ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

日本文化情報センターの活動 墨絵・書道体験会 第3回  (4)

2016-05-29 | 日本文化情報センター
 当日はミンスク市内にある絵画教室の絵の先生も見学に来て、意見交換をしたり、大変充実した会となりました。
 完成した絵を前に参加者はみな笑顔でした。

 リタ先生ありがとうございます!
 
 そして半紙や墨汁など必要なものを用意してくださったチロ基金支援者の皆様、本当にありがとうございます。

 今回参加希望者が多くて道具が足りるか気をもんでいたのですが何とか実施することができました。
 これも日本人支援者の皆様のおかげです。本当にありがとうございました。
 また来年もこの体験会を続けていきたいです。



日本文化情報センターの活動 墨絵・書道体験会 第3回  (3)

2016-05-29 | 日本文化情報センター
 みんな真剣に筆を握って描いています。
 モチーフはお花や木が多かったのですが、みなさんこれをきっかけに、自分が好きな題材で墨絵を描いてみることに挑戦してほしいですね。

 

日本文化情報センターの活動 墨絵・書道体験会 第3回  (2)

2016-05-29 | 日本文化情報センター
 まずはリタ先生のお手本をじっくり見て、描きかたを勉強します。

 前回の墨絵体験会に参加した人は2人だけでほとんどが初めてという参加者。
 基本中の基本から教えてもらいます。
 

日本文化情報センターの活動 墨絵・書道体験会 第3回  (1)

2016-05-29 | 日本文化情報センター
 2016年5月29日、第3回となる墨絵体験会を行いました。

 第1回墨絵体験会のようすはこちら、第2回墨絵体験会のようすはこちらです。

 昨年は会場の都合でお休みしていましたが、今年は大勢のが参加者で賑わいました。
 墨絵の先生は国立ベラルーシ教育大学で美術が専攻、さらには剣道も将棋もできるリタさんです。

ベラルーシ将棋協会の試合に参加しました 2

2016-05-28 | 日本文化情報センター
 ベラルーシ将棋協会の試合に参加しました 1のおまけ画像です。
 こんな小さい子どもがたくさんベラルーシで将棋をしているんですね。
 みんな天才に見えます。

ベラルーシ将棋協会の試合に参加しました 1

2016-05-28 | 日本文化情報センター
 2014年に発足した日本文化情報センター将棋クラブ。
 その当時にもベラルーシ将棋協会から
「いっしょに将棋をやりましょうよ。」
と声をかけられていたのですが、
「いやあ、私たちは始めたばっかりで、とてもとても太刀打ちできませんよ。しばらく練習してからお邪魔いたします。」
などとお茶を濁していました。

 が、しかしもうすでに2年が経過。先日も第2回日本文化情報センター将棋大会で盛り上がったので、いよいよベラルーシ将棋協会の試合に出てもいいかという話になりました。

 そこで、5月28日にベラルーシ将棋協会で行われた試合のうち、「将棋を始めて1年目の人対象」の試合(^^;)に日本文化情報センター将棋クラブのメンバーが参加することに決めました。
 しかし、他の用事と重なっているなどの理由で参加したのは3名だけ・・・
 でも気を取り直してベラルーシ将棋協会の門を叩きましたよ。「たのもーう、道場破りに参ったぞ。」とは言いませんでしたが。(^^;)

 会場には30人を越える参加者がいました。その多くは小学生。低学年や幼稚園?の子どもも多かったです。。
 そんな中初登場の日本将棋クラブのメンバー3名。18位、19位、22位になりましたが、やはり将棋協会のレベルは高かったです。試合の回数は3回。
 詳しい試合結果はベラルーシ将棋協会のサイトをご覧ください。

 しかし、22位になった人は1回戦→対戦相手の小学生が二歩を打って、こちらの勝ち。2回戦→こちらが二歩を打って反則負け。相手は小学生。3回戦→こちらが二歩を打ってまた反則負け。相手は小学生。
 なんだ、この低レベルな戦いは?  
 伝説の対局トップ棋士橋本八段がまさかの二歩負けより低いレベル。

 残る2人のメンバーはそれぞれ2勝1敗と善戦しました。この2人に未来の希望を託します。
 また機会を見つけてベラルーシ将棋協会に殴りこみ・・・あ、いや、鍛えていただこうと思っています。

