2022年4月17日。
昨日ウクライナ当局者は約2500~3000人のウクライナ兵が死亡したのに対し、ロシア兵の死者数は1万9000~2万人に上ると指摘しましたが、それに対しロシア国防省は、ウクライナ軍の戦死者は2万3367人だと発表しました。
これ、敵国側の損失については、ここまで正確な数字は把握できないのではないかと思います。
敵意喪失のために多めに見積もるでしょうし。
ロシアがこのような発表をするなら、ついでにウクライナ民間人の死傷者数も発表してほしいです。
ロシア軍はマリウポリにあるアゾフスタリ製鉄所に立てこもるウクライナ兵に対し日本時間17日午後7時までに武器を置けば命を保証すると投降を呼びかけました。
さらにロシア国防省は、ウクライナ側の通信内容を傍受したとして、投降を拒否すると殺すとウクライナ軍内部で指示されていると主張しました。
そしてロシア国防省は「抵抗を続ければ全員殺害することになる」と警告しました。
つまり、ウクライナ兵士が投降すると言ったら、同じウクライナ兵士に殺される。
投降せずに戦い続けると、(勝たない限り)ロシア軍に殺される。という状況です。
ウクライナ大統領はマリウポリのウクライナ軍が全滅すれば、ロシアとの停戦協議は終わりを迎えることになると述べました。停戦交渉の打ち切りです。
またCNNとのインタビューで、ウクライナ大統領は、ウクライナ軍はドンバスの領土のために最後まで戦うと述べました。ウクライナはドンバスをロシアに譲ることはできず、なぜならそうなると、ロシア軍はキーウに対する攻撃を再開するからだと大統領は述べました。
また、ウクライナはあと10年はロシアと戦えると発言しました。
マリウポリを防衛するアゾフ連隊は、アゾフ連隊は戦わずして捕虜になることはないとメディアのインタビューで答えています。
マリウポリの市長顧問は「防衛を続ける」と投降を拒否する姿勢を通信アプリ「テレグラム」で表明しました。ウクライナの部隊をアゾフスタリ製鉄所内に閉じ込めたとするロシア軍の主張を「事実ではない」と否定し、製鉄所から5キロ離れた場所で戦闘が続いていると主張しました。
ウクライナ首相はロシア側が示した期限後に出演した、アメリカ「ABCテレビ」のインタビューで、「兵士はマリウポリで戦い続けている」と強調。「最後まで戦う」と降伏しない考えを示しました。
またロシア側はマリウポリの市街地全域を支配したと主張していますが、シュミハリ首相は「マリウポリは陥落していない」と否定しています。
ドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国軍が、両共和国内に残った市民をロシア側の兵士として強制的に徴兵しています。
ウクライナ人なのにロシアの軍服を着せられ、ウクライナ軍と戦わされます。
またウクライナ軍兵士が大量の投降したとされる映像について、ロシア軍の軍服を着せられている民間人を撮影したものではないかという指摘がウクライナ側から出されています。
スイスのスポーツ大臣が選手だけでなくIOCに対してロシアとベラルーシの関係者(役員、スポーツ選手)も追放して完全排除するようバッハ会長に要請しました。
ブルガリアが国内の港にロシア船舶が寄港するのを停止しました。
ウクライナ最高会議は、侵攻が始まってからウクライナで死亡したジャーナリストは21人に上り、ウクライナ人のほか、アメリカやロシアのジャーナリストも含まれています。
ロシア国防省の発表によると、ハリキウ地域で2機のウクライナのMiG-29航空機を撃墜。またウクライナの無人航空機が、パブログラード地域のプレオブラゼンスコエ村の近くで撃墜され、これでロシア軍によって破壊されたウクライナの軍用機の総数は136に達し、無人機は471に達したそうです。
また朝、10機のウクライナのドローンが一晩でロシア軍により撃墜されたとも報告しています。