵抗力を上げてくれるものです。



 秋になり、Tさんが来日されました。
 お忙しい中、「いつも寄稿して頂いてるので」と、わざわざ合間をぬってご連絡をいただきました。
 非常にタイトなスケジュールだったのですが、お会いして、いろいろと励ましや、アドバイスをいただきました。
 ほんとうに、涙が出るほどうれしかったです。この場を借りてお礼申し上げます。

 現在体調を崩している方は、多かれ少なかれ、人間関係においても、悩み苦しみを抱えていると思います。
 わたしはさいわいにして、家族の理解がありますが、人によっては、体調不良そのものを認めてもらえないこともあるでしょう。
 また、理解者はいても、知人からノイローゼ扱いされたり、付き合いや仕事関係で外食しなければならないときなど、悩みは尽きないと思います。

 でもそれは、考えてみれば当たり前なのです。
 日本では、誰も経験したことがないことが起きたのです。
 ですから、今までにない形での体調不良を起こしたり、または家族にそういう症状が出てしまっても、落ち着いて対処したり適切なアドバイスができる人は、ほんとうにまれだし、できないほうが普通なのです。
 あわてず騒がす、生活上のアドバイスができるのは、経験した人だけ……
 それを周囲に求めるのは、求め過ぎな部分もあります。
 でも、頭でそれを理解していても、つらいときや不安なときはあります。

 そんなとき、体調の悩みを理解してくれる人から、親身な気遣いをいただけるとどんなにありがたいか。
 Tさんとお会いして、たくさんお話して、「よし、元気になるぞ」と体調不良に取り組む意欲が出ました。


22 ビタペクトを飲んでみる。

 Tさんとお会いしたあと、自分でもビタペクトを飲んでみようと思いました。
 いままでペクチンサプリは飲んでいましたが、ビタペクトそのものを飲んだことがなかったのです。
 この時期には、海外サイトでビタペクトを取り寄せる事も可能になっていましたし、日本製ビタペクトも発売されていたので、震災当時とちがい、入手が可能になっていました。

 ビタペクトは、学生ボタンくらいの大きさのペクチンとビタミンを固めたタブレットです。水で流しこむのではなく、噛んで飲み込みます。ほんのり、りんごの味がして、おいしいです。
 子供もきっと嫌がらないと思います。
 成分をみますと、カリウムの含有量が多く、これが、カリウムと似ているセシウムを体内から効率よく排出してくれるのだと思いました。自分で購入したダイエット用のペクチン剤より、たしかにビタペクトのほうが効果を感じられました。
このようなサプリメントが、日本でも安く手に入ればいいのにと思います。「ペクチンを飲むくらいならリンゴを生でかじったほうがまし」という意見をインターネットで読んだことがありますが、実際に使用してみると、やはり、経験を積んで改良を重ねたものは違うと思いました。
 成分の配分などもたぶん、計算されているのだと思います。
 これでもっと、(日本国内で)安かったら……と思いました。
 宣伝と思われるのが嫌なのでこれ以上は書きませんが、はっきりしていることは、リンゴを生でかじるよりは効果があります。

 ただ、わたしが自分で決めた「体調対策ルール」からすると、ビタペクトは少し高額なのです。毎日、継続して飲む事を考えると、どうしても選択から外れてしまいます。(買い置きしておいて、体調の悪い時にときどき飲むタイプのサプリに分類される金額)

 ベラルーシでは日常的にダイエット目的などで安価に購入できる金額だという話なので、値段設定が高すぎると感じます。
 同じものをもっと安価で作ってくれる会社が出てきてくれたらなと思いました。(成分的には可能だと思うのです)


 さて、だるさや熱っぽさ、鬱症状なども改善すると、最後までしつこく残るのは「神経の痛み」です。
 胸腺のあたりの痛みと手のしびれ、腰痛がつらいです。
 また、ときどき膝が痛み、ぶつけたわけでもなく、あざが出来るのが怖かったです。

 これについては、サプリメントだけでなく、お灸など、ほんとうにさまざまなことを試しました。

 以前、投稿させて頂いた、「焼き塩湿布」は、サプリメント以外で大きく効果があった方法なので再度ここに記します。


21 焼き塩温湿布について

 これは、漢方では伝統的な治療法らしいです。
 天然の塩をフライパンやオーブンなどで焼きます。熱い塩をキッチンペーパーやガーゼで包み、ゴムで口を縛って、胸部やリンパ節、膝など、腫れていて痛いところに湿布のように押しつけてみてください。
小さいお子さんがいるなど、火を使うタイプのお灸が出来ない環境の場合は、焼き塩湿布の方がいいと思います。塩は、冷めたら再度焼いて使えば何度でも使えます。
 これは、痛みにとても効果がありました。
 使い終わった焼き塩は、重曹と共にお風呂に入れると、デトックスバスになります。
 この方法のいいところは安価で、だれにでも簡単にでき、かつ効果が高いことと、お灸など火を使う行為が許されない場所でも可能だと言う事です。

 神経や関節の痛みは、被爆うんぬん関係なく、つらいものです。わたしの健康対策は、原因が何であれ、痛みで苦しんでいる人に少しでも役に立てばいいと思います。

 次に書くのは、痛みに悩む方には、かなり効果のあるものです。


22 MSM(メチルスルフォニルメタン)の使用

 これは、最近知った、画期的なサプリです。
 メチルスルフォニルメタンは、有機イオウで、にんにくなどに含まれる抗酸化物質です。日本でもグルコサミンなどと一緒に錠剤として販売されていたり、軟膏になってたりしている、関節の痛みに効く成分です。
 このMSMが、胸部の神経の痛みに劇的に効きました。
 まだじんわりと痛いのですが、一時期の激痛もないし、手がしびれる症状も減りました。わたしは、一日1000ミリグラムから始めてだんだん増やしていき、現在一日3000ミリグラム飲んでいますが、胸部に痛みがある方は、試しに自己責任で加減を見ながら飲んでみてください。
 飲むのが怖い場合は、安くていいのでハンドクリームなどを買ってきてそこに粉末を混ぜて身体に刷り込むといいと思います。関節の痛みなどは劇的に楽になりますし、脊椎の痛みにも効くと思います。内服では身体に合わなかった友人は、外用で使用してかなり効果があったと言っていました。
 これは海外のサプリメントサイトだけでなく、さまざまなところで入手可能です。
MSMは、ビタミンCと一緒に摂取すると体内でコラーゲンを形成するということで、海外では美容のためにこのふたつを同時に摂取する方が多いようです。


23 ビタミンBコンプレックスの服用

 同じような症状で苦しんでいる友人が「Bコンプレックスを飲むと調子がいい」というので飲み始めました。ビタミンB1誘導体はつねに飲んでいるので追加で、ということですが、疲れがひどいときは、たしかにとても効きます。ビタミンCより効果を感じる時があり、身体がなにかと闘うとき、ビタミンBは大事なんだな、と感じました。
ビタミンは、どんなものでも、飲むだけで体調が持ち上がることがあるので、体調を崩している方は多めに摂取されることをおすすめします。
 脊椎など骨の痛みには高濃度のビタミンDが効きます。
 乳酸カルシウムとあわせて飲んでみてください。かなり楽になります。


