ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2021年9月30日。ポーランド・ベラルーシ国境地帯

2021-09-30 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2021年9月30日。紅葉が美しい季節になりました。

  ベラルーシ大統領はCNNのインタビューを受けました。その中で、
「ベラルーシがロシアの一部になることは馬鹿げた話だ。」
と述べました。
 ロシアにベラルーシが吸収される、あるいはロシアがベラルーシ領をロシア領にしようと狙っているというのは西側諸国の幻想で、二国間が協力し合うほうが、単一の国より賢明だとも説明しました。
 協力とは、西側諸国との戦争を前提として話しています。
 また、歴史的にベラルーシはロシアの前哨基地に当たり、今でもその役割がある。ここ一ヶ月以内にベラルーシ軍は前哨隊を立ち上げる予定だ、とも述べました。


 ポーランドとベラルーシの国境で313回の不法入国が記録されました。そのうち5人がポーランド当局により、拘留されましたが、内訳はイラク人4人とイエメン人1人で、それ以外は入国できずベラルーシへ追い返されました。 
 今年は、主にイラクから数千人の難民がベラルーシとの国境を越えてリトアニア、ラトビア、ポーランドに不法入国しました。
 ポーランド当局によると、8月以降に入国を阻止した移民は8200人に上り、そのうち1200人が入国したものの身柄を拘束されたと発表しました。
 また今年の初めから9月にかけて8000人以上がベラルーシからポーランドに不法入国にしようとし、そのうちのほぼ4000人がポーランド側に入りました。
 ポーランドに入国した難民はすでに約1万2千人です。

 最近気温がやや上がったものの、夜間は冷え込み、命の危機があります。NGO団体が人道危機を警告し、難民に医療支援を提供する許可を求めています。ベラルーシ領側では、救急隊員がいつでも応急措置をする体制です。
 
 さらにポーランド当局は、ベラルーシとの国境沿いに集まった難民に越境を思いとどまらせるため、この一帯に存在する外国の携帯電話番号に宛てて「帰れ」と警告するテキストメッセージを一斉送信しました。
 メッセージには「ポーランド国境は封鎖されている。ベラルーシ当局は、あなたにうそを教えた。ミンスクに帰れ!」と書かれていました。今月28日だけで約3万1000件のメッセージが送られましたが、国境地帯の外国の携帯電話番号なので、難民ではない人にもこんなメッセージが届いているかも知れません。ポーランド側は国境地帯にNGO団体関係者やジャーナリストが接近するのも禁じています。

 メッセージに添えられたリンク先のウェブサイトには、不法入国すれば「投獄される恐れがある」との警告文が、英語、フランス語、アラビア語、ロシア語、ポーランド語で記載されているそうです。
 はい、これで前もって言っておきましたよ、それでも不法入国するなら勾留、あるいはベラルーシ側に追い返しますからね、と言っているようです。
 難民の間でネットワークがあると思うのですが、ベラルーシ経由でポーランドなど隣国に入国するのはよい方法ではない、という情報共有はされていないのでしょうか。分かっていたら、まずベラルーシを目指して来ないと思うのですが。

ベラルーシのコロナウイルス感染者538086人。死者数4143人

2021-09-30 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2021年9月30日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は538086人になりました。1日の新規感染者数は1989人で過去最多タイです。一方で新規検査数は36760件と過去2番目の多さです。

 死者数は4243人です。

 518715人が回復しました。

 849万件を越える検査数となりました。

 161万人が2回目のワクチン接種を終え、全人口に対して17%の割合となりました。

 我が家の娘も今日ワクチン接種1回目を終えました。受けたのは大学内に設置された会場。ロシア製のワクチンか中国製のワクチンか選ぶことができました。
 学生のほとんどが中国製を選んでいます。理由は中国製のワクチンを接種しているほうが、入国を認めている国が多いからだそうです。
 中国製のワクチンのほうが副反応が出にくいという点でも人気です。
 娘は副反応も少し腕が重いだけで、特に何もないと話しています。
 


2021年9月29日。発砲事件 

2021-09-29 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2021年9月28日に起きた事件です。最初このニュースを聞いたとき、私は意味がよく分からなかったのですが、一日経過して詳しい続報が入ってきたので今日投稿します。

 男性(31歳。IT企業勤務)が、KGBからテロを計画している容疑をかけられました。その男性が妻と暮らすアパートにKGB担当官が家宅捜査に来ました。KGB側は7人で、一人が階段に上がって家宅捜査の様子を撮影していることが分かります。撮影された映像はベラルーシ政府側のメディアにより公開されましたが、少々おかしな点があります。それについては後述します。

