ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

ベラルーシのコロナウイルス感染者97万1469人。死者数6885人

2022-04-13 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年4月13日の書き込みです。

 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は971469人になりました。1日の新規感染者数は899人です。また増えました。新規検査数も増えて6885件です。

 死者数は6885人です。

 965446人が回復しました。

 1298万件を超える検査数となりました。

2022年4月13日。ウクライナ侵攻から49日目

2022-04-13 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年4月13日。 

 ウクライナ当局は「野党プラットフォーム―生活党」の党首でロシアのプーチン大統領と親交が深いビクトル・メドベチュク氏を逮捕したと発表し、さらにウクライナ大統領はビデオ演説で「ロシアには(メドベチュク氏)と、ロシアの捕虜になっているウクライナ人との交換を提案する」と述べました。
 メドベチュク氏はすでに昨年に国家反逆容疑で捜査対象となっており、自宅軟禁状態に。そして今年2月に自宅から逃亡したと当局が公表していました。
 しかし、身柄を拘束したと昨日、発表され証拠写真も公表。
 手錠をかけられ、髪の毛ボサボサの写真です。
 ロシア側は、この写真の人物はメドベチュク氏かどうか確認できないとしています。
 見捨てる可能性もありますね。

 プーチン大統領はメドベチュク氏の娘の洗礼父という親しい関係です。(日本の報道では名付け親と紹介されていますが、洗礼父が正しいです。)
 洗礼父というのは、17歳以下の人が洗礼を受けるときに立ち会う男性のことで、宗教上の親ということです。
 生みの親と洗礼父と洗礼母は子どもを通じて親戚のような関係になります。
 昔は平均寿命が短かったので、生みの親が早死してしまった場合、未成年の子どもが成人するまでは洗礼父と洗礼母が洗礼子を養育しました。
 孤児にならないようにする昔の庶民の知恵ですね。
 日本も昔は、乳母や名付け親、烏帽子親などたくさんの大人が1人の子どもの養育に関わっていましたよね。
 現代では平均寿命も延びたので、洗礼父や母が、孤児になった洗礼子を育てる・・・ということはほとんどなくなってしまいました。
 国(一部は民間)が養護施設(孤児院)を作って、そこに孤児を集めるのが当たり前になっています。

 一方で、信仰深い人は、自分の子どもに洗礼を受けさせたいと希望するので、そのとき洗礼父や洗礼母を定めないと、正教会では洗礼自体を受け付けてくれません。
 そのため、親は子どものために洗礼父や洗礼母を見つけないといけないのですが、やっぱり親戚関係になるので、信頼できる人、仲がいい人、信仰心篤い人を友人の中から探すことが多いです。
 そして、メドベチュク氏の場合、プーチン大統領に頼んだということですね。

 この件について続報です。
 メドベチュク氏がウクライナ大統領となぜかトルコ大統領宛にビデオメッセージを作成し、公開しました。
 夫の拘束は違法であり、すぐに解放するよう求めています。
 
 ロシア大統領報道官は、ウクライナ大統領からの捕虜交換の提案について、ありえないと回答しました。
 メドベジュク氏はウクライナ人なので、ロシアは関係ないという考えです。
 メドベチュク氏、ロシア大統領から見捨てられましたね。
 ウクライナ国内の親ロシア派はどのように捉えるでしょうか。


 ロシア国防省は今日、ウクライナ第36海兵旅団の兵士1026人が、マリウポリで降伏したと発表しました。162人の将校が含まれるそうです。
 ウクライナ側は確認できていないそうです。
 このウクライナ兵士が降伏していますという発表や映像はこれまでもたびたびロシア側が発表しています。
 数字などどこまで正しいのかはっきりしていません。


 ベラルーシ大統領は、ベラルーシがロシアの一部になる(ロシア連邦の構成国の一つになる)可能性があるという情報について否定しました。
 ベラルーシ大統領もロシア大統領も「古いやり方で行動するほど愚かではない」とも述べました。
(ロシア大統領はドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国を独立国家として認め、ロシア連邦に入れようとしていますけど・・・。)


 イギリスのメディアは昨日、ロシアがフィンランドとの国境に向けてミサイルシステムを含む軍事装備を移動しているとされる映像を報じました。今年の夏NATO加盟の可能性があるフィンランドを威嚇する目的でしょうか。
 似たようなことを日本に対してしないか心配しています。

 スウェーデンは今年の6月末にNATOに加盟する申請の手続きを始めます。


 イタリアのコーヒーメーカー、ラヴァッツァはロシア市場から撤退、さらにウクライナでの販売も停止しました。
 

 自衛隊の輸送機をウクライナに派遣するそうです。
 駐日ウクライナ大使館からあふれるほど支援物資が届けられているそうなので、それを自衛隊機で運んであげてください。


 カザフスタンでは今年5月9日の戦勝記念日で、軍事パレードを行わないことを決定しました。
 ちなみにカザフスタンでは戦争反対デモをしてもよい国の一つです。


 セルビア大統領は、自国を守るために中国からFK-3防空システムを購入することを決定しました。
 すでにセルビアは、中国からHQ-22-FK-3対空ミサイルシステムを購入しています。