ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

ベラルーシのコロナウイルス感染者91万9736人。死者数6480人

2022-02-28 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年2月28日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は91973人になりました。1日の新規感染者数は2268人で、大幅に減りました。しかし、これは月曜日の幻想で、新規検査数も11039件と減ったので陽性率は変わりません。

 死者数は6480人です。

 908132人が回復しました。

 1243万件を超える検査数となりました。

2022年2月28日。侵攻から5日目。停戦交渉

2022-02-28 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年2月28日。
 憲法改正の是非を問う国民投票が終わってすぐの28日にも、ベラルーシがウクライナへ派兵するという情報を掴んでいるとアメリカが報道しました。

 日付が変わって28日夜中2時ごろ、ベラルーシ領内からウクライナへ向かって複数の戦闘機が飛行したことが確認されました。
 ロシア軍のものなのかベラルーシ空軍のものなのかは不明です。

 今日の朝からベラルーシとウクライナの国境地帯でロシア・ウクライナ双方の代表団が停戦交渉の協議を始めていますが、その結果も気になります。


 その憲法改正の是非を問う投票ですが、有権者の78.6%が投票し、そのうち65.1%が改正に賛成票を投じたため、憲法が改正されることが決定しました。
 もっとも2020年の大統領選挙のことがあるので、これらの数字を信用していない国民も多くいます。
 
 憲法が改正されると、ベラルーシは非核化を目指さないことになるので、核兵器を国内に配備することができます。
 手っ取り早くロシアから核兵器をもらうことになるでしょう。
 長期的に見ると自国で核兵器を製造することもできます。核燃料も、すでに建てたベラルーシ原発で使用している核燃料を利用すれば自国内で調達可能と思われます。
 こうしてベラルーシは核保有国になれます。

 また、大統領は退任後もベラルーシ人民会議長(つまり国会議長)に就任できるようになったので、結局国の影のトップになれるのです。
 ベラルーシ大統領は、国民が望むのなら(憲法改正後最初の大統領選挙で敗北すれば)大統領職を退任すると話していたのに、ウクライナをめぐる問題がくすぶってきた時期には、やっぱり自分が大統領を続ける。そのほうが国が助かる。大統領をやめられないのは、ウクライナやNATOのせいで、自分のせいではないと発言しました。 

 昨日の投稿で、憲法改正に反対、あるいは戦争反対のデモをしていた人が14人拘束されたとベラルーシ国内省が発表したと書き込みましたが、今日の内務省の発表ではこの数が800人に訂正されています。


 今日の朝から国境地帯で行われる予定だった停戦の協議ですが、開始が正午と発表されました。

 ロシアの民間軍事会社ワグネルが、いわゆる傭兵をウクライナ国内に送り込み、すでにキエフに到着したそうです。
 ワグネルは2020年のベラルーシ大統領選挙直前に約30人がベラルーシに入ってきていて、ベラルーシから強制退去されていました。


 ロシア国営通信社タスとイズベスチヤがアノニマスによるハッカー攻撃を受けました。
 さらにロシアとベラルーシの銀行など300箇所以上がサイバー攻撃を受けました。

 外出禁止令が解除され、キエフ市民は食料品の買いだめのためスーパーの行列に並んでいます。食料品の棚は空きが目立ちます。店の前に100人ぐらい並んでいるところもありましたが、ウクライナのみなさん、文句も言わず、レエ意義正しく並んでいましたね。日本人みたい。ここで暴動・略奪をする民族も世界には存在しますよ。
(ただ、ポーランドへ向かう列車にリヴィウ駅から乗ろうとしている人たちの群れは明らかにパニック状態でした。)


 ウクライナ人で軍事経験のある男性(元軍人や兵役義務に就いたことのある人)で、現在服役中の囚人を大統領令により、出所させ、そのままウクライナ軍の兵として最前線で戦闘できるようにしました。
 日本だと、犯罪者を出所させるの? 逃亡したらどうするの? 治安が悪くなる・・・と批判する人が多いでしょう。
 しかし、前線の最も危険なところへ配備されるそうです。

チェルノブイリ原発職員92人が占拠したロシア軍の人質となっていることを駐米ウクライナ大使が明らかにしました。
 原発をコントロール下に置いてほしいのですが、原発を手に入れたロシア側が、原発を武器の一つとして利用としたら大問題です。
 

 またベラルーシ・ルーブルの下落です。1ドルが3ルーブル7コペイカになりました。1ユーロが3ルーブル43コペイカです。
 ロシアルーブルは1ドルが先週末の83ルーブルから119ルーブルにまで下落し、過去最安値となりました。

 永世中立国であるスイスもロシアに対する経済制裁を発表しました。
 ロシア大統領と外相の資産凍結をするそうです。
 外相らは「西側の経済制裁など無意味だ。海外に資産なんか持っていないから。」
と話していましたが、スイスには隠し資産があるではないですか。
 ベラルーシ大統領は知りませんが、大統領の長男はスイスに資産があることが分かっています。


 国際オリンピック委員会が、ロシアとベラルーシの選手、関係者を国際試合に出場させないよう勧告しました。
 北京パラリンピックはどうなるのでしょうか。

 サッカーのイングランド・プレミアリーグ、チェルシーのオーナーでロシア人大富豪アブラモヴィッチ氏は、クラブの管理・運営を慈善団体に譲渡することを決めました。
 さらに同氏はロシアとウクライナの仲介役を買って出ています。


  開始時間を2時間遅れて始まり、さらに4時間も続いた停戦交渉がやっと終わりましたが、双方が結果を持ち帰ってそれぞれの首脳と協議する・・・でした。特に何も進展がありません。
 停戦交渉は再開する可能性がありますが、何か起きないか心配です。
 次回の交渉はベラルーシとウクライナの国境地帯で行われるそうです。

 ベラルーシ国境に近いウクライナの小さな町の住民が、ベラルーシ側に向かって、拡声器で
「ロシア人、ベラルーシ人、聞こえているか? けっしてウクライナには通さないぞ。」
と呼びかけ、ウクライナ国歌を大音響で流しました。
 しかし、戦車の列が国境を越えて町に入ってきました。
 それを止めようと住民(民間人)が人間の盾になっています。


 在ベラルーシ・アメリカ大使館は業務を一時停止し、閉鎖しました。

 リヴィウのポーランド行きの列車に乗ろうと、避難しようとしているウクライナ人で駅が大混乱に陥っています。
 沈みかけた船で、救命ボートに乗ろうと押し合いへし合いしている人たちのように見えます。


 ベラルーシ国防省は3月1日から4日にかけて毎年行っている軍事訓練を行うと発表しました。
 (ウクライナで捕虜になったロシア兵が「演習だと言われて連れて行かれたところがウクライナで、いきなり実戦に参加させられた。」と話していましたが・・・。ベラルーシでも同じことが繰り返されないことを祈ります。)


 ロシア中央銀行のドル建て資産が凍結されました。
 ロシアでは市民が慌てて銀行口座から現金や外貨貯金を引き出しています。

 ロシアの武器製造会社ロステックの副社長で、ロシア大統領に近い人物と言われるアレクサンドル・ミケエフ氏が所有する豪華ヨット、レディ・アンダルシアはスペイン、マヨルカ島の港に泊めてありました。
 このヨットの乗組員の一人で10年働いていたウクライナ人のタラス・オスタプチュクは、テレビのニュースでロシアのロケット弾がウクライナの住宅に命中した映像を見て、それがロステック社の製品であることが分かると、自分の雇い主であるミケエフ氏に復讐したくなりました。
 それで、レディ・アンダルシア号を破壊して海に沈めることにして、他の乗組員にヨットから離れるように言いました。同僚は、オスタプチュク氏の気が狂ったのかと思って止めようとしましたが、その同僚乗組員もみんなウクライナ人だったので、オスタプチュク氏が「責任は自分一人で負う。」と言うのを聞いて、放置しました。
 700万ユーロの豪華ヨットは沈みました。
 逮捕されたオスタプチュク氏の裁判がすぐに始まりましたが、同氏が「このヨットの持ち主が製造している武器でウクライナ人が大勢殺されている。」という主張を聞いて、やはり同じニュース映像を見ていたスペイン人の裁判長は無罪を言い渡し、すぐ釈放しました。ただししばらく保護観察に置かれるそうです。
 

