電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

山形弦楽四重奏団第46回定期演奏会が近づく

2013年01月12日 06時01分54秒 | -室内楽
山形弦楽四重奏団の第46回定期演奏会が近づきました。今回は、全曲演奏を目指すハイドンのほか、白鷹町出身で若くして戦没した作曲家、紺野陽吉の生誕100周年記念として、弦楽三重奏曲、そしてベートーヴェンの第15番というプログラムで、当地の地元新聞にも大きく取り上げられ(*1)、注目度はかなり大きくなっております。

作曲家の作品は、演奏家に取り上げられ、演奏されてはじめて聴衆に伝わり、受け継がれていくものだということ。そのことは、言葉の上では理解できているつもりでおりましたが、山形弦楽四重奏団の第一ヴァイオリン奏者の中島さんの記事(*2)などを読むと、痛切な思いを伴って感じられます。故佐藤敏直さんの手書きの楽譜を探し出すときの奥様のお気持ちも、きっと同じだったのだろうと推測するあたりも、まさにその演奏会に立ち会っていていた(*3)だけに、たいへん共感できるところです。

ベートーヴェン後期の15番とハイドンについても、山Qメンバーそれぞれに期するところがあるようで、定期演奏会を前に、気合が入っている(*4,*5)ようです。楽しみです。

私も、万難を排して出かけるつもりでおります。新聞記事の影響で、置賜地方のお客さんが多くなりそうな気もしますし、これは前売券を入手しておかねばなるまいと、本日は某富岡楽器に出向く計画を立てております。


(*1):山形新聞1/6に記事が掲載されました~「らびおがゆくVol.3」
(*2):作品を残す~「中爺通信」
(*3):山形弦楽四重奏団第29回定期演奏会を聴く(2)~「電網郊外散歩道」2008年12月
(*4):山形弦楽四重奏団第46回定期演奏会近し~「茂木日誌」
(*5):山形Q練習46-Vol.10~「東の散歩道」
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