ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2023年1月16日。ウクライナ侵攻から328日目

2023-01-16 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年1月16日。
 気温は0度前後にまで上がり、雪が溶けたり、その上に雨が降ったり雪が降ったりしています。
 やっぱりこの冬は暖冬だと思います。この気候がどれだけ戦局に影響を与えるのか・・・。

 こちらのニュースを見ていると、ロシア軍がウクライナ兵士を何人殺したとか、ウクライナ軍がロシア兵士を何人殺したとか相反する数字が飛び交っていて、どっちを信じたらいいのか分からないのですが、民間人死亡のニュースは正しい報道だと思います。

  国連人権高等弁務官事務所は今日、ロシアが侵攻した昨年2月以降、ウクライナで殺害された民間人は7000人以上に上ると発表しました。

 ドニプロで14日に起きたロシア軍によるミサイル攻撃で9階建ての集合住宅が破壊され、ウクライナ非常事態庁は今日、死者数が子供3人を含む40人に上ったと明らかにしました。
 子供14人を含む75人が負傷し、瓦礫の下の行方不明者の捜索が続いています。
 この攻撃についてロシア大統領報道官は今日、ウクライナの対空ミサイルによるものだと主張し、ロシア軍の関与を否定。これを信じるウクライナ人は少ないでしょう。
 ヘルソンでは昨日、ロシア軍の砲撃で7人が負傷し、赤十字社の施設が被弾しました。この報道も正しいでしょう。

 予定通りロシア軍とベラルーシ軍は今日から、ベラルーシ国内で航空部隊の合同軍事演習を開始しました。
 独立系メディアによると、ロシア軍のヘリコプター12機が8日に、戦闘機8機が15日にそれぞれベラルーシの軍用空港に到着。弾薬も運ばれたようです。
 国営ベルタ通信によれば、ベラルーシの安全保障会議第1副書記は昨日、合同演習が「防衛的」なものだと主張し、あくまで攻撃のためではないことを示唆しました。


 ベラルーシのニュースでは最近、麻薬をベラルーシへ密輸しようとして、逮捕されるケースが増えています。
 これも戦争が影響しているような気がします。