2022年4月10日。ミンスクはようやく穏やかな天気となりました。
ウクライナは、ベラルーシの教育機関の卒業証書を認めない決定を出しました。
例えばベラルーシの高校の卒業証書を提示して、ウクライナの大学に入学や留学をしようとしても、高卒と認めないから、入学試験も受験できないということです。
同様に大学の卒業証書を見せても、大卒とは見なされないので、就職に不利になります。
つまり進学にしろ就職にしろ、ベラルーシで教育を受けた人はウクライナに来るなということです。
ロシアでは書店に警察が入り、ウクライナ関連の書籍を全て没収しています。
店員やそのとき偶然書店内にいた客も身柄拘束されたり、取り調べを受けたりしています。
ロシアで反戦のビラを貼っていた人が捕まり、12日間留置所に入れられていたと報道されていますが、大統領選挙後、デモ参加者や偶然近くを歩いていた人が拘束されて、取調べ中に暴行を受けたりしたのを毎日ニュースで読んでいた私はもう感覚が麻痺してしまったのか、ロシア人の反戦活動家逮捕のニュースを聞いても、「12日間? 大して長くないな。この人、留置所のトイレの写真を撮ってるけど、スマホが手元にあったの? ロシアの留置所、優しいな。トイレも使えているみたいだし。ベラルーシよりましだな。」と思ってしまいました。
今日から日本の対ベラルーシ経済制裁の一つが発動します。
ベルアグロプロム銀行、ダブラビト銀行、ベラルーシ共和国開発銀行の3行そして、ベラルーシ大統領の長男と次男、大統領報道官、内務大臣など12人の資産凍結と取引禁止です。
またベラルーシ国防省の輸出禁止も導入しました。どれぐらい効果があるのか、私にはよく分かりません。
アメリカの格付け会社「スタンダード・アンド・プアーズ・グローバル」はロシアの外貨建て国債を「部分的なデフォルト(債務不履行)」とみなす格付けに引き下げた後、ロシアに関連するすべての格付けを取り下げました。
(もうすぐベラルーシも同じことになるでしょう。)
フィンランドとスウェーデンがNATOに近く加盟することになりました。
早ければ今年の夏です。(ウクライナはなかなかNATO加盟が認められないのに・・・)
今回のロシアのウクライナ侵攻を見たら、隣のフィンランドが焦って、対ロシア国境地帯にNATO軍をすぐ配置したいと思うようになるのは当然ですよね。
ただ、これを知ったロシアはどう思うでしょう。
NATOがロシアにじりじり近づいてくるのがロシアは最も嫌うことです。なので、その夏のフィンランド加盟前に、それを阻止しようとロシアがフィンランドに侵攻する可能性も出てきました。今年の夏までにって、もうすぐですよ。
フィンランド侵攻のためにロシアが軍をウクライナから配置し直して、その結果今回のウクライナ侵攻が収まるという皮肉なことになるかもしれません。
EU加盟国なのにロシア寄りのハンガリーがEUから除名される可能性も出てきました。
NATO事務総長はイギリスのデイリーとのインタビューで、NATO圏境に常時軍隊を配備する計画を立てていると話しました。具体的には、さらなるロシアの侵略を防ぐためであるそうで、つまりロシアとNATOの間の戦争を想定して前々から準備しておく、ということです。
その圏境がはっきりしていないと軍の配置もできませんから、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟をはっきりさせたいという流れになるでしょう。
国際原子力機関はウクライナ側からの報告として、チェルノブイリ原発の放射能汚染レベルが上昇しているが、限度内だと発表しました。
また保守の職員が不足しているので、安全確保のため、可能な限り早急に専門家をチェルノブイリに派遣する必要性があるとの認識を示しました。
あの赤い森でロシア兵が掘った塹壕の跡も調査されていますが、確かに放射能レベルは高いほうでした。どれぐらい長くここで穴を掘っていたのか知りませんが、5日間そこにいただけで、1年間の許容限度を超えるレベルでした。
ロシアのメディアの報道です。
マリウポリの商業港で、ウクライナ軍であるアゾフ連隊が外国籍の船舶を押収しました。
外国籍と言っても具体的にどこの船舶なのかはっきり報道されていません。
船の名前は「ツァレブナ」と「レディ・オーガスタ」だそうです。
ドネツク人民共和国の民兵の話によると、アゾフ連隊は乗組員を人質にとって、甲板から砲撃をしているそうです。
乗組員の命を救うためにドネツク人民共和国民兵とロシア軍は協力して、抗戦中だそうです。
調べてみたら、「ツァレブナ」はブルガリア船籍、「レディ・オーガスタ」はジャマイカの旗を掲げているそうです。
また衝撃ニュースです。
ウクライナのチェルノブイリ原発周辺の立ち入り制限区域の管理当局は今日、ロシア軍が、制限区域内にある研究所から133個の高レベルの放射性物質を盗み出したとフェイスブックで明らかにしました。
管理当局は「素人が扱えば、少量であっても死に至らしめる」ほどの高レベルだと指摘しました。
今、この放射性物質はどこにあるのでしょう?
