2022年8月31日。
旧ソ連のゴルバチョフ元大統領が30日午後に亡くなりました。91歳でした。
ゴルバチョフ氏について評価する人もいれば、批判する人もいます。
ウクライナ侵攻を巡っては、ゴルバチョフ氏の財団は「一刻も早い戦闘行為の停止を求める」という声明を発表していました。どんな思いで亡くなったのか・・・
今日、ベラルーシ大統領は遺族に哀悼の意を表しました。
プーチン大統領も、ゴルバチョフ元大統領は「世界史に大きな影響を与えた。複雑で劇的な変化、大規模な外交政策、経済的および社会的課題の時代にわが国を率いた。私は改革が必要であることを深く理解しており、差し迫った問題に対して私自身の解決策を提示しようとした。」
と述べました。ゴルバチョフ元大統領が率いた変化とはペレストロイカのことでしょうが、プーチン大統領のが必要だと理解している改革とはウクライナ侵攻完遂の後に訪れる結果のことでしょう。
リトアニア外相は31日、「リトアニア人がゴルバチョフをたたえることはないだろう」とツイートしました。血の日曜日事件のことをリトアニアが忘れることはないです。
ノーベル平和賞をもらって褒められていても、こんな事件を起こした責任者ですよ。
結局、冷戦終結などの功績は対外的にあったのですが、ソ連国内では、グラスノスチを始めたせいで、ソ連崩壊へのステップが始まり、ペレストロイカを思いついて始めたときには経済がすでに後戻りできない段階まで来てしまっていて、対応が遅かったと思います。
多くの一般市民は、経済が悪化したのはゴルバチョフのせいとしています。とにかく一人の人間に責任を押し付ける一般人が多いのが特徴です。つまり独裁政治の裏返しなんですよね。独裁は一人威張っている人がいて、その人とその側近だけが甘い汁を吸っているというイメージを持つ日本人が多いと思いますが、その国に住んでいる一般人は、逆に自分たちには責任はなく、独裁者一人が責任を負うのだという考えでいます。
だから革命勃発のように、極端から極端へ歴史が走ってしまうんですよね。
ウクライナ軍の当局者によれば、8月31日の夜、ロシア軍は北東部のハルキウで地対空ミサイル「S300」6発を発射したものの、このうち1発が軌道を外れ、国境に近いロシア・ベルゴロドの住宅街に着弾したそうです。
自分の国の国民に攻撃してしまっています。
ロケットが着弾した正確な場所ははっきりしていませんが、メッセージアプリ「テレグラム」の複数のチャンネルによれば、ベルゴロド南西部のコムソモルスキー村と見られています。
犠牲者は出ていないとベルゴロド州知事が述べています。被害を隠している可能性もあるでしょう。
ラトビア外務省はベラルーシ外務省との協力関係を一方的に終了させることを決定しました。
ベラルーシ外務省は、このような決定はラトビアが自国内の問題から国民の目をそらすためにしていると批判しています。
ベラルーシは天然資源が乏しい国と言う認識で特にエネルギー資源がほとんど採れないため、ロシアなどと比べると経済的に有利に立てない国です。
しかし、現実はそんなことを言っていじけているわけにはゆかなくなっています。
ベラルーシにもエネルギー資源があることを思い出しました。それは泥炭です。石油や石炭と比べるとエネルギー資源としては熱量がないのですが、国内であるもので何とか経済危機を切り抜けないといけないのですよ。
というわけで、今あちこちで泥炭を掘り返しています。
ベラルーシの泥炭総埋蔵量は24億トンと推定されているそうです。これを知恵を絞って有効活用するべきですよ。今、その時が来たという感じです。
ベラルーシのニュースを見ると、今年の冬、西側諸国はエネルギー不足で、物価が高騰し、暖房もできなくなってみんな凍えるだろう、などと報道しています。それを尻目に泥炭を準備しているベラルーシは、冬の寒さもちゃんと乗り切れるでしょう、と言いたいようです。
ベラルーシ科学アカデミーには前々から泥炭研究所もあって、ベラルーシ人の学者が研究と技術開発を続けてきたのだから、こういうときにこそ最大限に有効活用するべきですよ。
もし、泥炭を掘り尽くしたら、この国はどうなるのかなあと思います。そのときには、国に1万ある湖沼の底から湧き出てくるメタンガスを集めまくるでしょう。ただ、その様子を想像すると、ベラルーシがメタンガスを必死に集めるようになるというのは、いよいよベラルーシのエネルギー事情が瀕死状態になっているというバロメータになっているのではと思います。
ただ、泥炭総埋蔵量は24億トンもあるそうなので、そんな事態に陥ることはまずないでしょう。