 ウクライナ大統領はEU加盟を正式に申請しました。特別に早急な加盟の承認をするようEUに求めています。 
 どうなるでしょうか。
 日本のメディアが東京で反戦デモをしているウクライナ女性にインタビューして、その女性が「ウクライナはロシアとは違う『西側』の国です。」と話していたという記事を読みましたが、違和感を感じました。
 このウクライナ人女性は歴史の浅いところしか知らないし、この発言を報道することにした日本メディアも深い理解がないか、あるいはわざと印象操作しようとしているのかとすら私は感じました。
 どうしても日本人は旧ソ連の国々をまとめて見がちなので、「いえ、そうじゃないんです。ウクライナをロシアと同じに見ないで。」と言いたいウクライナ人が多いのは分かりますし、そのとおりだと思います。
 でも、ロシアとは違う「西側」の国と表現するのは正しくないし、間違った印象を外国人(日本人)に与えます。

 ウクライナ大統領がEU加盟を申請しても、すぐに承認されるかどうか不透明です。
 変な言い方だけど、第三次世界大戦が始まってそして終わるまでは、私達は第二次世界大戦後にできた基本構造にはめ込まれた状態の中を、生きています。(例えば、戦後、天皇が人間宣言したから、今も天皇は人間のままで、現人神には戻りませんよね。)
 そして第二次世界大戦下ウクライナはナチスドイツに加担して、ハティン村に代表されるベラルーシ人の大量虐殺を行いました。
 ・・・とこのような歴史を私がここで書くのは、もちろん、「だから、今ベラルーシ領内からロシアの戦車がウクライナに入ってきて、ベラルーシがロシアの手助けをしていることにウクライナ人は文句を言うな。」と言いたいわけではありません。決して。念のために書いておきます。
 ソ連(勝)対ドイツ(負)の戦争下で、起こったことは複雑で、表面上の勝ち負けのような単純に二分化されたものではないのです。水面下でいろんなことが起きてしまうのです。だから、私は戦争に反対です。
 

 

ベラルーシのコロナウイルス感染者91万7468人。死者数6470人

2022-02-27 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年2月27日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は917468人になりました。1日の新規感染者数は4135人で減ってきました。新規検査数は前日とほぼ同じ19136件なので、陽性率も下がりました。

 死者数は6470人です。

 906043人が回復しました。

 1242万件を超える検査数となりました。

2022年2月27日。憲法改正の是非を問う投票

2022-02-27 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年2月27日。今日はベラルーシの憲法改正の是非を問う投票日です。
 憲法改正に反対の人たちが集まってデモが起こる可能性もあるので、一応注意が必要だと言われています。
 すでに40%を超える有権者が期日前投票をしているそうで、関心の高さが伺えます。
 と思ったら・・・政府はとにかく投票率を上げて、すぐに「是」の方向へ持っていきたいらしく、期日前投票を推し進めるあまり、大学生で期日前投票する人は大学の授業を休んでよい、欠席扱いにしてはいけないという特例を作ったので、先週後半は大学に行きたくない学生はみんな投票に行ったそうです。


 カザフ大統領は1月、抗議するデモが暴徒化したとき、ロシアが中心となっている集団安全保障条約機構に部隊派遣を要請して治安を回復し、すっかりロシア寄りの政権になったのに、ウクライナへの軍派遣をロシアから求められたら、断っていたそうです。
 ロシアからすると、カザフスタンが困っていたときに助けてあげたのに、どうしてこっちの頼みはきいてくれないの?と不満に思っていることでしょう。
 ベラルーシも、ベラルーシ領内から発砲があったらしいけど、それはロシア軍が撃ったもので、ベラルーシ軍ではない。ドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国も独立国家として認めていませんよ、とロシアとは一線を引いている格好です。

 そもそもロシア軍がウクライナ軍より数もずっと多いのに、どうしてカザフスタンから追加でカザフスタン人の軍人を出してあげなければいけないのか。そんなことしたら国際社会から非難され、経済制裁を受けてしまう、つまり経済問題が発生してしまう、とばっちり受けたくないね。だいたいロシアのやり方に賛同できない、隣の国に平気で乗り込んでいくような考えに賛同できるわけないでしょ、ベラルーシもカザフスタンもロシアと国境を接しているのに・・・といった考えなのでしょう。
 日本もロシアと直接国境を接しているわけではないけど、隣国同士です。

 ウクライナ大統領はロシアの軍艦が黒海に入ってこないようにトルコ政府に対し、ボスポラス海峡とダーダネルス海峡を封鎖するよう要請していましたが、トルコ側がその要求を聞き入れ、封鎖されました。・・・と昨日投稿したのですが、今日のウクライナ大統領の発言によると、まだ封鎖されていないそうです。
 トルコが有言不実行な行動を取ると、世界的信用が低下します。

 ウクライナ大統領はロシアを国際司法裁判所に訴えました。

 アメリカ大統領が3億500万ドルの軍事支援をウクライナへ送ることを決定しました。

 EUは完全に圏内でのロシア機の飛行を禁止しました。ロシアも同様の措置を採りました。
 カナダもロシア航空機に領空を封鎖しました。
 ついにカナダも動き出したかという印象です。カナダには多くのウクライナ移民が住んでおり、

 ハッカー集団アノニマスが複数のロシア政府のサイトにサイバー攻撃をかけています。
 ロシア政府は否定していますが、体裁が悪いからでしょう。

 ベラルーシ大統領とフランス大統領は電話会談を行いました。
 仲介役を買って出ている両国同士。会談ではウクライナ情勢について細かく議論したようですが、注目スべきは、
「ロシアがベラルーシ領内にすでに核兵器を配備したんですよね。」
というフランス大統領の問いに、
「それはフェイクニュースです。」
とベラルーシ大統領が答えたことです。

 また停戦交渉の場としてベラルーシを提供できると再び強調し、「いつでもどこでも。」と話し、準備万端整っている様子を伺わせました。


 ウクライナの国境に近いゴメリの州立病院にロシア人の負傷兵が入院・治療を受けているそうです。
 その数150人ほどだそうです。


 フェイスブックが広告からロシア国営メディアを除外すると発表しました。グーグル広告も同様です。ユーチューブも複数のロシアに関連するチャンネルについてサイト上で収入を得られないようにすると発表しました。

 SWIFTがロシアの銀行を排除しましたが、今度はベラルーシの銀行も排除するかどうか協議が始まりました。

 ロシア大統領はNATO首脳らによるロシアへの抗議声明発表と西側諸国の対露経済制裁を受け、核戦力を含む核抑止部隊を高度の警戒態勢に置くよう軍司令部に命じました。
 ロシアがウクライナ侵攻を正当化し、さらにはNATOを牽制するための作戦と思えます。

 ベラルーシ大統領はもしNATOがバルト三国などベラルーシの隣国に核兵器を配置したら、ロシアの核兵器をベラルーシ国内に配置するとしています。


 24日昼の1時にキエフから避難しようとしたベラルーシ人14人を乗せたバスが所在不明になっていましたが、70時間後の今日、ミンスクに到着しました。
 もともとこのバスは夜行バスで、夕方7時にキエフを出発、12時間後の朝7時にミンスクに到着する予定でしたが、ロシア軍のキエフへの攻撃が始まったので、あわてて出発を6時間早めて出発。何事もなければ、25日の昼にミンスクへ着く予定だったのが、その後所在不明になっていたものです。
 12時間の予定が70時間に伸びて、心身ともに大変だったと思いますが、無事全員到着してよかったです。
 他にも少数(100人にも満たないと思われます。)ですが、ポーランドなどではなくベラルーシに避難しているウクライナ人もいます。 

