ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

豊橋市民文化会館「世界の子どもの本」展「おりづるの旅」感想画

2022-12-01 |   おりづるの旅
 ハーモニー絵画教室の生徒さんたちが描いた絵本「おりづるの旅」の感想画、すでに日本へ贈られていますが、この絵本の作者であるうみのしほさんの手元で大切に保管されています。
 12月1日から豊橋市民文化会館で「世界の子どもの本」展が始まりました。
 その中の「おりづるの旅」コーナーで、ベラルーシの子どもたちの感想画も展示されました。
 ベラルーシの子どもたちは平和を愛しているのだと、日本の皆様に感じてほしいです。
 それにしても、子どもの本の世界には国境はないですね。

「おりづるの旅」平和の授業 NHK名古屋

2022-10-11 |   おりづるの旅
 10月11日にNHK名古屋局のニュース番組「まるっと!」で「おりづるの旅」の作者うみのしほさんが20年間続けている平和活動について紹介されました。
 番組の中で、ベラルーシの絵画教室ハーモニーの子どもたちが描いた作品も紹介されました。
 平和教育授業の中で、うみのさんがベラルーシのことも日本の子どもたちに紹介してくださっていることが分かります。
 今まさにロシアとウクライナの戦争にベラルーシが巻き込まれ、多くのベラルーシ人も運命が狂わされようとしています。ウクライナ人はもっと苦しい時間を過ごしています。日本にも全く影響がないわけではなく、世界は離れていてもどこかでつながっているように感じます。

 NHKのリンク先はこちらです。

 視聴できる期間に期限があるそうなので、早めにご視聴ください。

 

おおぶ文化交流の杜図書館【世界に広がったサダコ・オリヅル 世界の児童画・写真展】

2022-08-01 |   おりづるの旅
 広島の原爆記念日である8月6日に、おおぶ文化交流の杜図書館で文章講座【世界に広がったサダコ・オリヅル うみのしほさん講演会】が開催されます。
 現在、参加者を受付中です。詳細はHPを御覧ください。
 
 並行して7/28(木)~8/14(日)まで同館グループ室2にて、文章講座【世界に広がったサダコ・オリヅル 世界の児童画・写真展】が開催中です。入退出自由。
 ここでベラルーシ児童が描いた、絵本「折りづるの旅」感想画が再び展示されます。
(2017年の展示会についてはこちらです。)

 ウクライナ侵攻について、国としてはベラルーシはロシアに加担していますが、ベラルーシ人の子どもは平和を望んでいることをこの機会に日本の方々にも知ってほしいです。
 

バラノヴィチ図書館へおりづるの旅 4

2019-10-19 |   おりづるの旅
 ベラルーシは日本からは離れてはいますが、平和を望む気持ちは人種は関係なくみんな同じですね。
 禎子さんは戦争の犠牲者となり、おりづるに託した健康への願いは叶いませんでしたが、時間も距離も越えて、ベラルーシの人々にも思いが伝われば・・・とバラノヴィチの中学生のみなさんが笑顔で作った折り鶴を見ながら願いました。 

 バラノヴィチ図書館へのおりづるの旅については、この図書館のフェイスブックでも紹介されています。
 リンク先はこちらです。

バラノヴィチ図書館へおりづるの旅 3

2019-10-19 |   おりづるの旅
 「平和を守りたいと思った人は折り紙の鶴を作ってみましょう。」と声をかけ、みんなで折り鶴を作りました。
 鶴でなくても折り紙を作ったことのある子は、スムーズに折っていましたが、慣れてない子は遅れがち。でもできる子が手伝ってみんな仲良く完成させることができました。
 担任の先生も折り鶴ができたとき、とても喜んでいました。

 その後、チロ基金支援者の方からの日本のお人形、うちわなどの寄贈もしました。バラノヴィチ図書館の外国文学コーナーの中に日本コーナーを作ってもらえると思います。
 それから、恒例行事になった、参加者の皆さんのお名前を日本語で書いて個々にプレゼントしました。
 他にも「『宇宙』と日本語で書いて!」とお願いされ、みんなの好きなものをリクエストにお応えして日本語で書きました。
 日本語に興味を持ってくれるバラノヴィチっ子が現れたら嬉しいです。
 この図書館では英語講座、中国語講座、スウェーデン語講座など、さまざまな外国語が学べる場にもなっています。
 ベラルーシの図書館は、このような活動をしているところが多いですね。
(日本文化情報センターが入っているミンスク市立第5図書館では、必然的に日本語を教えています。)