24 腎臓・肝臓をケアする

 デトックスにとても重要なのは、腎臓と肝臓です。
 汚染されたものを飲食してしまうと、それを排出するために腎臓と肝臓に負担がかかります。
 身体がむくんでいるときは、腎臓が弱っている疑いがあります。腎臓をケアするのは、小豆です。甘くするのではなく、おかずとして食べたり、煎って小豆コーヒーにしたりして飲むと腎臓ケアに効果があります。むくみがとれ、肌がきれいになります。つまり美容にもいいということです。

 震災以降、目がしょぼしょぼしていたので、視神経が疲れているだけでなく、肝臓が弱っているかもと思い、肝臓ケアをはじめました。(目と肝臓は密接な関係があります)
 肝臓にきくのはウコンです。効果的に摂取するのはカレーです。カレーには、抗酸化作用の高いニンニクや玉ねぎ、生姜、そしてキレート作用の高い豆類などをたくさん入れて作れるので、とてもおすすめです。わたしの友人は、ときどきこっそり粉末ペクチンを入れているようです。
 また、「ミルクシスル」と言うハーブがあり、これも肝臓をケアします。ハーブティやサプリメントで摂取するとよいとおもいます。わたしはサプリメントで摂取しています。
 デトックス系臓器の健康は、本当に大切なので、無理をしやすい人は気を付けてください。



 体温の低下で抵抗力が落ちがちな冬を越え、PM2.5で、体調を崩しがちな春を乗り切り、なんとか現在に至ります。
とにかく、気をつけないといけないのは、デトックス、免疫力、抵抗力アップです。(バナナは免疫力をアップするし、カリウムが豊富でおすすめですよ!)
 やむをえず体調を崩し、お医者で抗生物質などを処方された場合は、腸内細菌を再度増やす為に、味噌や納豆など発酵食品をたくさん食べたり、ビール酵母をたくさん飲んだりしています。また、ビオフェルミンRという抗生物質耐性のある乳酸菌は、医師なら処方できますから、抗生物質を処方された場合は、希望するのもいいかもしれません。



 今回は以上です。
 いつも申し上げていますが、わたしは自分の体調不良の原因を内部被爆だ、と声高に言い立てるつもりはありません。また、ご報告したサプリなどが「絶対に効く」とは申し上げません。
「だるかったときに身体が軽くなった」「胸部の神経の痛みが楽になった」「関節の痛みが楽になった」などの自分なりのご報告です。
 同じような症状の方に合致するかもしれませんし、もちろん、効果の無い方もいるかもしれません。
 どこかの誰かの参考になれば、くらいの気持ちで書きました。

「安いものを選んでいるといっても随分あれこれ飲んでるんだな。ちょっと気にし過ぎでは」と感じられた方もいらっしゃると思います。
 しかし、病気になると医療費がかかりますし、寝込んでいる間仕事を休むことになりますと、お仕事をしている方は収入が減りますし、経済的にも大変です。体調管理は、まずは予防、そして、早め早めの対処が大切だと思います。

 自然環境が大きく変わってしまい、以前とまったく同じ生活態度のままでよいとは、言いきれないと思います。過剰に怖がるのもよくないけれども、何も影響はないと言ったら嘘になる……そんなところではないでしょうか。

 ジャンクフードやインスタント食品、暴飲暴食を避け、ビタミンミネラルを切らさないようにし、日々デトックスすることは何も悪いことではないし、大病を避けるためにはとても大切です。
 いろいろと面倒なことは増えましたが、体調を管理する事とは本来面倒なことなのだ、身体とはきめ細やかなケアが必要なものなのだと、認識を変えて生活することにしています。

 わたしの体調については、長期戦で、持病をひとつ持ったくらいの気持ちで取り組んでいます。ふつうの人よりも免疫の力が弱くなっているようで、外食などで同じものを食べても他の人が大丈夫でもわたしはあとで体調を崩すことがよくあります。ですから、食べ物は注意深く選んでいます。
 同じような体質の方は、食材選びや食事選びに苦労されていると思います。そして、きっと「選ぶ」ことすら気が引けて、辛く感じる事もあるのでは……

 でも被爆云々は関係なく、ちょっと特殊な持病なんだと思って、気兼ねなく食材を選ばれてよいと思います。「神経質すぎる」と言う方もいるかと思いますが、周囲に義理立てして無理して皆と同じものを食べて体調を崩してもしょうがないですよね。
 理解してくれる人は少ないかもしれませんが、わたしは応援しています。
 新種のアレルギーになったんだと思って、身体に合ったものを食べて、一緒に元気になりましょう。


第4回 体調と対策メモの続報です 「不快症状の対策」 (追加情報あります)

2013-03-14 |   体調と対策メモ
 2012年3月2日に「第1回 体調と対策メモです」という記事をご紹介しました。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/7c3b6b189f0299a89958d4ab94d88e5a


 さらに2012年5月11日(第2回)と10月11日(第3回)にこの記事を寄稿してくださった方から続報が届きました。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/ad35361e4bb057209f45ea6e495feee7


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/90b9c65bc7e19a8f61a58f3ae64cbab8
 

 今回は不快症状の対策について、続報が届きました。同じような症状のある方はぜひお読みください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

不快症状の対策

 現在、その後の体調をメモしていますが、最近、腰痛をはじめとして、その他不定愁訴の方が増えているらしいので、取り急ぎ、今わたしが実践している方法の中で、緊急対策として、すぐ効果が感じられるおすすめな方法をいくつかお知らせしようと思いました。

○痛み関係

 腰痛をはじめとして、神経系の痛みに、大きな効果が感じられたものは、高濃度ビタミンDです。ビタミンDは脂溶性なので、高濃度のものを服用する場合は、瓶に書いてある使用量を守り、飲み過ぎないように気をつけてください。
(わたしの経験では、毎日20000IUくらいまではだいじょうぶですが、これは自己責任でお願いします)
海外サプリには高濃度ビタミンDが一般向けに売られています。同時に、ストロンチウム対策として、ストロンチウムを排出するアルギン酸ナトリウムや、吸収を阻害する乳酸カルシウムなどを摂るといいと思います。


○不定愁訴

 表現しがたい体調不良が続く場合、アップルペクチンの粉末を溶かしたお味噌汁をおすすめします。お湯を沸騰させてアップルペクチンを溶かし、火を止めてから味噌を入れてください。とろみのついたお味噌汁になります。
 お味噌は、天然のお味噌にしてください。具はなんでもよいとおもいますが、切干大根などなら、不足しているカルシウムも補充できます。
 わたしは、ひどい体調不良が続いたとき、これを飲んで劇的に復活しました。
 これはほんとうに、おすすめです!
(どういうメカニズムで体調がよくなるのかはわかりませんが、効果があるのはたしかです)安価で、すぐ試せるので、ぜひ試してみてください。

 また、ビール酵母やビールが効果があります。
 ビールについては、知人が広島・長崎で被曝された方に直接「ビールがいい」と聞いたそうです。わたしも、1度ほんとうに体調が悪かったとき、おつきあいで飲めないビールを少しだけ飲んだら、体調がよくなり驚いたことがあります。

ビール酵母とビールについて
http://www.nirs.go.jp/news/press/2005/index.php?03_24.shtml
http://www.nirs.go.jp/news/press/2005/index.php?08_11.shtml


