ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2022年4月5日。ウクライナ侵攻から41日目

2022-04-05 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年4月5日。天気予報が当たって、ほとんど一日中雪が降っています。

 ウクライナ大統領は、直接ロシア大統領と話し合う用意ができていると、何度か話していましたが、突然、両国の首脳会議は実施されない可能性もあると、ウクライナのテレビ番組内インタビューで述べました。
 昨日、キーウ近郊のブチャとイルピンを訪問し、市民が大量に殺害されている様子を見た後は、今、停戦交渉は難しいものがあると話していましたが、首脳会議そのものも行われないのでは・・・という考えを吐露しています。

 ウクライナ大統領が弱気になった? 悲観的になった? ロシア大統領の顔も見たくなくなった? といろいろ推察できますが、おそらく、殺害の状況がひどすぎるので、戦争犯罪として立憲したいと思っていて、当然そこにはロシアでえっもウクライナでもない第三者の国際機関が関与してくるので、それまでは犯罪者と平和条約や停戦交渉の話を進めるのはやめておこうか・・・と考えているのでは?と私には思われました。


 ベラルーシはロシアから輸入する天然ガスの支払いをこれからは、ロシア・ルーブルで行うことを決定しました。

 
 レートを大きく下げたロシア・ルーブルですが、侵攻前の水準にまでほとんど戻りました。
 経済制裁が効いていない、ガスの支払いをロシア・ルーブル払いすることに同意する国が意外と多い(そうしないとガスがなくなり困る)ことが理由のようです。
 ただ、ベラルーシの場合、公表されているレートに国が操作した数字を載せていただけ・・・ということがあったので、ロシアも同じことをしている可能性があります。
 つまり表のレートと隠れている本当のレートと2つあるということです。


 EUはロシアからイクラとウオッカの輸入を禁止しました。
 日本政府は高級車などのロシア向け輸出を禁止しました。

 ロシアとウクライナが86人の捕虜を交換しました。


 ウクライナ大統領が、国連安保理での演説をオンラインで行っています。
 演説の冒頭、首都キーウ近郊のブチャで多くの民間人の遺体が見つかったことについて、「テロリストの犯行と変わらない」とロシアを強く非難しました。
 会合では、各国からロシアへの非難の声が相次ぐとみられます(アメリカの国連大使はロシアが国連人権理事会の一員としてとどまるのは「危険」だと述べ、資格を停止すべきだと訴えました。)が、常任理事国であるロシアは拒否権を持つため、安保理として一致した対応をとるのは困難な状況です。
 ・・・とそこへ、ウクライナ大統領は、
「国連安保理はロシアを侵略者そして戦争の源として排除し、ロシアが拒否権を持ち出さないようにしてください。安全保障のシステムの変革をお願いします。他に選択肢がなく、代替案もない場合は、国連安保理そのものが解散してください。」
と述べました。
 国連の歴史に突き刺さるような発言内容です。

 すでに多くの人も指摘していますが、国連の存在意義って今、何なの?とウクライナ大統領は加盟国に問うています。
「安保理が保証しなければならない安全保障はどこにあるのか。安保理はあっても、平和はどこにあるのか。」
ともウクライナ大統領は発言しました。

 NATOについてはフランス大統領が「脳死状態」と表現していましたが、国連も脳死というか、戦後世界の国際機関として、自分で自分を身動きできなくしているように思えます。
 つまり、役に立たないです。
 もし、ここで国連がこの問題をちゃんと解決しなかった場合、ロシア(や中国)がウクライナ以外の国に攻め込んで、民間人を虐殺し続けるのを容認してしまいますよ。
 ウクライナで成功したら、また次の国に侵攻して、同じ方法を採ります。
 それを今、見逃すんですか?
 今のウクライナが、自分が住んでいる国の未来の姿だと想像して、何とか早く解決しないといけないのが国連の役目。
 大量虐殺を容認するんですか? もう21世紀ですよ。
 国連は第二次世界大戦の教訓の下、生まれたはずではなかったのでしょうか。

ベラルーシのコロナウイルス感染者96万5948人。死者数6853人

2022-04-05 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年4月5日の書き込みです。

 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は965948人になりました。1日の新規感染者数はたったの294人です。しかし新規検査数もたったの2608件です。

 死者数は6853人です。最近は死者数がだいぶんと減ってきてうれしいです。

 962824人が回復しました。

 1289万件を超える検査数となりました。