 試合の参加者のみなさんには新美南吉ロシア語訳童話集を日本文化情報センターから、記念品として贈呈しました。
 将棋から入って、そのほかの日本文化にも子どものうちから興味を持ってほしいと思いました。

 
 

50周年記念人形展 

2016-05-25 | 日本文化情報センター
 ミンスク市立第5児童図書館創立50周年に合わせて日本人形展を行いました。
 お人形を寄贈してくださった日本人の皆様、本当にありがとうございました。会場が華やかになりました。(^^)

 記念式典に参加した方々、そしてミンスク市立児童図書館18箇所に新美南吉ロシア語訳童話集を寄贈しました。
 図書館に寄贈した分については近日中に貸し出しができるようになります。

 これからも図書館ネットワークを活用して、日本文化の紹介をさらに広げていきたいと改めて思いました。
 

ミンスク市立第5児童図書館創立50周年

2016-05-25 | 日本文化情報センター
 今年、日本文化情報センターが入っているミンスク市立第5児童図書館が創立50周年を迎えました。

 ミンスク市役所だけではなく、在ベラルーシ日本大使館からも来賓がお越しくださいました。
 児童図書館でこのような来賓が来られるのは名誉なことです。

 多くの方々からお祝いの言葉をいただき、また歌やダンスで子ども達に盛り上げてもらい、思い出の日となりました。(^^)

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第194回」

2016-05-23 |   ビタペクト配布活動
 5月23日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第194回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
 今回はビタペクト3を3個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを4部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2418個、セルロースの合計は82個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2135部となりました。
 今回で通算210回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2418人の子どもにビタペクトを、約73人の子どもにセルロースを、2135家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a



 今回は4家族がボブルイスク(チェルノブイリ原発から約200キロ)から保養滞在していました。それぞれの家族にお話を伺いました。

(家族A)

 お母さんが3人の子どもを引率していました。この家族には2個のビタペクト3を渡しました。
 この家族は2009年と2014年にもSOS子ども村に保養滞在したことがあります。そのときの測定結果はこちらです。

チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第91回」(家族A)

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第167回」(家族A)


 それぞれの体内放射能測定結果はこのとおりです。以前保養滞在したときの結果も表示しています。○印の子どもにビタペクト3を渡しました。

母親(事故発生時22歳)11ベクレル → 0ベクレル
男子(14歳) 28ベクレル ○ → 26ベクレル ○ → 26ベクレル ○
男子 (7歳) 16ベクレル(2014年初測定) → 32ベクレル ○
孫  (9歳) 38ベクレル → 23ベクレル ○ → 0ベクレル

 数値が増えた人、減った人、変化がない人とそれぞれですね。
 7歳の男の子はダウン症です。


(家族B)

 お母さんが2人の子どもを引率していました。この家族には1個のビタペクト3を渡しました。
 それぞれの体内放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を渡しました。

母親(事故発生時3歳)0ベクレル
女子(15歳) 17べクレル 
女子 (7歳) 24ベクレル ○

 7歳の女の子は発達障害を抱えているということでした。

 さて、残る2家族にはビタペクト3を渡しませんでした。ほぼ全員0ベクレルだったからです。
 しかし将来再保養に来る可能性もあるので、結果をご報告します。


(家族C)

 お母さんが3人の子どもを引率していました。

母親(事故発生時10歳)0ベクレル
男子(12歳) 0べクレル 
女子(10歳) 0ベクレル 
男子 (5歳) 0ベクレル

 10歳の女の子は生まれつき腎臓に障害があるそうです。
 

(家族D)

 お母さんが3人の子どもを引率していました。
 
母親(事故発生時4歳)25ベクレル
女子(13歳) 0べクレル 
女子 (9歳) 0ベクレル 
男子 (6歳) 0ベクレル

 子供たちは比較的健康ということでした。
 
 今回は私の事情により、SOS子ども村に訪問できず、子どもたちがSOS子ども村からベルラド研究所へ測定にに来たときに合わせて、私もベルラド研究所へ行き、測定結果が判明次第ビタペクト3を渡しました。
 記念撮影したのはベルラド研究所内です。
 ゆっくりお母さんたちとお話したり、子どもたちに日本の話もできず、ちょっと残念でした。

 最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方に深くお礼申し上げます。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。
 