○爪が割れやすくなった。骨が折れやすくなった

 スギナのお茶が重金属排出効果があるので昔から有名なのですが、スギナは珪素を含んでいますので、骨や爪を強くします。震災以降爪がぼろぼろになって割れやすくなった友人は、スギナのお茶であっという間に爪が元通りになりました。スギナはサプリメントもあります。長期服用の弊害の噂もありますが、わたしの周囲は一年以上継続しても問題はありません。
 やはり、安価なものなので、ぜひ試してみてください。


○身体のあちこちがつっぱる。わきの下やそけい部など、リンパ関係のところが腫れたり凝ったりしている。筋肉痛がするなど。

 天然塩を焼いて、キッチンペーパーなどに包み、輪ゴムで口を閉めて、それで足の裏や痛いところ、ツボをマッサージすると、かなり痛みが取れます。腰痛や関節痛にも効果があります。使った塩は、再度煎って使えます。
 漢方でよくやる方法のようで、塩は安いものですし、手軽にできますので、とても便利です。

 わたしの症状は内部被曝が原因ではないかもしれません。
 しかし、じっさいに不快な症状がある場合には、対策しないわけにはいかないし、あれほどの事故がおきて、一因として放射能をまったく考慮しない、というのも、かえって極端かなと思います。
 世の中には有害な物質があふれており、もちろん原因はひとつとは限りませんが、「精神的なものだ」といってなにもしないよりは、さまざまな複合した結果として、重金属をはじめとしたデトックスをしていけば、結果的に放射能対策も同時にしていることになると思い、できることを続けています。

 体調を崩すといろいろと不安になることが多いと思います。すべての体調不良が放射能のせいとは言いませんが、実際に体調がすぐれないとき、「気にしすぎ。気にしなければなおる」では片付けられないこともあります。
 それに、気にすまい気にすまいと、思い悩むより、むしろできる対策をしていたほうが、かえって気持ちが落ち着くという方もいるかもしれません。
 わたしの体調メモは、そういう方の役に立てればと思っています。
 どれもちょっとした方法ですし、とくに害のないものですので、ぜひ試してみてください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


貴重な体験をありがとうございます。いつも文字通り体を張っていろんなことを試しているこの姿勢に感動しています。
 ペクチン入りお味噌汁なんて、私は考え付きもしませんでした。
 日本人も知恵を出し合って、実際に病状が出ている人は解決の道を探るほうがいいですよね。
 ビールは子どもは飲めないですが、ビール酵母のサプリもありますし、何とか道は見つかると思います。

 今回お寄せくださった情報が不快な症状で苦しんでいる方のために役立てば幸いです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 追加情報です。 
 上記の体験談を寄せてくださった方から追加の情報がありました。こちらもぜひお読みください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 ビタミンDはとても効果があるのですが、食品から摂取しようとしますと、魚介やきのこにしか含まれておらず、しばらくはサプリメントで摂取したほうがいいと思いますが…

 それと、今回の事故で放射性銀が放出されていますね。
 これは、崩壊するとカドミウムになるそうですので、神経の痛みで苦しんでいる人は、これが原因かもしれません。
 神経の痛みは、ビタミンDは効果があります。ただし、食品からの摂取では量が少なくたいして効果はありませんでした。

 先日から、膝にあざができて、少し怖いです。
 かかりつけの医師の助言ですが、身に覚えのないあざができた場合は、携帯で写真をとっておくといいといっていました。
 それは、皮膚の場合は、いざ医者に行ったときに、消えている場合があるからだそうです。
 気になる症状がある場合は、こまめに携帯で写真をとり、保存しておくといいと言ってました。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 なるほど。勉強になりますね。
 あざに限らず、血液検査の結果など、何でも病気の記録や証拠はきちんと保管してください。
 後で診断の参考になる可能性があります。


 以下はさらに追加情報です。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 でも、わたしたちの中で常識中の常識のペクチンでさえ、「危険性があるかも」と避けている人もまだいらっしゃるのですよね。

 わたしは、いままで2年近くインターバルなしでペクチンを飲んでいますが、マルチビタミンやマルチミネラルを日々飲んでいれば、栄養が流れ出すなどの問題はいっさいおきません。(体調不良の波がありますが、血液検査などの結果は良好です)
むしろ、爪の検査でペクチン摂取中の友人家族全員がセシウム不検出だったこと
 ペクチンはセシウムに効果ありと思っています。
(残念ながらストロンチウムとウランは検出されてしまいましたが)

 原因不明の体調不良の方はわたしの健康対策を試してくださったらな、と思っています。また、健康で症状の出ていない方も、できれば対策をしてほしいと思います。
 ビタミンとカルシウムをたくさん摂取するだけでも、かなり違うと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ペクチン摂取を「体に必要な栄養素(ビタミン類)も排出してしまうから、飲まない。」という人もいるでしょうね。
 でも日本にはマルチビタミンのサプリも気軽に買えるし、それに普段の食生活でも補えるものですから、極端に栄養の偏った食事をしていなければペクチンを飲んでもビタミン欠乏症のようになることはないです。
 それより、ペクチンを飲む前を飲んだ後の内部被ばくを気軽に測定できない今の日本の状態が問題だと思います。効果を実感できませんからねえ・・・。
 このあたりの状況を改善してほしいです。

「第5回 体調と対策メモ」はこちらです。

 
 

第3回 体調と対策メモの続報です 「ビタミンD」

2012-10-11 |   体調と対策メモ
 2012年3月2日に「第1回 体調と対策メモです」という記事をご紹介しました。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/7c3b6b189f0299a89958d4ab94d88e5a


 さらに5月11日にこの記事を寄稿してくださった方から続報(第2回)が届きました。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/ad35361e4bb057209f45ea6e495feee7


 今回新しい対策方法について、教えていただきました。以下をお読みください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 あれから、あらたに試してこれはと思うものがあったとしたら、ビタミンDです。
 神経の痛みに効くらしいということで(イタイイタイ病の治療に高濃度のビタミンDが使用され、効果があったという記録を見つけました)
 カドミウムは重金属なので、重金属からの障害に効果があるならば、効果があるかもしれないと思い、高濃度のビタミンDを飲み始めました。ビタミンDは脂溶性なので、服用量に注意が必要ですが、アメリカでは日本より高濃度の服用が一般的なようです。
 高濃度のビタミンDサプリの服用は、一定の効果がありました。
 これと、カルシウムの服用の併用は、良いと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 このブログでもたびたび注意喚起を呼びかけていますが、放射能と重金属が体内で結合すると、とても体に有害です。
 この方の症状がそれによるものか、医学的に解明されているわけではないですが、重金属を体内に排出する研究はすでに日本にはあるのですから、それを参考にするのが、近道になると思っています。

 それからこの方は、感じたことのない痛みや、不快感、めまい、だるさ、また、「思い悩む」とかとは別の「強制的な」鬱、などが襲ってくるときがあるそうです。
 このブログを読んでくださっている皆様にこの方からメッセージです。

