電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

Windows11にMS-Works99をインストールしてみた〜実用的な意味は

2024年07月14日 06時01分18秒 | コンピュータ
少し前に、親知らずの抜歯手術のために入院することになり、携行品の確認の参考にしようと、過去の出張時携行品チェックリストを探したところ、MS-Works のワークシートでした。LibreOffice Calc では表形式は再現できましたが、文字化けして意味不明。そこで、試しに Windows11 に MS-Works99 をインストール(*1)し、CSV 等の形式で保存することにより、Libre Office Calc で読み込むことができました。

それで一応目的は果たしたものの、だいぶ昔、1990年代の「便利だった」記憶を今の時代の観点から確かめてみようと、MS-Works99 の動作確認をしてみました。その結果は;

  • (ワープロ) フォントの種類が500種類を超えていると警告が出るが、文字入力はできる。MS明朝、同ゴシック、P明朝、Pゴシックは当時のメインだったが、HG創英角ポップ 等、他のフォントも使えるようだ。
  • (ワープロ) クリップアートを使ってみたが、ClipArtGallery が読み込み専用で開けないとメッセージが出る。
  • (ワープロ) デジカメ画像を貼り付けようとしたが jpg 画像は受け付けず、ビットマップでないと駄目なようだ。
  • (表計算) 日本語入力で入力し Enter しても下のセルに移動せず、そのままの位置にとどまる。数字の場合は TAB キーで右に飛ぶ。矢印キーは動作する。
  • (データベース) 表形式の入力は表計算とほぼ同じ。フォーム形式で使用できる画像がビットマップに限定される。
  • (共通) 既存のWorksデータを読み込み、CSV 等の形式に変換して別のツールに移行する手段としては使える。

といったところでしょうか。

当時としてはコンパクトなツールとして便利に使っていましたが、現在の目で見ると、機能的にも表現力の面でも不満が大きいと感じます。およそ四半世紀を過ぎて、LibreOffice を普通に使える現状では、日常的に使うようなレベルではないと言えます。昔、作成したデータで今すぐに使いたいというものがあるとき、データ変換の手段として使うことはあり得る、というくらいの考え方でちょうどよさそうです。

(*1): 現役当時の出張時携行品リストを再確認し入院準備~「電網郊外散歩道」2024年6月


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