電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

カスタマイズしないという流儀

2013年01月08日 06時01分15秒 | コンピュータ
コンピュータのソフトウェアについて、一時、徹底的にカスタマイズすることが流行したことがありました。ワープロ専用機に対するパソコンの優位性として、よくカスタマイズできることが挙げられたものです。テキストエディタやワープロソフト、あるいは表計算など、常用するソフトウェアを使いやすくするという名目で、キーバインドを変更したり、各種マクロを登録したりすることを意味しました。

ところが、その当座は便利に使っていても、機械は壊れますし、アプリケーションもOSも変化し交代していきます。ある時代のあるツールの流儀が、別のツールでも使えるとは限らないために、長い目で見ると、いろいろと不都合が起こってきてしまいます。

結局、何もカスタマイズなどしないか、あるいは本当に必要な最低限の変更にとどめる方が、別のコンピュータやソフトウェアに乗り換えるときにも、スムーズに移行できるようです。徹底的にカスタマイズしていると、その分だけ移行先での環境構築に手間がかかります。できるだけお仕着せのまま使うのが一番労力が少なく、無理もかからないようです。

コメント (2)