 ウクライナからポーランドなどに避難した人の数が30万人を超えました。

 サッカーのワールドカップでポーランドチームはロシアチームとの対戦をボイコットすることを決定しました。スウェーデンも同様です。
 他にも追随する国がたくさん出てきそうです。またサッカーだけではなく他のスポーツにもこの動きが広がっています。

 今年のユーロビジョン・ソング・コンテストにロシア代表のアーティストは出場できなくなる可能性が出てきました。ベラルーシ代表も難しいのでは? 去年は参加させてもらえませんでしたし。

 ロシア人と言ってもアーティストは関係ないとかスポーツ界に政治事情を持ち込むなとか思う人もいますが、このような形で、「あなたはロシア人だから試合やコンテストに参加できないよ。あなたの国のトップが悪いんです。文句を言うならトップに言ってください。」とロシア人がロシアの大統領を支持しなくなるように仕向けていると言えば仕向けています。
 形を変えての作戦です。

ベラルーシ大統領は、領内で砲弾が発射されたことを認めましたが、それは試射であり、ウクライナ領内に現在一人のベラルーシ人兵士も存在しておらず、薬莢一つ落ちていないと主張しました。

 ベラルーシでの停戦交渉を拒否したウクライナですが、現在、ロシアの代表団がベラルーシ入りし、ゴメリに到着しました。
 ウクライナ側が代表団をゴメリに送るかどうかは不明です。ロシア側は交渉開始の条件として、ウクライナ側の武器放棄を提示していましたが、もうすぐドイツやオランダから武器を支援してもらえるウクライナが、そんな条件に屈するとは思えません。ウクライナは時間稼ぎをして、ともかく西側からの支援が届くのを待っているのでしょう。
 (続報です。予想通り和平交渉団をウクライナ側はベラルーシへ送ることを正式に拒否しました。)

 ウクライナ大統領はベラルーシの国民に向けたビデオメッセージを公開しました。
 今回はベラルーシ人向けなので、ロシア語でのメッセージでした。
(今、ロシアと戦争中なのに敵国の言語を使うの?と思う日本人もいるかもしれませんが、ベラルーシ人はほぼ全員ロシア語とベラルーシ語のバイリンガルだし、ゼレンスキー大統領はロシア語ぺらぺらなので、せっかくのビデオメッセージなのだから、聞き手に通じる言語を選択してくれたと思います。)
 まず、今日がベラルーシの憲法改正の是非を問う投票日であることに触れ、
「正しい選択をしてください。これがあなたの人生の大切な選択なのです。」
と述べました。さらに、
「ベラルーシがウクライナ人が知っている優しく、安全なベラルーシに再び戻ることを心から願っています。」
と話しました。
「ウクライナ政府はロシアとの平和交渉を始めることを望んでいるが、ベラルーシ領内での話し合いはできません。」
とも付け加えました。

 このウクライナ大統領のビデオメッセージについてベラルーシ大統領は、「言い方は悪いけど、この小さいナポレオンちゃんが、ベラルーシ国民に向かってメッセージを送った。しかもベラルーシの憲法改正についてもしゃべった。(中略)今ウクライナで起こっている問題は、全然大したことないのです。小さいお花のようなものです。私の言うことを信じてください。このまま放置していると、いつか大きくなってベリーの実が実るんです。」
と投票会場での取材で語りました。

 フランス大統領もベラルーシ国民に向かって自身のテレグラムチャンネルにメッセージをロシア語で投稿しました。
「ベラルーシはヨーロッパを狙ったロシアの核ミサイルを配置される場所になることはできない。ベラルーシの若者はヨーロッパ、民主主義、自由を選択する権利を持っている。私たちはそのための準備ができている。ベラルーシの未来のために。ウクライナのために。ヨーロッパのために。」

 
 ギリシャ政府はロシア軍によるウクライナのマリウポリ付近への爆撃で、ギリシャ国民10人が死亡、6人負傷したと発表しました。
 ギリシャ人だからと攻撃されたわけではなく、爆撃に巻き込まれたものと思われます。

 ウクライナ大統領が、外国人でもウクライナ兵として戦闘に参加できるよう呼びかけたという報道がありますが、私からすると「?」です。
 本当にそんなことを望んでいるとすると、上記のギリシア人のようなウクライナ国内に住んでいる外国人でも戦えるようにしたいということではないでしょうか。
 あるいはNATOから援軍が来た場合、外国人でもウクライナ領内で軍事行為をできるようにするということです。
 このような制限を設けないと、闇雲に外国人傭兵をウクライナ国内に入れてしまうと、外国人のテロリストも混ざってウクライナへやってくる可能性があるので、非常に危険です。
 
 
 ポーランド大統領はウクライナを迅速にEUに加盟する手続きを始めてはどうかと発言しました。
 そうなれば、ロシアは侵攻することによってかえってウクライナのEU加盟が早まるよう手助けしてしまったことになります。


 ウクライナ大統領とベラルーシ大統領は電話会談をしました。ベラルーシ大統領はミンスクでのロシアとの停戦交渉を提案しましたが、ウクライナ大統領は拒否。結局ベラルーシとウクライナの国境地帯で話し合うことが決定しました。
 それまでは協議開始の条件はウクライナ側の武器の放棄を提示していたロシアでしたが、ウクライナ側が断固拒否したため、とうとうロシア側もこの条件を引っ込めました。
 ゴメリにいたロシア代表団は国境地帯に移動しました。


 ウクライナ軍はロシアの工作員がウクライナ兵のふりをしてウクライナ国内に紛れ込まないよう、使用言語を必ず確認しているようです。
 ウクライナ語がしゃべれなければ、ロシア人という証拠になり、捕まってしまいます。
 ロシア人でもウクライナ語がぺらぺらな人がいるのでは?と思われる方もいるでしょう。
 ちなみに私の夫はウクライナ人ですが、ウクライナ語は聞き取りはできてもほとんど話せません。ベラルーシに住んでいますが、ベラルーシ語も話せません。
 一方、大勢のロシア兵の中には通常シベリアの基地で働いている軍人がウクライナまで移動させられている人も多いです。ロシア軍と言っても、兵士や軍人が全員ロシア人とは限りません。少数民族出身の人もいます。 

 キエフ近郊の石油貯蔵施設で火災が発生しています。


 昼の12時頃、ミンスク市メインストリートを複数台軍用車が市の中心部に向かって進みました。
 憲法改正に反対の人は一斉に午後2時に投票所へ行きましょうという呼びかけが事前にあり、それを受けて投票所の周囲に軍用車を配置したようです。

 そしてデモ集会に参加していた人たちが身柄拘束されました。夕方の時点で14人だそうです。
 憲法改正反対のデモのほか、ロシアのウクライナ侵攻に反対、戦争に反対するデモに集まっていた人まで身柄拘束されています。その数の詳細は明らかではありませんが、大人数だと報道しているメディアもあります。
(続報です。ベラルーシ内務省の発表では拘束されたのは14人で、治安維持のため今日は投票所各地に1万2000人の警官が配置された。人権擁護団体ビャスナの発表によると拘束された人は180人。ただし、この中には拘束されたけれどすぐ解放された人もいるようです。) 