 「同じような症状で悩んでいる方々にお伝えしたいのは、こういう半ば「強制的な」心の辛さに直面したときは、むしろ、ペクチン、ビタミンやカルシウム、乳酸菌などサプリメントなどのほうが助けてくれるときがあります。有害な物質がデトックスされることで、心の問題が緩和されることがあります。むしろ、カウンセリングなどの精神的アプローチではどうにもならないことがあるんです。 心の問題でありながら、化学物質的な問題というか…
 もちろん、体調不良と長く闘っていくためには、心のケアも必要なんですけど。」

 ・・・ということです。
 今の日本ではまだ被曝によって起こる心のケアができるカウンセラーも、いないのではないかと思います。
 難しいかもしれませんが、自分で自分の心身のケアができるようにならないといけなくなりました。
 そのためにも自分の症状や心の中を把握したり、冷静に分析できるようにならないと、と思います。そのためには知識も必要ですし、意識も高く持たないといけないでしょう。
 日本が放射能と向き合って暮らしていく社会になった、というのは、こういうことだと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 第4回体調と対策のメモはこちらです。
 

第2回 体調と対策メモの続報です

2012-05-11 |   体調と対策メモ
 3月2日に「第1回 体調と対策メモです」という記事をご紹介しました。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/7c3b6b189f0299a89958d4ab94d88e5a


 先日続報を送っていただきました。貴重な記録をありがとうございました。
 貴重な情報ですので、このブログ上で広くお知らせしたいと思います。
 同じような症状で体調を崩されている方、同じように効果が出るかもしれませんので、ぜひこれらの対策方法を試してください。
 絶対にあきらめないでください。
 この対策メモを送ってくださった方のように知恵を使って、自分に合った対策方法をどうか見つけてください。
  

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

体調と対策メモ 続報

 お久しぶりです。
 Tさんに、「続報をお送りします」と約束しながら、かなりの日数が経ってしまったのは、一時、ひどく体調を悪化させてしまっていたからでした。
 年明けに、セシウムの放出量が増えたなどの噂がありました。本当かどうかはわかりませんが、1月、2月のわたしの体調は最悪でした。

 そのときの対策が、もしかしたら、他の人に有効かもしれないと思ったので、まとめてみました。また、前回のメモで結果待ちだった対策の結果もご報告いたします。

 1月末から2月にかけて、咽喉、胃、胸部をはじめとして、体中が痛くなりました。神経痛のような痛みですが、いままで生きてきて、こんな痛みは経験したことがないという痛みでした。骨の中が痛くなるようなかんじです。
 寝ていても起きていても、立っていても座っていても、なにをしていても痛いので、怖かったです。
 しかし、顔色などは問題ないらしく、他人からは元気そうに見えるので(これが問題)なかなかたいへんでした。
(目の奥が痛いという友人も、同じように顔色はよく、外からは元気そうに見えるのだと言っていました)

 また、一時的に夏より体調が改善されていた矢先に悪化したことで、心が折れかけてしまったこともあります。
「こんなにがんばってもダメなのか」という想いで、一時は体調とともに精神的にもへこんでしまっていました。

 このころは、Tさんにも励ましていただき、ほんとうに感謝しています。

 さて、かかりつけの医師とも相談しつつ、なにが原因なのかを探っていたのですが、もしやと思い、ふだんから自主的に摂取していたビタミン剤の分量を思い切って増やしてみました。
 結果的に、これが「当たり」ました。


対策13 ビタミンB1誘導体の摂取

 人間の身体が外敵と戦っていると、ビタミンやミネラルを消費します。また、わたしは定期的にぺクチンを摂取しているので、ビタミンも一緒に排出している可能性があります。身体の慢性的な疲労、身体の凝り、などが、かならずしも放射性物質だけが原因ではにないかもしれないと考え、もしかしたら、放射能と戦い続けているわたしの身体が必要としているビタミンの量は、ビタミン剤の瓶に書いてある「一日の必要摂取量」より多めに必要なのでは、と考えました。
 それで、ビタミンBや、ビタミンCなど、水溶性で、過剰摂取の危険のないものを、通常より過剰めに摂取することにしたのです。
 また、ビタミンBは、通常のビタミン剤ではなく、身体に吸収しやすい形での「ビタミンB1誘導体」として摂取することにしました。これは、すでにふつうのビタミン剤は毎日摂取していたのに、吸収できてないとしたら、身体の、ビタミンを吸収する能力が弱っているかもしれないと考えたためです。

 実は、これは激的な効果がありました。

 身体中の痛みが、だんだん消えていきました。痛みがすべてなくなるまでには時間はかかりましたが、飲んだ一日目の激的な効果は、忘れられません。命拾いをしたという気持ちでした。

 かかりつけの医師にこのことを報告すると、
「身体が通常より多くのビタミンを必要としているとき、ペクチンなどで排出を促していたから、もしかしたら脚気のような症状が出ていたかもしれない」
とのことでした。脚気はたしかに神経痛のような身体の痛みを呈するとのことです。必要量のビタミンは気をつけて摂取していましたから、わたしの体質が特殊だったかもしれません。しかし、震災以降、自然環境も激変していますし、人の体質はそれぞれですから、もし、同じような症状で悩んでいる方がいたら、ビタミンB1誘導体の摂取をおすすめします。

 ビタミンB1誘導体に関しては、大手メーカーをはじめとして、ジェネリックや、さまざまなものがありますから、お好きなもの、身体にあったものを、ご自身で選ばれるといいと思います。いろいろと試してみるのもいいかもしれません。わたしは、経済的な事情もあって、ジェネリックのものを摂取しました。
 検索して、ご自身で「これだ」と思うものを探されてください。
 体質との相性もあるので、いろいろ試してみるのもよいかもしれません。
 水溶性ビタミンなので、副作用もなく、安心だと思います。わたしは毎日飲んでいます。

対策14 ビタミンCの大量摂取

 内部被ばく対策として、ビタミンCが有効という情報を聞き、アスコルビン酸の粉末を購入して、水に入れて飲み始めました。ふだんから気をつけてキウイフルーツ、グレープフルーツなどは食べていたのですが、食品からだけでは足りない気がしたからです。
 疲れているときは、とてもらくになります。これは、ビタミンBほど、劇的には感じられませんでしたが、日々、すこしずつ、体力が持ち上がっていく気がしています。

 体質は人それぞれと思いますが、わたしの場合は、食品からの栄養摂取だけでは、どうにも持たない感じでした。サプリメントなどからのビタミン、ミネラルの摂取は、命をつないでくれたというかんじです。

 ビタミンB1の摂取にともない、この効果をアップさせて、身体の抵抗力を上げるためにさらに有効な手段をご紹介いたします。


対策15 にんにくを食べる

 にんにくは、抗酸化作用があり、内部被ばく対策に有効だとの話もあります。また、自然界の食品には、山菜など、ごくまれにビタミンB1分解酵素をもつ食品があるのですが、にんにくは、この酵素を分解してくれるのです。つまり、ビタミンB1を吸収しやすくしてくれるという効果もあるのです。
 これらの相乗効果を期待して、にんにくをたくさん摂ることにしました。寒い時期でもあったので、身体をあたためる効果もあり、とても助かりました。
 カレーににんにくとしょうがをいれると、身体もあたたまるし、デトックス効果も増すので、とてもおすすめです。
 
 体調は激しく低空飛行で、毎日目が覚めると「ああ生きていた、よかった」と思えるくらいだったのですが、いちばん寒い季節を乗り切り、なんとか3月になりました。
 この辛い辛い2月を乗り切ったのは、わたしにとっては、奇跡のようでした。
 