容器は? 周りのロシア兵士は防護服を着ているのか? 状況が分からないので何とも言えません。
チェルノブイリなどのウクライナにある原発を占拠したのは、放射性物質を盗むことがそもそもの目的だったのでしょうか。
何のために? おそらく核兵器に応用するためでしょう。そのために自国の兵士が被爆して死んでしまってもいいと、ロシア政府は考えているようです。
ウクライナは、ベラルーシの教育機関の卒業証書を認めない決定を出しました。
例えばベラルーシの高校の卒業証書を提示して、ウクライナの大学に入学や留学をしようとしても、高卒と認めないから、入学試験も受験できないということです。
同様に大学の卒業証書を見せても、大卒とは見なされないので、就職に不利になります。
つまり進学にしろ就職にしろ、ベラルーシで教育を受けた人はウクライナに来るなということです。
ロシアでは書店に警察が入り、ウクライナ関連の書籍を全て没収しています。
店員やそのとき偶然書店内にいた客も身柄拘束されたり、取り調べを受けたりしています。
ロシアで反戦のビラを貼っていた人が捕まり、12日間留置所に入れられていたと報道されていますが、大統領選挙後、デモ参加者や偶然近くを歩いていた人が拘束されて、取調べ中に暴行を受けたりしたのを毎日ニュースで読んでいた私はもう感覚が麻痺してしまったのか、ロシア人の反戦活動家逮捕のニュースを聞いても、「12日間? 大して長くないな。この人、留置所のトイレの写真を撮ってるけど、スマホが手元にあったの? ロシアの留置所、優しいな。トイレも使えているみたいだし。ベラルーシよりましだな。」と思ってしまいました。
今日から日本の対ベラルーシ経済制裁の一つが発動します。
ベルアグロプロム銀行、ダブラビト銀行、ベラルーシ共和国開発銀行の3行そして、ベラルーシ大統領の長男と次男、大統領報道官、内務大臣など12人の資産凍結と取引禁止です。
またベラルーシ国防省の輸出禁止も導入しました。どれぐらい効果があるのか、私にはよく分かりません。
アメリカの格付け会社「スタンダード・アンド・プアーズ・グローバル」はロシアの外貨建て国債を「部分的なデフォルト(債務不履行)」とみなす格付けに引き下げた後、ロシアに関連するすべての格付けを取り下げました。
(もうすぐベラルーシも同じことになるでしょう。)
フィンランドとスウェーデンがNATOに近く加盟することになりました。
早ければ今年の夏です。(ウクライナはなかなかNATO加盟が認められないのに・・・)
今回のロシアのウクライナ侵攻を見たら、隣のフィンランドが焦って、対ロシア国境地帯にNATO軍をすぐ配置したいと思うようになるのは当然ですよね。
ただ、これを知ったロシアはどう思うでしょう。
NATOがロシアにじりじり近づいてくるのがロシアは最も嫌うことです。なので、その夏のフィンランド加盟前に、それを阻止しようとロシアがフィンランドに侵攻する可能性も出てきました。今年の夏までにって、もうすぐですよ。
フィンランド侵攻のためにロシアが軍をウクライナから配置し直して、その結果今回のウクライナ侵攻が収まるという皮肉なことになるかもしれません。
EU加盟国なのにロシア寄りのハンガリーがEUから除名される可能性も出てきました。
NATO事務総長はイギリスのデイリーとのインタビューで、NATO圏境に常時軍隊を配備する計画を立てていると話しました。具体的には、さらなるロシアの侵略を防ぐためであるそうで、つまりロシアとNATOの間の戦争を想定して前々から準備しておく、ということです。
その圏境がはっきりしていないと軍の配置もできませんから、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟をはっきりさせたいという流れになるでしょう。
国際原子力機関はウクライナ側からの報告として、チェルノブイリ原発の放射能汚染レベルが上昇しているが、限度内だと発表しました。
また保守の職員が不足しているので、安全確保のため、可能な限り早急に専門家をチェルノブイリに派遣する必要性があるとの認識を示しました。
あの赤い森でロシア兵が掘った塹壕の跡も調査されていますが、確かに放射能レベルは高いほうでした。どれぐらい長くここで穴を掘っていたのか知りませんが、5日間そこにいただけで、1年間の許容限度を超えるレベルでした。
ロシアのメディアの報道です。
マリウポリの商業港で、ウクライナ軍であるアゾフ連隊が外国籍の船舶を押収しました。
外国籍と言っても具体的にどこの船舶なのかはっきり報道されていません。
船の名前は「ツァレブナ」と「レディ・オーガスタ」だそうです。
ドネツク人民共和国の民兵の話によると、アゾフ連隊は乗組員を人質にとって、甲板から砲撃をしているそうです。
乗組員の命を救うためにドネツク人民共和国民兵とロシア軍は協力して、抗戦中だそうです。
調べてみたら、「ツァレブナ」はブルガリア船籍、「レディ・オーガスタ」はジャマイカの旗を掲げているそうです。
また衝撃ニュースです。
ウクライナのチェルノブイリ原発周辺の立ち入り制限区域の管理当局は今日、ロシア軍が、制限区域内にある研究所から133個の高レベルの放射性物質を盗み出したとフェイスブックで明らかにしました。
管理当局は「素人が扱えば、少量であっても死に至らしめる」ほどの高レベルだと指摘しました。
今、この放射性物質はどこにあるのでしょう?
容器は? 周りのロシア兵士は防護服を着ているのか? 状況が分からないので何とも言えません。
チェルノブイリなどのウクライナにある原発を占拠したのは、放射性物質を盗むことがそもそもの目的だったのでしょうか。
何のために? おそらく核兵器に応用するためでしょう。そのために自国の兵士が被爆して死んでしまってもいいと、ロシア政府は考えているようです。