 ベラルーシ当局は投票率が50%を超えたので、今回の投票結果は成立すると発表しました。


 ベラルーシから特殊部隊スペツナズがウクライナのキエフ方面とジトーミル方面に向かったという情報(噂)がSNS上で出回っています。真偽は定かではありません。

 午後5時頃ジトーミル空港にベラルーシ側からロシアの短距離弾道ミサイル、イスカンデルが打ち込まれたとウクライナ当局が発表しました。被害状況など詳細はまだ不明です。
 

 テレグラムが一時的に一部のロシアとウクライナのチャンネルを停止すると発表しました。

 ウクライナ時間午後8時47分ごろ、キエフ市内で警報が鳴り響き始めました。キエフ市内を撮影しているLIVE動画を見ているのですが、夜間外出禁止令が出ているのにも関わらず、車の行き来が見られます。小雪が降っているようです。

 ロシア軍はヘルソンなどウクライナの都市を封鎖した、占拠した、ウクライナ兵が大量に投降したと発表していますが、その後ウクライナ軍が都市を奪還した、ロシア兵を大量に捕虜にしたと報道。
 情報戦(ハッタリ。イメージで誘導)となっています。

 ある19歳のロシア捕虜の画像がSNS上で流れ、ロシア軍が、これはフェイクとしたものの、その捕虜の母親がマスコミのインタビューに答えて、うちの息子ですと証言。それによると、息子は兵役に就いていた、演習だと言われてウクライナへ移動させられた、演習ではなく実戦だった・・・ということでした。

 ウクライナ時間午後10時ごろキエフ市長はキエフが完全に包囲されているとメディアを通じて発表しましいた。
 
 ベラルーシとウクライナの国境地帯で続いているロシアとウクライナの停戦交渉ですが、深夜に及んで一旦中断。28日朝に続くそうです。

ベラルーシのコロナウイルス感染者91万3333人。死者数6454人

2022-02-26 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年2月26日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は913333人になりました。とうとう91万人台です・・・。
 1日の新規感染者数は5355人で、少し減りましたが、新規検査数も19314件と減っています。

 死者数は6454人です。

 901068人が回復しました。

 1240万件を超える検査数となりました。

2022年2月26日。交渉延期

2022-02-26 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年2月26日。ウクライナ政府は和平交渉の用意があるとし、それに応じてロシア側もミンスクをその場として提案しましたが、その後ウクライナ政府からの返事はなかったと発表。
 そして、延期の申し出があったとロシア側が今日発表しました。
 ウクライナ大統領は大統領府の前の通りで首相らとともに自撮り動画を撮影、キエフに留まっていることを証明。抗戦することを国民に呼びかけました。
 ロシアの計画、つまり電撃攻撃、1日でキエフ陥落・・・がずれていると思われます。
 北京オリンピックの後に始めて北京パラリンピックまでには終わらせますよ、とロシア大統領が中国国家主席にしゃべったと思います。
 ロシアも慌てており、計画の遅れを取り戻そうととにかく数を投入しようとしているように感じます。

 上記の件について詳しくは、ロシアが交渉の場をベラルーシのミンスクでと提案したのを、ウクライナ側が(話し合いのためにのこのこミンスクにやってきたウクライナ大統領あるいはその代理人が、暗殺される恐れがあるので)拒否。
 代わりにウクライナ側がロシア政府に対して、ミンスクではなくワルシャワにしましょうと提案。
 今度はロシアがそれを拒否。
 ウクライナは、じゃあ、イスラエルはどうですかと提案。
 ロシアが拒否。・・・こうして交渉の話し合いをしたくても場所が決まらない状態だそうです。
 やっぱり電話やリモートじゃだめですよね。署名がいるし・・・。


 日本政府もそうですがロシア人に対してビザ発給を停止する国が複数出てきました。
 ただし、ロシア人完了に限るとか全てのロシア国籍を持っている人を対象にするとか、国によって条件が分かれています。


 ベラルーシ領内でウクライナ国境まで32キロの地点にロシアの軍用ヘリコプター150機が集結し、待機している様子が衛星から撮影した画像から確認できたと報道されました。

 ウクライナへポーランドから援軍が送られた模様です。軍用車の車列が進んでいます。

昨日と今日としょっちゅうミンスク上空を軍用機? ヘリコプター? が飛んでいる音が聞こえてきます。窓の外を見るのですが、窓の反対側を飛んでいるのか、私の眼では何が飛んでいるのか確認できていませんが、低空飛行しているような音が今も聞こえました。

 明日はベラルーシの憲法改正の是非を問う投票日です。政府は投票に行きましょうキャンペーンをしており、野党も国民に投票に行って、自分の意見を政府に伝えましょう(正しい反対意見の伝え方)をネットで宣伝しています。
 この憲法が改正されると、ベラルーシは軍事面で、政府に強力な決定権を与えることになり、核軍備もできるし、外国の軍隊駐留もスムーズにできるようになります。
 ある意味においてはタイミングよく起こったウクライナへのロシア侵攻を、すぐそばで見ているベラルーシ人がどのような投票をすることか、判断に今回の侵攻は多大な影響を与えるでしょう。


ウクライナ人の難民がポーランドだけではなく、モルドワ、ハンガリー、スロバキアにまで到達しています。

 ウクライナはEUにウクライナの加盟を早急に承認するよう求めました。

 キエフ市内にある団地にロケット弾が命中した模様です。

 キエフ市長が午前11時頃(?)スマホで自撮りした動画を発信し、今朝6時から攻防戦が続いていること、35人の負傷者が確認され、子どもも含まれていると話しています。

 ウクライナ軍がロシア軍用機を撃墜しました。
 こうして双方ともに死者が増えていきます。一人の国家指導者の決断で多くの人の運命が変わってしまします。

 
 またミンスク上空を軍用機が飛んでいる音が聞こえてきました。30分に1回ぐらいの割合で聞こえてくるので、神経に刺さりますね・・・
 
 あ、また音がすると思って今窓から見たら、ヘリコプターの音であることが分かりました。


 フランス海軍がイギリス海峡でロシアの貨物船を拿捕しました。
 
 ロシアはウクライナに全面降伏を要求していますが、ウクライナ政府は拒否。
 話し合うことも拒否したことを公表しました。
 そのためロシア軍は攻撃を再開・・・。
 しかしウクライナは交渉の準備をしていた、と反論。攻撃を再開したいためにロシアが、「ウクライナ側が拒否したから。」と言った、としています。

 ウクライナから退避するベラルーシ人を載せたバスが出発して3日経ってもまだベラルーシに到着できていません。
 現時点で600人のベラルーシ人の旅行者がウクライナから退避中だそうです。
 
 アメリカ政府が再度、ベラルーシに滞在しているアメリカ人にただちにベラルーシ国外へ退避するよう勧告しました。

 ウクライナの外相がEUがロシアをSWIFTから排除すること決定したと述べました。すでにロシアを切り離すプロセスが始まったそうです。


 ブルガリア、ポーランド、チェコ領内の飛行をロシアは停止しました。オランダはウクライナにスティンガー対空ミサイルを供給することを決定しました。

 ウクライナ領内で起きたマレーシア航空17便撃墜事件のとき、乗客の大部分はオランダ人。この事件の詳細は不明の部分も多いのですが、オランダは撃墜したのはロシアだと思って、恨みがあるんですよ。だからロシアの軍用機を攻撃できる対空ミサイルをウクライナに支援しようとしているんです。

 とうとうドイツもロケット推進手榴弾と装甲兵員輸送車14台をオランダ経由で供給することを決定しました。今まで慎重な姿勢でしたが、ドイツもロシアの傍若無人ぶりに、侵略戦争に反対する姿勢を見せました。
 武器のほか1万トンの燃料がポーランド経由でウクライナに供給されるそうです。