 3月半ばに、再度、体調をひどく悪化させました。
 これには、こんな経過がありました。

 わたしは、毎日、ビール酵母製剤を飲んでいるのですが、ある日、ビール酵母を切らしてしまいました。薬局に買いに行ったところ、薬剤師さんに「整腸剤ならこちらがいいですよ」と別のものをすすめられたのです。ところが、それから3日後くらいに、がくっと、体力が落ち、立ち上がれないくらいに体調を崩してしまいました。
 もしやと思って、あわててビール酵母を買いに行き、思い切って大量に飲んだら、二日ほどでなんとか復調しました。
 わたしは、乳酸菌だけでなく、納豆、ケフィアなど、さまざまな菌をサプリメントや食品で摂っています。薬剤師さんがすすめてくれた整腸剤も、成分をみるかぎり悪いものではありませんでした。(基本成分は乳酸菌でした)
 しかし、この事件から、さまざまな有用菌を摂取しつつ、酵母ははずしてはいけないんだと痛感しました。(わたしの体質的なものかもしれませんが)
 ビール酵母サプリメントには、酵母だけでなく、さまざまなビタミンやミネラルが濃縮して含まれているので、不足栄養素の問題かもしれません。


対策16 ビール酵母の積極的な摂取

 上記の体験から、ビール酵母の摂取量を増やしてみました。でも、サプリメントでビール酵母をたくさん摂るのは、わりとたいへんなのです。一日30錠とか飲んでいると、気が滅入ってきます。(一日30錠はビール酵母製剤の箱に書いてある一日の摂取量です)
 わたしは、ビール酵母食品を利用してみることにしました。

 そこで、わたしが購入したのは「ベジマイト」です。

 これは、オーストラリアの発酵食品で、濃縮ビール酵母なのです。
 オーストラリアでは、パンに「うすく」塗ってチーズをのせて食べるそうです。(パンにたくさん塗ると、ビール酵母の味が濃すぎてにがくてまずいです)
 しかし、わたしは今回は、健康対策として利用したいので、おいしくなくても、なるべくたくさん摂取したい。
 そこで、わたしは、ベジマイトをお味噌汁にいれたり、納豆に入れたりして食べることにしました。実は、お味噌汁にいれてしまうと、ベジマイトの苦味はあまり気になりません。赤だし味噌に似たかんじになります。
 それに多少苦くても、漢方薬の薬湯みたいなものだと思うと飲めます。(わたしだけかもしれませんが)
 わたしの体質に合っていたのかもしれませんが、とても効果があり、ベジマイト味噌汁を飲みはじめてから、体調がぐっとよくなりました。
 万人向けの味ではないかもしれませんが、味に抵抗なければおすすめだと思います。


対策17 L型発酵乳酸カルシウムの摂取

 ストロンチウム対策には、カルシウム、というのは、「ベラルーシの部屋ブログ」の愛読者の方はご存知だと思うのですが、良質のカルシウムを探して苦慮されているのではないかと思います。
 海産物や牛乳などに不安がありますし、良質のサプリメントはないだろうかと探していたところ「L型発酵乳酸カルシウム」と出会いました。
 これは、1度発酵したカルシウムで、とても吸収力が高く、過剰に摂取しても副作用がほとんどないというものだそうです。
カルシウムは、人間の抵抗力をアップさせてくれますし、ストレスを軽減させてくれます。人間の身体のさまざまな機能に関わる栄養素です。
 放射能と戦う身体には、つねに栄養素が不足気味で、ビタミン同様、過剰気味に摂取する必要があると考え、「L型発酵乳酸カルシウム」を、毎日ビタミンCとともに飲料水に混ぜて、飲むことにしました。これはとても効果がありました。

 一番、効果を感じたのは、目です。
 震災以降、目がしょぼしょぼして、見えにくくなっていたのですが、このカルシウムを飲み始めてから、視界がはっきりしてくるようになりました。
 視神経とカルシウムがどんな関係にあるのか、よくわからないのですが、何か関係があるのかもしれません。


※レシチン摂取結果
 さて、ここで前回の「体調と対策メモ」で結果待ちだった大豆レシチンの効果について、ご報告します。

 効果がありました。

 レシチンを飲み続けて約2カ月後、昨年の夏ごろから慢性的に悩んでいた、「頭がぼーっとする」という症状がなくなりました。いまだに、忘れっぽくてケアレスミスは多いのですが(笑)、頭に霧がかかったような症状や、考えるのがつらい、というような症状はかなり消えました。このまま飲み続けていこうと思います。

 以上が今回の体調と対策メモですが、今回のキモというか、ポイントは、実は「摂取量」にあります。
 今回のレポートで取り上げたもの「ビタミンB1誘導体」「ビタミンC」「ニンニク」「ビール酵母」「L型発酵乳酸カルシウム」は、とくに過剰に摂取しても大きな副作用はありません。(ビール酵母が多少、プリン体の関係で気をつけないといけないですが)ビタミンBとC、乳酸カルシウムは、水溶性で過剰に摂取しても体外に流れていきます。
 今回、これらを、他人に話したら「えっ」と言われるくらい、飲みました。
(通常の摂取量の3倍~4倍くらい)

 それによって、だんだんと体調が持ち上がってきたのです。
 今、原因不明の体調不良で苦しんでいる方は、ぜひ、試してみてください。
 おそらく、乳酸菌整腸剤やビタミン剤、カルシウムなどは、気をつけて飲んでいらっしゃる方も多いと思うのです。
 それでもなかなか改善されない場合、思い切って、これらの量をうんと増やしてみてはいかがでしょうか。(もちろん、お医者さんと相談して、危険のない範囲で)

 ポイントは、(危険のない範囲で)「おもいっきり」です。
 とくにわたしは寝る前に、うんとたくさん飲みました。
 夜中に身体が痛くて目が醒めるのが辛かったからなのですが、これがよかったみたいで、寝ている間にビタミンやカルシウムが、いっしょうけんめい身体の中で働いてくれたようなのです。

 毎日、朝になると、ほんのすこしずつですが、体調がよくなっているような気がするのが、励みになりました。
 同時に、ペクチンとアルギン酸ナトリウムも飲んでいたので、毎晩寝る前に、ペクチンがセシウムを、アルギン酸がストロンチウムを、鉄がウランを吸着し、ビタミンやカルシウムが身体を作り直してくれているんだ、とイメージして寝ました。
イ メージングがどの程度身体に効果があるかわからないけど、長期にわたる体調不良と持久戦で戦うためには、役立ってくれるかと思います。

 同じような症状の友人もそうなのですが、何をしてもなかなかよくならない時は、焦ってしまったり落ち込んだりしてしまいます。そういうときは、あえて「早くよくなろう」とは思わず、なんでもいいから「自分はほんのちょっとでも昨日よりよくなっているんだ」と根拠なく思うことで、日々乗り切れることがあります。
 わたしの2月3月4月は、その「根拠のない確信」でがんばりました。

 いまも、体調は全快していませんし、痛みはあります。
 しかし、自分の体調との付き合いは長期戦と割り切りました。食べ物や水に気をつけたり、サプリメントや健康食品を飲む日々は、めんどうではありますが、習慣になってしまえば、苦にはなりません。

