ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

日本文化情報センターの活動「第17児童図書館で日本文化の紹介」

2011-02-23 | 日本文化情報センター
 2月24日にミンスク市立第17児童図書館で日本文化の紹介をしました。
 ミンスクでは開設順に図書館に番号がつけられており、この児童図書館は17番目に開館した、ということになります。そしてこれが一番最近開設された児童図書館なのです。
 この図書館はミンスク市内でも新しいベッドタウンの中にあり、住民は若い世代が多いそうです。当然子どもの数も多く、児童図書館も来館者数が多く、活気がありました。
 この中でも、特によく本を借りに来る子どもだけ入会できる「ベスト来館者」の会があり、月に1回、いろいろなテーマで集まりをしているそうです。
 その中でも女子中学生の会員が日本の文化をテーマに今回集まることになりました。このようなわけで、私が第5児童図書館から、出張してきたわけです。
 もともと本好きの子どもが集まったため、好奇心旺盛で、真剣に話を聞いてくれました。女の子ばかりだったので、ひな祭りの話を多くしたのですが、質問攻めに遭いました。特にひな人形セットが今、日本でいくらぐらいで売られているのか、話したら、「高い!」とびっくりしていました。
 日本人としては、昔はもっと素朴な物で、自分で手作りしていたひな人形だったはずが、いつの間にか、贅沢な商品になっているのが、少々残念です。
 みんなで折鶴も作ってみたところ、全員上手にできました。日本製のきれいな紙で、とても喜んでいました。
 画像は記念撮影したものですが、小学生も何人か混ざっていますね。
 また、他の児童図書館からでも、お呼びがかかったら、喜んでお手伝いしたいと思いました。
  
 
 

 

「十二支のはじまり」の絵 (その3)

2011-02-02 | 日本文化情報センター
 これは劇の最後のシーン、猫がねずみを追いかけるシーンです。猫もねずみもかわいらしいですね。(追いかけっこをしているのに、ほほえましい・・・。)
「それからというもの、猫はねずみを追いかけるようになりましたとさ。」
というオチが、絵本などには書いてあるのですが、劇では上手に伝わるかな? というところです。
 
 子どもたちが演じる「十二支のはじまり」もすてきなのですが、描かれたタイプの物も、新鮮で新しい世界を見させてもらったな、と思います。ベラルーシ人には感心することしきりです。
 「脚本に忠実に!」とか「完璧に日本風にしてください。」というのではなく、ベラルーシ人側のとらえ方や、新しいアイデアを加えてもらうほうが、私としてはうれしいですね。

「十二支のはじまり」の絵 (その2)

2011-02-02 | 日本文化情報センター
 これは「犬猿の仲」の由来となった場面の絵です。動物にお国柄(ベラルーシカラー)が出ていると思いませんか?
 

「十二支のはじまり」の絵 (その1)

2011-02-02 | 日本文化情報センター
「十二支のはじまり」に音楽。そして「お正月」でもご紹介しましたが、脚本「十二支のはじまり」に第17番ギムナジヤの生徒さんのお母さんが、絵をつけてくださいました。
 とてもたくさんの絵を描いてくれていて(何せ、動物がたくさん登場する劇なので。)それを組み合わせたうえに音楽と効果音、生徒さんが話しているセリフが録音されています。
 このような形での作品なのですが、残念なことにこのブログに投稿することができませんでした。
 とにかくその絵の一部だけでも、と思い、3点のみですが、ご紹介します。
 これは大晦日に集まった動物たちです。
「元旦に早くやってきた12匹の動物に12の年を与えるぞよ。」
という神様のご神託を聞いているところです。(居眠りをしている猫以外・・・。)
 ちなみに、神様の姿そのものは描かれておらず、塔(寺院みたいですが。)の中から声が聞こえてくる、という神秘的な設定にしてあります。

「十二支のはじまり」脚本が教育専門誌に掲載されました。(その2)

2011-02-02 | 日本文化情報センター
 この画像はベラルーシの教育誌「パチャトコーヴァヤ・シコーラ」に掲載された「十二支のはじまり」の脚本の一部と、ミンスクの学校、第17番ギムナジアの生徒さんが作曲してくれた作品のうちの一つ、「神様の塔」の楽譜です。
 この劇のためにつくられた楽曲と効果音はとてもたくさんあるのですが、そのうち3つの作品の楽譜が掲載されました。
 それにしても、作曲した生徒さんたちの年齢は10歳、小学4年生です! この年で作曲ができるというのが、すごいですね。これもコロトキナ先生の指導の賜物でしょう。
 この学校のHPはこちらです。ロシア語のみですが、生徒さんの画像がたくさん見られるページがあったので、リンクしておきます。画像だけで、音楽が聞こえてくるわけではないのですが、何だかすごい、と思ったのは私だけ?

http://www.gymn17.minsk.edu.by/main.aspx?uid=61736