ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2023年1月20日。ウクライナ侵攻から332日目

2023-01-20 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年1月20日。
 道のあちこちにできている大きな水たまりを避けて歩きながら出勤です。

 こちらではまた麻薬の密輸のニュースです。
 大量の麻薬をベラルーシに輸入しようとしたリトアニア人がベラルーシとリトアニアの国境の検問所で逮捕されました。自動車の後部座席付近に秘密の隠し場所を作って、その中に73キロの麻薬を隠していたそうです。10年の禁固刑になる可能性があります。
 このように、普段より増して麻薬をベラルーシへ密輸しようとするケースが増えています。ベラルーシ国内で需要が高まっているということでしょうか? 世相を反映しているのかなあと思います。


 世界陸連の監視機関の独立監視部門「インテグリティー・ユニット(通称AIU)」は19日、2021年の東京オリンピックで、ベラルーシ女子陸上のツィマノウスカヤ選手を強制帰国させようとした疑いのある同国代表チームのコーチを、不適切行為などで告発したと発表しました。
 国際オリンピック委員会と世界陸連は2021年10月、ベラルーシ代表のコーチを務めていたユーリ・マイセヴィチ氏とアルトゥル・シュマク氏の調査を開始していました。
 今回、東京五輪のベラルーシ代表ヘッドコーチだったマイセヴィチ氏を3件(マイセヴィチ氏が誠意をもって行動せず不誠実に行動したこと、選手の尊厳を守らず言葉や精神的な嫌がらせに当たる行動を起こしたこと、そして陸上競技全般の評判を落としたこと)の不適切行為について告発しました。
 どちらにせよ、コーチはベラルーシ国内では政府から擁護されているし、今オリンピックにベラルーシとロシアの選手は参加できそうにないので、ベラルーシ側は痛くも痒くもないでしょう。
 ツィマノウスカヤ選手は現在もポーランドの市民権を獲得。ポーランド代表として2024年のパリ五輪出場を目ざしています。


 ウクライナのエネルギー相は今日、ロシアが支配するザポリージャ原子力発電所について「状況は確かに悪化している。残っているウクライナ人専門家の精神状態だけでなく、機器の状態も悪くなっている」と述べました。
 原発職員には同情します・・・。