 KGBの捜査官が撮影した映像によると、捜査官の一人がドアの前で、
「警察だ! ドアを開けろ。3回数えるからその間に開けなかったら、このドアを壊す。」
と前置きします。しかし、ドアは開きませんでした。
 アパート内部では、31歳男性が猟銃を手にしていました。しかもこの男性は玄関近くにビデオカメラを設置して、自分が猟銃を持っている様子を撮影していました。さらに男性の妻は自分のスマホを使って動画撮影をしていました。
 つまり3台のカメラで撮影していたということです。
 
 KGBは男性が応答しないので、「1、2、3」と数えますが、その時点で警棒でドアをドンドンドンと3回叩いているのです。
 男性側ビデオにはその音が録音されていました。
 男性がドアを開けないので、KGBはハンマーやグラインダーを使ってドアを破壊しました。(もしかすると男性側ビデオに録音されているのはドアを破壊するときの音かもしれません。)

 そしてドアが壊れると、KGB捜査官は「手を上げろ!」と言いながら一斉に内部になだれ込みました。
 男性側のビデオ映像では、複数回猟銃が発射されている様子が写っています。
 一番手前にいたKGB捜査官(数を数えながらドアを警棒で叩いていた捜査官)に命中し、廊下に座り込んだ状態に。
 他の捜査官も、銃を持っているぞ、とばかりに(自分の身を守るという意味でも)ピストルで家の内部のほうをどんどん撃ちますが、男性が倒れるようすなどは写っていません。
 そして他の捜査官が怪我をした捜査官を引きずって、アパートの外に出す様子が撮影されています。もちろん床には血が流れています。
 捜査官に向かって発砲した男性もKGB側から撃たれて死亡。男性の様子は写っていません。しかし、この男性の妻がスマホを持ったまま、玄関を覗き込んだりうろうろしているのです。玄関にはKGB捜査官たちがピストルを手に家の内部を狙っているのに。
 私だったら危なくて、玄関のほうへ行こうとしないし、撃たれた夫に救命措置をしようと夫のところにしゃがみ込むと思います。
 それなのにこの男性の妻はスマホを持って玄関のほうをぴょこんと覗き込んだりしていて、とても違和感を感じました。何か言っているのですが、私には聞き取れませんでした。
 
 撃たれたKGB捜査官は病院に運ばれましたが、そこで死亡しました。
 ベラルーシ内務省、大統領も遺族にお悔やみの言葉を述べ、遺族(妻と幼い子供)にお見舞金が支給されるそうです。

 男性の妻は身柄を拘束され、取調べ中ですが、証拠品として押収されたはずのスマホの中の動画は公開されていません。
 男性が設置していたほうのカメラの映像は、(おそらく部分的に)編集され、KGB側が撮影していた映像といっしょに編集されました。
 こうして事件の舞台になったアパートのドアの外側と内側を撮影した映像が混ぜ合わされて、1本の動画になり、それがベラルーシ国営メディアのサイトで公開されています。
 撮影者が別々なのに、どうして映画みたいに編集したのでしょう? 編集して1本の動画にするなら、男性の妻のスマホから取り出した映像もいっしょに編集すればいいのにそれはしていませんね。でもちゃんと撮影していたのかも疑問です。

 男性側が撮影していたビデオでは、猟銃が発射されているものの、猟銃を持っている手しか写っておらず、男性の顔や体は、撮影できる角度の範囲外に出ています。
 この男性所有の猟銃で発泡したのは本当に男性なのか・・・という疑問も出てくると言えば出てきます。
 いや、状況からしてこの人が撃ったんでしょう、と思われますが、最初この男性の家の内部が写った映像では、窓のカーテンが閉まっているのに、発砲したときの映像ではカーテンが開いているのです。この部屋(男性が猟銃を手に待ち構えていた部屋)には壁掛けテレビがあって、よく見ると男性の妻が窓を開けようとしている様子が鏡のように写り込んでいます。
 男性の妻が今にも銃撃戦が始まるかもしれないそのときにカーテンを全開して窓を開けたのはどうしてなのでしょう。助けを求めるため? スマホで動画撮影しながら?
 