 ロシア軍はまずウクライナ中の空港を制圧して、空軍を抑えました。
 しかし、私が思うには、このままロシアがウクライナを占領して勝利宣言を出しても、ゲリラ的に反抗する住民が各地で蜂起しそうです。
 それをもぐら叩きのように抑えていかないといけませんが、なかなか難しいです。長期に渡る抵抗活動は手強い敵です。
 
 ウクライナの市民が女性も手作業でみんなで火炎瓶を作ったりしているようすをBBCのニュースで見ました。

 民間人や子どもにも死者が出ていることが分かる。身近な人が戦死してしまう・・・などの出来事を目の当たりにすると、敵軍が圧倒的に数が多くて勝ち目がなくても、戦いに身を投じてしまう人はたくさん出てくるでしょう。
 愛する人のためとか祖国のためとかいろいろ命を捧げる対象は違っていても、戦いを始める人が、敵が攻めれば攻めるほど出てくるものです。
 当然、ロシアが全面降伏を求めても、大人しく言うことを聞くウクライナ人は少なくなっているのではないでしょうか。

 ロシア軍が進軍してくるのを止めるために橋を爆破しようとしたウクライナ兵が逃げられないことが分かり、自爆の道を選び橋を破壊しました。ロシア軍はそこから先に進めなくなっています。
 このウクライナ兵は英雄の称号を与えられるでしょう。このようなニュースを見聞きしたウクライナ人はどのように思うでしょうか。


 キエフ市長が午後5時から午前8時までの夜間外出禁止令を26日夜から発令しました。
 とりあえず28日午前まで続く予定ですが、延長されるかもしれません。
 外出禁止の時間帯に路上にいる人は、敵の破壊工作部隊や偵察部隊のメンバーと見なされ、攻撃を受けたり拘束されたりする可能性があります。市民の安全のためというより、敵と味方の区別をつけるためですね。

 ウクライナ大統領はロシアの軍艦が黒海に入ってこないようにトルコ政府に対し、ボスポラス海峡とダーダネルス海峡を封鎖するよう要請していましたが、トルコ側がその要求を聞き入れ、封鎖されました。これでロシア艦隊がウクライナ南部から大量に海から攻めることが難しくなります。
 トルコはロシアともウクライナとも関係が深い国で、各国のロシアへの経済制裁に反対していましたが、今回トルコがはっきりとウクライナ側に立ったことで、今後関係が微妙になりそうです。
 トルコがウクライナを支援して、ロシアを敵に回したというより、ロシアのウクライナ侵攻というロシア風の考え方に反対しているのだと思います。 

ポーランドは自国民に対し、ロシアとベラルーシに滞在しないよう勧告しました。

 ベラルーシ大統領とフランス大統領が電話会談するそうです。

  ウクライナ北西部に住む夫の親戚は無事にしているようです。ただ、18-60歳の年齢に該当している男性の親戚もいるので心配です。
 いよいよとなったら、ベラルーシへ避難してほしいと思います。ただ、来られるかどうか。

 ミンスクのウクライナ大使館にはベラルーシ人が花を捧げています。

 ウクライナ側の発表によるとベラルーシ領からウクライナ領に向けて砲撃があったそうです。
 リヴィウ州にロシアのパラシュート部隊が降り立ったという報道があります。いずれも詳細は不明です。

 ウクライナ側の発表によると、ロシア軍が3500人死亡、200人が捕虜になったと発表しました。結局双方に被害が出るんですよね・・・。
 ただ、このロシアの兵の損失はロシアにとって意外だったのではないでしょうか。
 ウクライナ軍は捕虜の画像や動画、尋問のようすなどを報道しています。

 

ベラルーシのコロナウイルス感染者90万7978人。死者数6438人

2022-02-25 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年2月25日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は907978人になりました。1日の新規感染者数は5663人です。新規検査数は22089件で両方の数字にあまり変化はありません。

 死者数は6438人です。

 895092人が回復しました。

 1238万件を超える検査数となりました。

2022年2月25日。戦争を長引かせたくない

2022-02-25 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年2月25日。ロシアのウクライナ侵攻から2日目。

 ウクライナでは1日で137人が死亡しました。

 ウクライナ大統領は総動員法に署名。多くの該当するウクライナ人男性が戦闘に参加します。
 
 ウクライナの西側の国境地帯には国外へ避難しようとしている人の列。戦争が起きたのに、コロナの検査もしないといけないらしいです。すでに10万人が避難しましたが、この数は24日以降急増しそうです。

 ウクライナ国内には5千人のベラルーシ人が残されており、現在避難中と外務省が発表しました。この人達は西にではなく、北に逃げると思います。ベラルーシ人はおそらく無事にベラルーシへ帰国できるでしょう。ただ現時点で国外に出たベラルーシ人がたったの50人・・・
 ベラルーシは他の国と比べて侵攻開始1日目になってようやく退避勧告を出したのですが、遅すぎましたね。
 1000人のベラルーシ人が現地大使館などにどうやって逃げたらいいですかと問い合わせの電話をしてきたらしいです。現在ホットラインを設置してますが、とにかく遅い・・・。
 日本など現地大使館員がずっと前から在留日本人に個別に電話して退避を呼びかけてたというのに。
 ベラルーシ外務省は、もう今はウクライナ上空に飛行機も飛んでないし、ベラルーシへの国境検問所への陸路の避難を勧めています。

 ロシアの軍用輸送機が自国内のボロネジで墜落しました。撃墜されたわけではありません。
 墜落の原因は技術的なミスだそうです。乗組員は死亡しました。特別な重要な物資を運んでいたとされていますが、何なのでしょう。

 オデッサ州にある黒海のズメイヌィ島がロシア軍に占拠されました。ウクライナ兵13人が死亡。(このズメイヌィ島ですが、日本のメディアではスネーク島と報道されているようです。固有名詞はそのままカタカナにしていいと思うんですが。)

 ウクライナ中央銀行は、ロシアルーブルとベラルーシルーブルに対する取引を全面禁止しました。


 避難する人を載せたバスがキエフからミンスクに向かって出発しましたが、その後、バスそのものが所在不明となりました。到着予定時刻を24時間以上過ぎています。運転手は電話に出ない状態です。
 続報です。このバスは14人のベラルーシ人を乗せており、ベラルーシ国境に向かっていましたが、道路が壊れている箇所があり、そこを通れないのでポーランド経由でべラルーシ入りしようとしたのですが、まだウクライナ領内のポーランドに近いところにいるそうです。

 
 またベラルーシ・ルーブルの大暴落が起きるのではないかとベラルーシ国内の両替所にあわててベラルーシ・ルーブルをドルやユーロなどに両替しようとしている人が増えています。
 今日、ベラルーシ大統領は国民に対して「(外貨ではなく)ベラルーシ・ルーブルとして資産を手元に置いておくほうがよい。」とアドバイスしました。
 どうして、このようなアドバイスをするのか? 本当に国民のためを思って、自国貨幣を持っておくほうがいいと大統領自ら教えてくれているのか。それとも有事に備えて銀行(特に国立の銀行)に外貨を貯めておきたくて、それを国民が両替しようとするのを阻止しようと、わざと、ベラルーシ・ルーブルをそのまま持っておくほうがいいですよ、と述べたのか・・・わかりません。

 今日はすでに1ドルが2.90ベラルーシ・ルーブルのレートになっています。
 1ユーロは3.34ベラルーシ・ルーブル。銀行によっては、1ドルが2.99ベラルーシ・ルーブルのところもあります。
 さらに両替の窓口が閉まってしまったり(両替業務休止中)どこそこの両替所は開いているといった情報がネット上で飛び交ったりしているようです。
 
 ベラルーシでは明日から極端な物価の値上がりが始まると考える人が大勢電気製品などもともと値段が高い商品を今のうちにと買いに来ています。またローン払いができなくなるという噂もあります。

