ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2023年1月11日。ウクライナ侵攻から323日目

2023-01-11 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年1月11日。

 ベラビア航空は、CFMインターナショナルが製造したジェット機用エンジンを今月24日オークションにかけて売却する方針です。
 これって、ベラビア所有のジェット機をばらして、売れる部品は中古として売る(利益にする)ということですね。だれが(どこの国が)買うのでしょう。ロシアだとすると、ロシア保有のジェット機のためにベラルーシ保有のジェット機がバラされているような印象を受けます。

 ロシア大統領は今日、政府の会議にオンライン参加しました。そこでのマントゥロフ副首相兼産業商務相との会話。軍用機を早く調達せよと命令されて、
「作業は順調に進んでいます。」
と答えると、
「ふざけているのか。契約がないのは知っている。いつできるのか。」
「3カ月で完了します。」
「何の話だ。状況を理解していないのではないか。1カ月以内に終わらせてほしい。」
 ・・・相当焦っていますね。


 ラトビアはベラルーシとの協定で入国と出国、ビザ取得、滞在登録の手続きを相互に優遇する協定を今年9月21日に停止することを決定しました。ちなみに現時点ではラトビア人はベラルーシにノービザで入国できます。


 IAEA事務局長は、来週ウクライナを訪問する予定で、その後ロシアへ行きます。ロシアでは大統領に直接合いたいと希望しています。
「ウクライナの原発への攻撃は日常化しています。これは常軌を逸しています。私は国連安全保障理事会の会合で、彼ら(ロシア軍)は火遊びをしていると言いました。このままでは核の事故が起こってしまいます。事故は回避しなければなりません。」
とも発言しています。


 ロシア民間軍事会社ワグネルはウクライナ軍との激戦が続いてきたドネツク州の都市ソレダルを同社の部隊が制圧し、掃討戦を開始したと主張しました。ウクライナ軍はもちろん否定。ただ撤退の可能性は示唆しました。


 ロシア国防省は今日、ウクライナでの「特別軍事作戦」を統括する総司令官に、軍制服組トップのワレリー・ゲラシモフ参謀総長を任命したと発表しました。今度、戦果を上げなかったら、ロシア軍上層部はどうなることか。