 単に本の貸し出しや保管をするだけではなく、市民の気軽なカルチャーセンターとしての役割も担っているところがベラルーシの図書館の進む方向なのでしょうね。
 (そのあたり、日本文化情報センターとしては大いに利用しております。) 

バラノヴィチ図書館へおりづるの旅 2

2019-10-19 |   おりづるの旅
 ベラルーシの子どもたちからすれば、広島の原爆の話は、遠い国の昔の話のように感じると思うのですが、絵本は視覚的に印象を与えるようで、みんな真剣に話を聞いてました。(日本の学校の運動会のシーンの絵にも驚いていましたが、文化の紹介という面で絵本は有効ですね。)
 ベラルーシの中学生は禎子さんの運命に大変同情していました。

 このお話会では簡単なあらすじしか紹介できませんでしたが、この絵本はこの図書館の外国文学コーナーの所属文献になっているので、後日改めて興味の出てきた子どもは絵本を読みに来るでしょう。また司書の方も平和教育の一環で活用していくと話してくれました。
 

バラノヴィチ図書館へおりづるの旅 1

2019-10-19 |   おりづるの旅
 2019年10月19日、バラノヴィチ市立中央図書館をおりづるの旅へ行ってきました。
 この図書館では新美南吉「ごんぎつね」のお話会をしたり、茶の湯なども実施したことがあり、絵本「おりづるの旅」もすでに郵送して寄贈していました。
 しかし、実際に私が現地を訪れ、直接来館者のみなさんとお話をしたり、折り紙をワークショップをしたりするほうがよいので、スケジュールを調整してようやく再訪することができました。
 
 まず近くの中学校1年生のみなさんと担任の先生、保護者の希望者などおよそ20人が、日本人(私)の到着を待っていました。(日本から来たわけではなく、ミンスクから来ているのですが、後で「本当の日本人ですか?」と質問されました・・・。)

 
 

 

豊橋児童絵画展がミンスクで開催 5

2019-09-20 |   おりづるの旅
「私たちは橋をかける」展のポスターです。
 (よく見ると、日本語のロシア語表記に打ち間違いがあるのですが、それぞれの作品に付けられていた、作者の名前、学年、タイトル、所属スクール名のロシア語表記には間違いはありませんでした。)
 やはり、この赤い太鼓橋、菖蒲の花や漢字を見ると、「日本の絵だなあ。」とベラルーシ人は感じるようです。
 ポスターの下のほうには、9月9日にハーモニー絵画教室のエレーナ先生と生徒さんたちが茶の湯に参加されていたときの写真も使われていて、嬉しかったです。
 日本とベラルーシを子どもの絵でつなぐ子ども絵画展が6月に豊橋市で開催されたときに「日本とベラルーシをつなぐ会」代表から送信されていた、絵画展準備の様子の写真もポスターの一部になっていました。また絵本「おりづるの旅」を最初に寄贈してくださった広島のS様がハーモニー絵画教室を訪問されたときも写真も。
 二つの国、二つの民族の交流を価値あるものとして見てくださっているから、このようなデザインのポスターになったのだと思います。
 エレーナ・ブラト先生、ありがとうございます!
 豊橋のみなさんにも、心を込めて描いた絵がちゃんとミンスクで展示され、ベラルーシの子どもたちに喜ばれていることを、ここでお伝えいたします。
 また、今回の絵画展のためご尽力くださった「日本とベラルーシをつなぐ会」代表の神野志穂子様、豊橋のアートスクール「クレヨン」と「ぱれっと」、ASANOインターナショナルバレエの先生方にも感謝申し上げます。

豊橋児童絵画展がミンスクで開催 4

2019-09-20 |   おりづるの旅
  オープニングセレモニーに来てくださったハーモニー絵画教室の生徒さん、エレーナ先生と記念撮影しました。
 みんなきっと日本に興味を持ってくれたと思います。子どもたちの驚きの表情、笑顔がとても良かったです。
 このような形で日本とベラルーシが文化交流できるなんて、貴重な機会ですね。
 また今回のように一つの場所でこれだけ多くの日本人児童の絵画作品が紹介されるのは、ベラルーシ史上初めてではないか、とマスコミ関係者の方も話していました。
  

