電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

山本一力『ジョン・マン(5)立志編』を読む

2016年05月07日 06時38分03秒 | 読書
講談社刊の単行本で、山本一力著『ジョン・マン~立志編』を読みました。シリーズ第5巻となる本書は、奥付を見ると、2015年の6月に刊行されているようです。前巻を読んだのが2015年の1月ですので、1年以上の間があいてしまっていますが、なんとか流れを思い出して読みました。要するに、前巻がホイットフィールド船長の家にお世話になりながら、小学校で基礎的な勉強をする話でしたが、本巻はフェアヘブン船員学校に通う話が中心です。



厳格だが愛情深いホイットフィールド船長と新妻アルバティーナ、メイドのデイジーと夫のチャンス、そしてジョン・マン。フェアヘブン船員学校では、学友たちから一目置かれる存在となり、信頼と友情をかち得ます。ホイットフィールド船長は、新しい捕鯨船に乗り組む契約を結びますが、ジョン・マンは樽作りの職人のもとに住み込み、働きながら学校に通うこととなります。この樽作り職人というのがハシーという男で、腕は良いのですがケチで偏屈で、奥さんを事故で失ってからはなお一層ひどくなったという状況。ジョン・マンは、ここで辛抱しています。



うーむ、なかなか次巻が待ちきれない状態ですが、第六巻の発表まではまだもう少し間があるようで、残念でもあり楽しみでもありますね~(^o^)/

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