第2回 日本文化情報センター将棋大会 5

2016-05-22 | 日本文化情報センター
 試合の結果、1位は予想通りビンセントさん、2位はゲオルギーさん、3位は2人が同点で、アリーナさん(日本文化情報センター将棋クラブ会員)とやすあきさん(同名誉会員・・・ですが、将棋がとても強いわけではありません)でした。
 上位入賞者にはささやかながらチロ基金から賞品が贈呈されました。

 日本人勢も健闘しました。やはり日本人の方々が参加してくれると、会場が盛り上がりますね。
(^^)

 全員の順位はロシア語で発表されています。

 ベラルーシ将棋協会のアンドレイさんが撮影した画像はこちらで見ることができます。(←すみません、最初に公開したとき、リンク先を貼り間違えていたので、やり直しました。)

 こちらはアンドレイさんが撮影した追加の画像です。

 そしてアンドレイさんが撮影、編集した動画はこちら
 おしゃれな編集で、ハイレベルな試合に見えますね。


 また来年の試合に向かって将棋の練習をみんなでがんばろうと思います。(^^)

第2回 日本文化情報センター将棋大会 4

2016-05-22 | 日本文化情報センター
 おかげで楽しくためになる将棋教室ができました。
 今日将棋のことを習った子ども達の中から、将来有望な棋士が往生するかもしれませんね。
 
 子ども達には新美南吉ロシア語訳童話集をプレゼントしました。

 日本文化への関心をさらに深めてもらえたら・・・と思いました。

第2回 日本文化情報センター将棋大会 3

2016-05-22 | 日本文化情報センター
 さて、熱戦が繰り広げられるところへ、ミンスクにある聖二コライ・ヤポンスキー教会の信者さんたちが家族連れで見学に来てくれました。
 もともと日本に興味のある人たちですが、将棋の大会のようすを間近で見て、びっくり。
 さっそくベラルーシ将棋協会のアンドレイさんによる、将棋教室が始まりました。

第2回 日本文化情報センター将棋大会 2

2016-05-22 | 日本文化情報センター
 今回も7回戦まで行うことができました。
 参加人数が多いと総当たり戦が時間的にできないのですが、回を重ねるごとに自分の実力が近い人と対戦するようにする組み合わせとなります。
(となるように、将棋協会のアンドレイさんに対局の相手を組み合わせてもらいました。)

 ただ、参加者の中に将棋協会の会員ビンセントさんがいました。ビンセントさんは有段者(三段)なので、絶対に他の人は勝てないという意見が出ました。
 そのため、3級のゲオルギーさん(日本文化情報センター将棋クラブ顧問)と同じく3級のエヴゲーニイさん(同副顧問)とビンセントさんが対戦するときは2枚落ち、そのほかの人と対戦するときは4枚落ちや6枚落ちにすることにしました。

 そんなハンデは全くものともせず、ビンセントさんに蹴散らされる日本文化情報センター将棋クラブのメンバー。
 将棋が日本の競技だから日本人が絶対強いというものでもなく、真剣勝負が繰り広げられました。

第2回 日本文化情報センター将棋大会 1

2016-05-22 | 日本文化情報センター
 5月22日、第2回日本文化情報センター将棋大会が開催されました。
 1年で一番大きな大会ということで、多くの参加者を期待していましたが、予想を超える14名が参加しました。しかもそのうち5人が日本人でした。こんなに日本から参加してもらえるなんて思ってもいなかったので、驚きです。

 会場にはベラルーシ将棋協会のアンドレイ・ルィセンコさん(初段)もお越しくださり、多くの助言をいただきました。また対局時計も貸していただき、大変助かりました。
 
 2015年に行われた第1回将棋大会の様子はこちらです。

 日本文化情報センター将棋クラブのメンバーのほか、ベラルーシ将棋協会からも2名が参加。さらには日本人5名も参加して、たいへん盛り上がりました。

 

新美南吉ロシア語版童話集がバラノビッチの図書館へ

2016-05-14 |   新美南吉
 バラノビッチにお住まいのビクトル・コンスタンチノフさん(「ごんぎつね」を持っているのがコンスタンチノフさんです。)と記念撮影しました。

 収録作品のほとんど全ての推敲を担当してくれたコンスタンチノフさん、どうもありがとうございます。

 このように多くの方々に助けられて、本が完成しました。
 コンスタンチノフさんがご縁になってバラノビッチの図書館に一番に「ごんぎつね」を贈呈することになりました。
 本当によかったです。

 バラノビッチを皮切りにこれからもベラルーシの各地で新美南吉の作品を紹介していく予定です。