 さらにこの動画を見た銃の専門家は、男性が猟銃を発射した後、銃口から煙が出ていないことを示唆しました。
 ただ、周囲が明るいと煙は撮影してもうまく写らないときもあるそうです。カーテンを開けたから部屋の中が明るくなって、煙が写っていないように見えるということでしょうか。

 事件の詳細がより明らかになったものの、違和感の多い事件です。
 特に男性の妻は、私の目から見てとてものんきに動画撮影しているように見えます。またちゃんと撮影していたのかどうかも疑問です。
 そしてやっぱり猟銃で殺人をしてはいけないですよ。よっぽど家宅捜査されたくなかったのかもしれませんが、だからと言って捜査官の一人を射殺して、家宅捜査されなくなるなんてことはないのに。
 この男性の判断も私には理解できないです。
 ヤケを起こしたのか知れませんが、私なら妻の身の安全は優先しようとするでしょう。
 あるいはこの男性の妻もテロ計画に大きく加担していたのかもしれません。

 先陣を切った捜査官は運悪く死亡してしまいましたが、一人暮らしのおばあさんの家ではなく、テロリストの疑いがある人物の自宅(テログループのアジトになっている可能性もある家)に乗り込むのですから、KGB側も捜査官に防弾チョッキを装備させてあげていたら死なずに済んだのに・・・と思いました。

ベラルーシのコロナウイルス感染者53万6097人。死者数4129人

2021-09-29 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2021年9月29日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は536097人になりました。1日の新規感染者数は1993人で前日とほぼ同数です。しかし新規検査数は37432件と過去最多記録更新しました。

 死者数は4129人で、新規死者数は15人で過去最多記録タイです。1日に5人ずつ、10人ずつ亡くなっていた時期と比べると死亡率が高くなったのが第4波の特徴かと思います。

 517325人が回復しました。

 846万件を超える検査数となりました。
 

 

2021年9月28日。死刑制度

2021-09-28 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2021年9月28日、ベラルーシ大統領は、国民の多くが死刑制度を残すことを求めていると信じている、と発言しました。
 ベラルーシはヨーロッパで唯一、死刑制度が残っている国です。
 日本も同じで日本国民の多くが死刑制度を保持することに賛成していると思います。こんなところに共通点がありましたね。

 更生施設に収監されたババリコ氏の弁護士が面会後、ババリコ氏の様子について語りました。
 まず、ババリコ氏に支援者や家族が送った手紙はこの1週間、一通も届いていない。
 ババリコ氏は懲役を課せられており、パンを焼く仕事をしているが、作業場は換気が悪く高温で、健康に悪影響を及ぼしそうだ。
 休憩時間での、屋外での運動が最近禁じられた・・・そうです。新鮮な空気も吸えないですね。

 


 
 
 
 

ベラルーシのコロナウイルス感染者53万4104人。死者数4114人

2021-09-28 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2021年9月28日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は534104人になりました。1日の新規感染者数は1955人で昨日とほぼ同数です。ところが新規検査数は10387件と昨日の約半数です・・・。

 死者数は4114人です。

 516030人が回復しました。
 
 842万件を超える検査数となりました。

 
 ワクチン接種は人口の○○%が2回目を終えました、というこのパーセントが1パーセント増えるのに9万人は接種しないといけない計算ですが、なかなか進んでいません。
 日本のほうがよっぽど接種率が高いです。
 またベラルーシでは3回目接種の話はまだ出ていません。
 

2021年9月27日。晴れたり曇ったり

2021-09-27 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2021年9月27日、晴れたり曇ったりの一日でした。
 
 ベラルーシとの国境地帯に非常事態宣言を出しているポーランド。
 一方でベラルーシ大統領は国境地帯での難民の(ポーランド側の対応による)状況は災害レベルと述べました。
 ポーランドは緊急事態宣言の期間の延長を発表しました。

 家族連れでベラルーシの国境を超えてポーランドへ塀を乗り越えて行こうとする難民。
 怪我をしたので、ベラルーシ国境警備隊に保護され、グロドノ州立こども病院に難民の子どもが入院して治療を受けています。
 イラクやコンゴから来た難民だそうです。
 怪我だけではなく、コロナウイルスに感染して、隔離される子どももいます。

 
 ベラルーシ大統領は年金の支給額を上げることを述べました。
 
 明日からまたガソリン代が値上げされます。

 
 
 
 

ベラルーシのコロナウイルス感染者53万2149人。死者数4102人

2021-09-27 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2021年9月17日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は532149人になりました。1日の新規感染者数は1946人で昨日とほぼ同数ですが新規検査数は大幅に減って19603件です。

 死者数は4102人です。

 514561人が回復しました。

 841万件を超える検査数となりました。

 ミンスクでは、複数のショッピングセンター、地下鉄の駅でもワクチン接種が始まりました。

2021年9月26日。ようやく晴れ

2021-09-26 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2021年9月26日、久しぶりに今日は雨が降りませんでした。

