ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

ベラルーシのコロナウイルス感染者97万5566人。死者数6914人

2022-04-20 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年4月20日の書き込みです。

 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は975566人になりました。1日の新規感染者数は605人です。増えてしまいました。ただ新規検査数も増えて13058件です。

 死者数は6914人です。

 967946人が回復しました。

 1305万件を超える検査数となりました。

2022年4月20日。ウクライナ侵攻から56日目

2022-04-20 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年4月20日。ミンスクは今日も一日中雨です。

 マリウポリ情勢は変わらず厳しいものがあります。
 チェチェン共和国首長は、昨日「今日中にアゾフスタリ製鉄所を制圧する。」と宣言していましたが、まだ今日も制圧されていません。
 ロシア側はアゾフスタリ製鉄所にいるウクライナ軍に「○時までに投降せよ。」と連日呼びかけています。
 こんなに何回も繰り返すのなら、期限を設定する必要ないと思います。
 こんなふうに引き伸ばしているとその間にウクライナの援軍がマリウポリに来る可能性が増えるし、最初の締め切りを過ぎたらさっさと攻撃開始をするほうが勝算が高くなるのに、どうしてなのでしょう?
 実はロシア軍も戦闘の準備ができていないのではないかと思います。

 と思っていたら、ロシア軍はアゾフスタリ製鉄所に地下の軍事施設への直接攻撃が可能な特殊貫通弾(バンカーバスター)を使用しているとして、ウクライナ政府側が「子どもたちへの殺人行為だ」と非難しました。 
 

 ロシア側の発表によるとアゾフスタリ製鉄所にいた5人のウクライナ人兵士が投降しました。

 ロシア外務省報道官は、停戦交渉についてウクライナを信用していないと述べました。ウクライナもロシアのことを信用していないと思います。
 交渉決裂かと思っていたら、ロシア大統領報道官は、停戦交渉に関する文書をウクライナ政府に送ったとしています。
 つっまりロシア側はウクライナとの停戦交渉を続ける用意があり、「今、ボールはウクライナ側にあるので、へ園児を待っている。」としています。まあ、どんな内容なのかにもよりますね。 


 ロシアの原油タンカーが修理のため停泊中のギリシャで差し押さえられました。経済制裁の一つです。ただし積み荷の石油70万バレルは差し押さえの対象外だそうです。


 東芝は、ロシアのウクライナ侵攻を受けて、ロシアでの受注や投資といった事業を停止したと発表しました。


 ドイツが戦車を東欧地域(正しくは中欧地域)に送ったとメディアで報道されています。
 ノルウェーもウクライナに武器を供与しました。
 アメリカからも異例の早さで重火器などの兵器がウクライナに運び込まれています。


 ポーランドが国内にあるソ連時代の記念碑3箇所を撤去することを決定。そのうちの一つ赤軍顕彰碑の撤去の様子はテレビで生中継されました。


 ターキッシュエアラインがベラルーシからトルコへ飛ぶフライトを5月31日まで停止しました。


 ベラルーシ国立銀行は貴金属製地金の売買を7月1日をもって終了するという決定を発表しました。
 ただし銀行間での売買は継続するそうです。紙幣の信用がないというか、暴落の恐れがあるので、貴金属が国外に流出しないようするためのこの決定だと思います。


 ウクライナの芸能人や人気ブロガーなど8人が今後50年間、ロシアへの入国を拒否されることになったとロシア当局が発表しました。
 50年間ですよ。今30歳だったら、80歳になるまでロシアに行けないということですよ。


 ロシア内務省は、ウクライナ人戦闘員が民間人のふりをして避難民となり、ロシアに入国しようとしている事例があったことを明らかにしました。


 ウィンブルドン選手権の運営組織はロシアとベラルーシの選手の出場を禁止すると発表しました。アザレンカやサバレンカが出場できなくなりますね。
(二人とも2020年の大統領選挙のときには、自分の意見を発表しなかったベラルーシ人アスリートでした。ベラルーシの代表として出場していますが、ベラルーシに住んでいません。政治に首をつっこみたくないのでしょう。政治とスポーツは別。と線引きしている印象です。しかし、今回結局政治に巻き込まれてウィンブルドンに出られなくなってしまいました。)

 国際音楽コンクール世界連盟は世界3大コンクールの一つ「チャイコフスキー国際コンクール」を除名しました。

 ロシアは新しい大陸間弾道ミサイルRS-28サーマット(SATAN II)をアルハンゲリスク州にある
宇宙基地内でテスト発射しました。結果は成功。
 次々と新しい兵器をお披露目しているようです。
 

 ヘルソン在住で、ロシアの特別軍事行動を公然と支持していたブロガー、ワレリー・クレショフ氏が今朝8時15分頃殺害されました。
 自宅近くの路上で、車に乗っていたところ、銃撃され、頭、体、手など複数の銃槍があったそうです。
 クレショフ氏は政治家キリル・ストレモソフ氏とウラジミール・サルド氏の親友でしたが、この二人はロシア軍を支持していました。そのため、二人はロシアに亡命。サルド氏のアシスタントに当たるパベル・スロボッチコフ氏もすでにヘルソン市内で殺害されています。
 クレショフ氏はヘルソンにとどまり、ロシア軍がヘルソン占領後、ヘルソンの占領警察の長に任命されることを希望していたそうです。 
 クレショフ氏が人種的にウクライナ人だったのかロシア人だったのかよく分かりませんが、多くのウクライナ人からすると反逆行為をしていた人物だったということですね。
 殺人事件としてちゃんと捜査されるのかどうかも分かりません。