 アノニマスがロシアに対してサイバー攻撃をかけると予告しました。
 ベラルーシにも攻撃してきそうです。

 IOCはロシアとベラルーシで開催が予定されているスポーツの大会をすべて別の開催地に振り替えるよう各国スポーツ連盟に要請しました。ロシアとベラルーシの国旗の掲揚や国歌演奏も禁止するよう求めていますが、北京パラリンピックはどうなるんですか?
 世界中の紛争の休戦も求めていますが、ますロシアに直接説得してほしいです。

 
 ロシアと中国の首脳が電話会談をしました。
 ベネズエラとキューバはロシアを支持しています。

 ウクライナ大統領は和平に向けての交渉をする用意があるとしています。
 それに応えてロシア政府も交渉のための代表団を送るとしましたが、送り先はキエフではなく、ベラルーシのミンスクです。
 ウクライナ大統領が条件を受け入れるでしょうか。
 
 ロシア側はウクライナに向かって「抵抗をやめろ。」と言っており、ウクライナ大統領は、欧米諸国(NATO)はウクライナを応援してくれない。(そもそもNATO加盟国ではないから、派兵は難しい。)今からでもNATOに加入できないか、道を模索しているようすです。
 ウクライナ大統領がキエフを脱出したという噂が飛んだが、それはフェイクニュースで、ロシアが狙っているのはまず、ウクライナ大統領で、次はその家族だと述べました。
 国家総動員令が出たので、18歳から60歳までの男性は国外へ出国できなくなり、国境の検問所で外国に出せないと言われて元来た道を戻る男性もいます。
 そんな状態で大統領が首都から逃げ出すわけにはいかないでしょう。

 ロシア外相は、「ロシアはウクライナ国民の独立を願っているのです。」と発言し、はあ?と今思った日本人もいるかと思いますが、これではまるでウクライナ大統領が悪者で、国民に損害を与えている元凶であり、国民の独立をじゃましている人物です、と言っているように聞こえます。
 こうして、ウクライナ国民の独立のために邪魔者であるウクライナ大統領をロシアが退治してあげたよ、侵攻してよかったでしょ、ロシア軍は平和維持軍で解放軍なんです、感謝してね・・・という図式を作ろうとしているのかと私は思いました。 
 
 
 ロシアが侵攻してきて24時間ほどで首都キエフにロシア軍の戦車が侵入ですよ。
 もうすぐロシアが攻めてくると前々からみんな言っていましたが、何となく、侵攻するのはドンバス地方だけで、そこをロシア領にしてしまえば、ロシアも満足するんじゃないか、キエフに来るとしても数日先では、と思っていたのが、大外れでした。そのためまだキエフ市民が大勢自宅に残っていました。
 夜中家で寝てたら、早朝いきなり攻め込まれる・・・ベラルーシ人にとっては第2に次世界大戦中、ナチスドイツ軍がブレストにいきなり攻め込んできたときのことを想起してしまいます。夏でしたが早朝でしたから。


 チェルノブイリ原発をロシア軍が占拠したときに核燃料の格納庫が破損し、周囲の放射線量が上昇しているという報道がありました。これはウクライナ原子力当局の発表です。
 その後ロシア国防省は、放射線量は正常の範囲内だと発表しました。
 どちらの主張を信じたらいいのでしょうか。
 チェルノブイリ原発事故が起きたときもしばらく真実を隠蔽していましたからね。当時はソ連政府でしたが。
 ベラルーシにまで放射能が飛んできているとは思えませんが、明日や明後日事故が起きた場合のことを考えて、常備しているヨウ素剤飲みました。
 娘も、たまたま今日、自宅へ遊びに来ていた娘の友だちもヨウ素剤を飲みました。
 ヨウ素剤を飲むのを全く躊躇しないですね。やっぱりベラルーシ人。 


 日本政府はロシアのウクライナ侵攻を支援しているとしてアメリカ政府がベラルーシへの制裁を表明したことを受け、ベラルーシに制裁を科す方向で検討に入りました。

 対ロシア制裁を日本政府が決めたことにウクライナ外相が謝意を示しました。
 駐日ロシア大使は、対ロシア制裁は両国のためにならないと述べました。

 ベラルーシ大統領は西側からの経済制裁について、「怖くない。死ぬことはない。」と述べました。

 EUはロシア大統領や外相の資産を凍結する制裁を科します。痛くも痒くもないのかもしれませんが。
 対ロシア経済制裁を発動しても、その効き目はすぐに出ないというのが私の予想です。

 ロシアの国営テレビのニュースではモザイクがかかっていますが、軍事行動に巻き込まれて亡くなった民間人の遺体が道端に倒れている様子を報道しています。

 ロシア大統領はウクライナ軍に対し、現ウクライナ政権を転覆させるクーデターを起こすよう呼びかけました。
 とにかくウクライナ大統領を悪者にしたいようです。

 オデッサ港沖で貨物船が被弾し、火災が発生したようですが、船主は日本の企業の貨物船らしいです。

 キエフ市長は市内が戦時下にあるのも同然と発言。キエフ市は西側がロシア軍により封鎖されたようですが、北西にある空港へのアクセスを断ち、リヴィウやポーランドなど西部へ避難する経路も断って、ウクライナ政府要人が首都を捨てて逃げることを阻止しようとしているようです。
 とにかくウクライナ大統領を捕まえて、今回の侵攻の責任を「このウクライナ大統領のせいでロシアは侵攻せざるをえなくなったのですよ。」と押し付けたいのです。

 ロシア大統領は今日も複数の首脳と電話会談。ウズベキスタンからも支持を取り付けたようです。
 シリア大統領はロシアの侵攻を高く評価しました。

 NATOは東欧地域に増兵すると発表しましたが詳細不明。
 ベラルーシから不法入国しようとしたシリアなどの難民の受け入れは全く消極的だった(というよりほとんど拒否していた)ポーランド政府も同じキリスト教圏からのウクライナ難民は手厚く保護しています。
 日本もそうですが、西側諸国は越境したウクライナ難民に食料や一時的な宿泊施設など人道的支援をお願いします。
 もし戦火を逃れて日本までたどり着いたウクライナ人がいたら、日本の皆さんは受け入れてあげてください。お願いします。

2022年2月24日。ロシアがウクライナへ侵攻

2022-02-24 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年2月24日。現地時間早朝、ロシアがウクライナへ侵攻しました。

 ドンバス地方へ平和維持軍を派兵しただけではなく、複数の都市(キエフ、ハリコフ、マリウポリなど)に空から攻撃をしている模様です。
 戦車隊が国境を越えて、じりじりロシアの実質支配地を増やしてくる作戦ではありませんでした。
 これでは奇襲攻撃です。

 ベラルーシ時間午前10時前、キエフとハリコフがロケット弾による攻撃を受けたとキエフ国防省が公式発表しました。

 べラルーシ時間の午前5時頃、ロシア大統領がベラルーシ大統領に詳細を連絡してきたそうです。

 ロシア国防省によると、ウクライナの防空システムを制圧し、空軍基地を破壊したそうです。

 ベラルーシのミンスク空港からのフライトも欠航するものが出てきました。
 午前9時時点でミンスク発イスタンブール行き、テルアビブ行き、ソチ行きのフライトが欠航しています。 

 ベラルーシ人の反応は、「数日で決着がつく。」「ドネツクとルガンスクがロシア領に編入される。クリミアと同じ。」「ウクライナは半分に分割される。」「ユーゴスラビアみたいに分割される。」・・・です。
 もちろん多くのベラルーシ人が戦争に反対。
 男性の中でもウクライナと戦いたくない、という人もいます。
 逆にベラルーシが攻撃されるなら、断固義勇軍に志願するという人も。
 ウクライナに親戚がいるベラルーシ人、ウクライナとビジネスをしていたベラルーシ人もいるので、心配しています。
 ドネツク共和国とルガンスク共和国に住んでいる人の中にも、ロシアに編入されたくないと思っている人もいます。喜んでいるのは親露派で、庶民はただ平穏に暮らしたいだけです。


