2022年4月15日。
ミンスクは暖かくなりましたが、今日からまた雨の予報です。
グーグルはベラルーシ国内のユーザーに対して有料サービスを停止することを決定しました。
ベラルーシでも砂糖が値上がりします。60コペイカだけですが。今のところ買い占め騒ぎなどは起きていません。
ロシアの航空会社も同じことをしているのですが、ベラルーシでも規制違反です。
アメリカ商務省によると、問題になっているのは、ベラルーシ航空最大手の国営ベラビアが運航するボーイングの7機がアメリカの輸出規制を違反しているのにも関わらず、運航を続けていることがわかりました。
在ベラルーシ・ロシア大使館はベラルーシ国内の病院に多数の負傷したロシア人兵士が収容(入院)しているという情報を否定しました。
昨日、ロシアのブリャンスク州の村に向かって攻撃をしたウクライナ軍のヘリコプターをロシア軍が今日、撃墜したと発表しました。
NATOの軍艦5隻がバルト海で軍事演習を始めました。
ロシア国防省はマリウポリにあるイリイチ・コンビナートを全面制圧し、全てのウクライナ・ナチスを追い払ったと発表しました。イリイチ・コンビナートはわかりやすく言うと巨大製鉄所です。
ロシア連邦院のアンドレイ・クリモフ上院議員は、ウクライナでのロシア軍の特殊軍事作戦がまもなく完了すると公に発表しました。
上院議員の発言なので注目されます。まもなくとは、今月中ということでしょうか。
CNNの報道記事で「ウクライナでの戦闘望むベラルーシの亡命者部隊、訓練に密着」「ウクライナのために戦うベラルーシ人、プーチン氏の支配からの祖国解放を望む」というレポがあったので見ました。(後者の記事はちゃんと日本語に訳されています。)
それによると・・・
ポーランド・ウクライナ国境のポーランド側の雑木林で、自らを「ポホニア大隊」と名付けた主にポーランドやヨーロッパ各地に住む30人弱のベラルーシ人亡命者グループが軍事訓練をしている。
メンバーの大半は2020年のベラルーシ大統領選挙の際、政権に反対したととして、取締を受け、国外へ脱出、亡命したベラルーシ人である。
隊員らの年齢は19〜60歳。戦闘経験のある者はほとんどいない。一団を率いるのは反体制派でレストラン経営者のバディム・プロコピエフ氏。
プロコピエフ氏は11日、「私はベラルーシ人にウクライナのための戦いに参加するよう呼び掛けた。」その結果、ポホニア大隊がポーランドで結成された。
ウクライナを守るための戦いにすでに参加している数百人のベラルーシ人の仲間入りをすることをポホニア大隊は望んでいる。
ベラルーシ人志願兵たちは、ロシア大統領の支配からベラルーシを解放するためにはまずウクライナでロシア大統領(ロシア勢力)を倒さなければならないと話している。
「ウクライナがこの戦争に負ければ、ベラルーシが自由になるチャンスはゼロだ」とプロコピエフ氏は話した。
ベラルーシの野党指導者チハノフスカヤ氏によると、開戦以来4人のベラルーシ人志願兵が死亡したという。
「ベラルーシの人々は、自国の運命がウクライナの運命に左右されることを理解している。ウクライナの自由は、ルカシェンコ政権を排除するために非常に重要だ。また、サイバー活動家は最近、対ウクライナ戦争に関与したベラルーシの国家機関をハッキングし、オンラインでロシアの偽情報と戦い続けている。」とチハノフスカヤ氏が明らかにした。
ベラルーシでは、ロシア軍がウクライナへの物資輸送に使用していた鉄道が4月に活動家によって部分的に切断された。
NATOはロシアがベラルーシに援軍を要請することを懸念している。そうなると、ベラルーシ軍兵士とベラルーシ人志願兵がウクライナの戦場で戦うことになる。
・・・以上はCNNのニュース記事の引用です。
このプロコピエフ氏ですが、
2020年5月7日の投稿記事に書いたレストラン経営者のことです。
プロコピエフ氏はベラルーシの飲食店協会会長で、コロナ禍で飲食店業界が打撃を受けたことに対し、政府は保障をしないといったことを批判していました。
その後、大統領選挙のころには反体制派になったようですね。その前に、ベラルーシでのレストラン経営に見切りをつけて、シンガポールにレストラン経営をするとベラルーシから出国したとニュースになっていました。
大統領選挙後、ベラルーシ国内でもめているときには、プロコピエフ氏は、ネット上でベラルーシ大統領の三男に向かって、父のしていることに疑問を持つように呼びかけていました。「? 他人の息子に何を言ってるの?」というアプローチ方法ですけどね・・・。
そうしたら、今はポホニア大隊を創立して、ポーランドの雑木林の中で軍事訓練をしているので、びっくりです。