 きっとまた、ときには悪化してしまうこともあると思うのですが、そういうときもへこまずに(へこむとは思いますが)「以前も乗り切れたんだから、今回も大丈夫」と思って、がんばろうと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・

 続き(第3回体調と対策メモ)はこちらです。

第1回 ある方からの体調と対策メモです(追加の内容があります)

2012-03-02 |   体調と対策メモ
 関東在住の方がご自身の体調の記録、そして今まで行ってきた対策について詳しい記録を書いてくださいました。
 多くの方に役立つ情報があると思い、お願いして書いていただいたものです。
 体調が完全には回復していない中、貴重な記録をつづってくださいました。 
 苦しいご自身の体調の記録を他の方々のために、このブログ上で公開することをご了承くださり、感謝しております。
 
 現在不愉快な症状が出ている人が、この方が取られた対策方法を同じように試してみて、必ずよい結果が出ることをお約束する物ではありません。
 (私自身は多くの方に効果が出ることを期待していますが・・・。)

 しかし参考になる部分もあると思いますので、ぜひともご覧ください。
 少しでも症状が軽減することを祈っております。

 ここから体調と対策の記録です。↓
 お手数をおかけしますが、本文中に出てくるサイトのURLはブラウザにコピー&ペーストして開くようにしてください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2011年3月11日以降の生活について
体調と対策メモ
 
 
 「ベラルーシの部屋」Tさんの依頼で、この原稿を書くことになりました。
 昨年の地震後、正確に言うと五月ごろから体調不良に苦しみ、Tさんにずいぶんメールなどで励ましていただきました。
 その後体調の変化や、個人的に行っている対策などをお知らせしたところ、「ぜひ、ブログに寄稿してください」というお誘いを受け、この文章を書くことになりました。
 
※最初に申し上げておきます。
 わたしの体調はまだ完全には回復していません。まだまだアップダウンがひどく、苦しんでいます。また、わたしの体調不良が被曝、ないし内部被曝が原因とは科学的に断言もできません。
 そして、わたしのとっている対策が、正しいとも限りません。もしかしたら、ただのストレス解消法、気休めかもしれません。しかし、それでも、誰かのお役に立つこともあるかもしれないということで書いています。
 あくまで、個人的な「デトックス法」として受け止めていただければと思います。
 
 
 事故当初、しばらくしてから「ベラルーシの部屋」ブログにたどりつきました。
 当時はペクチン剤などは入手できなかったのですが、プルーンを食べたり、りんごやみかんを食べて対策をしていました。
 当時、気にしていたのは、ヨウ素とセシウムだけでした。ヨウ素対策といっても、昆布を食べる程度です。
 また、3月当時はまだ水道水を使用していました。事態を甘く見ていました。
 
 5月になって、あきらかな体調の変化、不良がありました。
・咽喉の痛み
・ひどい倦怠感
・極度の鬱
・背骨の痛み
・腰痛
・胸の痛み
・空咳
・胃の痛み
・食欲不振
・めまい
・集中できない
・疲れやすい
・忘れっぽくなった
 
などです。
 
 わたしは危機感を持ちました。
 かかりつけの医師と相談しながら、これらの症状をひとつひとつ、つぶしていくことになりました。症状がいちばんひどかったのは、5月から9月末までです。
 
 さまざまな対策をして、現在、ゆるやかに回復傾向にあります。ただ、今もつらく、対策は今でも続けています。
 このブログの読者の方は、「ベラルーシの部屋ブログ」に書かれていることはすべて実行していらっしゃると思いますので、わたしは、それ以外のことについて触れようと思います。
 
 
対策1 水道水をやめる
 体調がおかしくなりはじめてから、水道水が飲めなくなりました。わたしは東京在住ですが、東京の水道水を飲むと咽喉がひりひりしますので、いまは、RO浄水器で浄水した水を使用しています。さいわい、近所に浄水をサービスしているスーパーマーケットがあるので、わたしは買い物のついでに水をもらってきています。(お風呂などはふつうの水道水です)
 
対策2 ジャンクフードを食べない
 体調を悪くしそうなものはすべてやめました。ファストフードや、カップラーメン、ポテトチップ、レトルトなど……完全なベジタリアンというわけではありませんが、乳製品や肉もかなりやめています。(もともと肉を食べると体調を悪くする体質なので)そのかわり豆をたくさんとるようにしました。
 外食も、仕事などでやむをえない場合以外は、控えています。
 
対策3 漢方薬を飲む
 空咳がひどいので、麦門冬湯という漢方薬をかかりつけの医師から処方してもらいました。二週間で咳はおさまりました。咳は体力を消耗するのでとても助かりました。
 また、人参湯という漢方薬を、体力アップ、抵抗力アップということで処方してもらいました。これはいまでも飲み続けています。
 
対策4 指圧・お灸をする
 母の友人に広島・長崎で二重被曝をしても90歳過ぎまで元気でいらっしゃるという方がいると聞きました。その方が毎日欠かさず続けているのがお灸だそうです。
 それを聞いて、お灸を始めました。また、指の爪の両端を押すと抵抗力がアップするというので、それもはじめました。


・・・・・・・・・・・・・・
 
 この体験記を書かれた方からの追加内容です。

 「ただし、薬指の爪の両端だけは押してはいけないそうです。

 薬指だけ神経が違うので押さないようにしてください。

・・・・・・・・・・・・・・

 
対策5 発酵食品を食べる
 発酵食品は免疫力をアップするというので、味噌・塩麹・納豆・植物性乳酸菌飲料などを積極的に摂りはじめました。
 
対策6 ペクチンを摂取する
 「ベラルーシの部屋ブログ」の読者の方には基本中の基本だと思います。
 事故当初からプルーンなどは積極的に食べていたのですが、
 7月ころからは、粉末のアップルペクチンを入手できるようになり、カレーにいれるなどして食べ始めました。かなり効果がありました。3週間くらいで不快感が半分くらいにはなったと思います。
(ペクチンは秋以降は、海外サイトで購入したグレープフルーツペクチンの錠剤を服用しています)
 以上が、初期のわたしの対策です。
 
 
 さて、6月になり、なかなか体調が持ち上がらないわたしは「ベラルーシの部屋ブログ」のTさんに最初のメールを出しました。症状を申し上げて、率直に相談しましたところ、ベルラド研究所の先生にありがたくも聞いてくださったのです。
その結果、「ベラルーシで言うところの『環境不適応症候群』(低線量放射線障害)ではないか」、というご意見をいただきました。
 やっぱりな、という気持ちでした。
 
 この日からわたしの本格的な内部被曝対策が始まったと言えます。
 他にもなにかできることはないか、と情報を求めて毎日ネットで検索していました。
 そんなとき、こちらのサイトを見つけました。
http://blog.sq-life.jp/toni/log/message/005114.shtml
 
http://blog.sq-life.jp/toni/log/message/005151.shtml
 
対策7 重曹と天然塩のお風呂に入る。
 上記のサイトを参考にして始めました。
 これはいまも毎日続けています。重曹と天然塩を1/2カップずつ入れたお風呂に、本を読みながら長時間はいります。
 わたしは、食後にビール酵母やスピルリナ、ペクチンなどのサプリメントを飲んでいるので、サプリを飲んだ後、血行がよくなるようにお風呂に入ることにしています。
 はっきりいって、これは効果がありました。
 体があたたまるし、なによりしつこいだるさがかなり取れます。被曝にきくきかないはともかくとして、あるていどの排毒効果はあると思います。
 