 ウクライナは全土に戒厳令が敷かれました。

 ベラルーシ南部の国境地帯に合同軍事演習後も駐留していたロシア軍が越境してウクライナ領内に入った模様です。
 キエフはすぐそこです。

 ウクライナ政府側の発表によると、ベラルーシ側からすでに攻撃があったとしています。

 ロシア大統領はウクライナ東部ドンバス地方での特別軍事行動を承認すると早朝発表しましたが、東からも北からも攻撃してきています。


 モスクワとサンクトペテルブルの証券取引所は取引を今朝から停止しました。
 ドルの為替レートは84ロシアルーブルを超え、ユーロは95ルーブルを超えました。同時に、モスクワ証券取引所指数は11%も下落しました。
 その後、ドルの為替レートはほぼ90ロシアルーブルとなり、ユーロは100ロシアルーブルを超えました。
 銀行では、1ドルの価格は100ルーブル以上となっており、1ユーロは115ロシアルーブルです。
 
 ウクライナ大統領は国民に平静を呼びかけ、またウクライナが勝利すると述べるとともに、国が軍事体制に入ったと発表しました。

 ウクライナは正式にウクライナ領空内を旅客機が飛行することを禁止しました。

 ベラルーシ大統領は自国の軍事トップを集め、緊急会議を開くことを現地時間午前9時43分に通達し、会議は1時間後に始めるとしています。
 午前10時前には始まるようです。(これを書いたのは午前10時10分。)

 ウクライナ政府はベラルーシの国境地帯にある検問所一箇所を3月3日までの期限付きで閉鎖しました。

 ベラルーシ外務省はウクライナに滞在している自国民にウクライナ国外に退避するよう勧告しました。(他の国の対応と比べると遅いですね。国境の検問所が閉鎖されているところもあるのに。)

 午前中の軍事会議でベラルーシ大統領は、ロシアが行うドンバス地方への特別軍事行動にベラルーシ軍は合流しないと発表しました。
 つまり、今ウクライナ北部にロシア軍が侵入していますが、その中にベラルーシ軍は入っていないということです。純粋にロシアだけがウクライナに侵攻しているのであって、(ベラルーシ経由で侵入しているから協力してるでしょ?と批判されるかもしれないけれど)ベラルーシ軍はウクライナに攻め入っていませんよ、と言っておいた・・・という感じです。

 さらにロシアが承認したドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国を独立国家としてベラルーシも認めるかどうかについては慎重になっています。

 ベラルーシ大統領は今ウクライナで起こっていることは、戦争と認めています。
 またこの戦争をやめることができる可能性はまだある、とし、そのための条件が複数あるので、その交渉の場としてミンスクを提供する用意があると述べました。
 ただその交渉の場につくまでの条件が多いのと難しいので、話し合いまでたどりつくかどうか。例えば条件の一つにウクライナの非軍事化というのがあるのですが、ウクライナ側がこのような条件をのむとは思えません。
 
 ウクライナ大統領はロシアとの断交を発表。フランスに仲介役を頼んだようです。

 ウクライナ政府は国家総動員法を発動しました。

 ベラルーシ領内から4発の弾道ミサイルが発射されたとウクライナ政府が発表しました。
 本当でしょうか。本当なら、ベラルーシ大統領の「ベラルーシ軍はロシア軍の軍事作戦に参加してない。(あくまで中立)」という発言も虚しく聞こえます。

 ベラルーシ・ルーブルはドル、ユーロに対し、この二日間で大きく下落しました。
 1ドルが2.80ベラルーシ・ルーブルで、1ユーロが3.14ベラルーシ・ルーブルです。

 ウクライナ軍との交戦の末、ロシア軍がチェルノブイリ原発を占拠したとウクライナ政府が発表しました。
 原発そのものに攻撃をしかけるよりはましだと思いますが・・・このような負の遺産をロシアはほしいのですか? 何か隠された目的があるのでしょうか? 
 原発を管理下に置くのは大変ですよ。それとも何かのシンボルにしたい?
 中身の核燃料を核兵器に加工したい? 危険で非常に難しいですよ・・・。

 チェコは在ロシアと在ベラルーシの自国大使を召喚しました。

 NATOはウクライナに部隊を派遣しないことを決定しました。確かにウクライナはNATO加盟国ではないですしね・・・

 イギリスはロシアのアエロフロートなどに制裁をすることを発表。さらに対ベラルーシ経済制裁も発動するそうです。ロシアがの特別軍事行動にベラルーシ軍は合流していないし、合流もしないと言っているのは、こういう経済制裁を受けたくなかったからだと思います。
 しかしイギリスには通じませんでしたね。

 ロシア軍はウクライナのヘルソン州の大部分を占領したと発表しました。

 キエフに向かってロシア軍が進軍中だそうです。
 ウクライナ大統領を狙っているのでしょう。こうしてウクライナの大統領が他の人にロシアにより代えられます。

 ウクライナ大統領はロシア大統領に和平交渉を申し出ました。

 ロシア各地で戦争反対のデモが起こりました。ロシア人も戦争がいやなんですよ。
 ロシア政府当局は1600人以上身柄拘束し、戦争反対の自国人の口封じをしようとしています。

 ミンスクにあるの正教の教会で、ウクライナやロシアを名指してはいないのですが、世界平和を祈るミサを行った教会があります。

 
 

ベラルーシのコロナウイルス感染者90万2315人。死者数6421人

2022-02-24 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年2月24日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は902315人になりました。とうとう90万人台です・・・。
 1日の新規感染者数は5996人です。新規検査数は24196件でどちらの数にもあまり変化はありません。

 死者数は6421人です。

 888963人が回復しました。

 1236万件を超える検査数となりました。

日本語能力試験ミンスク実施決定!

2022-02-23 | 日本文化情報センター
 2年連続中止となっていたミンスクでの日本語能力試験が、実施されることになりました!
 今日、申し込み手続き方法が日本大使館HPに掲載されました。
 インフレのせいで受験料は高くなっていましたが、とにかく実施されることが決まって、日本語教室の生徒は大喜びです。
 署名活動で2021年の試験の代替実施を今年12月に求めていましたが、それは叶いませんでした。
 でも、まだコロナ禍が収束していないし、仕方がないことですね。もしかすると来年代替実施をしてくれるかもしれません。希望はまだあります。
 とにかく今年の7月の実施は決定したので、今から申し込み手続きに入ります。
 そして一人でも多くの合格者が出るよう、受験対策をがんばります!