豊橋児童絵画展がミンスクで開催 3

2019-09-20 |   おりづるの旅
 展示会場内には、画像のようにこれまでのハーモニー絵画教室と豊橋、そして広島「おりづるの旅」の交流が紹介されるコーナーもありました。
 コーナーの左上にスペースがありますが、これはパソコンを置くための場所だそうです。
 今回プリンアウトされなかった他の作品もデジタル画像で、スライドショーとしてスクリーン上で発表する予定だそうです。
 豊橋の皆さんの作品が全てミンスクで紹介されることとなり、本当によかったです。エレーナ先生とスベートチ青少年教育センター長の心遣いに感謝ですね。
 

豊橋児童絵画展がミンスクで開催 2

2019-09-20 |   おりづるの旅
 画像のようにハーモニー絵画教室の生徒さんのほか、保護者の方々、スベートチ青少年教育センターの先生方も興味津々で、日本の子どもの描いた作品を見ていました。
 数多くの作品の中からどれをプリントアウトするのか、エレーナ先生はとても迷ったそうです。
 どの作品も甲乙つけがたく・・・といった心境だったと思います。
 選び方について、エレーナ先生にお話を伺うと、とりあえず「生活」「動物」「人物」「乗り物」「ユーモア」・・・というふうに先生なりにジャンル別をして、その中から2、3点ずつ選んだそうです。
 その際もやはり、日本人の子どもの生活が分かるものや、ベラルーシではあまり描かれないものを、ベラルーシの子どもたちに見ることを勧めたい、と言う理由で選んだと話していました。
 展示会にはベラルーシの児童雑誌の記者も取材に来ており、一輪車や恐竜の絵など、ベラルーシ人の子どもはあまり描かない題材に驚いていました。
 確かにベラルーシでは一輪車は子どもが習うものではなく、サーカスの曲芸師やピエロが乗っているものというイメージが強いです。
 恐竜の絵などはベラルーシ人の子どもでも喜んで描く子がいそうですが、もっと身近な実際に家で飼っているペットのほうに意識が行くのでしょうね。`(それと恐竜は龍とは別物ですが、あまりドラゴンのイメージはベラルーシ人の間ではよくないですね・・・キリスト教圏なので。だから恐竜に人気がないのかなとも思いました。)

 それと描かれている人物(日本人)の髪の毛と目がほぼ全員黒く塗られていると言うことにも、異国情緒を感じたようです。
 日本人の私からすれば、当たり前のことなのですが、やはり外国の人から新鮮な観点で、日本の絵画作品を鑑賞してもらうのはいいことですね。

豊橋児童絵画展がミンスクで開催 1

2019-09-20 |   おりづるの旅
 今年の6月、豊橋市ココニコ で豊橋市の児童とミンスク市の児童の合同絵画作品展「日本とベラルーシをつなぐ絵画展」が開催されました。
 終了後、豊橋の児童の皆さんが描いた作品は、デジタル化され、ミンスクのハーモニー絵画教室へ寄贈されました。
 ハーモニー絵画教室では、多くの作品の中から、約40枚を選び、プリントアウトして、ハーモニー絵画教室が付属しているスベートチ青少年教育センター内のギャラリーで展示することになりました。
 9月20日にオープニングセレモニーが行われましたので、招待された私も出席しました。
 絵画展の名称は「私たちは橋をかける」です。豊橋の地名にぴったりですね。
 画像はオープニングセレモニーの案内ポスターです。
 この鳥居はハーモニー絵画教室のエレーナ・ブラト先生が描いたものですが、その下の馬は豊橋側の作品の一つに描かれていた馬をエレーナ先生が、真似して描いた(デザインとしてモチーフを採用した)ものです。
 絵画展は「ベラルーシ人の目から見て、このようなテーマや題材が関心を持たれるのだな。」と大変勉強になりました。

「ベラルーシからありがとう こども絵画展」が東日新聞で紹介されました

2019-08-26 |   おりづるの旅
 現在豊橋市内で開催されている「ベラルーシからありがとう こども絵画展」が東日新聞(2019年8月26日付)で紹介されました。
 ネット上でも記事と画像を読むことができます。
 リンク先はこちらです。