対策8 重曹水を飲む
 これもかなり効果がありました。重曹は身体をアルカリ性にするそうです。一日一回コップ一杯の重曹水を飲むのを一ヶ月つづけ、そして一ヶ月休み、また……のように飲みました。いまは飲んでいませんが、いちばんひどいとき、重曹水で不快感がかなり取れ、楽になりました。重曹は、一日一回小さじ一杯分を水に溶かして飲む程度ならば副作用はないそうです。(飲みすぎはだめだそうですが)胃の調子を良くする効果もあるそうです。(胃薬などによく含まれています)
 
 このような生活を続け、10月ごろには、体調の悪さを数字で表すとして、いちばん悪いときが-300だったとして、それが-100になる、くらいまでは持ち上げました。(感覚的に)
 
対策9 カリウム・カルシウムフード
 なかなか全快しないので、カリウム・カルシウムをたくさん含む食品を重点的に摂る事にしました。こちらのブログでもおなじみの食べ物もたくさん食べました。
 とくに食べたものは、ピーナッツバターとバナナ、高野豆腐、切干大根、生アーモンド、ドライフルーツです。
 汚染疑惑もあり、魚や乳製品を摂らなくなってしまった事から、カルシウムを何で摂取するかが問題だったのですが、切干大根などの乾物と、ナッツにお世話になっています。
 
 ここまでの対策で、
・ひどい倦怠感
・だるさ
・極度の鬱
・胃の痛み
・腰痛
まではずいぶん軽くなりました。
 
 残りの症状は
・胸骨の痛み
・めまい
・記憶力の低下
などです。 
 
 残っている症状の中で、強いのは胸部の痛みでした。(正確に言うと、胸骨の中央がしびれるように痛い)ここだけは、むしろ、やや悪化したような感じがありました。
 
 
 さて、ここである事件がありました。
「ベラルーシの部屋」ブログのTさんと、ベルラド研究所のバベンコさんが来日し、講演会をされたのです。
 
 この講演会にいらした方はご記憶があるかと思うのですが、質疑応答の時間にある奥様がある、衝撃的な発言をなさったのです。
「わたしは渋谷の主婦ですが、以前から定期的に爪のミネラル検査をしています。3月11日の地震以降の爪の検査で、いままで検出されなかった成分が出て驚きました。それは、ストロンチウムとウランです。」
 
 東京都の渋谷で暮らしている方の体内に、ストロンチウムとウランがあるとわかった、しかもそれは、三月の事故までは検出されなかったものだ、という発言にわたしは驚きました。当時は東京までストロンチウムは飛んでこないだろうと思われていたからです。
 また、それよりなにより「爪の汚染検査をしてもらえるクリニックがある」というのも貴重な情報でした。
 わたしは、その病院をネットで探し始めました。
 
 
対策10 保養旅行に行く
 体調が回復しないので、線量の低いところに行ってみようということで、一週間ほど北海道に旅行に行きました。
 これは、効果がありました。とくに、水が飲めたのです。東京の水は、コップ一杯ぶんも飲めないのに、北海道ではふつうに飲めました。喫茶店に行ってゆっくりできるというのは、精神的にも癒されます。
 短期間でも保養に出るのはいいと思います。
 

対策11 温泉に入る
 これも効果があったので、書いておこうと思います。天然温泉には、大きなデトックス効果があります。北海道での保養中は毎日温泉に入っていました。だるさ、つらさが、かなり楽になりました。家に温泉があればいいのにと思ったくらいです。
 体調不良で悩んでいる方は、温泉がおすすめだと思います。
 
 
 11月になって、わたしはようやく爪の検査をしてくれる病院を見つけました。また、同時に、品川区のほうで、イス型の簡易ホールボディカウンターでセシウムとヨウ素の内部被曝を検査してくれるクリニックも見つけました。
 この二箇所で、わたしは自分の内部被曝を調べようと思いました。
 二箇所にしたのは、かかりつけの医師から、ひとつのクリニックの検査に依存しないほうがいいというアドバイスをいただいたからです。
 
 12月の頭に、体調の一部悪化がありました。胸の痛みだけでなく、
・左手がしびれる
という新たな症状が出てきてしまったのです。
 
 大病院で検査を受けた結果、「異常なし」。むしろ、血中の善玉コレステロール値が非常に高く(発酵食品をたくさん食べているせいか……)健康といわれたくらいでした。
 低線量の放射線障害は通常の精密検査では異常なしと出る、ということは知識としてありましたので、わたしは、内部被曝を調べてハッキリさせよう、と思いました。
 
 まずは、イス型簡易ホールボディカウンターの検査を受けました。
 結果はヨウ素 セシウムともに「ND」でした。セシウムとヨウ素についてはひとまず安心です。
 
 それと並行して、爪を検査に出しました。爪の検査は海外のクリニックに郵送し、以来するので結果は約3週間~1ヵ月後とのこと。おそらく年明けになるだろうと言われました。
 しかし、この頃は、胸の(胸骨)の痛みと手のしびれががじわじわと悪化してきていました。
 
 この不気味な痛みとしびれは、何をしてもよくならなかったため、従来のペクチンなどのセシウム対策ではだめなのではと感じました。爪の検査結果を待たず、わたしは次の手を打つことにしました。
 
対策12 アルギン酸ナトリウムの摂取
 胸骨の中央のしびれるような痛みの原因をストロンチウムとあたりをつけ、ダイエット用のアルギン酸ナトリウムをネットで購入し、飲み物に入れて飲み始めました。
 
 参考にしたのは
http://blog.sq-life.jp/toni/log/message/005114.shtml
のサイトの記述です。
 
 これが、ペクチンの次に、大きな変化をもたらしたものになりました。
 飲み始めて3日後から、1週間くらい、ずっと下痢が続きました。いまにして思えば、排毒していたのかもしれませんが、当時はとても怖かったです。アルギン酸ナトリウムを試そうとする方は、飲みすぎにはお気をつけください。(飲みすぎてはいなかったと思うのですが、飲みすぎると下痢をするそうです)
 下痢が止まった頃、何ヶ月も消えなかった胸の不気味な痛みは、かなり軽くなっていました。これはほんとうに驚きました。
しかし、手の痺れはまだ残っていました。もしかして神経細胞がどこかやられているんじゃないだろうかと心配になりました。
 
 手の痺れをとるため、神経細胞を修復するような、そんなたぐいの効能らしきものがあるものは何かないか、ネットで検索しました。そこで、シナモン(桂皮)や、大豆レシチンが効果があるらしいという記述を見つけました。
 
対策13 シナモンの摂取
 飲み物にシナモンをいれて飲むようになりました。香り付けのような微量ではなく、小さじ一杯くらいの量です。しかし、手の痺れにはこれが効果がありました。身体もあたたまります。また、こころなしか、身体が軽くなります。シナモンは膵臓を強くする作用もあるそうです。安いものなので、小さじ一杯くらいでは副作用もないので、被曝のある無しに関係なく、冷え性の方などにはとてもお勧めだと思います。
 