・・・・・
 追記です。
 実施決定が公表されてからおよそ12時間後にロシアのウクライナ侵攻が始まり、結局ロシアとベラルーシの会場だけ試験が中止になりました。
 詳しくはこちらです。
 
 
 

2022年2月23日。祖国防衛者の日

2022-02-23 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年2月23日。祖国防衛の日(ロシア赤軍創設の日)で、ロシアは公休日です。(日本は天皇誕生日で公休日ですね。)
 この祝日を前にした記念式典にベラルーシ大統領は軍服姿で登壇し、ウクライナ政府とウクライナ国民に平和を呼びかけました。
「ウクライナ政府が一線をまだ超えていないうちに、私たちスラブ人が平和と調和の中で生きられることをしよう。」
 このスラブ人というのは、ロシア人、ウクライナ人、ベラルーシ人を指します。

 ウクライナ政府は戦車部隊を東部方面に集結させつつある模様です。

 アメリカ大統領が緊急演説をしました。ロシアのウクライナの主権に対する侵害は容認できず、侵攻の始まりであり、アメリカとしてはロシアの銀行やロシア大統領側近などに経済制裁を加えることを表明しました。
 イギリスもすでにロシアの銀行や富豪などに経済制裁を出しています。

2022年2月23日。祖国防衛の日(ロシア赤軍創設の日)で、ロシアは公休日です。(日本は天皇誕生日で公休日ですね。)
 この祝日を前にした記念式典にベラルーシ大統領は軍服姿で登壇し、ウクライナ政府とウクライナ国民に平和を呼びかけました。
「ウクライナ政府が一線をまだ超えていないうちに、私たちスラブ人が平和と調和の中で生きられることをしよう。」
 このスラブ人というのは、ロシア人、ウクライナ人、ベラルーシ人を指します。

 ウクライナ政府は戦車部隊を東部方面に集結させつつある模様です。

 アメリカ大統領が緊急演説をしました。ロシアのウクライナの主権に対する侵害は容認できず、侵攻の始まりであり、アメリカとしてはロシアの銀行やロシア大統領側近などに経済制裁を加えることを表明しました。
 イギリスもすでにロシアの銀行や富豪などに経済制裁を出しています。

 またアメリカ大統領が、合同軍事演習を目的としてロシア軍がベラルーシ領内に留まったままだが、それを撤収しなければ、バルト三国にアメリカ軍を配備すると述べました。睨みをきかせるということです。
 ベラルーシがロシアと一緒にウクライナのほうを見つめていたら、後ろのバルト三国からアメリカ軍がベラルーシに越境してくる可能性があります。下手をすると、ベラルーシが戦場になるかもしれない。(ロシアからすると自国領内が戦場になるわけではない。)ですので、このような事態ばかりは避けていただきたいです・・・。

 ロシアがウクライナにいる自国の外交官の全員退避を決定しました。
 その後キエフのロシア大使館は閉鎖されました。

 EUもドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国を独立国家として承認したロシアに対して経済制裁を発動しました。
 日本も制裁を決定しました。とは言え、内容が他の国と比べるとあまり効果があるように見えないらしく、ウクライナ外相から、日本はもっと強固な制裁をロシアに対して発動してほしいと注文をつけられている始末です。

 ウクライナ全土に緊急事態宣言が発令されました。ただし30日間です。延長される可能性もあります。

 ガスパイプライン、ノルドストリーム2の稼働承認を停止するとドイツ政府が発表しましたが、ウクライナ政府は、稼働承認ではなくノルドストリーム2そのものを完全停止するようドイツ政府に求めました。

 ウクライナの政府や議会、銀行などのウエブサイトに大規模サイバー攻撃が次々と開始されました。
 このような攻撃も戦略の一つと考えるとすでに戦争は始まっているのかもしれません。

 
 

ベラルーシのコロナウイルス感染者89万6319人。死者数6407人

2022-02-23 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年2月23日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は896319人になりました。1日の新規感染者数は6230人です。前日より大幅に増えましたが、新規検査数も5倍ぐらい増えました。

 死者数は6497人です。

 882376人が回復しました。

 1234万件を超える検査数となりました。


ベラルーシのコロナウイルス感染者89万89人。死者数6392人

2022-02-22 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年2月22日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は890089人になりました。もう89万人台です・・・。
 1日の新規感染者数は2507人です。とっても減りました。しかし、1日の新規検査数はたったの5597件です・・・。
 あまり陽性率は減っていません。

 死者数は6392人です。

 875660人が回復しました。

 1231万件を超える検査数となりました。
 

 

2022年2月22日。ウクライナはロシアと国交断絶検討へ

2022-02-22 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年2月22日。天気予報が外れて、ミンスクは雪と風です。

 昨日、ロシア政府がウクライナ東部のドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国を独立国家として承認したことを受けて、西側諸国は一斉に反発、非難。

 両共和国の住人のうち親露派は大喜び。

 ロシアは平和維持軍を両共和国に派兵することを決定。

 ウクライナ政府は、両共和国を独立国家として承認したことを取り消すようロシア政府に要請。

 ロシア外相は、ウクライナ政権がウクライナ全域に対する主権を持っているとは思えません、と発言。
(つまり、今のウクライナ大統領なんて支持率低いし、クリミアだって、ロシアが実質支配しているでしょ、と言いたい。)

 戦争が今にも始まりそうな予感からロシア・ルーブルは一気に下落。ベラルーシ・ルーブルに対しても価値が下がりました。
 米ドル、ユーロに対して、為替レートですがベラルーシ・ルーブルが急落しました。

 ドイツは建設完成したばかりのガスパイプライン「ノルドストリーム2」の稼働手続きを停止しました。ドイツにロシアのガスが運ばれなくなるので、ガス代が値上がりし、家計を圧迫しますが、それに国民が文句を言っても、聞いている耳もない切迫した状況です。

 ベラルーシ政府は、両共和国を独立国家として承認したロシア政府の決定を尊重し、理解すると発表。

 ミンスク合意がすっかり有名無実化しましたが、仲介役だったベラルーシはそのときの努力を無駄なものにされてしまった格好になりました。しかし、それに対してロシア政府に文句も言えない状況です。
 
ロシア大統領は「ミンスク合意はもはや存在しない。でもこうなったのはウクライナのせい。」と発言しました。

 ウクライナ大統領が、ウクライナを(部分的であっても)「誰にも渡さない!」と主張しましたが、「ベラルーシを誰にも渡さない!」と演説の締めに言っていたべラルーシ大統領を思い出してしまいました。
 両人の発言に含まれていることの重みを感じます。

 ロシアは今回ウクライナのうちまずドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国を十個王支配下に置いて、つまりロシアの一部にしてしまい、それからウクライナの残りの部分もロシア領にしてしまおうという計画なのだ、と予測する人もいます。
 要するにどんどんロシアを広げるという形のソ連復活を目指している。だから10−15年かかるという計算です。
 もしロシアがこのような方法でロシアの面積を広げようとしているなら、ベラルーシもそうなってしまうでしょう。それともベラルーシ大統領が踏ん張り続ければ、ベラルーシは独立国家として生き残れるでしょうか。
 このような話をロシアとベラルーシの大統領は会談で話し合っているかもしれません。合同軍事演習などして、すっかりベラルーシはロシア側についている形ですが、裏でロシアから、いろいろな条件を突きつけられていて、ベラルーシ大統領は必死で舵取りしている可能性があります。そこへ、ベラルーシ大統領の批判をするベラルーシ人が出てくると、あーあ、何も分かってないのに・・・と思うのでしょう。大統領を批判し、邪魔する人イコール我が国の国益にならない人というレッテルを貼り付けるのも分からなくもないです。

 
 ベラルーシ国立銀行のサイトが開かなくなりました。詳細は不明ですが、サイバー攻撃でしょうか?

 ウクライナはロシアとの国交を断絶することを検討し始めました。


 今日一日でウクライナをめぐるニュースが目まぐるしいです。
 明日ロシアは、祖国防衛者の日で祭日です。ロシア赤軍が創設された日が元になっています。ベラルーシも祭日ですが、公休日ではありません。

 ベラルーシの大学では、男子学生に対して軍事教練の授業を行っていますが、これは通常のことです。今年はさすがに緊張感が高いです。
 うちの子が通うのは医大なので、男子学生は軍事教練の授業に出席していますが、普段の白衣は着ずにスーツ、ネクタイ着用だそうです。すでに銃の扱い方は去年学んで、今は戦地での攻防作戦についての講義を聞いているらしいです。
 結局、医大生なので戦地に送られることになっても銃を手に取ることはなく、野戦病院で治療の手伝いをする可能性が高く、医者が実際に銃を手にするのは戦争の最終局面だけでしょう。
 他の大学の場合は、軍服(迷彩服)着用の上、軍事教練の授業に出席しているそうです。