 リトアニアの首都ビリニュスで私立のベラルーシ人学校と幼稚園が開校しました。
 リトアニアに移住したベラルーシ人は大勢いますが、家族ぐるみで出国し、その子どもがロシア語とベラルーシ語で教育を受けられるよう開校したそうです。
 私立の学校なので、授業料年間5000ユーロを払わないといけないそうです。
 経営者はベラルーシ国内で私立の学校経営をしていたビジネスウーマンです。
 この私立の学校の分校扱いで、授業はベラルーシ語とロシア語で行われます。教師は全員ベラルーシ人で、ベラルーシを出国した人たちの再雇用先にもなっています。まだ生徒の数はとても少ないそうですが、親の都合でリトアニアに引っ越した子どもの転校先が、リトアニア人ばかりの公立学校で、リトアニア語で授業をしているのであれば、ベラルーシ人の子どもは勉強についていくのが大変でしょう。
 
 またベラルーシ国内では私立の学校が思想教育を行わないことについて、私立学校を卒業しても義務教育を受けた扱いにされない、つまりベラルーシの大学資格を得られないという法律に変更されたので、私立学校は生徒の数が減ることによって閉校されてしまうかもしれない危機にいさらされています。
 リトアニアに私立学校の分校を開校したこのビジネスウーマンですが、このような形でビジネスを繋げていこうとしているのでしょう。
 なかなかのやり手だと思いますし、ベラルーシからリトアニアに移住した家族は多いですから、こんな学校があれば、喜んで通学させようと思うでしょう。問題は学費ですね。
 ベラルーシ人の生徒でも奨学金を得られないかリトアニア政府と交渉中だそうですが、条件として生徒数を増やさないといけないということでした。

 教師の中には反政府デモに参加したため逮捕され、服役後に職を失った教師や劇団員もいます。
 元劇団員の場合、演劇を教えるほか、他の教師や保育士のアシスタントをしたりするのでしょう。
 学校の先生が、反政府的として逮捕されていますが、出所後は学校を解雇されていてもすぐにこのリトアニアの私立学校に就職できますね。こうしてどんどんリトアニアにベラルーシ人が出国しやすくなっています。


 8月3日に発見されたウクライナに亡命したベラルーシ人支援グループのリーダー、ヴィタリー・シショフ氏の遺体が今日埋葬されました。死後55日目です。自殺か他殺か捜査のためになかなか埋葬できなかったのでしょう。
 

ベラルーシのコロナウイルス感染者53万203人。死者数4092人

2021-09-26 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2021年9月26日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は530203人になりました。とうとう53万人台です・・・。1日の新規感染者数は1974人で前日とほぼ同数ですが、新規検査数は32739件と過去最多です。

 死者数は4092人です。

 513295人が回復しました。

 839万件を超える検査数となりました。

 ベラルーシ保健省は、第4波の特徴として若い世代の感染が増えていることを発表しました。

2021年9月25日。

2021-09-25 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2021年9月25日、少し気温が上がって14度になりました。
 
 ロシアのソチにある別荘で休暇中のベラルーシ大統領ですが、近日中にまたロシア大統領と面会する予定だそうです。

 ベラルーシの国連常駐代表は、ベラルーシが人権侵害を行っているという国連の告発を拒否しました。

 アメリカ空軍の長距離ドローンが、ロシアとベラルーシの国境地帯を偵察したという報道がありました。これだけ聞くと、この二国間の国境地帯の上空だけ飛行していたように思われますが、実際にはバルト三国上空やロシア領内、カリーニングラードの上空も飛行しています。出発地点はイタリアです。それにしても本当に長距離を飛行するんですね。

 ベラルーシはこの時期毎年「収穫祭」を国家事業として行います。会場となる町は、国が指定します。今年はグロドノ州のスキーデリ市で行われました。異常気象でじゃがいもが不作だったとか報道されましたが、国の主導で景気よくお祭りが開催されました。グロドノ州知事(前保健相)はグロドノ州は豊作だったと挨拶しました。
 ミンスクでもこの土日は広場で野菜を中心としたマーケットが(市役所主催で)行われています。