 さて、年が明け、爪の検査結果が届きました。
 結果はセシウムは「不検出」 
 しかし、ストロンチウムとウランが「検出」。
 
 予想通りというか、バベンコさんの講演会でご質問された奥様と同じ結果になりました。 
 自然界には微量でも放射性ではないストロンチウムもあるらしいので、もちろん、放射性のものでない可能性もあります。でも、正直、先日の講演会の奥様の「3月11日以前は検出されなかったストロンチウムとウランが出た」という発言をわたしは聞いていたので「やはり……」という気持ちでした。
 
 ストロンチウムとウランの量は微量で、これがどの程度人体に危険なのか、個人差もあると思います。わたしの体調不良の原因が確実にストロンチウムだ、ウランだ、というつもりはありません。
 しかし、わたしがいままでとってきた放射性物質対策は、重金属デトックス対策がほとんどですし、対策して損になることはないと思っています。
 副作用のないもので、安全な範囲であれば、そして、安価であれば、とりあえずよいと言われているものははどしどし試してみたいというのがわたしの主義です。
 
 ふたつの検査結果をかかりつけのお医者さんに相談し、協議の結果、セシウム、ヨウ素については、ひとまずは、わたしの体内には問題のあるような蓄積量はないとしていいだろう、ということになりました。
 ペクチンなどの対策は効果があったのです。それは収穫でした。
 
 引き続きカリウムフードやペクチンであらたなセシウムの内部被爆を予防しつつ、今後は「ストロンチウムとウランの追い出し」に焦点を絞ることにしました。
 
 この日からアルギン酸ナトリウムを重点的に毎日摂取することにしました。
 アルギン酸ナトリウムは、ちょっぴり塩っぽい、だしのような味がします。お味噌汁にいれると、とろみがついたお味噌汁のようになります。わたしは切干大根のお味噌汁にいれて飲んでいます。
 

対策14 大豆レシチンの摂取
 ストロンチウムについて、不安になったのは脳への影響です。ストロンチウムの挙動がカルシウムに似ているということは、カルシウムを必要とする脳にも影響があるのでは、と推測しました。
 
 実際、めまいや、記憶力の低下などの症状があります。めまいはアルギン酸が効果があったのか、かなりなくなりましたが、記憶力が落ちてきたのは(ストレスのせいかもしれませんが)不安がありました。
 それで飲むことにしたのは「大豆レシチン」です。
 大豆レシチンは、デトックス効果だけでなく脳を活性化する効果もあるらしいので、顆粒状のものを購入。飲み物に入れたりして(プチプチしているので溶けません)飲み始めました。これは今、効果待ちというところです。
 

対策15 鉄分の積極的な摂取
 ウラン対策で、毎日飲み始めたのが鉄分の多いココアです。ココアは、ノンシュガーで、豆乳とシナモンを入れて飲んでいます。ときどき、ジンジャーも入れます。
 甘いものが食べたいときは、カカオ成分が80%以上の高カカオチョコレートを食べています。プルーンなどのドライフルーツもよく食べます。ドライフルーツは、カリウム、カルシウム、ペクチンも豊富なので、一石二鳥も三鳥もするスグレモノです。
 
 ここまでで現在に至ります。
 体調は全快というわけではありませんが、初期よりはかなり軽減しました。対策は継続中です。
 何ヵ月後かの、爪の検査で、ストロンチウムとウランが消えているといいな、というのが今のわたしの目標です。
 
 他人から見たら、気にしすぎの「健康食品マニア」みたいに見えるかもしれません。サプリメントや健康食品への出費は、ばかにならないものがあります。ですから、同じ事を誰も彼もにもおすすめすることはできません。
 こういうのは、自分が納得するのが大事です。「飲むべき」「飲まないべき」ではなく、自分が最善と思える判断をしたほうがいいと思います。
 
 そして、何度も繰り返しお断りしますが、わたしは、自分の症状の原因に内部被曝を疑っていますが、絶対に内部被曝だ、と断言できるものではありません。ですから、上記の対策を「内部被曝対策」と言うつもりもありません。

 でも、わたしの症状と対策が誰かのお役に立つなら、というつもりで書きました。
 同じ症状に苦しんでいる方、おそらく、見た目は元気に見えると思うので、他人に理解してもらうのは難しいと思います。わたしもそうですし、同様の症状で苦しんでいる友人も、やはり見た目が元気そうに見えるのでなかなか理解してもらえないと言います。
 でも、手を打てば、「どん底」みたいな症状を、なんとか「そこそこ不調」くらいまでには戻せます。少なくともわたしは、できました。
 何も手を打たずに、自分の体調に不安を感じながら、日々をすごすよりは、何かしたほうがいいんじゃないかとも思います。
 それからは、長い戦いになるとは思いますが、わたしはもとの健康な状態に戻すのは不可能ではないと信じています。
 むしろ、身体が敏感になったのはいいことと思って、日々、デトックスしていくほうが、考え方としても前向きなんじゃないかと思います。
 
 わたしの場合は多少幸運で、もともとのかかりつけのお医者さんが、わたしの症状に対して、安易に「ストレス」だとか「自律神経失調」などと断ぜず、あらゆる可能性を考え、医師として可能な範囲で、一緒に悩みながら、とりくんでくれました。
 大きな病院に精密検査にいくとき、「もし、心療内科に回されるようなことがあったら、そのまま帰ってきなさい」と言ってくれたのが、心強くありがたかったです。
 サプリメントや健康食品についても、高額すぎず、副作用のない範囲であれば、どんどん試すことを推奨してくれました。
ぜひ、一緒に悩んでくれて、わかってくれるお医者さまを探してください。大きな病院ではなく、ご近所の、町の小さな診療所などなら、いると思います。
(今回は、宣伝と思われる部分は書かないようにしてありますので、爪の検査や、簡易ホールボディカウンターの医院などは、ご興味のある方は検索してみてください。強くお勧めするものではありません)
 もし見つからなくても、あきらめないで、あれこれ試してみてください。
 少なくとも、デトックスすることは、健康な生活のために、無駄にはならないと思います。みんなでがんばっていきましょう。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 「体調と対策メモ」は以上です。本当に詳しく、丁寧な文章をありがとうございました。
 この方は「気にしすぎの健康食品マニア」などではありません。
 「何も手を打たずに、自分の体調に不安を感じながら、日々をすごすよりは、何かしたほうがいいんじゃないかとも思います。」←この姿勢が大事です!!!

 サイト「みんなのカルテ」もご紹介しましたが、震災以降、症状が出ている方は、この方のようにできるだけ詳しく記録されることをお勧めします。
 もし病院で血液検査を受けたり、職場で健康診断を受けたりした場合も、必ず結果を保管してください。将来何かの医学的な判断に役立つ証拠になるかもしれません。

 それから本文中の「環境不適応症候群」って何だ? と思われた方もいると思いますが、一言で言えば放射能と重金属が体内で結合し、非常に有害な影響を健康に与え、それによって出てくるさまざまな症状の総称のことです。
 環境不適応症候群についてはこちらの記事をご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/6a265307fac3231c6bb956355c0382f2


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 この体調と対策メモの続報 第2回目はこちらです。
 こちらもぜひご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/ad35361e4bb057209f45ea6e495feee7