旧ソ連のゴルバチョフ元大統領が30日午後に亡くなりました。91歳でした。
ゴルバチョフ氏について評価する人もいれば、批判する人もいます。
ウクライナ侵攻を巡っては、ゴルバチョフ氏の財団は「一刻も早い戦闘行為の停止を求める」という声明を発表していました。どんな思いで亡くなったのか・・・
今日、ベラルーシ大統領は遺族に哀悼の意を表しました。
プーチン大統領も、ゴルバチョフ元大統領は「世界史に大きな影響を与えた。複雑で劇的な変化、大規模な外交政策、経済的および社会的課題の時代にわが国を率いた。私は改革が必要であることを深く理解しており、差し迫った問題に対して私自身の解決策を提示しようとした。」
と述べました。ゴルバチョフ元大統領が率いた変化とはペレストロイカのことでしょうが、プーチン大統領のが必要だと理解している改革とはウクライナ侵攻完遂の後に訪れる結果のことでしょう。
リトアニア外相は31日、「リトアニア人がゴルバチョフをたたえることはないだろう」とツイートしました。血の日曜日事件のことをリトアニアが忘れることはないです。
ノーベル平和賞をもらって褒められていても、こんな事件を起こした責任者ですよ。
結局、冷戦終結などの功績は対外的にあったのですが、ソ連国内では、グラスノスチを始めたせいで、ソ連崩壊へのステップが始まり、ペレストロイカを思いついて始めたときには経済がすでに後戻りできない段階まで来てしまっていて、対応が遅かったと思います。
多くの一般市民は、経済が悪化したのはゴルバチョフのせいとしています。とにかく一人の人間に責任を押し付ける一般人が多いのが特徴です。つまり独裁政治の裏返しなんですよね。独裁は一人威張っている人がいて、その人とその側近だけが甘い汁を吸っているというイメージを持つ日本人が多いと思いますが、その国に住んでいる一般人は、逆に自分たちには責任はなく、独裁者一人が責任を負うのだという考えでいます。
だから革命勃発のように、極端から極端へ歴史が走ってしまうんですよね。
ウクライナ軍の当局者によれば、8月31日の夜、ロシア軍は北東部のハルキウで地対空ミサイル「S300」6発を発射したものの、このうち1発が軌道を外れ、国境に近いロシア・ベルゴロドの住宅街に着弾したそうです。
自分の国の国民に攻撃してしまっています。
ロケットが着弾した正確な場所ははっきりしていませんが、メッセージアプリ「テレグラム」の複数のチャンネルによれば、ベルゴロド南西部のコムソモルスキー村と見られています。
犠牲者は出ていないとベルゴロド州知事が述べています。被害を隠している可能性もあるでしょう。
ラトビア外務省はベラルーシ外務省との協力関係を一方的に終了させることを決定しました。
ベラルーシ外務省は、このような決定はラトビアが自国内の問題から国民の目をそらすためにしていると批判しています。
ベラルーシは天然資源が乏しい国と言う認識で特にエネルギー資源がほとんど採れないため、ロシアなどと比べると経済的に有利に立てない国です。
しかし、現実はそんなことを言っていじけているわけにはゆかなくなっています。
ベラルーシにもエネルギー資源があることを思い出しました。それは泥炭です。石油や石炭と比べるとエネルギー資源としては熱量がないのですが、国内であるもので何とか経済危機を切り抜けないといけないのですよ。
というわけで、今あちこちで泥炭を掘り返しています。
ベラルーシの泥炭総埋蔵量は24億トンと推定されているそうです。これを知恵を絞って有効活用するべきですよ。今、その時が来たという感じです。
ベラルーシのニュースを見ると、今年の冬、西側諸国はエネルギー不足で、物価が高騰し、暖房もできなくなってみんな凍えるだろう、などと報道しています。それを尻目に泥炭を準備しているベラルーシは、冬の寒さもちゃんと乗り切れるでしょう、と言いたいようです。
ベラルーシ科学アカデミーには前々から泥炭研究所もあって、ベラルーシ人の学者が研究と技術開発を続けてきたのだから、こういうときにこそ最大限に有効活用するべきですよ。
もし、泥炭を掘り尽くしたら、この国はどうなるのかなあと思います。そのときには、国に1万ある湖沼の底から湧き出てくるメタンガスを集めまくるでしょう。ただ、その様子を想像すると、ベラルーシがメタンガスを必死に集めるようになるというのは、いよいよベラルーシのエネルギー事情が瀕死状態になっているというバロメータになっているのではと思います。
ただ、泥炭総埋蔵量は24億トンもあるそうなので、そんな事態に陥ることはまずないでしょう。