 ベラルーシ内務省の発表によると、テロ行為を行ったとされるボブルイスク市の住人3人(年齢は20代、30代、40代)を逮捕したそうです。
 この3人が共同でテロ行為を行ったのか、それぞれ単独で行ったのか、はっきりしませんが、おそらく単独ですね。
 8月11日、ミラジノ駅の近くの線路上に爆発物らしきものが発見。列車の運行が1時間半停止。
 8月24日と31日にはチトフカ駅とバビノ駅の間の線路上に爆発物らしきものが発見。
 9月16日、バブルイスク市内にあるタバコのキオスクのそばに爆発物らしき物が発見。
 9月24日には軍隊が射撃の練習をしている屋外の射撃場で爆発物・・・というより発火装置が仕掛けられ、作動したため、施設の一部が焼失しました。
 どの事件でもけが人などはいませんでした。
 現在、3人の容疑者は取り調べを受けており、他のテロリストの仲間について供述しているそうです。
 

ベラルーシのコロナウイルス感染者52万8229人。死者数4081人

2021-09-25 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2021年9月25日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は52万8229人になりました。1日の新規感染者数は1987人です。1日の新規検査数は29522件です。

 死者数は4081人です。新規死者数は15人で過去最多です。悲しいですね・・・

 511666人が回復しました。

 836万件を超える検査数となりました。

 ロシアのワクチン、スプートニク・ライト(すでに感染した人が摂取するワクチン)がベラルーシに到着し、診療所に配分されました。
 

2021年9月24日。祖国

2021-09-24 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2021年9月24日。昼間は大雨が降りましたが、夕方は晴れました。職場も自宅も暖房がほぼ行き届き、ほっとしています。

 また対ポーランドとの国境地帯で意識不明の重態者が発見されました。25歳のエジプト人だそうです。
 怪我をしたせいかあるいは低体温症か、どの人も意識がない状態でベラルーシの国境警備隊に発見されます。
 
 ベラルーシ大統領は休暇のためロシアのソチに出発しました。ソチには大統領の別荘があります。

 世界ベラルーシ人連合「祖国」が活動の抹消処分を受けました。
 この連合は何かと言うと、ベラルーシに住んでいないベラルーシ人の会です。この連合は1990年に創立され、世界28か国のベラルーシ人会135協会を統括しています。
 以前から、活動内容について警告を受けており、さらにコロナウイルス感染拡大のため、予定していた定例の大会を延期したのも活動抹消処分の理由だと最高裁判所が決定を下しました。
 ベラルーシ国内に住んでいるベラルーシ人は940万人ですが、外国に住んでいるベラルーシ人は450万人とも言われています。ベラルーシ系○○人というのもこの数に入ると思いますが、日本人からすると信じられない比率です。
「ベラルーシの人口? 1000万人もいないのか。少ないなあ。」
と思ったらそれは間違いで地球上には意外とたくさんのベラルーシ民族が生息しているのですよ。

 ベラルーシ国内で「祖国」の活動はできなくなりましたが、公式サイトなどは平常通りで、「新着ニュース」のところに、「今日から活動できなくなりました。」と更新されています。とても冷静です。
 おそらく外国に拠点を移してしまえば、活動を続けられるし、今日の裁判所の決定など、痛くも痒くもないのでしょう。
 ちなみにこのような外国にある日本人会を統括する組織は日本にはないです。あくまで政府が数を把握しているだけで、年に一回大会を開いてお祭りイベントなどしないです。
 唯一、沖縄には海外沖縄人会があって、外国へ移民した沖縄出身者が、沖縄で集合(もちろん全員ではないです。)して交流したり、イベントを開催したりしています。

 また、今日は「祖国」だけではなく、人権擁護センター「ビアスナ」も活動を抹消されました。もとから非認可の団体だったので、抹消という表現も適当ではないかもしれません。

ベラルーシのコロナウイルス感染者52万6242人。死者数4066人

2021-09-24 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2021年9月24日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は526242人になりました。1日の新規感染者数は1994人で過去最多記録更新です。一方で1日の新規検査数も32227件と過去最多です。

 死者数は4066人です。

 510304人が回復しました。

 833万件を超える検査数となりました。

 第4波のため、私の娘が通う大学では体育の授業がなくなり、大人数対象の講義も中止になりました。

2021年9月23日。秋分の日

2021-09-23 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2021年9月23日、秋分の日です。今日から夜が長くなりますます暗くなりそうです。

 ベラルーシ大統領は校内の工業関係の施設に西側のスパイが潜んでいると述べました。

 ベラルーシ当局は食品の価格を固定すると発表しましたが、どうやらまず値上げしてそれから固定するようです。
 
 詳細が不明なのですが、ベラルーシのテロリストを支援するためにテロに使う武器(種類は不明)を国外から持ち込もうとした人物(詳細不明)が逮捕されました。こんなニュースを読んでいても、内容が簡単すぎて、よくわからないですね。国民は知らないほうがいいということでしょうか。