子どもたちの感想画など40点
来月5日まで名豊ギャラリー/児童文学作家・うみのしほさん「ベラルーシからありがとう こども絵画展」


 私は会場に足を運ぶことができないのですが、会場の写真もうみの様から送っていただき、様子がよく分かりました。
 とても広々とした会場で、ベラルーシらしい絵画を中心に展示されています。とても嬉しいです!
 ハーモニー絵画教室の生徒の皆さんの作品だけではなく、日本文化情報センター日本語教室の生徒、リタさんの墨絵や、ベラルーシの最年少作家、ソフィア ヴォルサのデビュー作品日本語訳も会場で読めるようにしてくださっています。きめ細かいご配慮、深く感謝申し上げます。

 絵画展は来月5日まで開催されていますので、ぜひご来場ください。

「ベラルーシからありがとう こども絵画展」

2019-07-31 |   おりづるの旅
 先月、豊橋市内で日本とベラルーシの児童の絵画作品が展示されましたが、再び豊橋市内で、ベラルーシの子供達の絵画展が開催される運びとなりました。

 「ベラルーシからありがとう こども絵画展」
 
 8月20日から9月5日まで。
 午前10時から午後5時まで。日・祝 休館。
 入場無料。
 会場はSALA中部ガス名豊ギャラリー(開発ビル9階)です。
 2年前に同じ会場でさだこ・おりづるの旅/児童画・写真展が開催されました。リンクはこちらです。このサイトに会場のご案内もあります。

 この場所からベラルーシの子どもたちの絵画作品の紹介、そして豊橋とベラルーシの交流が始まりました。
 全ては「おりづるの旅」の作者、うみのしほ様のご尽力のおかげです。
 ココニコ での絵画展が見られなかった方、新たにベラルーシに興味を持ってくださった方、ぜひ会場にお越しください! 

「日本とベラルーシをつなぐこども絵画展」お知らせ

2019-06-19 |   おりづるの旅
 すでに簡単にお知らせしていましたが、6月18日から23日まで豊橋市こども未来館ココニコで「日本とベラルーシをつなぐこども絵画展」が開催されます。
 ココニコのサイトはこちらです。

 この絵画展開催のために「日本とベラルーシを子どもの絵でつなぐ会」が立ち上げられました。
 代表は神野志保子さん。絵本「おりづるの旅」の作者でもあります。
 おかげさまで素晴らしいご縁がベラルーシと豊橋の間にできました。二つの民族の心をつなげてくれました。

 ほかにも豊橋在住の方々のご協力のおかげで、今着々と絵画展の準備が進んでいます。
 ベラルーシのことについてよく知らない日本人が多いので、ベラルーシについての説明パネルまで展示してくれるそうで、絵画だけではなく、国際的な理解を深める場にもなる予定です。
 ベラルーシについての日本語による情報提供、そしてベラルーシの子どもたちの作品を日本語教室の生徒3名が、豊橋まで持参して手渡したということで、日本文化情報センターが協賛となっております。後援してくださっている豊橋市にも感謝申し上げます。
 開催が今から待ち遠しいです。豊橋市民の皆様はベラルーシの子どもの絵を見てどんな感想を持つかな・・・マイナー国のベラルーシが豊橋で急に知名度の高い国になりそう・・・などと想像ばかりしています。
 作品を描いたベラルーシのハーモニー絵画教室の生徒さん、そしてエレーナ先生も絵画展が始まる前から大喜びで、豊橋の皆様に感謝の言葉でいっぱいで、あることをここでお伝えしておきます。このポスターの絵にはハーモニー絵画教室の生徒の皆さんが描いた絵が使われています。

 豊橋市、そしてお近くにお住いの皆様、ぜひ絵画展にお越しください!
 
 
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 訂正です。
 この記事に添付していたポスターの画像ですが、鑑賞可能な時間帯について、訂正事項がありましたので、正しい画像と差し替えました。
 鑑賞できる時間は、午後9時までです。
 夏至の季節、日が長くなっていますから、午後9時まで鑑賞できるなんて、喜ばしいことですね。ゆっくり子どもたちの絵が見られますね。

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 早速絵画展について、東日新聞で記事になりました。
 リンク先はこちらです。